北京市内観光

タクシーはドアマンのおにいさんに頼むとすぐに手配してくれる。
おにいさん達は少し日本語もできるし、英語は完璧だ。
なのに無理をして中国語で話そうとするomi.
『ウオーシアンチー(私は行きたい)』
と言って、赤く線をひいてある道をさす。

するとおにいさんは自分じゃわからないからコンシェルジェに聞いてくれという。
ここで、中国語は脱落する。
『だから』
と日本語でいい、
『アイウオナユーズジスロード』
英語で説明する。
おにいさんはタクシーで観光をしたいことを理解してくれた。
で、ドライバーにそれを伝えてくれる。
本当にこのお兄さん達、何度もお世話になりました。

長富宮飯店からまず北京駅へ。
ホテルの近くには昔の天文台があって、その壁の上には機械が見える。
一応、ここも観光スポットなんだが、ちょっと行く時間がない。



omiはいつかは北京駅から汽車に乗って旅行をしたいと思っていた。
しかしそれはちょっとかないそうもないな。
せめて駅舎だけでもみておこう!!という感じだ。
北京駅はやはり首都の駅だけあって大きくて立派だった。



前門東大街を前門駅付近まで行く。
左手には昔の北京駅の駅舎がある。
今はショッピングセンターになっているようだが、Stationと書かれてあった。
この駅舎は大連のロシア人街にあった建物に感じが似ていた。
中国というよりもヨーロッパのような感じのモダンな建物だ。



前門から天安門広場の横を通る。
ドライバーのおじさんはまったく日本語ができないんだけど、中国語で一生懸命に説明してくれた。
しかも見所の場所は車をゆっくり走らせてくれた。
ものすごく親切なおじさんだった。
おじさんは時々、車を路肩に寄せて、赤い線がはいった地図を確認する。
この通りじゃなくってもいいけど。
と言いたかったけど、それが中国語でいえない。



天安門広場はめちゃくちゃ大きかった!!
ここは歩くのは大変だわ。



天安門広場の前の長安街にはいる。
毛沢東の絵が掲げられている天安門を見る。
メインの通りなのにおじさんはここもゆっくり通ってくれた。
おかげで何枚も写真が撮れた。


上の写真は午後からオットと息子達が市内観光をした時、次男が撮った写真。
omiが作った地図を渡したにも関わらず、それを使わなかったことがこの写真で判明された!
天安門の見え方が渡した地図で写せる角度と違うでしょ!

中山公園と故宮の横を通り車は北に走る。
この辺りの道は中国らしい情緒があふれる道だ。


おじいちゃんが言ってくれた。
『北京の人口は今何人ぐらいか聞いてくれ。』
そんなこと聞けっこないじゃない!!!!
それまでのしどろもどろの会話聞いててわからないかなあ!!


景山公園の横から鼓楼までまっすぐ北に向かう。
実はこの道だけは一度通ったことがある。
チベットに行く時に北京で待ち時間があったので、ひとりでタクシーに乗り、フートンまできたんだ。
その帰りにここを通った。
その時のドライバーのおにいさんがこの鼓楼の写真を撮れ撮れと言ってくれた。




左の写真の赤丸が右のような屋根飾りになっている。

おじさんは道の途中とまって、右がチベットの事務所みたいなところをさし、何かを説明した。
そして、左側は地図をさしてくれた。
そこは宋家三姉妹の次女の慶齢が晩年住んでいたところだった。
孫文の奥さんになった方だ。
ここは一度訪ねてみたかったんだけど、まあ周りの雰囲気は感じられた。

ここで中心部を抜けてまっすぐ北上。
オリンピックのメインスタジアムに向かう。
どうしてもおばあちゃんが見たいという。
しかもそこで写真を撮りたいとも言う。
そんなにうまくいくのかなあ。。。。

郊外に抜けるとドライバーは車を飛ばした。
なかなか考えてくれている。
オリンピックメインスタジアムは中心部から30分ぐらいのところにあった。
この日は1月1日で、車の渋滞もなかった。
メインスタジアムの近くの駐車場にはバスが止まっていた。
どうやら観光バスらしい。
みんなが歩く姿が見える。

おばあちゃんは車を止めることを要求。
すると道路のわきに乗用車がとまって写真を撮ったりしている場所があった。
そこに車を止めてもらい、写真を撮る。
車を止められるところがあってよかったです。。。。。






オリンピックメインスタジアムはまだ工事中で近くまでは行くことができなかった。
今年の夏はここに世界中の人が集まるんだ!


帰りはひたすら南下して王府井まで入ってもらう。
グランドハイヤットホテルでおろしてもらいたかったんだけど、それがまた通じなかった。
隣接する東方広場でタクシーを降りる。

全部で102元プラスチップでした。
このおじさん、本当によかったです。
これからオリンピックにかけてこういう観光客が増えると思う。
いつもこのように親切にタクシーに乗せてもらえると本当に北京の印象がよくなるでしょうね。


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