今週のomi


2003年8月


今週で夏休みも終わりです。長男はまだ9月の終わりごろまで学校がお休みのようですが、次男の方はさすがに何も手をつけていない宿題をちょっとやらなくてはという状況に陥ってきたようです。火曜日の夜、

『おかあさん新書だして』

と突然いいだしました。そんな新書だしてっていったって本屋でもあるまいし。

『何の新書なの』

というと

『なんでもいい。短くて字がでっかいやつ』

と指定されました。どうやらなんでもいいから新書を一冊読むという宿題がでていたらしい。そんなに言われてもさすがに新書をキ−プしておくような余裕は我が家にはなく、

『明日自分で買いに行きなさい。』

と言いました。が、しかし私の頭をぱっとよぎったのは蒲田にでも行かせてしまうとまた一日遊んでしまう、私が行かねば、という思いでした。次男はこの夏は本当によく遊んだ。しかも一緒にいる友達達が反省文常連の子達で、それは一緒に遊べば楽しいでしょうが、、、といった感じの様子だったのです。最後の週は一日中、宿題をやるといっていたその一日目、友達と映画を見にいってしまってました。ずっとこのような調子だったので、本屋に行くと一日またつぶれてしまうぞと容易に想像できたわけです。私は疲れたからだにムチ打ち、仕事の後で蒲田に行きました。深海の本とイチローの本を買ってきてこれでなんとかしなさいといって渡した2時間後には宿題はできあがりました。

『本をよんでいる暇はないからぱらぱらめくって適当に書いておいた』

ということです。本当に自分ながら息子にひきまわされているのがなさけない。   本日土曜日は数学の宿題をやりに友達の家に行くと前々から言っていたので、そのつもりにしていました。友達の家は田園調布だから楽しみだとか結構、力がはいっているなあと思ったのですが、出かけて行く時には肩にはエレキギターがかかっていました。宿題はどうするのか!!!

 長男は気がついたらサッカーのFC東京のファンになっていて、ユニフォームまでそろえていました。毎週、雨が降ろうが、暑かろうが、応援にいっています。高校の時、テニス部をやめた友達達とフットサルのチームを組んでいたのですが、浪人中の仲間も含めてときどき今だに練習をしているようです。あの浪人の友達は来年受かるのかとちょっと心配です。

ただそれだけではさすがに暇なのかアルバイトを見つけてきて時々空調清掃というアルバイトをしています。力仕事なので一日に1万円ぐらいになるらしいのですが、地道に仕事をしている私はちょっと腹がたちます。一回目にいった所はオーストラリア大使館の横にある所で文化財があったという、はっきりいって保育園の子供程度の説明のような話しをしていました。後でそこは三井クラブだったということがわかり私も

『最初で最後の三井クラブだったね』

と言ったら、

『いや三井クラブの屋根裏だよ』

と返されました。先日はサンシャインに行ってきたようです。ここは夜中の仕事で本人も18才で大丈夫かなあと心配そうでしたが、なんとかクリアしたようです。本人はいいでしょうが、私の方は睡眠が自然に短くなってちょっと迷惑です。これも子育てとがまんしてますが、いつまで子育てが続くのやら。

 omi家のといってもここに主人が登場しないのが我が家の特徴です。主人が何しているのかよくわからないのですからしかたない。香港の時の友達Mが御主人の文句を山のようにいっておりある時

『夫とうまくいっていない会を作りましょう。私が会長になるから、omiさん副会長になってください』

と言われました。このように言うわりに彼女のところは家族が団結しており、ご主人とも仲がいいのですが、そういわれたからには受けてたたなければなりません。私が

『会員はだれなの』

と尋ねると

Kさんです』

と彼女が言いました。このKもたいそうおもしろく、先日彼女に電話したら

『主人は行方不明よ』

と言ってました。彼女と息子さんは3年前息子さんの受験の時に日本に帰国したのですが、まだ御主人は香港にいらっしゃるのです。彼女が電話すると御主人は日本にいたり、彼女が香港に行くと御主人は日本に出張中だったりというのがここの一家の特徴です。前々回のフランスのワールドカップの時は家族を残して、御主人は友達とフランスに行こうと日本から大金をかけてさむらいカツラなどをとりよせたのですが、チケットがダブルブッキングだったので泣く泣く行くのをあきらめたという有名な話しをのこしています。その時彼女の回りはそれでも御主人がフランスに行くかどうか賭けをしていたというのもすごかった。因にこの2人は我が長男の日本人学校の時の同級生のおかあさんなんですが、Mのお嬢さんは今年、国立K大学へ、Kさんは3年前の受験の時に息子をK大付属にいれました。子供のできがいいから今でも元気なんだわと思います。

今週のomi家は保育園の先生が入院されていたときに、保育園の様子を書いた文と一緒にだしはじめました。もう一年が過ぎましたが、自分でもこんなに続くとは思っていませんでした。これは一番最初の創刊号になります。

2004821



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