バチカン美術館

3日目。
さすがに目がさめるとシャワーだ。
この日も前日と同じように7時に食事。
食事が終わったらすぐにでかけなければならない。
バチカン美術館とサンピエトロ寺院、そしてサンタンジェロ城に行く予定だ。
バチカン美術館は混んでいるときは2時間待ちらしい。
8時半のオープンの時間にはもう並んでいたい。
ということはやはりできるだけはやくことをすませなければならない。

コルネリア駅までは前日とまったく同じように行動。
この日の行動はちょっと余裕をもたせてある。
休みながら行かないとばてるでしょ。

ホテルの近くのバス道路にでてわかった。
この日は平日で前の日は休日だったんだ。
交通量がまったく違う。
車が渋滞しているのを見て、
やっぱり歩こう!!
と思う。

駅の入り口では無料の新聞を配っていた。
ソウルでもこういう新聞を配っていたなあ。
一部もらってみる。
前の日同様、チケット売り場でワンデイチケットを買おうとする。
すると売り場のおねえさんは言った。
マシーンを使ってください!
でもここってチケットって書いてあるじゃない!

売ってくれてもいいと思うんだけど。
とイタリア語で(英語でも)いえないので、券売機に向かう。
こういう時に息子は役にたつ。
なぜかこの世代って機械に強いんだわ。
息子は言った。
『とりあえずお金をいれてみよう。』
で一日チケットのボタンをみつけるとそこを押した。
見事に一日チケットゲットです!!


地下鉄も3回目になるとなんとなく要領がわかってくる。
なぜか鉄柵をくぐってみんな近道をしているんだ。
この柵は何のためにあるんだろう。。。
で、omi親子も同じように柵をくぐる。
朝から運動量が多くなる。

地下鉄は終点から2つ目なんですいていた。
しかも美術館の駅までは3つ目だ。
ガイドブックには美術館はおりたら標識の通りに行けばいいと書いてあった。
それを期待して、地下鉄の駅から出る。
ところが、なんと標識がなかったんだ。
また地図を頼りにすすむ。
途中、日本人を見つけた。
こっちで間違えなし!!

美術館の入り口が見える。
列はまだそんなに長くない。
この分だと入り口があけば、そのままはいれる感じだ。
やっぱり朝はやく来てよかった。
後ろに並んだのはやはり日本人。
ここでは日本人が多かったなあ。

この日は朝から快晴だ。
なのに、前日の雨のためにかさまで袋にいれてきたomi!!
重たいカメラにさらに傘2本だ。
空は真っ青だ。
待っていると空にかもめが舞っていた。
ローマの町なかにはカモメが多い。
このカモメが朝日をあびて飛んでいる姿がとても美しかった。
空にカメラを向けるomi
周りの人はなんでカモメの写真をこんなに撮るのか。。って感じだった。

8時半をすぎた。
列は動かない。
後ろの日本人が
イタリア時間なんでしょうかねえ
とか言っている。
しばらくしてようやく列が動いた。
手荷物検査のあとチケットを買う。
大きな荷物は預けると書いてあったが、カメラバックぐらいだったら大丈夫だ。

ここは本当に大きくて、ちゃんと見ようとすると一日じゃ足りないらしい。
よって目玉のシスティーナ礼拝堂をめざす。
まずはどこも見ないで中庭にでる。
この中庭、晴れているサンピエトロ寺院も見えてなかなかいいです!!


この時はまだ普通のサンピエトロ寺院。

何時間か後にはここまで歩くことを予想することもできないでいる。。。。






これめざすシスティーナ礼拝堂にある最後の審判。
システィーナ礼拝堂では写真を撮れないのでここに絵があったのがラッキーだった!!


中庭はこんな感じで広がっている。

そこで写真を撮り、係員に聞く。
システィーナ礼拝堂はどっちですか?

その方向に行くが、とにかくだ。
システィーナ礼拝堂にこだわらなくてもここの絵画ってすごすぎるんだわ。
しかも廊下いっぱい天井いっぱいにかかれている。


売店もあちこちにある。

息子は言った。
『ずっと天井を見ているから首が痛くなるわ。下にも描いてくれればいいのに。』
この美術館はこれだけの絵をそろえているけど、そのほとんどは写真OKだ。
もうしわけないぐらい写真をとらせてもらった。





途中、フラッシュはだめ!っていうところもあるが、それでも、それはごくごく一部だ。
システィーナ礼拝堂には最短距離で行ったと思う。
しかし1時間はかかった。
しかも到着した時は大勢の人が中にはいっており、まわりにめぐらされている長いすにすわって最後の審判を見ていた。
ここは礼拝堂なので写真は撮れない。
しかもとってもきびしかった。
場内がざわざわとしだしたら、係員が突然大きな声で
『Quite Please』
と叫んだ。
隣で叫ばれたのでびっくりしたomi.
因みにomiは何もしゃべってませんでした!!!

このシスティーナ礼拝堂に来るまでにはかなりの体力が必要だ。
ここから出口に向かう。
途中、カフェテリアがあったので一休みする。
中庭で景色をみながらお茶が飲める。
息子はパンを食べた!!


カフェテリアのおばさんは感じがよかった!!

出口の近くにポストオフィスの標識がでている。
ポストオフィス!!
ここには行かなければ。
若かりし時、サンピエトロ寺院のテラスで12時の鐘がなり、それとともにバチカン郵便局がお昼休みにはいり、念願だったバチカンからの絵葉書が送れなかったomi.
とうとう郵便局ゲットです!!

前の日に絵葉書を作成しておいたんだが、それが何枚になるか数えてこなかった。
窓口にもっていくとおじさんが数えてくれた。
おじさんには言った。
『ここから絵葉書を送るのが夢だったんです!』
なにを言っているのか。。って思われたかも。。。
おじさんはこの一言で絵葉書の枚数を数え間違えた。
切手が一枚足りなかったので買い足す。
omiが切手を一枚ずつにして息子が絵葉書にはった。
何人かの人にだしているけど届くかどうか、、、
ちょっとしたかけでもあるわ!

美術館の最後にある螺旋階段。

外にでるとさぞや入り口の列は長くなっているだろうと思った。
そのなが〜〜い列の写真を撮ろうと思っていた。
なのに、まったく列がなかった。。
ことごとくガイドブックと違う。
ってことはだ。
12月はじめのオフシーズンって旅行にちょうどいいのかも。



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