長崎の空港は海の上の人口の島にある。
そこから市内までバスでいき、新地という場所からホテルまではタクシーに乗る。

長崎に行くのは実は4回目なんだけど、自分の修学旅行と若いころの仕事で2回行ったことはあるが、観光はしたことはない。
(あれ?修学旅行って観光か。。。−何も覚えてないけど。。)

新地といわれてもグラバー邸といわれても地図をおもい描くことができないんだ。

よって、テキスト通りに空港からのバスにまず乗らないとなにもわからない。


然るにこのバスに乗り遅れたくない。
いや、絶対に乗り遅れてはいけないのだ!!!


母には外にでたらすぐにバスに乗るとは伝えた。

すると空港に着くと、母は言った。

『バス停はどこ?』

だから私もここは初めてだって!!


まあ外にでればバス停はあるでしょ。
どんぴしゃ。
建物からでるとそこはバス停だった。
しかもバスの案内のおじさんがとっても親切だ。

『新地に行きたいんですけど。』

『このバスがはやいよ。』

『切符はどこで買うんですか?』

『この販売機で。。。。』

と販売機にお金をいれたら全部やってくれた
市内まで800円なんだけど、二人だったら1200円の割引となる。
ある程度お客さんが乗ったら、バスはすぐに出発した。


ラッキーなことに長崎も晴れている。
まだ暑くはないし、いい気候だ。
バスは市内まで続くバイパスを通る。
山の中をつっきっていく感じだ。


途中見たもの。

カラスは黒でした。


福岡と佐賀はからすといえばかささぎで黒くないそうなんだけど、長崎はからすは黒だった!!!





市内の最初のバスストップ新地は40分ほどで着く。
右も左もわからないままバスをおりる。
おりたところで2時前。


母は福砂屋のカステラ本店に行きたいといっていた。
そこに行こうかどうしようか??
母は言った。

『まずホテルに行きましょう。』

降りたところで、そこにいたおばさんに母は聞いた。

『福砂屋の本店は遠いですか?』

おばさんは言った。

『ここからは遠いですよ。』

あれ?ホテルに行くはずじゃなかったのか?

しかもそれでもめげずに母は目の前にある工場のおじさん(なぜかとおりに立っていた)に聞いた。

『福砂屋の本店は遠いですか?』

自分の満足のいく答えがかえってくるまで聞くって感じだ。
おじさんは言った。

『車で10分ぐらいですよ。』

母は言った。

『じゃあまず福砂屋に行きましょう。』

なぜか計画は変更されている。


おじさんは親切にもタクシーをとめてくれた。
よくわからないんだけど、そのタクシーのおじさんがこのおじさんの知り合いだったみたいなんだ。

おじさんは目的地までドライバーに伝えてくれた。。。


ご親切にありがとうございました。


なんと福砂屋の本店はかなり近かった。

最初のおばさんの遠いというのはなんだったんだろう。。。


母はこの本店のカステラが福砂屋の中でも一番おいしいと信じている。
まあ、工場から直接くることとか考えれば、それも間違ってはいないかとも思うんだけど、とりあえず、東京でも買えるじゃないか?って思うのは邪道なんだろうか。。


福砂屋の前には中学生か高校生のグループの子がいた。

母は言った。

『どこから来たの?』

『岐阜です。』

積極的なリサーチがされる。
なるほど、それでおみやげにカステラを買ったんだ。


福砂屋の本店の建物は必見の建物だ。
なかなか味がある。
もちろんここで母はカステラを買った。
中ではお茶もごちそうになった。

ここの前からタクシーにのって、ホテルにいく。
裏道を通っていき、ホテルまではなんと10分ぐらいだった。
このあたりで市内の様子がなんとなくわかる。

かなりメインとなる場所は狭いかもしれない。


母の今回の旅行の目的は2つあった。

まず福砂屋の本店でカステラを買うこと。

びわを買うこと。

この2つだ。

2つのうちのひとつはすでに達成された。


工場のおじさんには母はびわのことも聞いていた。

おじさんが教えてくれたのは、ホテルの近くの石橋という市電の終点の駅のあたりに果物やさんがあるということだ。

なんでも聞くのは親子似ている。。。。


市内のANAホテルはグラバー邸のすぐ近くだ。
omiが受付にいくと、母はすかさずに言った。

『上のほうの階の眺めのいい部屋にしてもらってね。』

で、受付でカードを書いていると、

『上の方の階にしてもらった?』

とおいうちをかけてきた。


だからまだカードを書いているんだけど!!

っていいたい!!


この会話を聞いてか、お姉さんは一番上の階にしてくれました。。
ただ、町並み保存のためか、最上階が7階で、母はこれも気に入らなかった。

どうして、7階が最上階なのかしら?

と3回ぐらい言われた。
これもホテルのおねえさんに言ってくれればいいんだけど、omiに言う。


受付のおねえさんにはまたびわのことを聞いた。

びわを買いたいですけど、いい場所がありますか?

お姉さんは調べてくれた。

そしてあとで部屋に電話がかかってきて、これが結果として、ものすごい母の満足のいくようになったのがすごかった!!


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