omi、浜離宮に行く。 |
2008年9月14日 |
3連休の初日、浜離宮にコスモスの写真を撮りに行った。 前日から、明日は行こう!と思っていたのだが、前の週に、おばあちゃんの荷物持ちでデパ地下に行ったomi. ひょっとして今週もラブコールがきてしまうんじゃないか。。 ラブコールにでないのも×!行けないというのも×という状況の中、警戒網をはることにする。 おばあちゃんに電話をした。 『明日デパートに行く?』 結果、行かないと! ラッキー! ということで携帯、カメラの充電をはじめる。 浜離宮は朝9時に開園だ。 ということはそれにあわせて家をでるでしょ。 朝が勝負だな! 当日はなんと暑かった! 新宿御苑の再来か。。 出かける前に家事をしていたら15分ほど遅くなった。 (15分で園内の混み方がかわるんだ。) この日の持ち物で、ひとつかけていたのは、水。 家に小さなペットボトルがなかった。 途中で買うようにペットボトルホルダーのみを持っていくことにする。 最寄り駅までにはコンビニが2つある。 その一つ目にかかったところで考えた。 なにもここから水を運ぶことはない。 汐留の駅のコンビニで買えばいいじゃない!! 都営大江戸線の汐留に到着。 ホームから上にあがる。 そこでわかったこと。 この駅ってやたら広い。 新しいのできれいなんだけど、広くて何もない! そうです。 コンビニが見つからなかった。 そんな馬鹿な。。 しかしすでに開園時間を過ぎているので、飲み物なしで強行することにした。 この駅には地図があるんだけど、英語でinformationと書かれている。 だ〜〜〜〜れもいないので、この地図を見てなんとかするほかはない。 で、地図を見ました。 しかし、見なかったのは浜離宮の入り口。 大きな浜離宮の方向だけを頭にいれていったら、入り口近くの横断歩道を探すのに手間取った。。 いつもどこかが抜けている。 大きなビルをぐるっとまわって、やっと見つけた横断歩道。 ここまでで、もう汗が流れている。 この先、大丈夫だろうか。。。 中の御門口から中にはいる。 そのまた昔、幼稚園の遠足でたしかここに来たことがあった。 まだ埋め立てもされてない頃で、海とお花畑があったことを覚えている。 今回はコスモスをめざして、他の場所はどこも見なかった。 お花畑が園内の一角にあって、そこにコスモスがあると受付で聞いた。 受付のおじさん、超感じがよかった!! 広い園内はあまり人がいない。 ひょっとして、そんなにコスモスを見にはいかないのか。。。 ということはありませんでした。 お花畑が見えると、そこに人が集中していることがわかる。 近くにくると、もうすでに写真を撮っている人でいっぱいだ。 15分の遅れで、違ってくるんだわ! お花畑は黄花コスモスと普通のコスモスが咲いているコーナーが隣接している。 さっそく写真を撮りはじめる。 で、わかったこと。 コスモスが一定の方向を見てくれてない。 あっちを見たりこっちを見たり、うまく撮れないんだ。 三脚をたてて写真を撮っている人も多い。 どういう写真を撮っているんだろう。。。 朝なので大きなビル群を背にすると逆光になる。 そこで、写真を撮っているカメラマンが2人いた。 なにか三脚をたてて、方向をチェックしたりしていて、写真は撮ってないんだ。 そのそばで写真を撮っていると、その中の一人のカメラマンがもう一人のカメラマンに言った。 『これでいいだろ』 するともう一人のカメラマンがファインダーをのぞく。 『いいですねえ。』 で、omiは言った。 『私にも見せてもらえますか。』 カメラマンのおじさんはかなり年配の方で、快くどうぞといってくださった。 そりゃ〜〜〜カメラも違うでしょ。 しかし、こんなにぴたっと合っていいのかってぐらいきれいに見えた。 『きれいですねえ。。』 するとおじさんは説明してくれた。 『写真はバックが大切。』 なるほど。 おじさんはその時。後ろの樹木の深い緑をバックにしていた。 花の色と対照的なんだ。 おじさんはどんどん写真を撮るって感じではなかったので、ずうずうしく、カメラのことを聞いた。 『私、カメラのことをよく知らないんです。』 ちょっと知っているというよりも、まったく知らないというほうがいろいろ教えてもらえてよくわかる。 (まあまったく知らないのは事実でもありますが。。) するとおじさんは基本から教えてくれた。 『まず花を選ぶこと。』 このあたりは知っているはずなんだけど、家に帰ってきてからみると、対象にした花の後ろの花がかれかかっているなんてことはよくある。 『それからバックを選ぶこと。』 バックがどうなるってことが、とっても大切だという。 おじさん、なにか教え方がうまくないか。。。 『白い花を撮って、バックが白だったら、なにもならない。』 こうやって、言葉にしてもらうと記憶に残る。 『同じ場所にいない。同じものを撮るとしても位置をかえて撮る。左右に移動したり、上から撮ったり、下から撮ったりする。』 『道などをとるときは道が写真の枠の真ん中にもってこない。撮りたいものをどちらかによらせる。』 おじさん何者だ。 すると、横のおじさんが言った。 『私のカメラの先生なんです。』 え!! カメラマンなんだ! ラッキー!!! そこでもっとずうずうしくなるomi. 『私、何も知らないんですけど、どうやってカメラを使っていけばいいんですか?』 するとおじさんはomiのカメラを手にした。 この日、omiはAutoにしたりAモード(絞り優先)にしたりして、写真をとっていた。 その時、たまたまカメラはAモードになっていた。 おじさんは言った。 『そうそう。ここにもってきていればいい。』 そしてレンズを見た。 レンズもマニュアルだ。 するとおじさんは言った。 『これはAutoにしておくんだよ。』 え!!!! そうなんだ。 『いちいちピントを合わせてたら間に合わないでしょ。』 ここがこの日の一番の収穫になったな! おじさんは本当にまったく何も理解してないことをわかってくれた模様。 それから、いろいろ説明してくれた。 omiは思った。 『これからは絶対にノートを持ってこよう!!!!』 おじさんはレンズを見て言った。 ちょうどその時、レンズを55−200にしていた。 『このレンズはプロは一番使わないレンズなんだよ。』 え〜〜〜!! だからセットで売っているのか。。 まあプロじゃないからいいか。。。 おじさんはさらに続けた。 『でもこれでも勉強できる。まず奥行きを練習すればいいんだ。絞りを開くと背景がぼけていくんだよ。』 え!!! 絞りを開くと背景がぼけるのか!! 『私は反対に思ってました!』 なんでこんなに基本のことを反対に覚えているんだ。。。 (まあしかしAモードを使うようになったのはあの花火からだから、ここで反対だってわかっただけでも儲けものか。。。) 家に帰って、マニュアルをみてみると、絞りを開く(絞り値を小さくする)ことによって背景をぼかして撮影と書いてあった。 わかりました! 開くと小さくするを微妙にミックスしていたんだ! そりゃ〜〜〜 年ですからね。 ぼけてはきてますよ。 でもこんな間違えをしなくてもいいんじゃないか。。。 って自分でも思った。 ちゃんとノートをもっていって、このあたりをもっと聞けばよかった。 (すでに次回、またあわよくばこのような親切なおじさんに会うことを願っているomi.次の質問のターゲットがだんだんわかってくるような気がした) おじさんはさらに説明してくれた。 『ASAはどうなっている?ASAは今日みたいなときは400ぐらいにしてもいいんだよ』 今日みたいな日がどういう日だということがよくわからないomi. 『よく晴れている日ということですか?』 するとおじさんは言った。 『ASA100というのは非常にやわらかく映る。ASAをあげていくと女性の肌などがきめ細かくうつるんだ。』 じゃあ100の方がいいんじゃない! と思うomi. しかしとりあえず400ぐらいにしてもいい! ってことはわかった。 あとホワイトバランス。 ホワイトバランスもかえていくらしい。。。。。 『ここに晴天日陰というのがあるでしょ。これにすると夕方の写真なんかはよく撮れる。』 『あと三脚は必要だよ。重い三脚をそろえる必要はないけど、こういうところでも三脚を使って撮ったほうがいい。60歳の人だって70歳の人だって富士山に行く時に三脚を持っていきますよ。』 いや〜〜〜〜。 かなり大変!! 重い三脚はかなりパスしたいんだけど、それよりも富士山登頂は不可能。。。 富士山に三脚をもっていくってことは絶対にない! というか富士山登頂は絶対にない!!! と心の中で思うomi 『Sモードってどうやって使っていくんですか?』 おじさんは言った。 『Sモードは大変だよ。』 『ためしに撮ってみたら、真っ黒になってしまったんです。』 『Sモードはちゃんとあわせないと黒くうつってしまうよ。』 なるほど。 Sモードは使わない! なぜかどのように使うかというところから、その機能を使うか使わないかに変わってきたomi. おじさんは自分の写真を見せてくださった。 昆虫を撮るのが専門だということだ。 バッタの写真すごかったです。 触覚の先の赤までもがはっきりとうつっていた。 おじさんはカメラを三脚で固定して、話してくれた。 固定して撮る場所を決めるとあとはマニュアルにするそうだ。 そしてちょうちょとか飛んできた時をねらったりするらしい。。 本当にありがとうございました。 この日の一番の収穫はこのおじさんの講義だったなあと思うomi. その後、おじさんに習った、背景とか絞りを考えながら写真を撮っていった。 (習ったばかりでうまくいかなかったのはしかたないか。。。) 9時すぎに浜離宮に着いたけど、11時30分にはばてた。 おじさんはまだ同じ場所でカメラをかまえているんだろうなあ。。 帰りは息も絶え絶え汐留の駅まで戻った。 あいかわらずキオスクもコンビニもない。 駅のホームでやっと、自動販売機を見つけ、水をゲット!!! 砂漠の中にいるようだったわ。 ひさしぶりのお出かけだったけど、お出かけってやっぱり楽しい! 浜離宮は最寄り駅は汐留。 入園料は300円です。 |