市内へ ケリムジャンヨグァンはソウルの繁華街ミョンドンにある。 空港からはバスで約1時間だ。 ターミナルをでたらミョンドン行きのバスがそこにいた。 Mと一緒だとバスまですぐに来る!! バスに乗り込むMとomi。 荷物は前の荷物置き場におき、後ろの方の座席に座る。 空港をでると高速にのるので、運転手さんは アンジョンベルト と指示した。 しかしだ。 このベルトをさっとすることができない!!! こっちでもない、あっちでもないと一苦労した。 (これは降りるときも同じ!!!!) バスは夜の高速を市内に向かって走る! 漢江にでてしばらく川沿いに走る。 漢江にはたくさんの橋がかけられているが、ひとつひとつのライトアップがものすごくきれいだ。 そのたびに感激するomi. 途中ヨイドの付近ではライトアップした国会議事堂も見えた。 ソウルに来ても、夜歩くことはなかったので、この夜景ははじめてだ。 夜にソウルにはいっても車窓の眺めは最高です! ヨイドを過ぎるとソウルタワーが近くなる。 旅館はミョンドンなんだが、南山よりでもある。 よって南山にあるソウルタワーが見えると、降りる場所が近づいてきているということだ。 市内にはいるとバスは一度ぐるっと街中を回る。 その間にバスストップがいくつかあるんだが、そのひとつのバスストップでバスを待っていたお客さん。 どうやら違う場所でバスを待っていたらしい。 なんと、運転手さんがこのバスに乗らないこの人たちのためにわざわざバスから降りていろいろアドバイスをした。 まず、 『日本語わかる人いますか』 って運転手さんは乗客に呼びかけた。 まあ日本語だけわかるんじゃなくって、正確に言えば、日本語と韓国語だ! Mに行ってあげればっといったら、Mは 『あの人たち日本人じゃないよ』 って言った。 M、大正解です。 どこでドウ違ったかわからないけど、運転手さんは次にいった。 『インドネシア語がわかる人』 そんな語学の塊のような集団がこのバスに乗っているとはとても思えない。 するとまた言った。 『英語は?』 するとひとりの人が前に行った。 で、どうなったか。 結局、運転手さんはお客さんでもないこの人たちのためにタクシーをひろってあげました。 すごすぎる!!! 日本では絶対に見られない光景だ。 やっばり韓国ね。 親切だわ! バスは市内をまわるとミョンドンのセジュンホテルの前に着いた。 降りることを知らせるには窓の上にはってあるひもをたぶん引くのが、今回もそれがよくわからなかった。 Mがみんな降りるから大丈夫よと言ってくれたんで心強い! 実際Mの言うとおりかなりの人がここで降りた。 バスをおりるとMは運転手さんに、帰りもここから乗ればいいのか聞いた。 ひとりじゃこういうことはできません!! ケリムジャンヨグァン ケリムジャンヨグァンの行きかたはソウルナビにでていた。 一度、ミョンドン駅がある地下街にはいり道路を渡る。 プリンスホテルの横の道をはいっていくと看板もでているし、小道に入る前に旅館が見える。 ここの旅館を見つけたMはまず口コミがよかったということをあげた。 小さな入り口をはいると受付があって、おじさんがでてきてくれた。 応対は全部Mにまかせたんだが、ここのおじさんは実は日本語がとてもおじょうずだ。 よって泊まる人のほとんどが日本人だという。 Mが名前をいうと3階の部屋に案内してくれた。 別々の部屋を頼んでおいたのだが、omiの部屋の方からソウルタワーが見えた。 ケリムジャン旅館の部屋にはテレビと冷蔵庫がついている。 3階の部屋からはソウルタワーが見える。 Mによると今年はサンチュンニョン(双春年)といって旧暦の1月から1月までを太陽暦に合わせると、立春が2回ある年になっているそうだ。 これは1200年に1度で結婚などによいめでたい年だという。 このサンチュンニョンのために、今年は暖かいのだという。 不思議とこういうことはあたるらしい。 ただいくら暖かい年といっても東京よりは寒さのきびしいソウルだ。 長い間窓をあけておくことはできない。 夜景を見せてもらって窓を閉める。 窓は二重窓になっていた。 部屋はオンドルのふとんの部屋だ。 冷蔵庫とドライヤーは部屋についていた。 お風呂場とトイレが一緒で、換気扇がない。 難点は換気扇がないこととお湯の出が悪いことかな。 でもはっきりいってこれくらいはなんとかなってしまうものだ。 このケリムジャンヨグァンに、また泊まってもいいなあと思うのは、おじさんがいいということ、あとは夜中は建物の入り口にしっかりくさりの錠がしてあって安全ということだ。 だから女性のお客さんも多かったんだと思う。 Mは案内をしてくれたおじさんにKBSのことを聞いた。 おじさんは予約がなくっても大丈夫なのかなあと言っていたみたいだ。 で、KBSのことをネットで調べてくれるという。 調べてくれるっていってもMがいるからその結果がわかるんだわ! |