今週のomi家


2004年8月30日


 長男は引っ越した。(詳しくはomi家引越し編で読んでください)

「立つ鳥跡を濁さず」なんてどこの言葉か。。。引っ越したあとの彼の部屋はめちゃくちゃだ。そうじをしたらコインだけで1000円分ぐらいごちゃごちゃとでてきた。500円玉が2枚ではない。1円玉などを含めてだ。昔集めたカード類、今までもらった年賀状など全部机の引き出しにそのままにしていってくれた。床に散乱している紙類。それをのぞいたら、やっと何年ぶりかで床が見えた。今度帰ってくるときにそうじさせればいいのだが、この部屋は次男が使うことになっている。(彼もはじめて自分の部屋をもつのです)次男の荷物をここに運んで、食卓に散乱している韓国の本を整理しないことには健常な日常生活を営むことはできない。次男にも自分の荷物を片付けろと言った。彼は堂々と言った。

「無理だよ。オレO型だもん」

そんなことを言ったら、我が家は全員O型なんだよ。A型のメンバーがひとりでもいてくれたらと思う日々だ。

ベルギーにいるTO子が退院した。順調な回復ぶりだ。もう何回もメールが届いている。私達が送ったお花の写真まで送ってきてくれた。

海外にお花を送ったことは何回かあるが、今までどんな花がついているのかわからなかった。今回は日本人が日本人にむけて送った花だからこのような生け花のようなアレンジにしたのだろうか。ちょっとおもしろかったので、TO子に断ってomi家に写真を載せることにした。ついでに彼女の家に実ったオリーブの写真も載せることにした。ちょうどオリンピック開催中だし、こういうのを旬のものっていうのだろう。私はオリーブの実をはじめて見た。それもベルギーからの写真なんてちょっと感激ものだ。

TO子、退院したばかりなのにいろいろとありがとう。

 保育園の0歳児クラスの子供達の中にも人間関係はある。TUちゃんという男の子はとびきりの甘えん坊で、しかもより若い女性に抱っこしてもらいたがる傾向がある。TUちゃんの大のお気に入りはアルバイトにきている20歳の女の子だ。しかしTUちゃんには本人が知っているかどうかわからないがライバルがいる。先日もTUちゃんがまた彼女にべたべたしていたら、SOちゃんという男の子がものすごいまなざしでその様子をじっと見ており、何もいわずに下を向いて部屋をぐるぐるとまわりはじめた。何かすごいものを見てしまったと思った。まだ1歳になったばかりでですよ。これが人間の本来の姿と思うとちょっと恐ろしい。

木曜日のアンビリバボはカブレラストーンだった。こんなことを突然書いてもなんのことやらとなってしまうけど、このカブレラストーンというのはものすごくおもしろい。ペルーで発見された石なのだが、恐竜と人間の絵がかかれているのだ。恐竜の発見というのは19世紀になってからで、その姿がわかってきたのは最近のことである。ところがこの石の絵は何千年か前に書かれていたのだ。(正確な数字を忘れました)要はどうしてこの絵を書くことができたかということだ。このような説明のつかないものをオーパーツというが(前にも書いたかもしれませんが)ピラミッドにはじまり、沖縄の海底遺跡まで世の中にはたくさんのオーパーツが存在している。これらのものをもし解明することができたら人間の歴史がかわるかもしれない。これだけでわくわくする。今回の番組で紹介された淺川さんという方は会社をやめて自分カブレラストーンを調べているそうだ。うらやましい人生だなと思う。もし興味があったら淺川さんのホームページにアクセスしてみてください。イカ(ペルーのまち)のカブレラストーンはちょっと感動します。

http://www.y-asakawa.com/

次男は毎日あきることなく遊んでいる。少しは頭を使えといったら、

「テトリスでもやるか」

といってくれた。今日、金曜日は夏休み最後の部活だ。出かける前に友達に電話していた。なんで友達が来るかどうかチェックか。それは何十冊にも及ぶ漫画を今日、持っていって友達が来ないとたいへんだからだ。

「友達にそんなに漫画を貸してもいいのか」

友達は医学部志望なので、勉強しないと。(ひとごとではないけど)

「貸すんじゃなくって返すんだよ」

みんな勉強しろ!!勉強を!!!! 大変なのは親だけです。

オリンピックが終わる。オリンピックっておもしろいからテレビを見るけど、疑問もある。オリンピックというのは先進国のものになっているからだ。お金をかけてサポートできる国がメダルをとる。そういう国どうしで競争する。でも能力があっても参加できない人がどれほど世界中にいるのだろうか。国が力をいれればメダルをとれる範囲に届く。選手もその国の人もいいが、でもオリンピックを知らない人の方が世界中には多いということも忘れてはならない。もっと世界中の人が公平にチャンスが与えられる方法がないのかと思う。もうひとついつも思うことは日本のテレビは日本の選手のことしかやらない。これってあたりまえだと思っているが、ひょっとしたら放映の仕方が違うのではないかとも思う。世界中の選手のいい競技をいっぱいやれば、私たちの興味の幅がひろがるのではないか。これもスポンサーとかまた利権のことにからんでくるのかもしれないけど、もしスポーツを追及していくのなら、やはり放送の仕方が違うのではないかと思う。まあ私はこの放送形体でも喜んでみていますが。

金曜日にMから電話がはいった。そうだ。8月末に東京に来るって言ってたっけ。すっかり忘れていた。今回は娘のSちゃんも一緒だ。彼女は我が家の長男Tと日本人学校の低学年で一緒のクラスだった。ものすごく美人になっていて上品で、このようなお嬢さんと息子が机を並べていたなんて申し訳ないぐらいだ。このSちゃんの弟は今、高校3年生なんだけど、ものすごいハンサムボーイだ。昨日、チャンドンゴンのドラマを見ていてはっと気づいた。彼はチャンドンゴンをもっとシャープにした感じだと。この話しを2人にしたら否定してたけど、私は絶対にそうだと確信している。Sちゃんは今年の夏は東北のお祭りを制覇したそうだ。頭よし、性格よしのこの美男美女の姉弟に私はものすごく期待している。自分の子供にこれほどの期待をもてないことがちょっと悲しいが身近にこのような若者がいるというのは嬉しい限りだ。「Y君、来年は東京の大学に来るんだよ。」とあくまでも自分中心の私は願っています。

シンスンフンのCDを買った。HMVのネット販売を使ったのだが、ものすごく便利でしたね。HMVから配達手配すみました、というメールがはいってきて、翌朝、荷物の追跡で今、どこまできているのか見たら、もう配達所をでて、我が家に配達途中だった。代引きでお願いしたし、家から一歩もでなくてもCDが安く手にはいるのが気に入った。世の中便利になったものだとつくづく思う。

特報―10月2日からMXテレビで流星花園(台湾ドラマ)をやるそうです。





今週のomi家



2004年8月23日


 オリンピックがはじまった。そのため長男はまた引越しを延期している。毎晩テレビにかじりついているのでやたら詳しい。しかも日本ががんばっているので、夜中に

「よっしゃ」

という掛け声までかかる。えらく迷惑だ。反対に次男はほとんどオリンピックを見ない。朝起きて、

「日本がメダルとったよ」

というと、テレビでダイジェストをみてそれで終わりだ。こちらはえらくさっぱりしすぎてて、これも親としては不満だ。今朝などは金メダルをとった体操の団体戦のつり輪を見て、

「なんでこんなことをやるんだろう」

とつぶやいていた。こんなことを言われてだまってはいられない。

「むずかしいからやるんだろう」

「だからなんでやるんだろうと言ってるんだよ。こんなむずかしいことってできないじゃないか」

これは彼の日常の生活に深くつながる。難しいものはなんでもさけて通ろうという姿勢がものすごい。嫌いな言葉は「根性」と「努力」と言うぐらいだから、この体操の選手達がなぜあえてここまでがんばるのかよくわからないらしい。どうやったら、彼にそれを教えることができるのか、課題中の課題だ。

 
 ご近所のKさんからどうもろこしをいただいた。電話がかかってきて聞かれた。

「ゆでたとうもろこしと生のままとどっちがいい?」

その質問は私にしてはいけない。答えは決まっている。

「ゆでた方」

彼女は送られてきたとうもろこしをゆで続けているといい、汗びっしょりになって我が家に届けてくれた。そしてそれを感謝しつつ、すぐに食べた。(せっかくラップまでしていただいているのに申し訳ない)ものすごく甘い。やったね。こんなおいしいとうもろこしをゆでてくれる人はそうそういない。とっても幸せな気分だ。そういえば昔、次男の出産直後、彼女はなつみかんの皮をむいてすぐに食べられるようにしてもってきてくれたことがある。この時も感激した。やっぱもつべきものはよき隣人だね。

 再びオリンピックの話し。男子の体操が団体で金メダルをとった。塚原はよくがんばってきたと思う。シドニー大会のときの彼はひとりで重圧を背負って痛々しい感じがした。それでもそれに耐えて今回の金メダルにつなげた。精神力が違うのかな。百分の一でいいからその根性を息子たちにわけてほしい。(結局オリンピックも息子につながるところが我が家の特徴です)

 オハイオのリサからメールがきた。娘のJがソフトボールをやっているのだが、先日フロリダで国際試合があったので参加することになっていた。もちろん彼女も応援にかけつける予定だったのだが、あのハリケーンでキャンセルになったというのだ。娘はともかく彼女は残念そうだった。そういえば柔道の金メダリストの野村も金メダルは自分よりも親がうれしいものです、って言っていたっけ。

リサとは夏の終わりには必ずメールの交換がある。

「はやく新学期がはじまってほしい」

というのがお互いの共通意見だ。新学期がはじまったら、家のじゅうたんをそうじしてとか彼女はかなり具体的に言う。おそらく長いアメリカの夏休みは日本以上に親が新学期を待っているのかもしれないと思った。オハイオのあの美しい秋が懐かしいです。

彼女のホームページのアドレスを教えた。写真のところだけでも見られると思ったからだ。彼女からすぐに返信がきて

「日本語ができたらなあ。」

と言われた。そうだな。英語のページもできれば作りたいな。夢は技術、実力(パソコンと英語)を超えてどんどん広がる。リサに再び返信した。もし手伝ってくれたら英語のページつくりたいんだけど。。。この返事はまだ来ません。ひょっとするとずっと来ないかも。。。。。

ホームページはなんとか更新を続けている。ただまたまた問題になるのは私のずさんな性格だ。日記の去年の10月が5回になっており、同じ日付で内容の違うものが存在した。読んでみるが、どちらが10月11日のものかわからない。そこで片方はしかたないので日付なしでだした。また2月は2回分しかない。これは保存の失敗しているためだ。ちょうどこの時、パソコンを買いなおして操作の仕方がよくわからなかった。もし読んでいるなかでホームページにぬけているところの原稿を持っている方がいらしたらご連絡ください。あとトップページの字の色が変換できないでいます。無視してください。(かなり勝手でいいかげんですが)一難さってまた一難というのはこのことか。

 暑さのために喜怒哀楽が極端に少なくなっていたが、昨日37度の猛暑の中、ひさしぶりに激怒した。保育園のおそうじをしている女の子がいる。息子と同じ年だ。彼女は3人姉妹の長女でお父様ははやくに亡くなられてしまった。中学を卒業すると定時制の高校へ行き、昼間は保育園のそうじをしている。業者委託の仕事なので仲間もなくいつもひとりでもくもくと働いている。今年の春高校を卒業して会社から続けてほしいといわれ、これまでこの仕事を続けてきた。同じ年の子供をもつ親としては、本当に彼女は偉いし、息子たちも同じ年代の子供として見習う点は多々あると思っている。

その彼女が知り合いの紹介で病院の事務の仕事をするかもしれないと言った。アルバイトではなく正社員になれると彼女も喜んでいたし、私もいい仕事が見つかってよかったねと喜んだ。そして大田区内にあるその大学病院に面接に行ったそうだ。すると面接をしてくれた人はドクターで超かんじが悪かったという。内容を聞くと、

「人の命を預かっているのだから、いいかげんな気持ちで働いてもらっては困る。君のレベルはわからないけど、できなければやめてもらうから。」

と言われたそうだ。いいかげんな気持ちで働いてもらっては困るというのはそれはわかる。しかし、君のレベルとかドクターともあろう人が言うか!!私は怒った。確かに病院の仕事は人の命を預かっているのだが、この言い方はないだろう。もしそんなにレベルの高い人を要求するのなら、きちんと募集要項を明記すればいいだろう。面接をしておいて、この言い方は何か!!明らかに、定時制の高校を卒業している女の子という位置づけをして見下している。

そもそも日本の医学部の教育はどこか偏ったところがあると思っていた。医学部にはいるための受験競争、学費の多さ、それらはすべて彼らのエリート意識につながっているのではないかもしれないが、たしかに一部の学生のなかにそのようなことでエリートと考えている人がいるように思える。そしてなかには医者だからえらいと思っているドクターがいるではないか。医者だからえらいんじゃなくって、いい先生だからみんなに慕われてえらくなっていくのが公式ではないのか。

医学部の学生が勉強することは一般の学部よりはるかに多い。しかし専門の知識だけが先行して本来、医者に要求される対人間の心を学ぶチャンスが少なくなってはしないか。アメリカでは一般の学部を卒業した学生が医学部に入学できるらしい。奨学生制度が充実している国なので学生の期間が長くても大丈夫なのかもしれないが、そのぐらいの幅を医者になる人は勉強してほしい。もしそういう広い心を持っていたら、このように人をレベル付けする医者は生まれてこないだろう。このような医者にはかかりたくないとつくづく思った。

 シンスンフンのコンサートが開かれる。このコンサートの情報はいちはやくかぎつけ先行予約で席をとった。イムンセの時は満席ではなかったが、かなりの人気であった。シンスンフンがどうなるかわからなかったけど、21日の一般の発売はもう完売になっていた。先行予約で席をとれてよかった。この秋はイーグルスとシンスンフンとダブルのコンサートで楽しみです。


今週のomi家

2004年8月16日

次男Tが合宿から帰ってきた。想像を絶するきたなさだ。毎回そうではあるが今回は特にひどい。その原因はプールで泳いだときの水着をぬれたまま洗濯物の衣類の中につっこんだことにある。詳しくは聞いていないが、たぶん泳いだのは最初のころだ。そしてビニールの袋のなかで程よくあたためられ、むんむんの状態で何日間かたってから帰宅したのだろう。Tシャツ2枚は、かびがはえ使い物にならない。ちょっとぐらいだったら平気で着てしまうのだが、今回は赤カビ、青カビもまじっていてさすがに本人ももう着ないと言った。靴下はどろだらけでかつ穴のあいたものが半分。これを調べてから洗濯するのは勇気がいうので、洗濯してから調べた。まだチェックしていないがテニスバッグもひどいようだ。これぐらい自分で洗ってほしい。靴は穴があいたということで捨てた。

今回の合宿は高校2年なので最後になる。合宿前はそれまでのつらい合宿が頭をよぎっているのか、行きたくないの連発だった。しかし今回はまったくつらくなかったようである。それは行ってみて初めてわかったようだが、最高学年には特権がついている。まず今まできびしかったOBがいろいろ手伝ってくれた。ここにきてはじめてOBのありがたさがわかったらしい。OBたちも後輩だということできびしくしているのではなく、先輩として指導してくれていたのだ。帰宅してからOBにお礼のメールをうっていたところを見ると、よほど世話になったのだろう。OBは学生、社会人を含めて7,8人来たようである。中学1年の時、はじめて合宿に行き、東大にいっているOBにジュースごちそうになったと報告してくれた。これもまだ12歳の子供にとっては一大事であったに違いない。5年間毎回合宿に行っていたが、最初と最後にこのようにいい思い出を作ることができてよかったと思う。

合宿から帰ってきて晩御飯の時、言ってくれた。

「合宿の飯の方がうまい」

「何がでたの?」

「朝と夜はバイキング」

なにか太っ腹の宿舎だ。みんな朝からコロッケやなんやらおなかいっぱい食べていたらしい。

「オレ、皿いっぱいすいか食べた」

そんなことまで報告しないでいいわ。

「那須のスイカはおいしいんだ。那須はスイカの特産地かな?」

自分の都合のよいように特産地を決めていくところがいいのかわるいのか。とにかく地理の成績が悪いのはここに理由があるかもしれないと思った。

 ホームページを見ていただいた方はおわかりだと思うが、一向に制作がすすんでいない。しかし私は毎日、パソコンにむかって作っているのだ。何を作っていたかというと。すでにネットに流れている分の整理をしていたのである。しかもそんなことをどうやればいいのかさっぱりわからない私の手をとってやってくれているのがMiだ。Miは受験の子供がいるのにもかかわらず、毎日、私のためにメールを送ってくれて、なんとかしようと奮闘中だ。Miの力がなかったら、もうとっくにホームページはあきらめていただろう。しかしそこまで一生懸命にやってくれているのに、私の理解度はかなり低く、なぜと思うことが何回もあって、何回お助けメールをいただいたか。

 たぶんMiもなぜここまで理解してくれないかと思っていることだろう。これは基本がぬけているのに、簡単な操作でホームページを作れますといわれても、簡単ではないということなのである。だいたい簡単です、という本をだしている人はパソコンをよく知っている人だ。このような人が簡単だと思っていることもパソコンをわからない人にとっては未知との遭遇だ。Miは私のために特別用語をつかってくれている。黄色い四角マークのフォルダとか青いeマークのはいったフォルダ(これってフォルダでいいのか?)とか視覚にうったえた説明だ。この黄色とか青という色も私にとってはとても大切だ。これがなくてただフォルダとか言われても「フォルダって何?」の状態だからだ。

 Miはまず私にあたらしいフォルダをつくらせてそこの中にホームページにのせるいろいろな写真や文や絵をためさせた。これらはそれぞれの部屋にはいるようにして(専門用語がわからないとこういう説明になるんです)保存先を明確にさせたわけだ。このようなことは本には書いてなかった。(いや書いてあったかもしれないが、わからなかった)ここまで整理するのにかなりの時間をかけた。メールも一日に4,5回というときもあったのだ。そして直すたびに写真がどっかにいってしまったり、絵が動いたり大変なさわぎだった。そして新しく香港の写真のページを作成して、「これでもう大丈夫」と思ったら、サイト転送ができなかった。今、Miがこれの対処の仕方を見ているところだと思う。彼女がどのようにしてやっているのかわからないけど、私が作っているページがどうなっているかがちゃんとわかっているのがものすごい。人間同じように生きていても日々勉強している人はこのようになるのだなあとつくづく思っている。ホームページが今度更新されたら彼女がやってくれたのだと思ってください。

 家をでていくはずの長男Tがまだいる。この前はちょっと寂しいと書いたがこう居座られるとはやくでていってほしいと気持ちが変わる。しかもアルバイト疲れだとか言って、アルバイトもせずに、家でごろごろしている。こんな状態から私は一刻もはやく脱したいのだが、本人はいたってお気楽モードだ。

テレビを見ながら言った。

「のびたの親はよくドラえもんが住むことを許したよな」

もちろん見ている番組はドラえもんです。

食事をしているときに、野菜を食べろと言ったら、

「オレ、今ポテト、食べてるんだよ。」

「私は緑の野菜をいってるんだ」

「そこまでポテトを差別するの?」

最近はひったくりが多いようで近くのコンビニの前でおまわりさんが若者に何か聞いていた。それを見た私は歯医者に行く長男に

「まっすぐ前を見ていけ」

と指示した。これはおまわりさんの近くをうろうろするんじゃないということを意味している。かえってきて彼は言った。

「おまわりさんは若者に囲まれていた。オレは若者じゃないってことだな」

まあ高校生ではないでしょう。

いちいちつきあってはいられないが、何を考えているか本当に頭の中を見てみたい。

何行か前にホームページが作れないと騒いでいたが、Miのおかげで、なんとか更新できた。これでやっとはじめに戻った感じだ。しかしですよ。なぜ保存の仕方などを本ではきちんと書いてくれないんだろう。(かなり保存先のやり方の説明にうらみをもっている)

ただ私のことですので、またすぐにつまづいてしまいそうという予想はできますが。。。

ぜひ一度アクセスカウンターを増やすご協力をしてください。

(以前お知らせした方はアドレスが違います)

http://www.h2.dion.ne.jp/~omi55/



今週のomi家

2004年8月9日


NHKの「英語でしゃべらないと」で韓国特集をした。韓国の英語力が日本をうわまわっているというところから、韓国での英語教育を中心に番組が構成されていた。Mによるとソウルの民族学校とか化学高校などはものすごくレベルが高いらしい。特に民族学校はソウル大学よりも海外の大学をめざすような生徒が勉強している。学校での日常言語も英語を使っている。

 韓国では教育のための海外移住というのがあるらしい。日本だって、子供を海外留学させている家庭はめずらしくなくなってきたが、子供の教育のために一家で海外に行ってしまうのだ。それほど韓国内では教育費がかかるということと、韓国の教育に対する姿勢がそうさせるというのだ。日本も教育費はものすごくかかると常々思っている。それを取り戻せるだけの学力や根性が子供に備わっていればなんてことはないかもしれないが、我が家のように川にそのお金を流している家もあるのだ。教育費、医療費さえなければ、もっと楽な生活ができるのにと思うのは私ひとりではないだろう。

 話しは番組に戻る。冬ソナはエジプトやガーナでも放送されることになり、海外との接点がまたひとつ新しい面で多くなった。俳優もそれにつれて英語力が必要になってきている。昨年の大晦日に、NHKの番組で板門店からの中継があってイビョンホンがインタビューに英語で応じていた。イビョンホンの英語力ってかなりあると思っていたが、この番組にでて英語で自分の意見を述べた。このようなチャレンジ精神って素敵だわ。(ますますファンになってしまう。)日本の俳優も英語の力を必要とされているのは同じかもしれないが、韓国の俳優は世界をめざしてます、とはっきりしている人が多いというのが私の印象だ。

 私はこの番組で感じたのはまず英語よりも韓国人がもっている意欲とか向上心を日本人が学ぶべきなんではないかということだった。英語もそうだけど、やはり今の日本にかけているものはそこにあるのかもしれない。がんばっている人もいるのはわかるが一生懸命ということばをあまり聞かなくなってきている。若者のなかではこの言葉はかっこ悪いという概念を持ってさえいる傾向もある。この番組では英語以上に多くのことを学んだような気がする。ひょっとしたら放送の真のメッセージはそこにあったかも。(そんなわけないか)

Mが東京に来た。春以来の再開だ。帝国ホテルのコーヒーショップで会った。ここのトロピカルジュースは超おすすめだ。夏季限定らしいけど、本当にここまできてこのジュース飲めてよかったと思う味だ。(なんでMのことよりも先にジュースの話しになるんだ)久しぶりで会ったのに、昨日の続きのように話しがすすむ。愚痴も聞いてもらわなくてはならないし、韓国の情報も聞きたい。Mは地図とノートをだして、突然質問をはじめた。今度、ドイツ人のお客さんをつれて東京を案内するんだけど、どこかいい場所しらない?こう聞かれても東京をまったく知らない私は何もいい知恵をだせませんでした。彼女は言った。何回もはとバスに乗せようか。でも彼女のことだからきっとものすごくいい計画をたてて接待をするに決まっている。私は決まったコースをあとで聞いて、もしか友達がきたらそれをまねしようと思っている。私は彼女が韓国人なのになぜこんなに日本語がじょうずで(あまりにも日本語がうまくて始めはだれも韓国人だって気づきません)こんなにいろいろな日本の情報を持っているのかと常々思っている。それが子供に遺伝して子供たちがあんなにすばらしいと思うと我が息子たちに申し訳なく思ってしまう。とにかく来年からは東京に住んでください。一緒に遊ぼう。

長男Tが言った。来週からひとりで住む。もうすでにアパートは確保しているし、彼の目はそちらにいっているのはわかっている。しかし何の相談もなくこうぼ〜〜んとこられると心配もする。でも彼は有無を言わせない。もう決めたの一点張りだ。友達の車を手配して自分で引越しの用意を着々と進めている。

次男Tに言った。

「おかあさんはすこし寂しいよ」

すると彼は言ってくれた。

「じゃあ、Tについていけば」

そんなことをしたら、ややこしくなるだろう。次男はそういいながら目がくるっとまわった。これは彼が何か考えているときの仕草だ。そして言った。

「おかあさんがいなくなったら、いろいろなものをすてて、家を広くして、毎日友達を呼ぼう」

私はでていきません。息子2人だけがパラダイスになるような人生をどうして私が選択しなきゃならないんだ。これからは私の好きなようにさせてもらいます。


 次男Tは高校生クイズの予選にでた。母はこの日の朝、息子にアドバイスをした。

「できるだけ賢そうな子をみつけてその後をついていけ。」

彼はお昼をすぎても帰ってこない。ひょっとしてまだ勝ち抜いているのか。母はいつも絶対によい方にしか息子のことを考えない。夕方、疲れきって帰ってきた息子にすぐに聞いた。

「どうだった?」

「ああ一問目でだめだった。」

 「えっ?一問目?
どんな問題だったの?

「ホワイトハウスで勤める人はアメリカ国籍じゃなければならないか?」

「それって×じゃないの」

「俺たちもそう思ったんだよ。で間違えた。お父さんにも電話で聞いたけど、お父さんも間違った。学校に電話して社会の先生に聞こうとしたら先生はいなかった。まわりのやつらにも聞きまくったけどだめだった」

そして次の素朴な疑問が芽生える。

「で、どうしてこんなに遅かったの?」

「後楽園でジェットコースターに乗ったんだ。あそこのジェットコースターはものすごいよ。もう顔がこわばって何もいえなかった。叫び声もあげられなかった。」

と延々とジェットコースターの話しは続く。あんたは今日はジェットコースターに乗りに行ったのかい?


 学生の時の友達に会った。毎年、夏にYUがアメリカから日本に一時帰国する。そのときに4,5人が集まるのがここ数年の定番となっている。いつも家に招いてくれるのが、WAでそこにMOYOと私が乗り込む。このメンバーは私を除くとすごい。何がすごいといえば、大学で教えたことがある人が3人。今も教えている人が2人。2人は翻訳もこなし、1人は中学の先生、1人はアメリカの高校で日本語を教えている。そこにどうして何もしていない私がえらそうにはいっていけるのか、毎回不思議なんだけど、誘ってもらっちゃっている。

若い時からしゃべることはつきないのだが、歳相応に話題は変化する。昨日は子供の反抗期にあっているという話しがでた。まあ子供で大変な思いをしている私はこの種の話はエキスパートでしょ。ただおかしいのが、4人までが日本で兵役があったら、すぐに子供を軍隊にいれちまうというところでしたね。なにもそろいもそろって、いれる、いれると連発しなくてもいいでしょ。4人というのはひとり足りない。そうなんです。WAの子供は大学生なんだけど、みんなよだれが出るほどの好青年なんです。じとーと言葉のはしばしにWAの家に対する嫉妬がでているのが恐ろしい。悪い嫁が来ないかな、なんて誰が言ったっけ。

YUによれば、今、ひそかに日本に対する興味がアメリカの若者のなかででてきているという。(こういうことは現地に住んでいて密着していなければわからない貴重な情報です)それははじめはゲームとかアニメだったけど、J-popなどにも広がって、日本語を学ぼうという若者の人数が増えているというのだ。(日本の韓国ブームに似ている)文化で相手を知りたいということって本当にいいことだなとまた思った。

話は子供からペットのことになる。MOが言った。

「本当に犬ってかわいんだけどさ、ただ留守番をしているだけじゃなくて、雨が降ったら窓ぐらい閉めてほしいわよね」

私はMOの犬は本当に大変だろうなと同情した。しかし子供のとは違い、犬は無条件にかわいいようだ。また話しは大学を卒業してすぐのころのYOのことになった。MOはいった。

「本当に若かったわね。もう20年も前の話だもんね」

おいおいさば読むな。自分の年を忘れるほど、もうろくしてないだろ。

 「人生80年と考えて、年に1冊本をだすとしても、後30冊しかだせない」

もちろん言ったのはMOです。人生80年と考えるのもすごいし、あと30冊本をだしてやろうというのもすごすぎる。やっぱMOってただものではないわ。

 おもしろかったのは2億円宝くじにあたったらどうするか。ということだった。WAは2億円あったらなんて考えたこともなかったという。YUは日本に家を買うかな。YOも土地つきの家を買いたい。私は旅行して一生暮らしたい。そしてMOは事業を興すと言った。私はMOの会社にはいって仕事させてもらおうとひそかに決めました。

 このメンバーの集まりではいつも刺激があるんだけど、今回はみんなよく映画をみているなあと感心したことです。MOなんか同じ映画を10回ぐらい見ることもあるらしい。WAも自分独自の観点で映画の批評をしていくし、やっぱ何歳になってもみんなすごいわと思った。





今週のomi家

2004年8月2日

長男Tが言った。

「小泉総理は1年はやめない。」

「えっ?なんだそれ?」

「細木和子が言ってたよ」

かなり確実なのかもしれない。

 
 次男Tは高校生クイズにでる。・・・らしい。
時間がないんだ、と叫んでいるわりにはぐうたらしている息子に言った。

「高校生クイズの予想問題でもたてたら?」

「う〜ん。それより申し込んでいるのかなあ?」

「えっ?確かめなよ」

「まあいいか。日にちが近くなったら電話するよ」

いったいどういう打ち合わせで出ようということになり、申し込みをいつしたとか、何も事前の打ち合わせというものはないのか。どこまでもいいかげんな息子に母はあきれています。

次男は8月に合宿がある。今年はOBも来るそうで、その連絡も最高学年なのでしなければならないらしい。彼が入学した時から知っている大学生のOBから連絡があった。ただ母は疑問に思った。

「どうして入学したときから知っているの?留年でもしているの?」

入学の時から知っているということは大学5年ということになる。

 「医学部なんだよ」

世間の若者が全てうちの息子たちと一緒だと思ってはいけない。大学に5年行っていれば、当然、留年しているなどと思ってはいけない。世の中には頭のいい若者もいっぱいいるのだ。この先輩はなかなか面倒見がいいようで、次男にメールまでいれてくれる。

 「今度、一緒にのみに行こうな」

息子は当惑した。

 「オレ、何飲めばいいんだろう?」

そして次のメールにはこう付け足されていたそうだ。

 「先生も誘おう」

息子は当惑をとおりこして、なんとかこのお誘いをさけたいと必死になっているようだ。でも先輩の誘いだ。がんばって言ったらしい。

「行くのなら、焼肉がいいです」

それってOKということだろうが。OBも大変だなあと思いました。


 次男Tが言った。

「ぺヨンジュンって背どのくらいあるの」

「1メートル80ぐらいでしょ。チェジウだって1メートル74もあるらしい。」

となにげなく答えてはいたが、なぜ突然そんなことを聞くんだ。
この問いに対する裏づけがちゃんとありました。次男の友達にめちゃくちゃ目立つ子がいる。なにかあったらいつもその子が一枚かんでいるといってもいいぐらいだ。そのOが冬ソナにはまっているらしい。0が言うには

「ペヨンジュンとチェジウは2人でいるとまったくわからないけど、回りの人と比べるとめちゃくちゃ背が高いのがわかる」

なかなかの分析だ。しかし息子は男子校に行っている。このような会話が学校でされていると思うとだいじょうぶかなと思ってしまうのは私だけでしょうかね。いつも先生に呼び出されているOが冬ソナにはまっているのはちょっと楽しめますが。

 ホームページのアドレスを今週は書けるかなと思ってましたが、またまたトラブルがあってまだかけません。Miがほとんど私に代わって障害を捜し、とりのぞく作業をしてくれているのだが、本当に忙しいのに申し訳ないです。なんで普通にやっているつもりなのにこんなにトラブルが続くのかわからないし、自分でも何をどうやっているのかいまだにわからない。Miも私があまりわからないものだから、HMTLのページというところにはりつける文字を何ページ分かつくってくれて、それをそのまま貼り付けるように送ってくれている。これってものすごい労力がかかるものだ。omiが彼女の生活を乱すもとになっているのではないかと心配です。でも彼女がいなかったらもうホームページは作れません。(こんなにはっきり断言するほど、私にとっては大変な作業です。)夏の暑いときにはじめるものではなかったのかも。

Miさん本当に感謝してます。

ご近所のKさんのお嬢さんが韓国に行ってきた。そのおみやげでお茶をいただいた。

このお茶の意味がわからないからあえてお嬢さんはこれを選んで買ってきたというのだ。なるほど。若い子は考えが柔軟だ。

早速Mにこの意味を聞いてみた。(本当に多方面にかけて皆様にご迷惑をかけています。回答がなかなかおもしろかったので、書かせてもらいます。

doong gul e cha

あまどころ(甘野老。山野に普通なユリ科の多年草。約40センチメートルの茎をやや斜めに伸ばし、円形の葉を互生。地下茎は少し甘みがあり薬用、古くは澱粉製造用。アマナ。イズイ。エミグサ

辞書にはこう書いてありました。56年前実家へ行った時、母が実物をくれたんですね。木の根っこみたいに硬くてごろんごろんした薄茶色の乾かした「葛」のかけらのようなものでした。

近年韓国もいろんなものに目覚めたというか、食への回帰というか身体にいいと言われれば一気に広がるのです。多分もっと昔は「医食同源」で山で取ってきた根っこでお茶にし葉っぱはナムルにして食べたでしょうね。

面白い話に香港で英語のチュータが「何を飲みますか」と言われて

「お水」と言ったら韓国人の家では必ず「麦茶」か「とうもろこし茶」が出る。「なぜ?」って言われたんですね。その時私も水と言われて麦茶を出したの。

お茶の習慣が日本とは違って、よほど山奥、きれいな湧き水が(薬水ーヤクス)取れるところ以外は水そのまま飲みません。環境の問題だけではないと思います。湧き水も沸かして飲みますからね。ただ沸かすではなく、煎り麦を入れたり、煎りとうもろこしを入れたりしてのむ。これが水の代わりです。もちろん冬にも麦茶。保温して熱いのも飲む。だから来客に麦茶を出す事はないですね。水だから。(大抵コーヒーか紅茶、甘いお茶を出しますね。食堂なら麦茶だけど)

その時々常用しているものを使います。麦茶、とうもろこし茶などはネーミングに茶って付いてるけど日本でいうお茶の概念はありません。他には「決明子茶ーえびすぐさの種」「五味子茶」とかもありますね。決明子は眼にいいと言われて今我が家でも麦茶の代わりに飲んでいます。

あのゆず茶や棗茶など甘いのは冬向きです。かりんの砂糖漬けもあったな。(私の好物、母が冬によく漬けてました。懐かしい)

何でも「茶」って付くクセに緑茶は珍しく(今は若者が好むみたい、ハイカラだから)私も始めは味が分りませんでした。

日本の伝統お菓子って大抵甘ーいでしょう?あれには緑茶が必要ですね。韓国のはそこまで甘くない。いわゆる砂糖の甘さではないんですね。カステラ、韓国人に食べさせたら一切れ食べきれないで喉がおかしくなると言うかも。そして甘い玉子焼き。もうご飯が食べられません。なんでおかずが甘いの?って早くキムチ食べたいと叫ぶかも。隠し味以外に甘さが前に出るのはお菓子で、おかずじゃないんですね。

私も時間がかかりましたし、知り合いはもう他のも受け付けないって言ってました。

食習慣って本当に面白いですね。高野豆腐を初めて食べた時もショックだった。スポーンジをしかも甘くしてるんですもの。飲み込むのに苦労したけど今は好きです。自分で煮る時は甘さ控えだな。

 

なるほど、お茶の文化って底が深いのね。彼女の文書でomi家が潤っています。ありがとうございます。




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