5000メートルの世界

そうこうしているうちにお昼ご飯の時間になる。
話をする。
写真をとる。
プリントをする。
で、ご飯も食べなければならない。
27時間じゃ足りないぐらいだ!!

食堂車に移動する。
ガイドのトウさんはこの3席です。
と確保した席を教えてくれる。
列車はほとんど中国人が乗車しているんだと思うけど、食堂車を使っているのは外国人が多かったような気がする。
とにかく混みあうから個人の旅行客はこの食堂車を使うのは難しいのではないだろうか。。。




種類はもっとたくさんあったけど、だんだんきちんと写真を撮らなくなっている!!
プラス、ピンボケ写真も多かった!

食事は毎回中華だったが、内容は少しづつ違っていた。
味は悪くない。
よく列車の中でこれだけ用意できるなあと感心してしまった。
omi的にはこのようにいろいろなものを用意してもらわなくても、麺があれば十分だったんだけど。。。

食堂車の一角に売店があって、そこで青蔵鉄道と文字がはいったポロシャツが売られていた。
青と黄色。
なんで白とか黒がないんだ??
でも記念ですからね。
一枚買ってしまった。
50元。


自転車の旅をしている人がいた!
画面を大きくすると、なんとこっちの列車の写真を撮っていた!
双方で写真を撮りあっている!!
この人、誰かわかればこの写真送ってあげたいです!





今度はヒツジだ!

この地点はまだ4500メートルぐらいだ。
このヒツジ達、放牧されているのだが、4500メートルの高地でこのように放牧をしていることが驚きだった!


晴れてくると雲がすぐ近くにあるのがわかる!
本当に世界が違うんだ!

お昼がすむといよいよメインの5000メートルだ。
だいたい3時ぐらいに世界で一番標高の高い場所にある駅を通過するらしい。

写真の腕はともかく枚数を撮っているomiは列車の中で、みんなに声をかけてもらった。
『あそこに○○がいる。』
でも時すでに遅しってことが多かった。

あのカップルのおにいちゃんまでもが声をかけるようになっていた。
一度なんか駅に停車した時、おにいちゃんが
『外にでよう!』
って誘ってくれた。
え??
外に出られるの?

で、半信半疑でついていこうとしたら、すでに外にでたおにいちゃんは駅員に怒られていた。
怒られるっていっても中国語だからねえ。


14時ごろ、列車はトト河駅に到着。
標高4500メートル!
ここは揚子江の源流が見える場所だ。
下の乗客の写真はSが撮ったもの。
この駅の構成からみて乗降客はすべて軍人じゃないかなあ。。。
下の右の写真。
そういう駅にしてはしゃれた看板だ!

この駅では軍人さんしかみなかった。
ホームにはパトカーがあったし!
軍人さんが手を振ってくれている!
のどかだ!

下の右の写真は町の様子。
国旗が見えた。



これはSが写した写真。
レゴの列車みたいでかわいい!!










トト川駅の近くはモニュメントが多い!

左の写真は、列車の中から撮ったもの。
うまくいって文字が読めた。

(これは決して中国語がわかるということではない!)

でも漢字って便利だ!
なんとなく意味がわかるところもある。

なんで、この揚子江源流=トト川駅=軍って結びつくのかよくわからないけど、とにかくあの大きな揚子江のはじまりはこんなになっているんだ!

因みに揚子江の下流は上海の近くでみたことがある。
まるで海のようだった!

中国の広さを感じる!




3時ちょっと前に添乗員のTさんがもうすぐ一番高い場所にある駅を通りますと教えに来てくれた。
この頃になると山の雰囲気がまた違う。
本当に高い山って感じがするんだ!





そしてついに電車の電光掲示板が高度5074メートルを示した!
5000メートルを超えた!!!
みんなサインの写真を撮っていた!!




5000メートルの表示がでた直後の写真!
神々しい!!



5000メートルを超えた場所にバイクだけがあった!
誰が乗ってきて、その人はどうしたんだ!!!
場所が場所だけにミステリー!!


左は車の車輪の跡。
5000メートルの世界ではなんでも話題になる!
なんでこんなところでこんなに車、走らせているんだ?

右。凍った水溜り。一応川が続いている。




この写真は今回の旅行の中でもっとも気に入っている写真のひとつ。
想像するに郵便やさんじゃないかと思うんだけど、花がデリバリーのものなのか装飾なのか。
この写真だけで物語になりそうだ!!




5000メートルの表示の40分後。(写真に時刻の記録がされているので、すごく便利なんだ!)
また景色はぱっと変わった!!
大きな岩の山だ!
なにか西部劇にでてきそうな風景だ!
思わず
アメリカにも行ってきました!
って言おうかなあと思った!




一番高いところにある駅はどうも寝台のベットがある方に駅があるらしい。
そこでSと中段に上ってカメラをスタンバイさせた。
しかし見逃したんだな。
Tさんもアドバイスがよくなかったと謝りにきてくれた。
本当に添乗員さんって大変ですよね。
写真は撮るけど、そこまでのこだわりのないomi.
なんでも撮れれば満足なんだ!






線路際で作業をしている人達は列車が通ると手を振ってくれることが多かった。


この人達はどこに行くのか?
と思って写真を拡大したら、写真の上の方にたくさんの人が作業している姿が写っていた!



Sと廊下側の椅子に座っていると3姉妹の妹がスイカを持ってきてくれた。
これは車内で売っているカットされたスイカだ。
あまかった。
実はきゅうりもこの3姉妹からいただいた。
きゅうりは味見だけをさせてもらってあとはSに食べてもらう。
こんなことまでSにお世話になった。。。
きゅうりの味がした。
しかし汽車できゅうり丸かじりするとおいしいんだなあ。。


これはちょうど4時の写真。
いっぱいの緑の草が登場してきた!
ヤクが草を食べている。
1時間でこんなに風景が変わるんだ!


途中、列車の音楽が聞き覚えのある曲になった!!
なんと出発の前日まで見ていた韓国ドラマ、フルハウスのタイトル曲だった!
こんなところでこんな音楽聴けるなんて!
韓国ドラマってすごいですね。


これはカップルが食べていた御菓子。
左はヤクの干し肉かなあ。。
ひとつもらえばよかった!

西寧からもってきた水がなくなったので、車内で買おうと思った。
ちょうどその時、隣のボックスの人に声をかけられた。
この水をもってここのポスターの前に立ってください。
車内のベッドの仕切り壁のところに大きなポスターが貼ってあって、なんでこんなものを貼るのだろうと思っていた。
声をかけられた時に、車内の人に出演してもらって、水のコマーシャルを作っているんじゃないか??と勝手に考えたんだ。

これでチベットで女優デビューか!!!



もちろん写真を撮ってもらって、さらに自分のカメラでも撮ってもらった。
その写真を帰ってきてからちゃんと見たら、女優どころの騒ぎじゃありませんでした。
なんで髪がぼさぼさなんだ!!
せっかくの芸能界入りのチャンスを逃すomi!
S,あんたは平気だったわよ!
チベットで女優になるチャンスがまだあるわ!

カメラマンのおねえさんはすごくいいカメラを持っていた。
あのカメラも気になっていたんだ。
撮影が終わると水を一本もらえた。
とりあえずラッキー!!!


アムドの近くの風景。
石かレンガで作られている家には電線がのびていた。

列車からは大きな(といっても標高4000メートル以上としては)街がみえはじめた。
集落というよりもちゃんとした街だ。
安多(アムド)だ。


ここもまだホームに降りることはできない。
標高は4700メートルだ。
ここでは乗降する客がおり、駅も立派だ。











標高4700メートルにこんなに大きな町があり、ここで暮らしている人がいるということが感動だった。
どういう人がどういう暮らしをしているのだろうか。


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