今週のOMI家


2004年10月3日

10月になった。保育園の仕事は9月で終わった。先生方がいつもよくしてくださり保育園の仕事って本当に楽しい。30日には先生方からプレゼントをいただいた。カードをくださった先生もいた。この仕事ができてラッキーだなとまた思った。来年も行きたいと思います。よろしくお願いします。主婦に戻った今、主婦の仕事をきちんとやるんだぞっと何度も自分に言い聞かせている毎日だ。(ちょっと無理だと思いますが)


9月最後の週末は次男の学校の文化祭だった。1年の時に行って以来4年間行っていなかったが、今回は最後の文化祭になるだろうし(来年もがんばって参加していたら大学にはいかないというメッセージになります)、バザーの手伝いをすることにした。私の担当は日曜日の午後ということもあってさほど混んではいなかったが、お客さんが会計にもってきたお酒を見て、なぜこれを先に買っておかなかったんだろうと後悔した。結構いいお酒もあった。なぜあんないいものをバザーにだしちゃうんだろうと不思議だった。ちなみに我が家がだした運動靴やバスタオルはもう売れていてちょっとうれしかった。せこくチェックしているところがこわい。


しかし今回、深く思ったのはPTAの仕事はこれを最後にしようということだ。会計の仕事だけ、しかも何時間しかやらないというのに、時間は間違えるは、エプロンは忘れるはでどれだけどきどきしたか。時間は何回も家でプリントを見ていったのに間違えた。ただよかったのは30分遅かったのではなくて早かったのだ。30分後に控え室にはいってきたおかあさんたちがおもむろにエプロンをしだしたのを見て、またプリントを読んだ。


「持参するもの。エプロン」


とはっきり書いてあった。たかがエプロンのために落ちこまなければならない。PTAは若い母たちでやるべし。


次男はテニス部のだしものの「けんじゃぶ」(お化け屋敷)と清掃の係りに参加していた。なんでも清掃の係りが着ている緑のTシャツはエレベーターに乗れる特権つきらしい。そのために清掃の係りになったんではないかと母は推測する。けんじゃぶは中学生の時はやっていたのだが、先輩方がお化け屋敷の中で叫んでいる女の子を触ったりしちゃって、ここ2年はできなかったというおまけつきのものだ。どのようになっているのか見たかったが絶対に来ないでくれという一言によって行けなかった。そのかわり後夜祭をみてきた。サッカー部がソーラン節を力いっぱい踊っていてよかった。しかし舞台はほぼ暗闇だった。なんで照明をつけないんだ。その後のおかま大会の途中ででてきたが、最初におかまにふんしていた子は177センチ、53キロでスリムだった。遠めには本当に女の子の体系だった。これを最後まで見る勇気はちょっとなかった。おかま大会そのものもそうだったが、舞台の前で騒いでいる生徒をみて、お馬鹿な生徒が息子だけではないと何かほっとするものがあってそれもよかった。


打ち上げかどうかわからないが、わいわいと騒ぐ声がバックになっている場所から電話があった。

「今日はご飯いらない」

電話をとってなんとなく主人と似ていると思った。やっぱ親子だわ。するとその1分後に主人から電話があった。このようにテレパシーが通じたことは今までになかったのでかなり恐ろしかった。


翌朝、後夜祭のおかま大会のあと息子たちのけんじゃぶのグループが舞台にあがったことを知った。しかもおかま大会で、前で騒いでいたお馬鹿な生徒たちは息子たちだったらしいと知って、ちょっとため息をついた。

息子はお馬鹿な生徒の代表か?
 

舞台にでるのを見たかったような見たくなかったような。。


朝、出かけるとき

「今日は疲れて塾に行けない。」

と息子はまた自分勝手に騒ぎ出した。

疲れて塾に行けないほど、打ち上げで騒いでくるかな!!

行けるようだったら塾には行けととりあえず言ったが、このようなときは息子は自分の都合のいいように行動するのがいつものおきまりだ。


ところが私が保育園から帰宅すると彼はいない。

「あれ、塾に行ったのかなあ」

母はちょっと嬉しかった。やっぱり高校2年ともなるとちょっと自覚がでてくるのかなあ。夜、帰宅した息子に聞いた。

 「やっぱり塾に行ったの?」

息子は変な顔をして答えた。

 「いいや」

 「じゃあ何で遅かったの」

 「文化祭の打ち上げ」

なんだそれは?

文化祭の打ち上げだったら疲れていても行けるんだ!

しかしたった2日間の文化祭に何日打ち上げがあるんだろう。考えただけで疲れてため息もでなかった。


文化祭の日、五反田のブックオフに寄った。ここは韓国のCDの掘り出し物があることは前にも書いた。今回もありましたよ。ポジションとチョソンモの2枚ゲット。(そんなことに気をとられているから時間を間違えるのだ)チョソンモのTO Heavenは韓国で4枚2000円のCDセットを買ったときにはいっていた曲だが、アルバムはなかったので買った。

 やっぱチョソンモっていいわ。


 ハリーポッターと不死鳥の騎士団を読んだ。これは今までのハリーポッターのシリーズの中で一番よかった。特に最後、名づけ親のシリウスが亡くなった後のハリーの描写にひきつけられた。悲しい気持ちをどこへもっていけばいいのかわからない、そのつらさがぐっときた。(こういうのを私が書くとどうしてもうまくいかないーまったく文学的センスがないというのもちょっとかわいそうだと自分で思います)ハリーがどんどん大人になっていくのが楽しみだ。


前回お知らせした英語のページを作るのはちょっと苦労する。お月見のところで、月でウサギが餅をついているという説明したかったのだが、自分がこの話しについて何も知らないのを知った。そこでまずネットで月のウサギのことを調べた。(朝からこんなことをしているから家の中が片付かない)


この話しって今昔物語にもでている。サルときつねとウサギが前世で悪いことをしちゃったので罪ほろぼしをしなければならなかったらしい。そこへ帝釈天がでてきて、自分の世話をしろと言ったのだ。さるときつねは食べ物を見つけることができたけど、ウサギはできなかったので自分を食べてくださいと火の中に飛びこんだという。それを帝釈天が感激してうさぎがいつも見れるように月に姿を映すようにしてくれたそうだ。

これを聞いて「そんな馬鹿な」と思った。

帝釈天の態度ってものすごく問題があるんじゃないかな。

まずウサギをとめろって言いたい!!

それからそんなことで感激するなっていいたい!!!

なにか月のうさぎってかわいいイメージがあったんだけど、複雑な気分になってしまった。


 英語にする前にこれだけ気持ちを導入させてしまうので、かなり大変になるのだ。しかも書き終わるとそんな馬鹿なってことをここにも書いている。そんなことよりはやく本箱の移動をしろって自分に言いながら書いてます。


 ご近所のKさんから韓国ドラマを貸していただいた。ナップンチングドウル(悪友たち)の全編だ。Kさんはこれを新大久保でゲットしてきた。字幕なしのビデオというものすごくハードだが、アンジェウクがでている。英語だってこんなにがんばって字幕なしのビデオなんか見たことはなかった。ストーリーが複雑じゃなかったのが幸いだったかも。アンジェウクは若い時はかっこよかったけど、このごろちょっとアジョッシ(おじさん)になってきている。他のドラマでは実際にアジョッシって呼ばれているところがあった。やっぱスターはオッパじゃなくっちゃねえ。オッパ路線に戻ってくれ!!


 いろいろ言っている場合ではない。

直径約5キロの小惑星が29日夜、約155万キロまで地球に近づいた。これは地球から月までの距離の約4倍に当たる距離だ。これほど大きな小惑星としては、記録的な接近距離だった。」

もうちょっとで地球にぶつかるところだったじゃない。

小惑星ってこわいなあと思います。


訂正

前回の韓国ドラマのスケジュールで水曜日のTVKの「その陽射が私に」の時刻が間違っていました。20時からが正しいようです。
すみません。




今週のomi家


10月9日


とんでもないことにパソコンが壊れた。(詳細はomi家パソコンが壊れたを見てください)このomi家は昔のマックでとりあえず書いている。ちょっと前から調子が悪かったのだが、家ではリカバリーができなかったために、ソニーでなおしてもらうことになった。電話でカスタマーセンターの人と話したのだが、原因はネットからはいっくるいろいろな情報にもあるらしい。ウィルスはもちろんだが、最近はスパイウェアというものも存在するという。そういえば何ヶ月か前から勝手にいろいろなページがでてきてはいた。これがもうスパイウェアに侵されているということになるらしい。そういうものがはいってくると内部で摩擦がおき(こういう説明の仕方ではなかったようだが、そういうふうに解釈した)ソフトがうまく起動しなくなることがあるそうだ。今回もそうかなと思っていたが、リカバリーをやってもうまくいかなかったので、原因はそれだけではないかもしれない。パソコンを引き取りにきた日通のおにいさんに聞いたら、最近はこのような引き取りが多いということだ。新しい機能をつけることも大切だろうけど、丈夫なパソコンを作って!て言いたいです。

とにかくパソコンがない、昔はそうだったのに、今、パソコンがないというと生活がとても不便だ。テレビで韓国の歌手の『ピ』が東京でコンサートをやりますっていうニュースをやっていた。
「あっ調べなくっちゃ」
でもどうやっって?ここでもう行き詰まってしまう。毎日どれだけパソコンのお世話になっているのかよくわかった。同様にテレビや冷蔵庫や電話や洗濯機、末は風呂にいたるまで、電気製品が壊れると気分が重い。現代人ってもろいっていわれるけど、そうだなってつくづく感じました。

次男が模擬テストの結果を見せてくれた。見せなくていいのに必ず見せてくれる。
どういう神経しているのかってよく思う。
「今回は数学が悪かったんだ」
って見せてくれたんだけど、数学よりも悪い国語、英語はまったくコメントがない。
『英語はどうしたんだ?』
て言ったら、(もともと悪いのでどうしたも何もないんですが)
『英語の時間、寝ちゃったんだよ』
と普通に言われた。寝たって試験中、しかも模擬テスト中だろ!
『寝たから長文を読んでる暇はなかった。だから悪いんだ』
分析としてはあっている。説明は続く。
『漢文なんてすごいと思わない?まったく読まないで勘だけで半分とれたんだよ。』
すごいとは思いません。まだ続く。
『ここのリスニングみて。4問中1問しかあっていないのに、校内の順位は半分のとこまできている』
それは皆、お馬鹿ということなんだ。だけどもなぜこれだけ明るく言えるかなあ。
競馬じゃないんだから、勘だけで試験は受けないように!

火曜日にネットカフェに行った。この詳細はホームページのomi家を読んでください。でも若者は母達をだしぬいてこんなおもしろいところに行っているんだと思うとちょっと腹立たしい。

水曜日(遊んでいるのは息子だけではなく母も同様ということを証明してしまっている)は
LOVERSを見に行った。チャンイーモウ監督でアンディーラウ、金城武、チャンツイーイーが出演している。ものすごくきれいな映画だった。自然もきれいだったし、衣装や遊廓の中もきれいだった。衣装は和田えみが担当している。なる程。チャンイーモウの作品を見始めたのは最近なんだが、本当にすごい監督がいるんだなって思う。こういう監督は中国の宝ですね。パソコンの師匠、BBが金城武のファンだ。金城武ってスクリーンで見るとかっこいいわ。(このごろ若い男の子でかっこいい人がいるんだなってわかってきたかもしれない。ー今まであまりにも身近にかっこいい男の子がいなかったんでわかりませんでした)

BBはomi家の中で今までもたびたびMiとして登場してくる。彼女のハンドルネームがBBなのでこれからはここでもBBとする。BBとは香港のフラットが一緒だった。我が家の長男Tより一年上の男の子と我が家の息子達の間の年令の女の子がいる。香港では息子達は一緒にスイミングに行っていた。BBの息子と同じ学年の日本人の男の子はフラットに多かったのだが、長男の学年には、もうひとり同じ名前の男の子がいただけだ。香港なのに同じフラットに同じ名前の子が2人いたんです。よって息子達は一級上の男の子達とよく遊んでいた。一級上の子達は塾にも行っていたし、良く学べ良く遊べタイプの子が多かった。もうひとりの子はともかくとして、我が息子はひたすら、良く遊べ、良く遊べと遊んでいた。学校から帰ってきてテニスなどがない日は、すぐにフラットのプールに行く。そこで晩御飯まで遊ぶ。晩御飯を食べ終えるころに電話がはいる。一級上の子達が塾から帰ってきてプールで遊ぶので誘われるのだ。そこで息子はまたプールにいって寝るまで泳いでいた。昼も夜もひょっとして今よりも遊んでいたかもしれない。当時よく思った。
こんなに遊んでいたら馬鹿になる。
それが今となって間違えでないことが証明されている。

 とまあBBとはこういう関係だ。香港にいるころにこのようにパソコンでお世話になると思わなかった。これも縁なのでしょう。BBがまんしてね。

 洗濯物の中に三角巾がはいっていた。ものすごく大きい三角巾だ。
『これどうしたの?』次男に聞く。
『調理実習で使ったんだよ。』
調理実習があったんだ。エプロンがないのに三角巾だけがあるのも不思議だが、とにかく洗濯した。洗濯機の横にビニールの袋が落ちていて教材三角巾と書いてあった。
『ふーん、こんなものを実習の時には配るんだ』
さらにその袋をひっくりかえしてみると、三角巾のいろいろな使い方とあり、頭にまいたり、腕にまいたり、足にまいたりしている絵が書かれている。頭に巻いている絵は頭全体から目まで覆っている。販売元:財団法人、東京救急協会と書いてある。この三角巾は調理用ではなくって救急用に使う三角巾のようだ。どうしてこれが調理の時に使われたか不明だが、とにかくこれを頭につけて御飯を作ったことは確かなようだ。救急用三角巾っていろいろな使われ方があるなと思った。

土曜日に台風が来ている。10月だしもう肌寒い。それなのに今年の台風はがんばっている。台風22号。なんと22まで数字が昇って来たのに、これが今年最大だという。

次男は土曜日なのに11時前に学校から電話してきた。
「ごはん食べて帰るから。」
「わかった。はやく帰ってこないと台風がくるよ。」
と言ってから思った。なんでこんなはやい時間に電話してくるんだろう。彼が帰宅してから理由がわかった。台風のために2時間目で授業がうちきりになったのだ。本当は朝6時前に大雨警報になっていたので、学校はないはずだったが、もちろん生徒達はそんな規則などを記憶しているはずもなく登校した。そしてめでたく2時限で帰れることになったのだ。はやく帰れるというので息子はラーメンを食べてきた。カラオケに行った子も入るらしい。これだったら、ずっと学校に居させてくれた方が安全だったような気もするけど。

この連休は長男とオットが帰ってくることになっていた。金曜日の夜中に長男からメールがはいった。
『台風だから帰れない』
なんとはやい判断だろう。この判断は台風が自分が帰宅予定時間のころに関東に近付きそうだということで決めている。もっとはやく帰ってきて台風をさけようなどとは考えない。しかもそれを決めた真夜中に私のところにメールする。何ごとかと起きた私はぼーっとした頭でメールを読み、また寝た。

翌朝、息子の予測どおり台風が夕方きそうだとニュースで見て、オットに電話をする。もちろん朝はやい電話には応答がない。本当にいつも思うのだけど、オットには緊急の用ってないんだろうか。絶対に電話は一度では通じない。私から電話をしなくなったのはそのせいなんだ。お昼前にやっと電話がつながり、
『今日、どうするの?』
と聞くと、
『帰りますよ』
と、のんびりと答える。なんでいつもこう調子を狂わせてくれるんだろう。
『でも、台風がきているでしょ』
『えっ!今、台風ってどこにいるの!』
なんとオットは間近にきている台風の存在をしらない。台風の位置から電話で説明しなければならない。
『夕方には関東に上陸するけど』
『ああ、だから雨が降っているのか。すごい雨なんだよ』
赴任地の雨の状況を聞くはずではないのだが、天気まで知ることになる。
『今日は帰ってくるのやめれば?』
『そうはいかないよ』

このそうはいかないという意味は月曜日に法事があって、その資金調達にこちらに戻らなければならないということを言っている。
『法事はどうするんだろう』
こんどは自分の弟の心配をしだす。
『法事は月曜日でしょ。月曜日は晴れるの。私は今日のことを言っているんだけど?』
かなり口調が激しくなる。オットはこの調子で本当に満足な仕事ができているのだろうかと雨とは関係ないことまで心配になる。
どうして電話が通じたと思ったらこんな会話をしなければならないのか!!
『ああ、そうだな。じゃあ今日は帰らない』
資金調達のめどがついたところでオットは自分の楽な道を選択した。

土曜日の夕方、次男が飛んできた。玄関がたいへんなことになっている。見てみると北風台風のために玄関から雨がもれてきてびしょびしょになっている。北側の窓もチェックしたら、サンのところにすでに雨水がしみ込んでいた。あわててこれらのところに新聞をひく。息子に手伝えといったら
『なんでオレがやるの?』
と言われた。とにかく新聞だけは引かせたがなんでこんな非常時にこういうのんびりしたことを言えるかな!!!!
玄関の呼び鈴が突然鳴る。インターホンにでるとものすごい風の音だ。しかも誰かいる様子はない。風が呼び鈴を鳴らしたようだ。息子を再び呼んで風の音を聞かせる。
『ドアをあけてちょっと外の様子を見てみようか』
『止めた方がいいと思うよ』
という息子の声を後ろに聞きながらちょっと扉をあけようとしたら、風でドアがばたんとしまった、それを見て息子は大喜びをした。なにか知能程度の低い親子だ。マンションの共同の放送が外で流されている。どうやらエレベーターを使わないように言っているようだ。すごいことになっているのかもしれない。しかし最大の台風は暴れる時間はとても短かった。夜になると風もおさまりテレビのニュースだけがその台風の凄まじさを流していた。とにかく何ごともなくってよかった。


今週のomi家


10月17日


 日曜日、長男は日帰りで帰ってきた。いつもアルバイトをしながら学校に行く生活を選んだので、今日もアルバイトがあるらしい。本当なら土曜日に帰宅し日曜日に帰る予定だったが、台風のため日帰りになったのだ。しかし日帰りでも帰ってこなければならない理由があったのだ。パソコンを購入し ADSLにしようとしたら親の身分証明の写しが必要だったというのだ。他に洋服ももっていかないと冬服はほとんどまだこちらにある。

日曜日のお昼をまわったころ玄関があいた。
「ただいま」
あれっ?声がふたつだ。ひょっと見ると、オットと長男は一緒に帰ってきている。
二人で相談して帰ってきたのか?
でもなんのために。
この2人のやることは私の想像を越えている
(ただこの日は2人は地下鉄の中で偶然会ったそうです。)突然忙しくなる。お昼御飯に用意しておいたうどんをだす。普通のどんぶりにちょっと多めによそった。オットが言った。

『このうどんの量は膨大だな』
『何か単語の使い方間違ってない?』

漫才家族は疲れるからなるべく普通の会話をしてほしい。

長男はうどんを食べながら話しはじめる。ふとんをほしてきたら雨が降りそうな天気になってしまったことから、新聞のコラムに書かれていた大学生の生活の記事まで、あんたはしゃべる機械か?
この子はいつからこんなにおしゃべりになったんだ。
果ては背広の掛け方をジェスチャーを使って説明していた。ちょっとだけ帰ってきてこれだけたいへんなんだから、やっぱ今までどれだけたいへんかわかる。

ひさしぶりなので、息子をおばあちゃんの家に挨拶に行かせる。おばあちゃんちではちょっと控えめだった。なぜならばおばあちゃんはうるさい。生活に対するチェックも母とは違う。私もなぜそんなに孫のことを心配するのかと思うけど、ずぼらな母のこともチェックしたいぐらいだから孫も少々がまんしてもらわなければならない。適当なところでそろそろと2人で席をたった。でもこうして少しでも顔をだしてもらうというのは嬉しいらしい。長男はまたお小遣いをいただいた。

だから金銭面で困っているのは私なんだってば!!


 この日曜日、次男はテニスの試合を有明に見にいった。どのようにチケットをゲットしたのかわからないのだが、学校を通じて申し込んだらしい。それも申し込み期限がすぎていたのにただで手に入れたようだ。そこが息子達のすごいところなんだけど、このテニスの観戦の目的がまたすごい。今、世界ランキング1位のシャラポワが出場するから行くというのだ。シャラポワは今17才でロシア人。ものすごい美人でモデルもやっている。

そのシャラボワを見たいがために学校を通じてただでチケットを手に入れたのだ。

前日からカメラの用意、もしかしてサインがもらえるかもしれないと色紙の用意、そしてロシア語でありがとうというのはスパシーバと語学の勉強までして当日は早起きをした。何じに試合がはじまるかしらないけど、7時に家をでた。次男が家をでてからゆっくりと新聞を見た。昨日のスポーツ欄。

シャラポア決勝戦を制す。

ということは今日はシャラポアじゃないんだな。はりきって有明に向った息子達は今ごろ何をしているんだろう。

息子は結局、夕方帰宅した。シャラポアがでないとわかったのでそうそうにひきあげて、渋谷と神保町にいったそうだ。要はテニスはどうでもいいんだああ。

月曜日。法事でオットと茨城まで行く。この道中はomi家のomiーオットとでかけるを読んでください。

火曜日はシンスンフンのコンサートに行った。これも別記しました。

次男はとりあえず来年3年なのでちょっとだけ勉強しようとしている。木曜日は英語の塾に行っている。英語は苦手だ。そこで水曜日の夜になると質問しにくる。私も昔はちょっとだけ英語ができた。(今はかけらもないのが自分でも信じられません)次男は英語ができない、しかし塾のテキストはむずかしい。こんなむずかしいものをやっていてもしょうがないだろと思うのだが、本人はそこのところをあまりわかっていない。そして私に聞けばなんとかなると思っている節がある。ところが私もすっかり英語を忘れている。ここの訳を知りたいんだけどと言われてすぐにわかったためしがない。これでも昔は医学部受験の生徒の英語を教えていたんだなんて口がさけても息子には言えない状態だ。そして昨晩も夜のテレビゴールデンタイムに息子は来た。
「今はだめよ。テレビの時間。9時から10時まではあいている」
とスケジュールを告げる。だいたい日曜日に勉強すればこのようにあせらなくてもいいのに何度いってもそれは改善されない。そして9時になった。この日の9時15分からはNHKで「その時歴史が動いた」のロシア革命を放映する。それはとりあえずビデオをとることにしたのだが、一応息子には文句を言った。
「本当はロシア革命の番組みたいんだけど」
息子は言った。

「えっ?ロシアで革命がおきたの?」


そんなわけないだろ!!!
息子は英語より先に一般常識を学んだ方がいいなとこの時思った。
ロシア革命は今起きているわけではないよ!!!

土曜日。9月まで働いていた保育園の運動会に行った。前日、同じマンションに住んでいる保育園の子のおばあちゃまから
「明日は晴れそうですね」
と声をかけていただいた。
「えっ?保育園の運動会明日でしたっけ?」
またひとことよけいだった。おばあちゃまとはいえ御父兄なのだから、
こんな人が保育園で働いていて大丈夫だったかなんて思われたかもしれない。しかし完全に運動会は日曜日と思っていたので、聞くことができてよかった。。

土曜日は肌寒かった。子供達は元気だ。運動会で一番おもしろいのはやはり徒競走だ。特に保育園の子供達だと、一番をとるのは運動能力が優っていることよりも、要領がいいということの方がポイントが高い。はじめから線より前にでて走りはじめる子。微妙にフライングをする子。笛の音よりもワンテンポ遅れて走る子。小学校にはいるとここまでおもしろくない。本当にかわいいわと感じる自分に年を感じた。

 同じく土曜日。新大久保のコリアタウンに行った。これはまた別記にしました。

コリアタウンに行きMに質問がどっといった。韓国講座をただで受けているようなものだ。本当にありがたいですね。疑問に思ったことがすぐにかえってくる。こんなことってなかなかないでしょう。Mは迷惑かも。でも私はほくほくだ。

質問1 ホットックってこういう表記のしかたでいいの?

  
 はい、ホットックでいいです。中にブラウンシュガーが入って焼きだてをかじると中から熱い蜜がジュワーとでるのがおいしいですね。よく舌を火傷します。大手パン屋が出してる市販のをチンして食べてみたけど味は全く違いますね。グルタミンの多い小麦粉で生地を作るようで家でまねしてもできません。今頃屋台が出るから食べたいですね。
  
元は韓国でなく「胡の餅」つまり中国の餅って意味です。実際中国にこのようなのがあるのかはわかりませんが(多分韓国化しちゃって原型がわからない)、昔は中華料理屋でも焼いてたかな?
  
今の韓国は屋台もグルメ化してランク付けされているようで少々高くてもおいしい屋台のがよく売れているらしいですね。  
 
 質問2 新聞にウンニョックって書いてあるけど、これは旧暦のことなの?
  
ウンニョックって書いてあるなら「陰暦」のことですね。旧暦の事を韓国では陰暦といいます。もし4千何年と年がかいてあれば壇君(多分この漢字?)っていう人(?)が朝鮮半島に国を開いた時からの暦でBC2300数十年がプラスされます。壇紀って言うかな?韓国人は壇君おじいさん(ダングン ハラボジ)と言い韓国民族の始祖で神話の人物で、神と、人間になりたかった熊が神の言うとおり修行をしてめでたく女になった熊女との間で出来たのが壇君ハラボジです。修行ってのはにんにく30個?(100個?一塊?忘れた)とにかく限られた少しのにんにくだけが与えられ、100日間人間になりたいと祈りながら我慢したら人間にしてやるっていうことでした。この時、熊と虎が一緒に人間になりたく修行に入ったけど、虎はあまりにもお腹が空いて我慢が出来ず洞窟を飛び出てしまった。静かに耐え抜いた熊は女に化けて神と結婚したと。 
 
これを書きながらふっと思いましたが、確かににんにくって豊臣時代に日本から伝えられたものなのに、何で古朝鮮の神話に出てくるんだ?確かに子供のときからこの神話にはにんにくが登場したけど今考えてみるとつじづまが合いませんね。
 
北朝鮮で何年か前にこの壇君の墓が見つかったとかで今風の格好いい観光地とされてあると写真付きで新聞に載ってました

そしてMは新大久保で私が食べた韓国料理についても説明してくれた。

キンパブは日本ののりまきと同じだから簡単に出来ます。ご飯が酢飯でないだけで(我が家は熱いご飯に塩、砂糖、胡麻油を少々かけて混ぜて使います。)具はソーセージ(牛肉の甘辛煮がない時)沢庵、玉子焼き、ホウレン草のナムルなどを入れてまきます。売っている海苔巻きは海苔の外に胡麻油をつけたりもしますが一般家庭ではつけません。(古いやり方で私には油を付けたのは品がないように見えます)
 
チヂミはにらだの細いねぎだのを小麦粉と卵とを一緒に混ぜて焼いて熱々を食べればいいんです。海老やいか、牡蠣など海産物が入るともっとおいしいです。お好み焼きと同じで大勢で焼きながら食べると雰囲気でおいしく感じるんです。
 
韓国料理は共通のレシピーってのがありません。目分量でそれぞれ作るので同じ材料でも家によって味が違うし自分で作ったのも日によっていつも違います。息子にいつも言われます。「お母さんの料理は毎回味が違う」
 
ナムル味付けはさっとゆでた野菜に塩、胡麻油を入れ手でよく混ぜればいいんです。ちょっとぼけてるなと思うならかつおだしをほんのちょっと入れます。大豆のもやしのナムルはやり方がちょっと違います。
 
家庭料理はキムチ以外には普段あまり辛いのは出しません。店だとどうしても辛ーくして特徴つけようとしますね。

今週は「今週のomi家」ではなくって「今週のM家」になってしまったようだ。チヂミはMと一緒に香港の韓国料理店にいった時にはじめて食べた。韓国料理=焼肉と思っていた私にいろいろな料理を紹介してくれたのもMだ。因にそのお店を出る時にはじめてアンニョンカセヨとアンニョンケセヨの違いを教えてもらった。やっぱりMは私の師匠だわ。
 



今週のomi家

10月23日


 御近所のKさんが土曜日にコリアタウンで購入したビデオを見る。
韓国のテレビの芸能ニュースや音楽番組、トークショーがはいっている。
トークショーはアンジェウクがでている。
が、何もわからない。
ここまで何もわからないのに我ながらよく見るなと思った。
音楽番組のミュージックキャンプはおもしろかった。
いろいろな歌手がでてくる。
パクヨンハは日本でのイメージと随分違う。韓国ではこうやって歌っているんだ。
途中、はじめてキムヒョンジュンの歌を聴く。これがいい。
そして最後の投票。
これはどんな投票がわからないけど、
画面の数字がどんどん動いていた。
やったね。
キムヒョンジュンが最後の決戦でチョソンモを抜いて今週の1位だ。
ただこれは5月の番組なんですが。
 
月曜日。再び秋葉原のネットカフェに行った。これはまた別に書いてしまいました。

火曜日。前日に音楽の師匠Kからメールがはいって、ノラジョーンズのコンサートが4月にあるから行こうと誘われた。メールをもらった日に私のところにもウドから連絡メールがはいってきていた。
メールが届いた次の日に先行予約がはじまるというのもすごすぎる。
この丸一昼夜のうちにどれだけKと連絡が行ききしたか。まず最悪だったのは私のパソコンが壊れてしまっていて、ここからはウドの再登録すらできなかったということだった。もうひとりの音楽の師匠Yも昼間は忙しいのでネットはつなげないという。
そこで、ななななんとKの御主人が仕事中にチケット獲得合戦をしてくださることになってしまった。
Kの御主人は、ものすごく素敵な方だ。専門職につかれていて時々テレビにもでる。特に花粉症なんかの相談はパーフェクトなんだ。そんな偉い方がですよ、妻だけのためにではなくって、まわりにつきまとっているおばさんの為に1時間以上パソコンの前に座って仕事中にチケットをとってくださったんです。はっきりいってこれは非常に恐れおおいことです。Kに言わせると、
「家の中の力関係がわかるでしょ」
ということだったけど。とにかく4月にはめでたくノラジョーンズのコンサートに行けることになりそうだ。最後にKからメールがはいった。
「コンサートの前に港みらいであそうぼう」
でも半年も先の4月の話しなんだよね。
おばさん達はあくまでも積極的だ。

水曜日。台風がきている。今夜から明日の朝にかけて関東地方にまできそうだ。
朝、次男を起こす時に
「今日は台風がきているから、ひょっとすると午前授業かもしれない」
と言ったら、ぱっと起きた。
学校に行くから起きているのか、早く帰れそうだから起きているのかわからない。
しかもいつもより早く家をでた。
家をでる時間を変えてもはやく帰宅できるということではないと思うのだけど。

この台風は今月にはいって2つ目の台風だ。
10月に2つの台風が上陸するのは50年ぶりのことだそうだ。
あちこちで出没しているは今年あまり台風が多かったのでストレスで村にでてきて食べ物をあさっているらしいとテレビでいっていた。
台風の力ってすごいなあと思った。

この日の夕方、息子は肩を落として帰ってきた。
埼玉にも神奈川にも警報がでたのに東京には学校にいる間にでなかったので、6時限まで授業があったのだ。息子は言った。
「明日も学校は休みじゃないようだ」
台風は夜中に過ぎていきそうだ。金曜日からの試験も予定どうりになりそうだ。

息子の中間試験前日の朝、問われた。
「英語と物理、どっちを勉強しようか?」
私は絶対にこれには答えないようにしている。
試験の点数の悪いのを毎回私のせいにされてもたまらない。
「どっちも大切な科目だろうが」
「でも時間がないんだ」
本当に進歩のない会話だ。毎回テープにとっておいた方がいいかもしれない。
月曜日は一晩かけて、スターウオーズのビデオをみていた。
それもはじめてではない。もうすでに2回か3回はこのビデオを見ている。
なんで目の前の試験を横においてこんなにビデオを見られるかちょっと不思議だ。
火曜日は疲れたといって寝てた。
だから時間はない!!!!
試験の点数の悪いのを私のせいにしないでほしい。

韓国の情報をネットで見ているというのは何回も書いている。
ネットで旅行の情報をいただいたマッシーさんのことは紹介した。
そして今回は前から時々、記事を読ませてはいただいていたが、まだomi家には登場していないタッカルビさんの紹介をしたい。

タッカルビさんのページも韓国の旅行前には何回も読ませていただいた。
彼女は何回も韓国を旅行しており、韓国ドラマのファンだ。
今回なぜここで紹介させてもらうかというと、彼女のホームページに載っている東海の話題がものすごく興味深かったからだ。彼女が訪れたのはあの冬ソナでミニョンさんがユジンのネックレスを海に投げたシーンで使われた海岸だ。そしてなんとあの民宿にも泊まられたらしい。(すごい!!)

この海のシーンは冬ソナのなかで私が一番好きなところである。しかし夜の照明が不自然に明るかったのが頭に残っていた。それがタッカルビさんのページを読んで解読されたのである。なんとあれはによって海岸を照らしている明かりだそうだ。ドラマのように夜、海岸にでるなんてことは不可能だそうである。ドラマではまったくわからなかったことだが、近くには軍のみはり小屋もあるそうだ。
え〜〜そうだったんだ。
あんなロマンチックなシーンの裏はそんなことになっていたんだ。そしてあの明るい照明ドラマのためではなく、いつもあのようになっていることも知ってしまった。やっぱ行ってみないとわからないものですね。

タッカルビさんのホームページ
http://www4.diary.ne.jp/user/416645/

マッシーさんのホームページ
http://www2j.biglobe.ne.jp/~masuko/

10月になって2回目の台風は多くの被害をもたらした。突然の川の増水で渋滞していたバスの乗客が逃げられなくなり、バスの屋根で一晩救助を待っていたというニュースが流れた。どうしてこんなになるまで何もできなかったんだろうと思うのが普通なのかもしれないが、自然の力は想像を絶するものがある。

香港に住んでいた時にものすごい大雨があった。香港では台風のシグナルというのがあり、シグナル1がでると幼稚園が休みになり、シグナル3で学校が休みになり(そうでしたっけ?)シグナル8で会社が休みになると決められている。シグナルはテレビにでるのでとてもわかりやすい。因みになぜか2、4、5、6、7という数字はない。1の次ぎは3で、3の次ぎは8だ。台風はそのようになっていた。
ところが大雨に対する備えはその当時はなかった。

上の息子が小学校、下の息子が幼稚園に行っている時、記録的な大雨があった。からっぽの50メートルプールが一晩で水でいっぱいになったという話しも聴いた程の大雨だった。それは夜中から朝方にかけて突然おこった。私達が住んでいた山の中腹のあたりの道は川のようになり、山の上の方から来ることになっていた学校のスクールバスも幼稚園のバスもフラットまでこなかった。これが幸いした。バスが通る時刻の頃に山のふもとのちょうどスクールバスが通る道でがけくずれがあったのだ。
今考えてもぞっとする。
この大雨のニュースは日本でも放送されたらしい。
日本人学校の生徒はもちろんその日の朝はいつもどおりにバスストップまで行っていたし、まさかこれ程の大雨ということは朝の短い時間では想像することができなかった。なんで危ないって思わなかったかと言われてもその現場にいる限りそこまでは想像できなかったのだ。
それからは雨って大変なものだと考えるようになった。
香港ではそれから間もなく(これは日本人の私はびっくりする程はやかったのだが)大雨のマークというものを作り、台風と同じように雨がひどい時はテレビにそのマークをだすようにした。赤マークか黒マークで小学校がお休みになった(のでしたよね?)

台風で危険を感じたこともある。それは子供達が学校にいる時に警報がでて、家に帰れなくなってしまった時のことだ。香港では学校のバスは学校が運営するのではない。スクールバスを運営しているバス会社が別にあるのだ。そしてその時は突然シグナルがあがってしまって、バス会社がシグナルに従ってバスをだせなくなったのだ。
結局、子供達も添乗する父母もしばらく学校に待機していた後に、ものすごい風雨の中帰ってきた。翌日通学路になっている道を通るとあの重いバスストップの看板が風でたおされていたり、が倒れていたりしていた。
よく息子達が無事に帰ってきたと思った。
今、私が結構、雨に敏感なのはこのような経験があったからかもしれない。
ただ実際に危険に直面した息子はまったくこのことを覚えていません。

金曜日に突然、長男から電話がはいった。
「今日、帰るかもしれない」
このしれないというのは、飲み会の後で家に到着できるかどうか自信がないということらしい。なんでも2日間続けての飲み会だそうだ。
「2日も誰と一緒に飲むの?」
この質問はよく考えるとおかしいとわかるが頭がなかなか回転しない。息子は言った。
「おかしいんじゃないか。2日も同じメンバーで飲みっこないだろ」
そう言われて、それもそうだとやっと気付いた。一日目は学校の友達と2日目は小学校の同窓会だったようだ。
楽しそうでなによりです。

息子が帰ってきている時に新潟の地震がおこった。我が家は狭いマンションだ。壁には本棚、食器棚、たんすとへばりついている。そこで地震がおこったら短い狭い廊下にとりあえず行くことにしている。

夕方6時前に1回目の地震があった。東京でも結構ゆれた。私が廊下に行くと次男が
「おかあさんはあっちの方がいいよ」
食器棚の前を指す。どういうわけか息子達はあまり地震のゆれが恐ろしくないようだ。
「いや、私もここにいる」
と押し合いをする。なんでこんな時にこんなことをしているのか。
ふと長男を見ると本箱の前で寝ている。
「何をしているんだ。はやく起きなさい」
「なんで」
「なんでって揺れているでしょ」
と言っている間に地震はおさまった。

長男に言った。地震があったらとにかく何でもいいから、ものがないところに移動せよ。長男はどうしてか聴いてくる。(なんで小学生のように説明しなければならないのか)
「もしか家具が倒れてきたら、お母さんは助けてもらえても、あんたたちを助けることはできない」
「どうして?」
「あんた達は家具をどかす力があるだろうけど、お母さんにはそんな力はない」
「どうしてお母さんを助けるって決めてるのかなあ」
あんた達は私を助けない気か!!!

そうしているうちに2回目の地震がきた。これも結構大きかった。
「これはAnother震源地かもしれない」
私は叫んだ。長男は言った。
「英語か日本語かどっちかにしろよ」
こんな事態にそんなことを言っている場合か。
「ところで震源地って英語で何て言うんだろう」
私が言うと、次男が答えた。
「quake pointでいいんじゃない」
「なる程。」
非常時だとなんでもいいことになりそうだ。
(本当はhypocenterというらしい)

そして3回目の揺れがあった時はすでにテレビではどこのチャンネルでも新潟のニュースを流していた。私はこのように何回も続くゆれに恐れをなしてつい口をすべらせた。
「実はここに非常用持ち出し金がある」
するとその瞬間に長男も次男も私のところにいた。
持ち出し金といっても平素から金かねと騒いでいるのだらからそれ程の額ではない。とりあえず水とパンを買うお金ぐらいなのだ。しかし息子達は持ち出し金がどこにあるかを詳しく聞こうとぴったり私にくっついた。
この時点で私は本当に恐いのは地震ではなくって持ち出し金の存在を知った息子達かもしれないと思った。




今週のomi家

10月30日

 

 御近所のKさんに借りたアンジェウク出演の
『チョンセンヨンブン』(こういう発音でいいのかなあ)のビデオを見終わった。アンジェウクの作品は『星に願いを』『グッドバイマイラブ』『ナップンチングドウル』に続いて四作目だ。このうちのチョンセンヨンブンとナップンチングドウルはカタカナ表記でわかるかもしれないが韓国語で見た。(これは韓国語がわかるということでは決してありませんーomiコリアタウンに行くを読んでください)この中で好きな作品は『星に願いを』『ナップンチングドウル』だな。前にも書いたけど、アンジェウクってちょっと老けてきているんですよね。
もっと若くなってよ!!
とおばさんは、はっぱをかける。因みにKさんとはアンジェウクのコンサートがあったら絶対に行こうというお約束になっている。


 ベルギーのTOからメールがはいった。ベルギーでも地震や台風のニュースが報道されているそうだ。TOのメールからです。

『台風は23号、24号じゃなくて、アメリカのハリケーンのように、名前がついてました。23号は、Tokage、24号は、Nock-Ten。日本では使ってないと思うけど、一体誰が決めてるのだろう?ハリケーンは、アルファベット順に人の名前をつけてるけど。ハリケーンボブ、ハリケーンチャーリーのようにね。』

むむむベルギーに行ったらTokageとかNock-Tenという言葉を知らないと日本人にはなれないかもしれない。

 今回の新潟の地震で思ったのは
新幹線ってやっぱ優秀なんだなということだ。そりゃ駅に近かったのでそれ程スピードをあげていなかったからかもしれないけど、あれだけの地震で脱線したのに、全員無事だったんですよ。我が家の近くにも新幹線が走っていて、息子達が通った小学校は新幹線の線路の近くにある。阪神大震災の時、もし東京で地震があったら、小学校の横を走っている新幹線は小学校に飛び込んでこないものかと思ったものだ。今回、脱線ということがかなり問題になっているのだが、これだけですんだということは反対にすごいと私は思うのだけど。やっぱ中国に売り込むために問題が大きくなっているのかな。でも中国に言った方がいい。
他の国の列車がこれ程、耐震装置を備えていた上でスピードをあげられているのか!!!
たまには私も日本が優秀なんだって言いたいんですよね。

 Kに用事があり電話をした。KはMと共通の友達で香港で一緒だった。だいぶ前だけどomi家でも紹介したことがある。Kの御主人は香港に単身赴任中だ。
K曰く、
『omi家がこないから、旅行に行ってると思ってた』
そんなわけないだろ。我が家は極貧状態なんだ。
『エジプトあたりからそろそろ絵葉書が届くかと思ってたのよ』
なんでエジプトになるんだ。まあいろいろ楽しいように考えてもらっていてありがたいのだが。Kは続ける。
『主人がどこにいるのかよくわからないのよ』
Kの御主人は忙しい。香港だけでなく、中国や韓国にもよく行かれる。でもそれを
妻には言わないらしい。
でもそんなのはomi家も一緒だ。omiはそんなことでは全然驚かない。
昨日だって電話したらオットは東京にいた。でも用事が終わるとすぐに新幹線に乗って帰ってしまうんだ。
オットは新幹線が好きなのかもしれない。

さらにKは続ける。
『でも私達っていいかもね。いつも主人がいないもね。離婚なんか考えなくっていいしさ。離婚って2006年までしちゃいけないらしいよ。2006年になると私達に有利になるらしい』
なるほど。しかしこう書いてみると本当にすごい会話だわ。しかも勝手にどんどん話題が移っていってる。これっておばさんの会話の顕著な特徴かもね。

 次男の中間試験が終わった。そりゃいつも勉強しないからそのことには慣れている。しかしだ。今回はひどかった。試験最終日前夜、頭が痛くてのども痛いと息子は騒ぎだした。熱があるかもしれないといつものように体温計を持ち出した。
息子は試験の時になるとよく体温計を使う。でも熱があったことはない。今回も熱はなかったようだが、ちょっと声がおかしい。もう勉強は今日は無理と強制終了のような形で息子ははやばやと寝てしまった。(試験の最中なのに1分も勉強しなかったんです)
翌朝、息子は起きてきた。睡眠だけは足りている。
「頭痛いのなおった?」
「うん。頭痛いのだけはなおった」
そして言った。
「今日、昼ごはん食べてくるかもしれない。お金」
何????

「頭痛いんだから帰ってきなさい」
「食べて来るかどうかはわからないんだよ」
なにかはぐらかす。そして案の定息子は試験終了時間から計算して家に戻ってもいい時間に帰ってこなかった。しかもななななんと夕方、帰宅した。
映画を見てきたというのだ。
「なんで頭痛いのに映画を見てくるかな!」
「どうせ見たい映画だからいつかは行くんだよ。でもおかあさん2046はつまらない。見に行かなくっていいよ」
またはぐらかされた。そして夜、ギターを持ってテレビを見る息子。おもわず言いましたね。
「早く寝ろ!!!!」
息子はしかたなく部屋にはいった。
息子は絶対に風邪をひいてない。頭は痛かったかもしれないけど、それは風邪のせいではない。勉強したくなかっただけだったんだ。
かなり腹がたちました。しかしこう都合よく頭って痛くなるかな?

木曜日に上野の芸大美術館で開催されている興福寺展に行きました。詳しくはomi, 芸大美術館へ行くをみてください。

金曜日。この日は花マルの日になった。
ななななんとデジカメを購入したのだ。
これはすごい!!

omi デジカメを買うを見てください。

有楽町の
ビックカメラでデジカメを買った後、なんと連ちゃんで上野にいった。昨日帰宅してから中国国宝展のチケットをみたら期限が10月いっぱいだったのだ。新聞やのおにいさんに頼んでわざわざもってきてもらったのに、無駄にはできない。時間的に混んでいるかなと思ったけどいろいろ言ってはいられない。上野の東京国立博物館へ行く。

中国国宝展には多くの仏教美術の作品が展示されていた。説明を読んでそうかと思ったのは、日本は中国から仏教がはいってきているので、中国って仏教の国という感じがするのだけど、
中国からすると仏教はインドからはいってきたものなんだということだ。こんなことは当たり前のことなんだが、日本に住んでいる日本人の感覚をもって日々暮らしているのだなあと改めて思った。前日に興福寺国宝展を見にいっているので、なんとなく仏像の比較をしてしまう。今回ここにきているものは5、6世紀の仏像が多かったようだ。鎌倉時代の興福寺の仏像とくらべるとシンプルで表情がおだやかだ。なんとなく接しやすく本当に仏像と言う感じがする。時代が変わるともっと装飾を施こされている仏像になってくるのだろうが、このシンプルな感じがよかった。日本では絶対にないと思ったのが、金縷玉衣。紀元前2世紀の前漢時代のもので、遺体を覆っていた玉の衣だ。多くの玉片を金の針金でつないである。なにかヨーロッパの鎧を思わせる。中国の文化の多くは日本に伝わってきたが、日本には来なかったものもあるのだと思った。今回、2日続けて美術館に行ったがこれがなかなかよかった。ただとても疲れた。返りの電車では熟睡しました。

次男が中間テストを終え、答案が返ってきているようだ。絶対の自信の数学の点数が思うようにいかなかったので、非常に落胆している。
落胆!!そうなんです。落胆なんかしたのは、はじめてなのだ。この落胆しているということに私はちょっと驚いてしまった。しかしですね、落胆するぐらいだったら、もっと勉強しろ!!!この落胆が次ぎの試験につながればいいけど、今週一杯もつかな。

ソニーから電話がきた。リカバリーして日曜日にお宅に届けます。
「リカバリーしちゃうとCドライブもDドライブも内容は消えちゃうんですか?」
『はい」
それを聞いて、今度は私が
落胆した。パソコンがかえってきてもたぶんすぐには使えない。もう3週間もVAIOを使ってないから使い方を覚えているだろうか。プロバイダーの接続、プリンターの接続、ホームページの接続とあれだけ時間がかかたのだから、すぐにはできないだろう。このマックを思わず、いたわっちゃいます。

土曜日にいったイーグルスのコンサートは別に書きます。


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