omi、今年もお会式に行く
2009年10月12日

最近、毎年でかけている本門寺のお会式。
今年もまた10月12日、本日行ってきた!
今年はまったくひとりで、しかもお昼ごろ、息子からは晩御飯はいらないというメールがはいっていたので
(メールがはいらなくても同じかもしれないけど)ゆっくり写真を撮るつもりででかけた。

家をでたのはまだ日がある5時前。
夕焼けの写真を撮ろうかどうしようかちょっと迷ったけど、今日はお会式でしょ!
まっすぐ本門寺に行かなければ!!



外にでると意外に寒かったので、薄い上着からちょっと厚手の上着に着替える。
といっても下は半そでのTシャツ。
毎年同じことを書いているけど、昔はお会式といえば、セーターを着て、その上にはオーバーを着てといういでたちだった。
今はいくら肌寒いといっても半そでの人がまだいるぐらいのいきおいだ。

昔ともうひとつ違うのは今は外国人の見物客が多いってことだ。
今回はそこもポイントになったわ!



まず毎年恒例になっているお会式桜の写真をとりにいく。
今年も咲いていました。
大坊は本門寺の中でも一番好きな場所だ。
その一角にお会式桜は咲いている。
少し暗くなりかけてはいたけど、提灯の明かりの中で写真ゲット!



昨年は一旦山の上まで登って、裏手からはいれないことを知り、再び山を下り、また違うルートから登ったということをした。
よって今年は大坊の横の階段は登らない!

そのまま参道の方に行く。
で、わかったこと。
この時間はまだ階段を使って山に登ることができるんだ。
大勢の人にまじって軽い山登りをする。



左の写真は階段をのぼりきったところで池上駅方面へのびている参道を撮ったもの。

ものすごい人なんだけど、今は整備されていて大きな混乱はない!!



万灯行列はまだはじまっていないので、参道を通ることができる。
しかし、去年知った。
はやく場所をとらないと写真が撮れる前列はゲットできないんだ。
で、時間は早かったけど、何も見ないで万灯行列が見れる場所をゲット!!


隣には外国人の人がいる。
近くのおまわりさんを捕まえてきいた。
『万灯行列は何時からですか?』
おまわりさんは教えてくれた。
『7時ごろ下を出発します。』
万灯が通るルートは決まっていて、順番に行列がすすむんだ。

でもまだ一時間以上あるよ!!

隣の外国人がなんだろう??って顔をしている。
となると
お得意??のコミュニケーションじゃないですか!!

英語で、
『何時から始まるか知ってますか?』
って聞いたつもり。
その外国人は答えた。
『6時ごろだって聞いてます。』
実はそれが正解だったんだ。
しかしomはおまわりさんに聞いたことを教えてあげた。
『どうも7時ぐらいみたいですよ。』
違う情報を流す迷惑な日本人!


で、もちろん会話がはじまる。
どこの国の人だって、omiにつかまってしまうと大変なんだけど、彼はなかなか話じょうずで、長い待ち時間を短くしてくれた。

しかもなんと彼はイタリア人だったんだ!!!!
イタリア人って聞いたとたん、目が輝くomi!
ここで相手にとっては警戒レベル2ぐらいまで跳ね上がる!!
すると彼は言った。
『イタリアに行ったことがありますか??』
行ったんじゃなくってこれから行くんだよ!!!

『12月に行くつもりです!』

実はomiは息子と12月にイタリアにちょいと行く予定にしている。
それが、ここでイタリア人にあってしまったんだ。
そりゃ〜〜彼は情報源でしょ!
しかもナポリの出身だけどローマに住んでいるっていうし!!
『ローマではどこに行く予定ですか?』
と聞かれる。
まだ決めてないよ!!

『息子がコロッセオとバチカンの美術館に行きたいっていっているんです。』
なんだかもうお会式どころじゃなくなっている!!

『12月のローマは特別ですよ!』

本当に!!
クリスマスが近いかららしいけど、何が特別なのかはよくわからないままだった。。

『ローマのおすすめのお料理ってありますか?』
さっそくリサーチだ!!

メモ用紙を持っていればレストランとか聞けたのに、この日に限って何ももってない。
でも少しでも聞かねばならないっしょ。
『パスタです。カルボナーラがいい。長いパスタだけじゃなくっていろいろな形のものがありますよ。』
実は今朝、イタリアのガイドブックを読んでいてちょうどそこに目がいっていたんだ。
イタリア人もそれをすすめるか!!
本当に勉強になっちゃったのはパスタとかカルボナーラって日本語の発音に近いんだわ。
これで通じるぞ!!
とちょっと自信を持つ。

『ピザは日本のは薄いでしょ。でもイタリアのはすごく厚い。』
なるほど。
スパゲティーとピザか!!
『アイスクリームがおいしいって聞いているんですけど。』
『おいしいですよ。あとティラミスもいいですよ。日本のティラミスとはちょっと違う。』

よし!!
絶対にティラミスを食べるぞ!!


もうお会式どころじゃなくなっている!!
日本のことも聞いてみた。
仕事で日本にきていて、地方にも足をのばしているらしい。
『日本はどうですか?』
『日本人はみんな親切です。』
なわけないだろ!!

しかしちょっとした勘違いでしょ!とはいえず、日本が好きでうれしいです!なんて言ってしまったわ。
中でも福岡は大好きだそうだ。
福岡は西洋も感じるし韓国も感じるし、人はいいし、最高だそうだ。
西洋ってのがよくわからないけど、omiも何十年も福岡に行ったことがないから、今はひょっとしてそういう雰囲気なのかもしれない。。。

『他のアジアの国には行ったことがある?』
ないそうだ。
で、言った。
『韓国はいいよ!!私は中国も好き!』
はじまっちゃいました!
って感じだ。
で、彼は言ってきましたね。
『でも日本人なんでしょ。』
これっていつも不安にさせられる文章だ。
日本人に見えたかなああああああ。
もちろん自分では
『私は日本人』
とは言ったけど。

なぜかomiの回りがちょっとしたコミュニティーになっていた。
彼は参道の真ん中にたっている柱にかかれている文字の意味を聞いたんだ。
そんなのわかるわけないっしょ!!
すると
『え!わからないの?』
って言ってくれた。
『仏教用語だからねえ』
とごまかしてはいたけど、まわりの人に聞いてみたんだ。
すると隣のおばさんが、あそこの事務所に行けば、意味を教えてくれるかもしれませんよ。
って言ってくれた。
ただそこで意味がわかっても英語になおせるかどうかは不明。
『いいやどうせ訳せないし。。』
なんて言っていると前に座っていたおばさんが
『厄除けの意味じゃないですか?』
って言ってくれた。



で、omiは説明した。
『不運を避ける』
ってことみたいです。。。と。
本当かなあ。。。。


会話の間に横のおばさんは連れの方をomiの前に座らせてほしいとリクエストしてきて、まさかだめだとはいえない、写真のためにはじめてキープした場所を譲った。。。。。。


そんな会話をしているうちに、どんどんという太鼓の音が聞こえた。
『Can you hear?』
会話はそこまでだった。
あとは写真を撮るのに忙しいでしょ。



今回、行列の一番最初をはじめて見た。
お会式というのは日蓮上人の命日の法要なんで、まず信者の方が本堂に向かう。



意外だったのはその後にガールスカウトとか鼓笛隊とか子どもの野球チームがはいってくるんだわ。



鼓笛隊がどんどん太鼓をならしている間、本堂ではセレモニーがはじまっている。
鼓笛隊よりこれがメインなんだと思うけど。。



行列は団体ごとにはいってくる。
これは若いお坊さんの行列。
若いだけに勢いがあった!!!



それぞれのグループの構成はこの舞。




はなやかな万灯。
踊ったり太鼓をたたいたりして前にすすんでくる。

舞はグループごとに違うしベテランの舞は美しい。
こんな小さい子も形になっていた!!

 

万灯は手でもっているものから車でひいているものまで、さまざまだ。
昔は深川のあたりからこの万灯行列がきていたというからすごい!!
omiが小さいころもまだ国道をこの万灯行列が通っていたのを覚えている。
現在は通れる場所が規制されているので、見られるのはルートに沿ったところだけだ。


昔は万灯が通る道もさまざまだったので、あちこちでけんかもおきていたようだ。


小さいころのうっすらした記憶はくら〜〜い道の遠くに万灯の明かりが見えるというものだ。
よってomi的写真は実は左のような明るいものではなく、下のようにくらいものとなる。

露天も今は場所が決められていて、売っているものもだいたい決まっているが、昔は本当にいろいろなものが売られていた。

まだ大事にとってあるものは、お雛様と一緒にだすお人形。
お人形がたくさん並んでいてその中から買ったらしい。
ただその記憶はない。





さて今回はじめてわかったこと。
グループごとに行列はすすんで、本堂に向かうのだが、その行列はこのお坊さんによって進行していた。
手にもっている本という提灯が大きくまわされると次の行列がすすんでいいということらしい。



そして本堂まで行きお参りをする。
200ミリのレンズをもっていったかいがありました!!



ただ前を譲ってしまって今ひとつ写真が撮りにくい。。。
いいかげん写真を撮ったところで横を見るとイタリア人の方は消えていた。
やっぱ写真が撮りにくかったんだと思う。。

今回はくら〜〜い感じの写真をメインにとってみたんだけど、こういう写真ってどうなんだろう。。。
omiとしてはお会式の雰囲気がでていると思うんだけど、それは昔のお会式を知っているということなのかもしれない。。


本堂から大坊に向かう階段にかけられていた提灯。











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