茶の湯ワークショップ体験記
2012年6月2日

知人に誘われ、目黒公久氏の茶の湯ワークショップに参加した。



足がしびれるのが恐怖なomi!
こういう場で耐えられることができるのか?
というのが大きな課題だったが、
なごやかな雰囲気の中で足をくずさせていただいて、まったく問題なくクリア!!
(omiがクリアということは誰でも大丈夫ということです!!)


このワークショップは都会のど真ん中
広尾のオフィスビルの中で行われている。
こういう空間が都会にあることが驚きだ!!

星窓 茶の湯 ワークショップ
渋谷区広尾5−3−10−3F

日比谷線の広尾の駅の2番出口をでると20秒ほどで着きます!!
(都会すぎます!!)


星窓の空間は都会を忘れる安らぎの場だ。
たたみのお部屋にはいると掛け軸が目にはいった。



この掛け軸、置物、花のひとつひとつが
この茶会(ワークショップ)にあわせてあるという説明をうけた。


鳥の写真を撮ることが大好きなomiのために

『花知鳥待花』(花は鳥を知り、鳥は花を待つ。) 

という掛け軸を選んでくださったのには感激だ。

この意味は
花は客、鳥は主人で、客は主人を知り、主人は客を待つことにより
このお茶席の空間の中で素敵な人間関係を作り出していく
ということだそうだ。

壮大でしょ!!

そしてその下の置物は
カカポをみたてているそうだ。
カカポはかつてはニュージーランドの至る所にいたが、
今は54羽ほどが残っているに過ぎない飛べない鳥だそうだ。
NHKの番組で福山雅治さんが紹介していて、
それが印象的だったので、この日はこの置物にしてくださった。

気配りがすごい!!

この日の客人は3人。
(自分のことを客としてしまうのがすごいんだけど)

omiは許可をいただいて、写真を撮らせていただいた。
(本当は静かな世界なのにかなり迷惑だったと思う。。。)



6月にはいるとお茶の世界も夏バージョンになるそうだ。
で、氷室という言葉がでてくる。
昔は冬にとっておいた氷を氷室に保存し、
6月になるとそれをとりだし、使ったそうだ。

そしてこの日まずだしていただいたのが



氷水。
お茶の席で氷水がでるんだあ!!
と感激する。

このお水は鉄瓶で沸かしたものをさまして氷をいれてつくられている。
このようにすると、
氷水がものすごくおいしい!!!


お茶をいただく前にはおかしをいただく。
このくらいの知識しかないomi!!
だしていただいた菓子はあじさいのデザインだった。
そしてお皿は蓮の花をイメージして作られたもの。
ひとつひとつの気配りがもてなしを感じる。



お懐紙は用意されていた!!
ここで気づく!!
そうだ!!
懐紙が必要だったんだ。。。。

(といってもomi家にはありません。。)

お菓子をいただきながら、お茶をたてていただく。
贅沢な一瞬だ!!



たてていただいたお茶は最初の客(でいいのか。。)が
サービスしてくださる。
上の写真でたててくださったお茶をいただきました。

作法もその場で聞いて、教えていただいた通りにすればいい。
これがワークショップのいいところだわ!!


お薄
と呼ばれる薄茶はとってもおいしかった!!




お茶は2回たてていただき、
それぞれに違う茶碗が使われる。
こういうのが茶の湯の贅沢なんだと思う。
この茶碗は若い陶芸家が作られたそうだ。



すべての動作が自然でスマート
これがお茶のたてかたなんだなあと感じる。

器がしまわれる時も
下の写真のように美しい。




この後、茶杓のお話を聞いた。
今回使ったのは右はしの黒い柿の木で作られたもの。
柿の木のしんの部分からしかとれないそうで、とても軽い。
左から竹、べっこう、アルミ、銅だそうだ。
アルミや銅も素材になるんだあ。



お棗(お茶をいれておくうつわ)も今回はこのようなものだった。



これも素敵でしょ。
伝統の中にも新しい感覚がはいりこんでいくのがすごい!!



最後に炭と灰を見せていただいた。



この灰は長い時間をかけていい色をだしていくそうだ。
炭を燃やして灰にしてそれを大事にしていく
というのが、茶の世界にまた通じている。



炭火の色は写真ではだせません。
ぜひ一度見てください!!
とみんなに言いたい!!



最後の手入れが大切。



今回感じたのは

茶の湯が思っていた以上にはいっていきやすい。

お茶の世界は
昔から続く時間を感じられる特別な空間。

決して堅苦しくない。

ということだ。


最初の心配はまったく消え
またぜひうかがわせていただきたいと思った。


予約、問い合わせは
http://hoshimado.web.fc2.com/
です。



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