母はしばらく部屋で休むという。
ということはomiは自由時間となる。
自由時間といっても半分はリサーチの時間なんだわ。

さっそく、工場のおじさんに聞いた石橋のくだものやさんに行ってみる。
石橋は市電の終点の駅でホテルの近くの市電の駅からひとつめ。
歩いて10分もかからない。



このあたりはくだものやさんが多い。2つの果物やさんを見てみる。
一軒のお店は箱にはいったびわが売っており、もう一軒のお店は注文すると葉がついているびわを送ってくれるといった。
地元のくだものやさん(やおやさん)といった感じで観光客はいなかった。

こういうリサーチなくして、母をつれてくることはできない。
直接来たところで、うまくいかないとその後が大変だ。
リサーチを終えるとグラバー邸の方へ歩いてみることにした。

石橋にあるグラバー邸につづく、エスカレーターはガイドブックにも乗っているが、観光客はほとんど来ないようだ。



地元の人が坂道を使うかわりにこのエスカレーターを使っていた。。
途中の階で降りることもできるがomiは5階まで行ってみた。
そこからは市内を見渡すことができる。

ちょうど小学生が帰る時間だったのか、

『こんにちは』

といわれた。

ちゃんと挨拶してくれる!!!

すごくないか!!




ここからさらにエレベーターの乗り換えて、グラバー邸の裏門まで行くことができるが、またひょっとすると母とくるかもしれないので、ここから裏道を通ってホテルのほうに行くことにする。

途中、南山手のレストハウスがある。
明治維新のころに建てられた洋館で、今は観光客の休憩所になっている。
しかし、裏手のエレベーターまでくる人は少ないのか、ここにも観光客がいなかった。
そのぶんのんびりできる。



そろそろ母が待っている時間でもあるので先を急ぐ。
狭い坂道を降りる。
港からいっきに山にのぼっていく長崎ならではの坂道だ。

このあたりで思った。

この町は香港に似ている。

そう思うとここもあそこも似ている!!とひとりで沸き立つ!!!


大浦天主堂の横にこの狭い道はつながっていた。
しかもあとで調べてみるとこの道は散歩道としてかかれている道だったようだ。

(そのわりに誰も通ってなかった。。)


ここからホテルまではすぐだ。
約一時間の散歩だった。

母にびわの話をすると、自分も行くという。
しかしそのときまでに受付から電話がはいっており、びわのフェスタがあることを知った。
が、とりあえず、くだものやさんだけ見に行こうかということになる。


さきほどの電車通りは信号を使ったりしたので、裏道を歩くことにする、
こういうところにリサーチがいかされる。
くだものやさんでは事前の説明をしながら、びわを見た。
小さいびわしかなかったのだが、買ってみる。


びわをもって、また先ほど行ったエスカレーターへ。
おじさんに話しかけられる。

『どこから来たの?』

『東京です。』

『わしも東京に行ったことがあるが、エスカレーターを歩く人がいて驚いた。あと新宿には自動販売機がわ〜〜と並んでいて驚いた。しかもゴミ箱がないので驚いた。』

と東京驚きのたびの話をしてくれた。

なるほど。。。。


グラバー邸に行くエスカレーターに乗る前に反対側にちょっといってみたら、小学校があった。
さっきの子はここの小学校なんだ。
本当に本当にすごいがけの上にある小学校だ。
見晴らしばつぐんだわ!!!




グラバー園の門のところにきて、当然、中にはいるだろうと思った。

が、

なんと母はここは行ったことがあるといってはいらなかった!!!!

グラバー園をまわりこんで、ホテルの方へおりていく。

ここの坂道がかなり急で、大丈夫かなあと思ったがなんとかなった。


はっきりいって、次の日にグラバー邸に行ったんだけど、こちらのまわりこんだ坂道のほうがおもしろいです。。

しかもわかったことは、このあたりの洋館は今も普通に一般の住宅として使われている。
個人の家なので、あまり写真は撮れないんだけど、歩いていて楽しい。




グラバー邸は正式にはグラバー園という。
そこの正門が見えてきた。
このあたりは清水寺に続くようなおみやげものやさんでうまっている。
そこをスルーしてホテルへ。


びわは長崎の特産であちこちになっていた。

ここでまた一時間。
でもこの一時間はかなり見ごたえのある一時間だった。

夕食まで少し休むという母をおいて、今度は海の方へ散策にでかける。

でたりはいったりでたりはいったりをくりかえすomi

はっきりいって迷惑だろうな!!!!


ホテルの入り口のあたりから見えるきになる建物があった。
香港上海銀行の昔の長崎支店だ。
今は記念館となっている。
この洋館もまた素敵なんだ。

長崎にこれだけの洋館があるとは知らなかったomi
本当にすてきな街です。





 


その横をとおり、海のほうへいく。
6時近くになっているのにまだ日が高い。
東京よりも日がくれるのがおそいんだあ。


海ぎわを歩くと本当に香港にいるみたいだ。
つりをしている人の上を鳶がまわっている。
とれた魚をとるつもりなんだろう。。
でもつりをしている人はまったく関係なく糸をおろしている。




街のほうをみるとゆうやけの色になっていた。
歩いて5分で山だし、歩いて5分で海だ。
散歩をするには最高だ!!!



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