金沢到着 | ||||
特急は最終地点の金沢に着いた。 ホテルは駅前のANAホテルだ。 すぐにホテルに直行するのが普通なんだけど、母の性格からいうとまずお菓子などがどこに売っているか知らせておくほうがいいでしょう。 で、改札口をでるとすぐに百番街につれていく。 ところが、前回はすっかりBBに甘えていたomi. でる方向を間違えてしまった。 ここで未明からのサッカーの疲れがでてきた母は不機嫌になった。 はやくおみやげものやさん街につれていかないと大変だぞ! 売り場の人に聞くとそれはまったく反対方向だったので、不機嫌になりそうな母をそちらの方向に連れていく。 母は 『先にホテルに行きましょう。』 と言い出したが、それじゃあ絶対に満足しないでしょ。 ホテルの方向に向かっているとみなれた感じの売り場が。。 おみやげものやさんがある場所だ。 そこにはいってみる。 金沢の和菓子は有名だ。 それがずらっと並んでいるんだから、やっぱり満足してもらえましたね。 母は言った。 『ここから送りましょう』 着いてすぐ何をどこに送るかというと妹のところになにか送りたいらしい。 で、かまぼこを見つけてそれを送ることにした。 お菓子はとりあえず見て、その後、ホテルへ。 本当に駅の近くのホテルを選んで正解だわ!! ホテルに着くとドアマンの背の高いおにいさんが 『お泊りでございますか?』 といってくれて、そうだと答えると荷物を持ってくれた。 おお、さすがANAホテル!! フロントで、 『予約したomiです』 という。 フロントのお姉さんは 『omi様でございますね』 と丁寧に言ってくれる。 で、名前が確認できたところで母はすぐに言った。 『お部屋は何階かしら?』 ここで下の方の部屋だといわれたら、すぐにホテルを変えるっていいそうな雰囲気だ。 『16階でございます。』 フロントのお姉さん達はスマートなものごして接してくれる。 この16という数字に母は満足した模様。 お姉さんはお部屋のランクアップも可能だけど、それはもっと下の階数になるといった。 これが反対だったら、ランクアップしてもらったと思うんだけど、下の階数になって値段が高いっていうのはomi家ではありえない話なんだわ! で、もちろんランクアップはしなかった。 客室は17階までだ。 その16階を一日限定5組のomi家がしめた。 やっぱなんでも言ってみるもんだなあ。。 ホテルで一休みするかと思っていたのだが、以外にも母は元気だ。 すぐにでかけるという。 じゃあ兼六園に行こうということになり、タクシーにのる。 金沢の町は観光スポットでなくても古い民家が残っている。 それに感激する母。 『さすがに古都ねえ。』 実は母を感動させるスポットってなかなかむずかしい。 兼六園はどうかなあ。。。。 兼六園の立派な木々に見とれる母。 手入れをしている人たちに話しかけたりしている。 仕事中に手を休めなければならないおにいさんたちも大変だ。 この日、兼六園では日本語以上に中国語が聞かれた。 しかも広東語とマンダリンの両方が聞かれたんだ。 中国全土から金沢に観光客がきているかんじだ。 兼六園は広い。 母が気に入ってくれるかどうかという心配は的中でした。 ちょうどこの日はむしむししていたのもあって、あまり歩きたくなくなってしまったんだわ。 omiとしては、なんとコゲラを見つけ、一日でも兼六園のコゲラを追いたい気分になっていたんだけど、母はひととうり見たら疲れたので、帰るといいだした。 母は実は名所旧跡というのがあまり好きじゃない。 名所でコゲラを見つける娘と違って、整った場所よりも、生活に密着している場所とか、なにげなくそこに存在している隠れているのにキラリと光る場所っていうのが好きなんだ。 そこで生活してないとなかなかそういう場所は見つからないでしょ。 しかしなぜかいつもそれを要求するんですよね。 しかもこの日はやっぱりサッカーの疲れもでているようだ。 ただ帰る前に百番街にもう一度よってお菓子は買いたいという。。。。 兼六園から再びタクシーにのる。 この運転手さんがなかなか観光客相手がじょうずで、ここが県庁、ここが四校と解説してくれた。 この四校に反応する母。 そりゃ〜〜 omiだって井上靖の大ファンだから、四校はあこがれですよ。 しかしそのomi以上に母は自分の時代じゃないですか。 運転手さんが 『一校が東京、二校が仙台、三校が京都、四校が金沢』 と言い出したとたん、話しがばんとはずみだした。 広島、熊本、鹿児島まで五校、六校、七校と続けだした。 そして車は香林坊にはいった。 ここが香林坊で、と運転手さんがはなしてくれたところで、母は 『さすが加賀100万石ねえ』 と言った。 すると運転手さんは加賀は本当は120万石と歴史の話しを始めた。 本当に博学なんだわ。 富岡の製糸工場が加賀藩のものだとか、佃煮は江戸からの参勤交代の時に江戸からもってきたものだとか、江戸からは中山道を通って13日かかったとかいろいろな話をしてくれた。 東海道を通るとお金がかかるから中仙道を通ったらしい。 こういう話を聞くと奥が深いですね。 母は運転手さんに金沢ではなにがおいしいか聞いた。 『お寿司でしょ』 と運転手さんは答えた。 駅の中にもたくさんお店があるから、食べてみるといいとすすめられた。 駅までの間、おもしろい話と金沢見物を楽しめた。 駅の中にある百番街ではすぐに目的のお菓子を買う母。 さっき見た時にどのお菓子を買うのか決めたらしい。 なかなか決められないomi. 東京にはないお菓子も多い!! さすがに金沢だわ。 で、母をみるとさすがに疲れている様子。 お寿司やさんでテイクアウトができそうだったんだけど、忙しそうでこちらに気づかなかったので、とりあえず、一旦ホテルの部屋に戻ることにする。 ホテルの16階の部屋からは金沢の町が一望の下だ。 駅が真下に見える。 ただ残念なのは16階に来てわかったんだけど、JALホテルが町の中心街の方に大きな壁を作っており、兼六園などが見えないことだ。 町の景色を求める人はJALホテルに流れてしまうかも。。。 しかし、さすがにANAホテルはきれいだ。 さっそくお湯をわかし、お風呂にもお湯をはり、休む体制にはいる。 なんといっても午前3時から行動をおこしているので、疲れている。 ただomiはまだお菓子を調達していない。 よって、もう一度、百番街へ行くことにした。 晩御飯も用意しないと。。。 (この時点で部屋で食べることは決定している。) 駅に戻るとまず、前回BBに教わった2階のスーパーに行ってみた。 とりあえずデリカッセンのお寿司を見てみる。 あさとれマークで3時以降に作られたという表示のおすしが並んでいる。 これだな!! ということでこのスーパーでお寿司とお茶を調達。 下に降りて、諸江屋でお菓子を買い、有名な中田屋のきんつばを買う。 母は先ほどomiがどうしようと目うつりしている間に実にさまざまなものを買っていた。 なんでこんなに買い物が早いんだ。 氷室まんじゅうは暑気払いのお菓子らしい。 よって買ってみる。 またひとまわりして、やっとお菓子売り場を離れることができた。 部屋に戻るとお風呂からあがった母がテレビを見ていた。 ワールドカップのおさらいだ。 外はだんだん暗くなってきており、駅の照明がきれいだ。 さっそくお寿司を食べることにした。 このお寿司、とってもおいしかったです。 あさとれマークの威力か。。 東京ではなかなかおめにかかれないおいしさで、それがスーパーで売られているのがすごい!! やっぱり金沢はお魚ですね。 実は今回はAzuさんに金沢に行くことは連絡してあったのだが、日程は連絡しなかった。 母と一緒だし、会うことは無理でしょう。。 で、メールをした。 次回また会いましょう。 この時点で次回があることをomiは願っている。 やっぱり四校の記念館には行ってみたいですね。 (今回もこちらに母をつれていったほうがよかったかなあ。) 食事をすると疲れがどっと押し寄せてきた。 なんといっても早朝が早すぎた よってすぐに就寝時間となる。 |