omi、福岡に行く
2014年12月2〜3日

ANAのセールで福岡の旅がでた、
飛行機とホテルのセットで全部自由という、いつものパターンだ。
で、母と行くことにする。

今年はNHKのドラマで黒田 官兵衛が放送されており、
また朝の連続テレビ小説、花子とアンにでてきた
白蓮さんの嫁ぎ先として福岡は観光ブームになっている。

実はomiの母は福岡県の出身だ。
母は何年かぶりの福岡訪問になる。
omiはなんと!福岡は何回か通ったことがあるが市内を訪ねたことはない。


福岡行きが決まってすぐにレストランとバードウォッチングのポイントを探し始めた。
レストランのほうは札幌でラブリックという素敵なレストランをネットで見つけたので
福岡でもおいしいレストランが見つけられたらラッキーだと思った。
ネットで探していくとイムリというレストランが見つかった。
高台にあり福岡市内を見渡せる場所らしい。
そこを予約する。
バードウォッチングはいくつかポイントがあるようだが、
市内限定になると大濠公園かなと落ち着いた。



出発当日、8時に最寄のバス停で母と待ち合わせる。
前の週まで暖かかったのに、この日から寒くなった。
北国では記録的は大雪になってしまっている。
それに加えてインフルエンザがはやりはじめてきた。
なにか12月はじめなのに、予想できない展開だ。

にもかかわらず、母は元気で、結局、空港までバスで行った。
預ける荷物もなかったので、搭乗口でゆっくりすることにする。

ポケモンジェットのような特記事項のある飛行機がなかったのが残念だった。。。。


飛行機は10分遅れとなった。
その放送がはいった後、係りのお姉さんに優先搭乗をたのんでおいた。
最近ではプレミアムクラスの人よりも早く搭乗するomi親子。
一番に機内にはいらないと満足できない体質になりつつある。。。

飛行機は満席だった。
omiが座席の予約をする時にはすでに窓際はかなりうまっており
後ろの2人席のあたりしかあいてなかった。


お姉さんに頼んでいたため、誰よりもはやく飛行機に乗り込むことができた。
飛行機の入り口のところで待っていたぐらいのいきおいだ。
座るとすぐにキャビンアテンダントのお姉さんに富士山はどちら側に見えるか聞いた。
お姉さんは
「今日は右側に見える予定です。」
と教えてくれた。
「またあとでご案内します」
といってくれたが、忙しいのにそんな大変な。。。
と思い、大丈夫です。ずっと見ていますから。。
と言った。

羽田を離陸するとすぐに富士山が見える。
電子機器が使えるようになる前に富士山の横を通ってしまったこともある。
で、ずっと見ていたんだ。

が、富士山は消えた。
おそらく微妙に左だったんだな。
その微妙さも大切で、うまくいって真上からなんて撮れるとラッキーでしょ。
しかしそれはなかった。。。。

機長からの機内放送があって、
今、名古屋の上空です
というアナウンスで富士山はあきらめた。。。。


どこかわからないけど、とりあえず紅葉を撮っておいた。。。。

国内線は食事がでない。
母はこれがちょっと不満だ。
「ちょっとぐらいだしてくれてもいいのにね」
とキャビンアテンダントじゃなくてomiに言う。
しかしスープがおいしかったのがよかった。
特にお腹が減っていたわけでもないのでこれで満足する。。


名古屋をすぎると結構雲が多くなる。
右を見ると海だ。
それがどうやら瀬戸内海のようだった。
ほぼ、予測状態。
どこを飛んでいっているのかよくわからない。。。。


福岡空港近くに近づくと、風のためか飛行機がちょっと揺れた。
それに反応する乗客がいて、その反応が怖かった。。。
飛行機は正確に10分遅れで到着。

空港をでるとすぐにタクシーに乗った。
目的地のイムリは南公園の近くの桜坂の途中にある。
市内に向かっているとみぞれが降ってきた。
すぐにやんだが、やはり福岡は寒いんだなあと思った。

母はタクシーにのると運転手さんと昔話をはじめた。
この日の運転手さんはみんな年配の人でよかった。
「福岡空港は昔は板付空港と言ったんですよ」
という話にのってくれる。
昔っていったって母は70年前の話をしているんだから、
運転手さんがまだ生まれる前のことだ。
でも、運転手さんも知っている限りの知識をだして話に応じてくれた。


JR博多駅を通り、市内を海に平行に走る。
母の口からはいろいろな地名がでてきて、運転手さんとの会話は
弾んでいたが、omiにはそれがどこのことだかほとんどわからなかった。

タクシーは途中から坂道を登りはじめた。
ここは知っているんだ。
そうなんです!
グーグルアースのストリートビューでちょっと予習しておいた。


イムリはおかしやさんんも併設されていて、
タクシーはそこで停まった。
お菓子屋さんの横にレストランがある。

レストランはしっとりとした入り口で、なかなか感じがよかった。
予約をしておいた席は市内が見渡せる席だったんだが、広い部屋で
若干、お客さんの声が響いていた。
広い部屋に来る前の半個室のほうがよかったか。。

お料理は本日のランチということで
オードブルとメインは母はお肉、omiはお魚にした。
ここの目玉は絶対にデザートのケーキだと思う!



ランチの途中に母は話だした。
「ここまできたら、大濠公園を通って、昔行ったおばさんの家の近くに行ってみたい」
母の叔母が福岡に住んでいたのは知っていたが、それがどこかは知らなかった。
そのコースが決まると母は食事をいそいだ。
そして食事が終わるとすぐにタクシーを呼んでもらう。


このときもタクシーの運転手さんは年配の方だった。
ラッキー!!!
運転手さんには最終目的地が天神ということをつげ、
その前に大濠公園から伊崎に言ってほしいという。
この伊崎というところが母が小さいから何回も訪ねたおばさんの家が
あったところだ。

おばさんの家から水着を着て、浮き輪をもって海水浴に行き、
帰りはおばさんがお風呂を沸かしておいてくれて
それで、海水を流したという話も聞いたことがあったかもしれないけど
なんとなく地形がわかって頭でも理解できるような感じとなった。


大濠公園の池に向かっている途中、
「これが保健局よ」
と母はいいはじめた。
ここはむか〜〜〜〜し、母のおじさんが働いていた場所だという。
建物がそのままだというのが、かなりの驚きだ!
保健局の中庭にはバスケットコートがあり、そこでバスケットをしたこともあるらしい。



朝鮮戦争のときはGHQの病院になっていたと
ほぼ、歴史の証人のような話となっている。
運転手さんは親切に大濠公園の池を見せるために
駐車場にはいってくれた。

母は「このあたりに園芸店があったのよ。」
という。
すると運転手さんが
「何年か前までありました」
と言ってくれた。
運転手さんはその園芸店に金魚を買いにきたことがあるそうだ。
母はその園芸店にカーネーションを買いに来たことが何回かあったらしい。

なにかパズルのような会話になっている。。
ついていくのが大変だ。
母の記憶だと、伊崎は海に面していたのだが、運転手さんは
もう埋め立ててしまって、海はずっと遠くになっていますと
説明してくれた。
それでも西公園の坂道のしたの入り口に来たとき
母は「ここは覚えているわ」
ここに大きな別荘があった!
とその土地まで明確に示した。
すごいわ。。。

西公園ではお花見をしたらしい。
海がないことを知ると、時代の流れを感じたのかちょっと残念そうだった。


西公園から天神まで行く。
天神はomiが若かりしころ、ちょっと寄った記憶がある。
アーケードがあったんだけど、それはわからなかった。
(運転手さんはまだあると言っていた)

天神には大きなデパートがある。
博多ということで、岩田屋にはいる。
そこでお茶を買い、晩御飯にお寿司を買った。
日本海でとれたお魚を使っているお寿司はおいしいはずだ!!


omiの買い物はあとにして、母の買い物が終わったところで
ホテルに行くことにする。
ホテルはJR博多駅の近くのANAクラウンホテルだ。

このときのタクシーの運転手さんは岩田屋から天神をぐるっとぬけるときに
反対方向で乗ってしまったので、天神の一角をでるまでは
メーターをたおさなかった。
すごくないか。。。


チェックインをする時に、最初から電話をしておけばよかったと思った。。
ちょっと広めの部屋はダブルベッドしかあいておらず、
禁煙の部屋は一番上の階では8階があいているだけだった。。
札幌の全日空ホテルに比べるとやはり部屋は狭く、
金沢のクラウンホテルがよかったなあと思う結果となった。


母は休むというので、omiはひとりで街にでる。
フロントでイルミネーションがきれいなところを聞くと一押しはJR博多駅という。
あとはキャナルシティーもきれいということで、ターゲットをその二つに絞る。

JR博多駅には阪急がはいっており、ちょっとみたところ充実の品揃えだった。
(食料品しか見てません)
博多駅前はクリスマスの屋台があり、ホットワインなども売っていた。
5時にイルミネーションがはじまるので、お店を見ながら待っていた。
点灯の5時。
東京より西のため、まだまだ明るい。

それでもがんばって写真を撮る。





ひとしきり写真を撮るとキャナルシティーに向かった。
駅から歩いていける距離だ。

実はキャナルシティーはどんなところか知らなかった。
でもわかりました。
要はショッピングセンターなんだな。





外もようやく暗くなり、クリスマスの感じがでてきた。
しかし、ショッピングセンターって日本全国どこでも同じになったわね。
お店を見ることはまったくなかった。

ここでわかったこと。
中国人と韓国人が多い!!!
日本語よりも中国語と韓国語を聞く感じだ。。
なにかすごいことになっている。。



帰りは道は完璧にわかっていると思って、どんどん歩いたが迷った。。。
それでも駅をめざしてなんとかかえってくることができた。

部屋に戻ると、お寿司をいただく。
東京とは違った味でおいしかった。
やはり日本海はお寿司が最高だと思う!!



次の日の朝、7時になっても暗い。
しかも小雨が降っているようだ。
大濠公園に行くべきかいかざるべきか。。。
迷ったらいくでしょ。

ということでちょっと明るくなったところでタクシーで大濠公園まで行く。
前日に、お堀にカモがたくさん見えていたので、期待できる。


石垣の中は昔は兵隊しかはいれなかったと、前の日に母は言っていたが
もちろん今は誰でもはいれる。

そしてお堀には

ヒドリガモ、ホシハジロ、カイツブリがいた。



雨が振っていてかさをさしながら撮るもので
なかなかちゃんと撮れない。
(いつも撮れているわけでもないので、かなり大変だ。。)

それでも保健局(すっかりこの名前になった)から池のほうに向かう。


omiの家の近くにはいないカモがいた。
オカヨシガモだ。



池から公園のほうにはいる。
シロハラ、ツグミがいた。
あと聞きなれない声の
ほ〜〜〜〜ひょろひょろ
みたいな鳴き声も聞こえたのだが、それがなんだかはわからなかった。

結局公園内の一枚はこれでした。


すずめ。。。
何を食べているのだろう。。。。



平和台では国際マラソンの用意がすすんでいた。。


帰りのタクシーはけやき通りというところを通った。
ここが素敵な通りで、ちょっと外国に来たような雰囲気を味わえるような場所だった。


そういえばカササギを見てない。
タクシーの運転手さんにカササギはいないのか聞いた。
するとカササギはいないと!!!
え!!!
いないんだあ。。。。

部屋に戻り母に聞くと、市内よりもずっと南に行かないとカササギはいないということ。
しかもその情報は今のものではなく、70年前のものなんだな。。。
とにかくカササギはごくごく狭い領域にしか住んでいないのかも。。


この日は2時台の飛行機に乗ることにしているが、
お昼はホテルの中でいただくことにした。
和食のお店で、ここのお料理がおいしかった。
空港じゃなくってホテルでランチをしてよかった。


空港でもショッピング街を見ようということで早めにに向かうことにした。


空港ではなんと!!!!
五島列島の物産展まででていた。
五島列島のパンフレットがあったらほしかったんだけど
それはなかった。。


帰りの飛行機はすいていた。
これだけすいていると楽だわ。
そしてまた聞く。
「富士山はどちらに見えますか?」

キャビンアテンダントのお姉さんは左ですと教えてくれた。
そして見えました!!






伊豆半島と駿河湾から????
写真を撮るときに後ろのトイレの前の窓まで行った。
すいているとこういうことができる!!

富士山がかなり見えたままの状態で電子機器の使用ができなくなった。
なのに!!
後ろの座席の人は!!!
何度も何度も携帯の音をカシャカシャさせながら富士山を撮影していた!!!!!!
なにも富士山でこんなに言わなくてもいいんだろうけど
omiはがまんしていたんだぞ!!

飛行機は風の方向のためか東京湾を一周した形で北の方から着陸した。
毎回思う。
離着陸のときしようできるカメラがほしい!!

ともあれ無事に羽田に到着。
一泊二日の旅行は終わった。
年末の旅行は忙しいけど、昔から季節感があって好きだ。
今回も福岡の冬を感じることができてよかった。



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