omi、Mと一緒に東京見物にいく
2010年8月29日

Mから電話がかかってきた。
『今度、東京に行くから。』
Mが東京にくる目的は息子にあるのだが、息子をだしにしてだ。
息子よりも先にomiと会う約束をする。

M家の長男はomi家の次男と香港時代のご学友だった。
はっきりいって、小学校入学前にM家の長男もomiの次男も日本に帰ってきたので、本人同士はまったく覚えてない。
なのに、親はいまだにしっかし交流を続けている。

東京に来ると連絡をもらって
『どこに行きたい?』
ととりあえず聞く。
『どこでもいい』
と答えがかえってくる。

どこでもいいか。。。
どこでもいいっていっても、野鳥のメッカMとか平和島の野鳥公園とか多摩川散策なんかにつれていってもありがた迷惑でしょ。
で、omiは計画をたてる。
Mは関西から新幹線で来る。
よって品川か東京かでお昼ご飯。
その後の計画によってどちらで降りてもらうか決めなくてはならない。

このところものすごく暑いので、omiの頭はほどんど働いていなかったのだが、この計画に全気力を果たすことにする。
Mには東京駅で降りてもらうことにする。
そのあと、食事をして一時間でまわれる東京見物のバスに乗る。
それから夕方にかけては六本木ヒルズでサンセットだわ。

ここまで考えるのにかなりの時間がかかってしまったんだが、とりあえずomiが行きたいコースはできあがった。
そうなんです。
Mのためじゃない。
omiが行きたいところにMが一緒に行ってもらうという図式がいつのまにかできあがっていた。。。。。


Mが来る当日。
Mが到着する一時間前に東京駅に着くomi
まずは予約しておいたスカイバスのチケットをとりにいく。
前々からこのバスに一度乗りたいと思っていたんだ。

この日乗るスカイバスは二階建てで屋根が
ない!!
オープンになっているんだ。
Mにこのバスに乗ると報告してさっそくチケットの予約を電話でした時に、わかってしまったこと。
屋根がないから暑い。。。。。。
なんとなく屋根がないから気持ちがいいとしか考えられなかったomi
暑い。。。。。。
しかし、同じコースを歩いたらもっと暑いだろうと、無理に偏って考えて、計画したことをすすめる。
(いいかえると、このバス以外に安く簡単に東京をちょっと見るという案が思い浮かばなかった。。)

当日、チケット売り場で予約番号を言い席を決める。
席は一番前か一番後ろがいいかなと思っていたんだが、なんと一番前は
暑いといわれる。
じゃあ一番後ろは?
一番後ろは屋根がかかっているので
見晴らしがよくないといわれる。
よって考えていなかった真ん中あたりの席になった。
なんとなく思い描いていた構図とどんどん違うことになっていくのがわかる。
このバスは以前に見たときは人気があって、朝なのにその日の全部のコースがいっぱいになっていたんだけど、この日はどの時間も空席がある。
ってことはやっぱり
暑いからみんなさけているんだ。。。
と事態をようやく把握しだすomi

Mとの待ち合わせの時間まで間があった。
せっかく東京駅まで来たからJAXAの展示室に行く。
はやぶさの追加の展示があるかもしれないし、イカロスもちょっとおさえておきたい。
行って正解でした。
イカロスがどうやって翼をひろげるかという模型がネットからもらえることをキャッチ。
(しかしここではomi家のパソコンが一部ネットの不具合があることを忘れていた。展示室でだしてもらうんだった。。。)
それから丸の内の丸善にいき、本のチェックをして、丸ビルに向かった。

丸ビルでぶらぶらしているとMから電話がはいった。
新幹線の駅が八重洲口となっているけどいいのか。。。
という内容だった。
じゃなくって、丸の内側なんだけど。。。。。。
とりあえず新幹線の改札をでて丸の内南口にきてという。
で、いそいで自分も改札口に向かう。
なんと。。。。
いそいでいったのに、Mはもう改札口にいた。。。。。。
もっと迷うかと思ったよ。
(いつも東京駅で迷う自分を中心に考えすぎた)

荷物をコインロッカーにいれ、バス乗り場の前にあるメゾンバルザックでお昼ご飯を食べることにする。
東京駅からは歩いて1,2分というところなのに、地上を歩くのは
暑いので地下にはいる。
少しでも涼しさを求める。
この調子でバスに乗れるのだろうか。。。。。

メゾンバルザックのフランス料理は好きだ。
お店の雰囲気も好きだ。
おちついていて、ゆっくりできる。
予約する時に、12時半ぐらいにお店に行くけど2時にはでたいので、はやめにお料理をだしてもらうように頼んでおいた。
席につくとお料理が少しはやめに運ばれて、こちらの注文がよくわかってもらえており、よかった。



Mは三人の子供がいる。
次女と一番下の長男がomi家の長男、次男と一緒の年だ。
M家にはその上に賢い長女がいる。
M、あんたは幸せだわ。
今の話、昔の話の中に老後の話し、年金の話、健康の話、親の話と誰と話していても必ず最近でてくる話しが盛り込まれていく。

実はMとは電話でしか連絡方法がなかった。
携帯のメルアドを知るすべがなかったんだ。
で、食事の後にメルアドを交換しようということになった。
しかしだ。
どうやって交換する??
omiはまったくの携帯音痴。

Mは何度かお互いのメルアドを交換しようと試みたが失敗に終わり、とうとうメルアドの交換にはならなかった。

文明がどんなに進んでも、それを使う人がいなかったら、進歩はしないといういい例だ!

Mと最後にあったのが、7.8年前いやひょっとしたら10年前ぐらいかも。
なのにやっぱり人間そうそうは変わらないということをMは実証してくれた。
昔のままおもしろいキャラを残しておいてくれた。

2時前にレストランをでる。
バスは2時20分発の東京スカイツリー、浅草コースだ。
やっぱり今、東京に来るんだったらスカイツリーは見ておくべきでしょ。
予約の時にこの日は浅草のサンバカーニバルなのでバスは迂回して走るといわれていた。
いつもは見られる浅草は見られないんだ。
(と思っていた)

レストランをでてバスに乗り込もうとしたら、なんとガイドのお姉さんにバスの中にいると暑いですよといわれる。

飲み物が1本では足りないぐらいですとも言われた。
まだ20分あったので、丸ビルの下のコンビニに飲み物を買いに行く。
できれば、バスのインフォメーションセンターで飲み物を売ってくれると助かったんだけど。。。。。

バスに戻るとすでに座っている人もいたので乗り込む。
このバスは丸の内から隅田川の方に向かい、浅草からスカイツリーに向かうルートを通る。
スカイツリーのまわりをまわって再び浅草に、合羽橋をとおり上野から神田、秋葉原を通りまた丸の内に帰ってくるというコースで一時間ちょいの時間で途中下車はなし。

バスは走り出すと風がはいってくる。
帽子が飛ばされそうになったのでぬいでしまった。
Mは帽子を手でおさえている。
このぐらいの努力をして日陰をつくるべきなんだけど、そうすると写真がとれない。
丸の内のビル群をぬけて、箱崎から高速道路にはいった。
隅田川が見える。
しかしだ。
やっぱり暑い!!
雨が降ったら、バスにあるカッパを着るらしいんだけど、どちらにしてもこのオープンバスというのは気候、天候に左右される。。。。。


バスはすぐに高速道路をおり、浅草を通る。
あれ?
浅草に行くんだ。。。。
よくわかってないomi






すでに浅草の通りには人があふれている。
音楽も聞こえてきた。
すると前方の方がとてつもなく混みはじめた。
なんとバスの中からサンバカーニバルの真っ最中の道を左手に見ることになっていたのだ。



しかも道を横断するときに道の真ん中の二階から瞬間ではあるけどカーニバルが見えるという絶好の場所をにキープすることになっていた。
このコースを選んでラッキーだったかも。。

残念だったのはバスの側面の窓になぜかテープのようなものがあったこと。(写真右)
これはいったいなんなんだろう。。。。。
これがなかったらかなりいい写真が撮れたんだけど。。。。。
(といつも出来が悪いことは人のせいにする。。)



暑いバスの中でひとりで望遠レンズにかえてまで写真を撮っていたらMは根性だと褒めてくれた。。。


ここからスカイツリーに向かう。
前回見たときよりもまた高くなっていた。
(そりゃ〜〜日々高くならないと完成しませんもんね)
これをまたばしばし撮る。



スカイツリーが終わると結構このコースのメインは終わるんだけど、途中合羽橋を通った。
はっきりいってここに来たことがないomi
ちょっと外国にいったようだった。。
下の写真は韓国食器やさん。
ちょっと行ってみたい。



上野、秋葉原とみなれた場所を二階から汗をふきながら見て、丸の内に戻ってきた時はかなりへと〜〜〜となる。
このバスは暑い夏、寒い冬、雨の日はさけた方がいいというのが今回の結論だ。






丸の内に戻り、今ちょっとにぎわっているブリックススクエアをのぞく。
柱からはミスト(霧)がでており、

おお!!都会にはこういうものがあるんだ!!

と感激する。
しかし暑い。
ひとまわりして、丸の内をわかってもらい、(こんなんでわかるのか。。。)とりあえず荷物をホテルに運ぶ作業にはいった。



チェックインをしたところで今度はサンセットを見るために六本木ヒルズへ。
Mには言った。
行く時は一緒だけど、帰りはここまでひとりで戻るんだから、よく道を覚えておくように。。。

六本木ヒルズにはいつも大江戸線を使う。
ところがこの日は日比谷線を使った。
するとなんと六本木でどの出口を使えばいいのかまったくわからなくなったんだ。
本当はヒルズの地下に直でいけるでしょ。
なのに道の反対側にでてきて道路を横断するということまでしなければならなかった。
なんでいつもこうなるかなあ。。。

ヒルズは相変わらず混んでいる。
展望台は大丈夫だろうか。。
この日はできれば普通の景色とサンセットの両方の写真を撮りたい。
(あくまでもomiがです。)
とりあえず、すぐに展望台に向かう。

すでに日が暮れかかってきている。
展望台は並ぶこともなくすんなり上に行くことができた。
スカイデッキまではさらにエレベーターを乗り換える。
これもまたすんなりいった。
ということは、日がくれかかってはいたけど、ちょと時間的に余裕ができてしまったってことだ。
これはあくまでもポジティブな言い方をすればということで、別の言い方をすれば完全なサンセットの時間までには時間が余ってしまったということでもある。



スカイデッキに行く時はカメラ本体しか持っていってはいけない。
ということは交換レンズを持ち込めないんだわ。
これって究極の選択でしょ。
結局、普通のレンズをつけて上に行くことにした。
(やっぱ200ミリにすればよかったかなあ。。―今でもまだどっちがよかったのかわからない。。)



スカイデッキからは東京タワーはもちろん、先ほど通ってきたスカイタワー、お台場から羽田空港までが見える。
六本木から海が見えるというのがすごいでしょ。

東京タワーが見える方向にカメラマンのお姉さんがスタンバイしていた。
自分のカメラで写真を撮ってくれるという。
でお願いしたんだけど、お姉さんのカメラでもとらせてくださいということで、あとからわかったんだけど、その写真は下で売るようになっていた。
しかしomiは自分のカメラにおさめてもらったので、もちろん写真は買わない。。。
こういうお客さんばかりじゃ儲けはないかも。。。



(翌日、できあがった自分の写真を見てびっくり。。。。
すごい日焼けをしている。
手とかはとっても普通の仕事の人じゃない。
くっきりそでのあとがついていて、普段の生活を物語ってしまっているわ!!!!
母にこの写真を見せたら、Mのことはすごい美人だといい、こんなきれいな人をオープンバスでつれまわして大丈夫だったのかしら。。とまで言われた。
はっきしいってomiはMと同じ年だし。
それをいうと母は断言した。
『あんたは大丈夫。写真はだるまみたいに写っているわね。』
このだるまみたいに写っているというのはomiがだるまってことだ。
そこまでいうかなあ。。。)



この日はなんと富士山が見えた。
夏に富士山が見えるということはなかなかないんだ。
ラッキーだ!!
ラッキーなんだ。
しかし空がすっきりはれてなくって、何度写真を撮ってもうまくいかないんだ。



露出とかは考えているんだけど、きれいに写真が撮れない。
西の空だけ何枚写真を撮っただろうか。。。。。。
でもうまくいかない。



しだいに地上は暗くなっていって、明かりがあちこちでつきはじめる。
夕暮れっていいなあって思う。
思うんだけど、写真がうまくとれないのになんとなくいらだつomi



カメラを持っていかなかったらこのサンセットを存分に楽しめたのにと思った。。。。
日中はあんなに暑かったのにこのスカイデッキはさすがに夕方になると涼しい。
時間が許せば毎日、ここでサンセットを見たいぐらいだ。

スカイデッキでゆっくりしてから展望台まで降りてきた。
その間5分もたたないのに、空の明るさがまったく違う。
東京タワーがあと一歩でもうちょっときれいになるってところまできていたんだけど、不完全なままで終わる。。
やっぱりもっと時間をかけなければならないかな。
とMのことは考えずに自分のことばかり考えるomi!!




展望台には簡単なスナックコーナーがあって窓際の椅子にこしかけてサンセットをコーヒーを飲みながらみている人たちもいる。
なかなか優雅だ。
今度はこのコースだな!!



私達もこれをやろうとしたんだけど、残念ながらあいている場所がすでになかった。。
平日がチャンスかも。
M、今度は平日に来てね。



Mはその日朝はやく新幹線に乗ってきたのに、一日中、omiが行きたいところに付き合わされた形だ。
すでに疲れている時間でもある。
下に降りて簡単に晩御飯を食べることにする。
で、omiがおすすめしたのはおそば。
東京ってやっぱりそばだと思う。
ただ晩御飯にしては本当に本当に簡単だ!!!
まあいいか。
お互いに年もとっていることだし。。
おそばを食べている間に何回もホテルまでの帰りの路線の復習をした。

帰りはとりあえず日比谷線の駅まで送っていく。
Mが言った。
地下鉄の路線図がほしい。
で、omiが見つけた路線図。
ひとつは小さく、ひとつは英語だった。
『どっちがいい?』
『どっちも役に立たないわ!』

で、でっかい声で駅員に聞く。
『日本語のでっかい路線図ありますか?』
すると駅員さんは
『これがあるんですけどぴらぴらなんです。』
『ああ!!大丈夫です。』

で、Mにはこれでいいよねえ!!
ってまたでっかい声で言った。

Mはそんなにでっかい声で言わなくても。。。
って感じだったけど、とにかく地図はゲットでしょ!
この日はここまで。
メインの出来事はまた続きで書くことにする。



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