近江町市場

気が付くと朝だった
もう外が明るくなっている。
5時を過ぎると母がまず起きた。

omiも続けて起きた。
年寄りの旅だ。
起きたけど、テレビをつけてゆっくりする。
駅前の広場は早朝にもかかわらず何台かのタクシーがすでにとまっていた。
テレビは相変わらず、ワールドカップの一次リーグ突破のニュースでもちきりだ。
暗記できてしまいそうだわ。

朝食は下のレストランで6時半から食べることができるのだが、今日、また電車にのり東京に帰ることを考えるとなるべくゆっくりと行動したい。
ブログに投稿する。
雨がやんだら近江町市場に行こうかと話していたので、そのこととホテルからの景色を携帯でとりそれをのせる。

新聞がはいっていた。
北国新聞だ。
味があっていいなあ。


7時半を過ぎたところで朝食を食べにいく。
下のレストランの朝のビュッフェは何種類ものおかずがあって、人気のお店らしい。
係りのおねえさんが窓際の席に案内してくれた。
両隣は年配のご夫婦だ。

omiはまずオムレツを焼いてもらった。
『具は何をいれますか?』
と聞かれ
『全部』
と答える。

まずは洋風のおかずからせめていく。
なんでもおいしかった。
特にオムレツとウインナーはおいしかった。
アップルジュースもおいしかった!!!
二回目は和風でせめる。
朝からこんなに食べてもいいのか。。。

で、和風のお料理もおいしかった。
ひさしぶりに朝、お味噌汁を飲んだ。
金沢のお麩を好きなだけいれられるんだけど、どうもomiがつくったものはお麩が多すぎたようだ。
いくらきれいでも限度があるかも。。。
(いったいどういう生活をしているのか。。。)

母はワンラウンドだけで、デザートに果物をいただいた。

食事がすむと、部屋にもどる。
近江町市場に行こうと思っていたが、母はやはり部屋で休むという。
元気といっても80歳をすぎているので、そうそう無理はできない。
じゃあomiもゆっくりするか。。。って思っているところにメールが。

『私もこれから近江町市場に行くのですが。』
Azuさんからだ。
なんで、近江町市場に行くことを知っているのか。
そして、電話がかかってくる。
まず言いましたね。
『なぜ近江町市場に行くことを知っているの?』
『だってブログに書いたじゃないですか。』
ああそうか!!
ちょっと前の行動は忘れるomi.
自分の行動を人に聞いて思い出す。

で、母は休んでいるというので、Azuさんと近江町市場に行くことにする。
『これからホテルに迎えに行きましょうか?』
なぜ私が泊まっているホテルを知っているんだ。。。。
『写真を見ればわかりますよ。』

Azuさんは探偵だったのか。。。。。

そんな会話をしてすぐにAzuさんはホテルまで車をまわしてくれた。
なんとMちゃんも来てくれた。
Mちゃんは前に東京に来たときに会って以来だ。
すっかり大きくなってガールからレディーに変身の最中という年頃だ。
Azuさんに兼六園しか行ってないというと驚かれてしまった。
しかしまあ香林坊も見たし、四校の記念館も外から見て、なんとなく金沢の風情をタクシーから味わえたよと説明する。



近江町市場の駐車場にはいる。
さすがになれているなあ。
Azuさんは説明してくれる。
『あそこがよくコーヒーを飲むところで(そういえばブログにもでてきていたな)ここは有名な料亭の浅田屋』



おお!!
前回もAzuさんのおかげでいろいろなものをみてまわったけど、今回もまた説明がはいる。
近江町市場は金沢の人々の市場だ。
魚屋さんは特に多い。
活きがいいし、安い。
ちょっとすごかったです。



東京では見られない魚もあったし、だいたいこのような市場が近くにはない!!






Azuさんが言う。
『ノドグロって知ってますか?』
はっきりいってなにも魚のことを知らないomi
食べるのは好きなんだけど、料理もできない。。
ノドグロって関東ではなんていうんだろう。。。


ちょっと歩くと見つけました。
舟楽!!
というお寿司やさん。
ここのお寿司を食べてみたかたんだ。
もちろんすぐにはいる。
どれにしようか。。。
えびと鯛を買うことにする。
でもぶりも買おう。
このお店はぶりのお寿司ではじまったそうだ。
3つ買ったところではものお寿司を見つける。
はもって東京にはないじゃないですか。
で、迷ったんだけど、はっきりいってそんなに食べられない。
はもは次回にする!!!



Azuさんはお魚や野菜を買う。
お店の情報もよく知っている。



金時草。
茎と葉っぱを別にして料理するそうだ。

一軒のお菓子やさんによった。
越山甘精堂だ。
昨日かった氷室まんじゅうが売られている。
これは7月1日に暑気払いのために金沢では食べられるお菓子だそうだ。
ここでお焼きというパンのようなおまんじゅうを買った。
いろいろな絵がかかれておりMちゃんはどの絵にしようか選んでいた。



このあたりでomiはタイムオーバーとなる。
Azuさんはタクシーに乗れるところまで送ってきてくれた。
ちょっとの間だったけどひさしぶりにあえて嬉しかった。
本当にわざわざわ連絡をしてくれてありがとう。
また次回は東京で会いましょう。



11時すぎの特急の予約をしているので、ホテルに戻ると用意をする。
母はやはり前日、サッカーの試合を明け方から見ていたのも要因としてあるんだろうけど、疲れていたようだ。
それでも金沢までの日本海側の景色を見ることができたし、金沢の町も見れてよかったとおもっているようだ。

チェックアウトをして、駅にいく。
ホテルが駅の隣というのは本当に本当に便利だった!!
百番街での買い物もなんと前日にすませてしまっていたので、そのままホームへ。
ホームではあのあこがれのサンダーバードが隣のプラットフォームにはいっていた。
はっきりいってサンダーバードは普通の特急なんだけど、関東方面の人はなかなかこれに乗るチャンスがない。

駅弁は列車の中で買うことにして、はいってきた金沢始発の特急にそのまま乗った。
早朝に降っていた雨がまた降り出した。
途中、車内で検札があった。
今は新幹線などコンピューターに通すためかあまり検札はない。
はっきりいってだ。
検札にまわるって付属の仕事をしょいこむような感じじゃないのかなあ。
母は車掌さんに言った。
反対側の空いている席をさして、
『あそこに座ることができるかしら。行きは海の景色を見たから今度は山の景色を見たいのよ。』
そうなんだ。
行く時も母はなぜか海よりも山の景色にこだわっていた。
車掌さんはなんやら調べてくれて、
『今のところあいていますが、これから先乗客がくるかもしれないので、その時は変わってください。』
そのひとことで、母は列車が動いているのに席をかわった。。。。。。
検札は簡単なのに注文に答えるのには時間がかかる。。。。

変わった席には富山で人がのってきた。
『これからがいい場所なのにねえ。』
なにかよくわからないけど、日本海側の席をあえて選んでしまったomiの失敗となった。。。
駅弁は前回BBと乗った時に食べたものがおいしかったのだが、今回はそれにめぐり合わなかった。
季節でも違うのかもしれない。

越後湯沢で新幹線に乗り換える。
接続できる新幹線よりもひとつ遅らせてのったのだが、それが正解だったようだ。
車内は比較的すいており、食堂車のおねえさんが個々の注文を受けながら、コーヒーを運んだりしていた。
混んでいたらこういうわけにはいかなかったと思う。
母がアイスクリームを食べようというので、omiたちもお姉さんにアイスクリームを注文した。
このアイスクリームはかなりおいしかった!

帰りは東京まで行かずに上野で降りることにした。
そのほうがJRで座って帰れると思ったからだ。
ひさしぶりに上野の駅を使ったらまたよくわからなかった。。。
どんどん
どんどん駅の様子が変わってしまって、とってもついていけない!!!
ただはっきりいって東京駅を使うよりも上野駅を使ったほうが、楽かも。
少しはすいてます。。。

今回の旅はこれで終わり、母は80歳をすぎて、はじめて金沢の地を制覇した。
来年はどうなることやら。。



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