今週のomi家

2004年12月19日

先週、電話のすごいシリーズをやったけど、今度はおもしろいシリーズを書こうと思う。

電話って基本的に耳が聞こえて話せる人が対象になっているものだ。そこがこの機械の弱点であるのかもしれない。たとえば一人暮らしのお年寄りなど電話で荷物を持ってきてもらわなければならない時は大変だ。

先日、たぶん耳の不自由のお年寄りだと思うのだが、電話をかけてきた。
「○○に住んでいる☆★です。明日荷物を持ってきてください。」
とんでもないことにこれで電話を切られそうになってしまった。私も叫びましたよ。
「すいませんお電話番号お願いします」
「え?」
「お電話番号です」
「○○○○○」
それは伝票番号だ。
「すみません電話番号!!」
「じゃあ明日まってますから」
「すいませ〜〜ん後住所の番地と電話番号!!!」

がしゃ〜〜ん。
「あれあれきられちゃったよ」
あっけにとられるomi。
事務所中の大爆笑。それは私の声の大きさに対する爆笑だった。

伝票番号を頼りに次の日この商品は無事届けられましたけど。。。

それからこんなのもあった。
「もしもし配送所です」
「omiさん?」
「はい、そうですが」
「Kです。」
なんとご近所のKさんからだった。結局品物は私が届けることになった。

もうひとりのご近所さんMからも電話があった。

「ご住所とお名前お願いします」
「○○の××です」
「なんだ、Mか」

ここで配送所の空気に張り詰めたものがうまれる。私が客とけんか体勢になっていると思われたらしい。。。

Mは言った。
「再配達の紙なくしちゃったんだけど」
「そんなんじゃ配達できないだろ」

はははと電話のむこうで高い声で笑うM。また張り詰める配送所の空気。

Mは再び言ってくれた。
「3時ごろまでだったらいるんだけど」
「3時までなんか配達できないよ」

配送所はピーンと張り詰めた空気が続く。

「配達できるときに電話してやるから」
「じゃあ待ってるよ」

Mはなんのことなく電話を切った。
受話器をおくとみんな私の方を見ている。やっと回りの状況がわかったomi。

「友達なんです」

ここでやっと空気が溶けた。

omiのささやかな願いは、あのものすごい電話をかけてくる人たちにこのように接してみたいということです。

配送所続きで、もうひとつ。
前回、母の誕生日にステレオタイプのCDを贈ったことを書いた。毎日忙しいので送ったことを言わなかった。次の日につくという日に電話しなくっちゃと思ったら、忙しいさなか、母から電話があった。

「私に何か送った?」
「ああ、電話しようと思ってたんだけど」

母の声は怒っている。しかしなんで指定日の前の日に届くのだ?

「さっき配送所から電話があって、買ったものを届けるっていうから
断ったのよ。」
「え??!!」

忙しいさなか絶句するomi。

「それってお誕生日のプレゼントなんだけど」
「えっそういうことなの。だって配送所の人はご本人さまが買ったものだって言ったのよ。新しい詐欺かと思って断ったのよ。」

ええ!!なぜそういうことになっちゃうわけ?
しばらくしてまた母のところに電話があって買ったのはomiだということが判明したといってきたようだ。なんでご本人様が買ったことになっちゃうのかよくわからないけど、売り場と配送所は違うのだからしかたないか。。

でも警戒して断っちゃう人もいるんだなと思います。そういえば先日、電話で配送の日を聞いた方も荷物は一切うけとらないということにしているといって受け取り辞退をしてました。

帰宅したら留守電がはいっていて、先方が受け取り拒否をしているけどどうしたらいいでしょうかと叫んでいた。もう解決したようだからほっといたけど。

この騒動があったので、誕生日の当日、昼休みを少し長くもらって田園調布までバラの花束を買いに行きましたよ。往復タクシーを使ってえらい高い花束だったわ。

来週(いや今日は日曜日なので今週)突然、ソウルに行くことになった。次男Tが試験休みにはいってちょうど日程があいていたのと、おいしいものが食いたいという次男の要望、私は行きたい理由は書かなくってもたくさんあることは全世界の人が知っていると思う。

このことをご近所のKさんに話したら、
「うちも試験休みに子供と旅行しようと思ったらパパが許さなかったのよ。試験休みに家にいないとは何事か。(ごもっともです)っていうのよ」
ちなみにKさんのご主人は某大学の教授です。。
うちはサラリーマンだから試験休みにでかけても平気だ。(これって一種の人種の隔離になるのかなあーまあ行ける方でよかったか)

Kさんに言った。
「でも学校から呼び出しがきたらどうしようかと思うのよね」
「T君だったら大丈夫よ」

私はこの大丈夫をこうとった。
次男Tは呼び出しがきても学校には行かないと平気で言ってのけた。こういうところはえらい強気なんだ。そしてどんな成績でもほんとうに行かないだろうなと親も思った。だから呼び出しがきても大丈夫と考えたのだ。

でもKさんはこう思ったようだ。
T君は成績がいいから大丈夫。

ないない。それは絶対にない。しかしこの考え方のひらきはなんだろう。

忙しい年の瀬、ソウルに向かうomi親子。また写真ができたらホームページに載せたいと思ってます。

というわけで来週のomi家はお休みになります。
年賀状どうしよう。。。




今週のomi家

2004年12月12日


先週のomi家をやっと金曜日の夜になってホームページに送れた。なななんと一週間もかかってどうしてこれがスムースに送れなかったかがわかった。とっても簡単なことなんだけど、送り先の入れ物がいっぱいだったのだ。
しかし一番肝心なところのなぜこんなに入れ物がいっぱいになってしまったのかということが今だによくわからない。

先週の終わりから頭の中が常に
送れない
送れない
と叫んでおり、夢にまで四角の箱の左上に赤い
×が書いてある絵(写真が送れないとネット上でこうなるのです)がでてきていた。
ちょっと異常な世界だった。

次男Tは今、試験中だ。で、家にいる時間が多い。
先日、またまた塾の勧誘の電話がかかってきたらしい。Tがでた。
「高校生のお子さんがいらしゃると思うのですがお母さんかT君はいますか?」
息子は言った。
「Tは今いません」

やっぱ私の息子だわ。

その2,3時間前にも電話があって、その時は私がでた。超忙しい時だったので、1秒でもはやく電話を切りたかった。そして言った。
「母はでかけてます」
一瞬の沈黙があった。やっぱやばかったですよ。この
「母」というひとこと。いくら声とはいえ、娘と母の違いぐらい先方だってわかるでしょ。でも先方のアルバイトらしき男の子はそれを否定することができず、かなりトーンをおとして答えを返した。
「そうですか」
これは落胆の声ともとらえられた。
しかし声は落胆でも心では
疑いだっただろうな。

それを聞いた息子は言った。
「この家は何人家族だと思われているだろう?」

金曜日、新宿へでかけた。ビッグカメラで母の誕生日プレゼントのCDラジカセを買った。私だってこんなにいいのはもってない。音もそこそこよかったし、贈る側なのにもらえる母はいいなあと思っている。どうして今年はCDラジカセかというと、母が好きな音楽を一日ながしていたいということをちらっと言ったからだ。
きっとですね。
これはCDも新しく用意してですね。
これがいいだのあれがいいだの要望にこたえながら設定していくのが全部私の仕事になると思いますね。

今、omiは配送所の事務のアルバイトをしており、世の中には
どんな人が潜んでいるのかという材料をいっぱい持っている。ちょうどお歳暮の時期で世の中の配送所という配送所はものすごい騒ぎなのだ。

この仕事のなかでも一番厄介なのが電話だ。電話って基本的に
日本語だから簡単なはずだ。(時々英語もあります。一度なんか広東語で挨拶したこともある。韓国語の時は習いはじめて3ヶ月だったのでほとんど何も話せなかった。)しかしこの電話の仕事をすると世の中にはすごい人がいっぱいいるって実感する。

昨日受けた電話は、夜7時半。不在票を受け取ったから今夜中に持ってこいというものだった。7時半に電話がかかってきて今夜中といったって、配達員は配達中だ。それもこの時期は1日に何千個も配達している。1人のために集中なんかできない。
「明日以降の配達になるんですが」
と言うとその若い女の人は言った。
「明日以降といっても明日はいそがしいし週末は旅行に行くし、今度の土曜日になっちゃうわ」
「では来週の土曜日のお届けでいいですか」
と言ったら突然切れてくれて声が1オクターブ高くなった。
「どうして今日もってこられないわけ?郵便局だって今日中にもってくるわよ。(郵便局も夜の7時半の電話では今日にはもってこないと思うんだけど)そんな配送所使ってほしくないな。受け取り拒否でいいわ」
といって電話を一方的に切った。受け取り拒否でいいといったのだから受け取り拒否にしちゃえばいいのに配送所はこの人のところにその日の晩に荷物を届けた。

その前の日は6時ごろの電話でやっぱり今日中でもってこいというものだった。夕方6時ぐらいの電話の受け取りは微妙なんだけど、ちょうどそこの地区の配送員がまわれそうな所だったので
「今夜中にお届けします」
と言った。そしたらその人は
「今夜っていったって12時までにもってくるんだろうな」
と言ってくれた。当たり前じゃないか。12時をすぎたら明日というんだよ。しかし私は大人だから言った。
「そのようにいたします」
ひとつだけはっきり言うと配送所も人間が働いているから夜は基本的には閉まる。

あと、受話器をとったら突然「バカヤロウ」というのもあった。何がバカヤロウかさっぱりわからないのだが、思う時間に荷物が届かなかったらしい。相手が一方的にまくしたてて2回目のバカヤロウがでたところで
「お待ちください」
と所長に代わってもらった。所長に言った。
「3回目と4回目のバカヤロウはお願いします
とね。わけわかんないし。

それからこういうのもあった。
「今日の4時までに届けるように言ったんだけど、届けてもらった時間にいなかったから4時までに届けてちょうだい」
3時半の話だ。こっちは4時までに届けたんだろ!!って言いたいのを、
「お届けには伺ったんですね」
とやんわりと念を押す。
「届けてもらったんですけどいなかったんですよ。」
それはあんたが悪いんじゃない。でも相手はそこに気づいていない。
わがままなのか理解力が薄いのか微妙なところだ。

こう書いていくと日本は馬鹿とわがままの集まりみたいだが、丁寧な方もたくさんいる。特に再配達を頼む電話では「何回もすみません」と一言付け加えてくれる方もいる。やはりこういう電話は気持ちがいい。

はっきり書いてしまうけど、ここの配送所の地区は東京でも指折りの高級住宅地と下町とがはっきりわかれている。そしてこの高級住宅地の一軒家の方の電話はとても丁寧だ。これはやはり生活にゆとりがあるせいなのか。この地区の一戸建ての方から今まで言ったような電話をうけたことはない。ということは別に地区には関係なく、電話の応対がちゃんとしている家はゆとりがある常識的な家だということになる。このゆとりはおそらく物質的にというよりも精神的にということになると思うが。
私もその中に必死こいてはいろうとがんばらなければと思う。塾の電話に対しても丁寧「母はいません」と言おうと思う。
ちょっと我が家はここの中にはいれるかどうか際どいところかもしれないな。

このアルバイトをやっているので、韓国ドラマはビデオにとりっぱなしになってしまっている。ビデオのたまることたまること。これだけ録画して後から見ることができるのかどうかちょっと疑問だ。
20日からはいよいよ冬ソナの完全版の放送がされるようだ。またDVDを買っておかなければ。

最後になんと
キリンカップのチケットが手にはいった。もう試合は来週なのに突然メールがはいってきてそんなにいい席ではないけどとれるというのだ。半信半疑で予約すると席がとれてしまった。長男Tにすぐ電話をしたら行くと言った。夜8時に横浜スタジアムはちょっときついのでこのチケットは長男に譲った。私は17日はナベサダのコンサートがある。楽しみだ。(結局、母も遊ぶ予定はしっかり持っているのです)



今週のomi家

2004年12月5日


息子が言った。
「来年の入試の時、一週間お休みらしい」
入試というのは中学の入学試験のことだ。息子の学校は中学と高校が続いているので、中学の入試にあたる2月1日はだいたいお休みになる。
しかし、これまで一度だって一週間も休みになったことはない。
だいたい入学試験のその日に発表なんだから、一週間も休みなわけないだろう。

誰がどういう根拠でこういううわさを流してしまうのかわからないが、これを信じる息子も息子だと思った。

 
男子校というのは時々、目がまわりそうな会話がされている。
まだ中学の時のことだが、息子の友達が遊びに来ると言った。
しかも見積もりに来るという。なんのことだと思ったら息子の居場所がリビングの一角にあるのでそこを区切ってもらおうと自分たちで計画していたのだ。ちなみに友達のお父様は設計の仕事をされている。友達は言ったそうだ。
「見積もりはただです」
本人たちはまじめにこの計画をしていたようだが、勝手に家を改造するなと母は動転したものだ。

 創立記念日に級友20人ぐらいで映画を見にいったとか聞くと、そりゃ大丈夫だったかななんて思う。かと思うと息子は一人で映画に行くこともある。友達もそうらしい。はっきりいってわけがわからない。

 今日は今日で、昼休みに突然、教室に新聞をひきはじめた子がいたそうだ。
「髪の毛でも切るのかな?」
と思っていたら、
寝袋をだしてきて寝てしまったそうだ。
「クラスで髪の毛を切る子もいるの?」
と聞いたら、そういう子もいるそうだ。どっちにしても見ないにこしたことはない。

 とにかくこういう楽しい生活もあと1年ちょっとになった。有意義に過ごしてほしいと思っているのは母だけかな。

先日、鎌倉に行ったのだが、写真がどれもこれもうまく撮れなかった。朝日で紅葉した葉っぱがきらきらしていたのに、どれも
ずべーって感じの写真になっている。そう思うと去年の韓国の写真はかなり気合がはいってたんだなって思いますね。いつでもあのように思うとおりに行けばいいのですがなかなかね。

12月にはいり広告の量が多くなる。電気屋の広告などみると心が弾むけど、自分が何も知らないということを深く感じなければならないことが多々ある。だいたい去年。韓国ドラマの「美しき日々」の中で
MP3というものがでてきたが、それが何物かということを今だに知らない。インターネットは配信の音楽があるということを知っていてもそれがどんなものなのかもしらない。MP3がそれと深くかかわっているらしいということはおぼろげにわかっていても、どこがどうなっているのやら。。。

とにかく一部の電気製品に関しては若者に絶対に負けてしまうというのはもはやしかたがないのかな。このパソコンだって私が優先的に使っているけど、いざとなると息子たちの方がよく使い方を知っているのだ。
おばさんのための電気製品講座というのを作ったらおもしろいと思うのだけど。。

フランスの友達のアニーからクリスマスカードが届いた。今年のクリスマスカード1号だ。前にも書いたかもしれないけど
(何を書いて何を書かなかったかよく覚えてないんです)アニーとは初めてヨーロッパに行った時にドーバー海峡を渡る船の中で会った。それから30年になるんだな。今、彼女は総合学校の校長先生をしている。上の息子は歯医者さんになり、下の息子は空軍のパイロットになった。こういう書き方をしていいかどうかわからないけど、フランスがイラク攻撃に参加しないでほっとした。この時ちょっとアメリカ人の気持ちがわかったような気がした。知っている人が戦争に参加するというのは複雑な気持ちになる。

アニーはいつも超超多忙なので、最近ではクリスマスカードの交換以外には年に1,2回ぐらいしかやりとりがなくなっている。まだメールがなかったころからの友達なので、メールアドレスの交換もしてない。でもアニーのおかげで学生の頃はアテネフランセに通っていたし、友達の影響ってすごいなと今でも思う。
(フランス語は昔はちょっとできたけど今はかけらもありません)因みに私の方はまだクリスマスカードを書いてもいない。海外のみなさんこれからがんばって書きます。

今、
アルバイトをしちゃっている。お歳暮の時期なので、デパートの配送所の伝票書きの仕事があるんだ。この仕事っておもしろいのは今の世の中の流れがわかることだ。こういうところにはっきりと書くと職を失うから書かないけど、むむむと思うことがよくある。どこのデパートからお歳暮をだすのがステータスにつながるかということまでわかってしまうんだな。おもしろいけど疲れるよ。

ブログの方にも書いたのだが、次男が学校の先生からジャズのCDを借りてきた。先生もよく貸してくださいますよ。
私が先生だったら絶対に生徒にCDは貸さない。学校までの往復だってCDが壊れる危険がいっぱいあるでしょ。先生もわかっていると思うけど。。この先生は太っ腹なのかな。

次男はジャズが好きだ。私が昔集めていたデユークエリントンなどのCDをよく聞いている。香港の家ではよくこういうCDをかけていたからそのせいなのかもしれないな。香港にTが遊びにきた時にナベサダの曲を口ずさんでいる次男を見て、こういう子はじめて見たといっていた。

ジャズが好きな学校のその先生は次男がものすごく好きだと自分で言っている教師だ。教師がこういうふうに言われるって今すごく少なくなっていると思うけど、息子がいうには
「ああいう大人になりたいな」
ということなんだ。こんなことを次男が言うのでちょっとうれしかった。
ただ今は無事にこのCDが先生の手にかえっていくことを祈ってます。

ここのところ息子はよく寝ると思ったら、木曜日から試験だということだ。
寝ることが試験がはじまるバロメーターなのか!
ただ試験を前にしてちょっとした事件が学校であって今、息子は
携帯電話がない。携帯電話がないというのはものすごく不自由な生活だということを実感しているようだ。しかも試験前に携帯がないというのはちょっと致命傷かもしれない。今の子供って自分の席から携帯で友達に電話してファックスしてもらうでしょ。携帯、ファックス、コピーは試験のための必須アイテムになっているんだな。この重要なポイントの携帯がないというのはかなりの打撃なんだ。たぶんこれらの機械を使ってまとめていくから試験の準備期間が短いのだと思うけど、今回は携帯がなくてもまだ準備期間にはいってない。どうするのでしょうね。。

日曜日の朝にまとめて書いたのでよみにくいところがあるかも。。。


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