omi、冬の多摩川を歩く
2010年12月27日

暮れの忙しい時期に野鳥の写真が撮りたくなる。
レンズを新しくしてから何回も撮りにいってないので、えらくストレスになっている。。
で、今回は夏にぶったおれそうになった多摩川に行くことにした。
春とか秋は行かないで、なぜか極暑の夏と厳寒の冬(でもないか。。)に行くことになってしまうのか。。。。なんともいえない。

今回は夏とは違って家から歩くことにした。
omiの家は沼部近辺が一番近く(っていっても歩けば1時間はかかってしまう)なんだけど、羽田方面に向かって歩きたかったので、あえて蒲田方向に向かって歩きはじめる。

途中、梅園をスルーして本門寺を迂回して、頭の中では池上線、環八を横切ってまっすぐ南へ。
と、とりあえずおおざっぱな地図はできている。
なんせomiは小さい時から大田区に住んでいるので、なんとなく地名もわかる。
昔は小学校の地理はばっちり暗記の時間だったから、大田区の主要な道路だの、池上線とかなんとかかんとかは全部暗記させられた。
それが
今ごろになって役に立っている感じだ。

途中まですごく順調だった。
なのに!!
蒲田を越えたところでJRの引き込み線の場所に遭遇してしまったんだ。
結局、そこをさけるためにほぼ蒲田駅の近くまで戻り、そのままJRを南下。
さらに踏み切りを超えて、なにかにぎやかなところだなあと思ったら、雑色の商店街だった。
焼き鳥とかがおいしそうだ。
しかしこれからまだまだ歩くのにここで焼き鳥を買うわけにはいかない。
第一京浜国道にでる。
これはもうひたすら南に歩くしかないでしょ。
で、見えました。
土手。
やっと着いた。
っていうか始まりっていうか。。。

ここまででかなりの時間がかかっている。
しかし着いてしまうと多摩川の土手は本当に気持ちがいい。
広い河川敷では野球だのサッカーだのやたらに元気な子ども達が遊んでいる。



さっそく川原の水の近くにいき歩きだす。
ユリカモメが芝生で遊んでいる。
水鳥だろうが!!

空に大きく旋回している鳥がいた!!
鷹だ!!
空を旋回する鳥は全部鷹だと思うomi!!

とりあえず何枚も写真を撮りました。



しばらく歩くと、かなりの数のカメラマンが。。
近くにはユリカモメの集団が羽を休めている。
こういうポイントがあるんだ!!!!
やっぱ来ないとわからないなあ。



こういうところにはカメラマンのグループがいるので、なるべく積極的に会話をすることにしているomi!
いつものようにずうずうしい。
で、おじさんに聞いたのは、なにもユリカモメの写真を撮っているんじゃないってこと。
ミサゴとかチョウゲンボウとかが来るポイントらしいんだわ。
おじさんは写真をいっぱい持っていて、見せてもらう。
『このあたりは猛禽類が時々くるんですよ。』
猛禽類といっても鷹しかわからない。。。。
しかしそれでも写真を見せてもらう。

omiは質問した。
『今、空を飛んでいるのは鷹ですか?』
おじさんは答えた。
『ああ、あれはとんびですよ。』
ここではじめて撮った写真がとんびだということを知る。

もうひとりのおじさんが言った。
『さっきミサゴが行ってしまったから戻ってくるまで1時間はかかるなあ』
一時間もこの寒い場所でみんな待っているんだ。。。
ここは川原なんで本当に寒い。
で、猛禽類はあきらめることにした。
歩きはじめた時、おとなしかったゆりかもめが一斉に飛んだ。
みんなシャッターをきっている。
あわてて飛んでいるユリカモメを撮るomi


するとおじさんが言った。
『あっちの方から急に飛んできたなあ。』
みんなはユリカモメを撮っているんじゃなくって猛禽類の何者かが現れたので、シャッターを切ったんだ。。。。
むずかしい。。。。


しかしここからちょっとはなれたところでomiはなんとオオバンを見つけた。
池に行くと時々いてくれるバン。
オオバンって顔が黒くて目が同じような色をしている。
だから、目がしっかり撮れていることがバンの写真の条件だということを聞いたことがある。



しつこくオオバンの写真を撮る。
ここではオオバンの写真を撮る人はいないようだ。。。
オオバンは日本では夏季に北海道(夏鳥)、本州、九州で繁殖し、冬季になると本州以南で越冬する冬鳥だ。

さらに河口にむかっていると、はじめてみるカモがいた。
それは他のカモに混じってツガイでいた。
あわててシャッターをきる。
こういう時ってひょっとすると世紀の大発見じゃないかと思うんだ。
ってことはありませんでした。
ヒドリガモだった。
かなり一般的なカモらしい。






これはメスだと思う。

オオバンとこのヒドリガモで気をよくするomi
他の人から見ると
普通の鳥を撮って喜んでいる状態だ。


これは近くの川でも少数派で生息するコガモ

川原には綿毛みたいなものが飛んでいる。


これがその正体。
綿????
もどき。。。


すずめが飛んできてポーズをとってくれた。


このすずめ、かわいかった!!

葦の中には絶対に小さな鳥がいそうなんだけど、それを見つけることができない。
かなり河口になってきて、たぶん水に塩がまざっているんじゃないかと思われるようなところにもカモはいる。






セイタカシギ
絶滅危惧1B類に指定されている。(近い将来に絶滅の危険性が高い種
水辺の貴婦人と呼ばれているらしい。
本当に足が細くて優雅。

この日は六郷のあたりから羽田の海とぶつかる前のの小さい島まで歩くことに決めていた。
この島は鳥しかいない、六畳ほど(もっと広いか。。)の島なんだけど、いつもすごいことになっている。
ちょっと上陸はできないわ。


これだけ鵜がいるとこわいでしょ。。



大師橋の奥に見える建物は羽田空港の新ターミナル
国際空港の目の前がこの風景というのはなかなかいい。
将来はこの辺りも開発されちゃう予定らしいんだけど、このままにしておいてほしいなあ。
omiの構想(だれも目にとめないけど)としては低層のホテルをたてて、ウッドデッキをめぐらせて、空港にも近いリゾート風のホテルを作ること。
モデルは大昔にみたニューイングランドのモーターインなんだけど、ああいうのができたらすてきだろうなあ。


ユリカモメは集団でいることが多い。
しかも風が吹いている方向にむかって、行儀よく並んでいる。
それがなかなか美しい。
どうして同じ向きになるんだろう。。


キンクロハジロ
シベリアで繁殖し、冬季になると南下し越冬する。
日本では冬季に九州以北に越冬のため飛来し(冬鳥)、北海道では少数が繁殖する


マガモ
冬鳥
友達は食べるとおいしいと言っていた。。。。。
狩猟をしていいカモらしい。
しかし羽田で鉄砲を使う人はいないけどね。



ハクセキレイ
歩き方がかわいい!
近くの川にもいる。



ホシハジロ
冬鳥
先日、はじめて池で写真が撮れた。
ソウルの漢江にもたくさんいた。


オナガガモ
冬鳥
河口の荒い波でサーフィンをしている。
もっと楽な場所に移動すればいいのにって思うんだけど。。
この写真、気に入っている。



婚姻色になっている。


これがなんなのかわからない。。。。
魚をくわえているみたいんなんだけど、遠すぎた!!


河口のあたりに広がる草。
とっても東京とも思えない。

夏に歩いたときに経験した。
川の最後までいかなくてもこのあたりからバス道路にでるとバス停の近くにでられる。
この近辺からのバスは空港からくる京急のバスで蒲田行き、川崎行き、大森行きがある。
ちょうど蒲田のバスがきたので、それに乗る。
12時ごろ家をでてすでに4時になっている。
歩きすぎでしょ。
しかし蒲田にバスが到着した時に思った。
蒲田からまた歩こう!!!
結局、家に帰ってきたときは暗くなっていた。。。
でも予想以上の収穫に小躍りしたいぐらいだった!!
(かなり単純!!)
また行かなければ!!


その2に続く

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