北京(シーチャーハイ特集)

2007年6月にチベットに行った時に寄った、北京で撮った写真を整理してみた。
この時の旅行では、チベットが中心になったために、かなり忘れられていた写真達。
やっと表舞台にでることができた。

6月に北京で行った場所は一箇所。
シーチャーハイだ!

実はomiは長い間大きな勘違いをしていた。
今まで、この一帯をフートンと言っていた。
今回、せっかく写真を整理するんで、この辺りのことを調べたら、
フートン=路地
という説明を見つけた。

え〜〜〜!!
そんな!!!

だってこの地区のことをフートンといって誰も注意しなかったよ!

それはたぶん

1. 注意してもomiはすぐに忘れる
2. omiが決定的な押しの強さでものを言うために、聞いている方がそれはちょっと違いますよ!と言うことができなかった。
3. いつかは気がつくだろうと、暖かい目でみてもらっていた。

などの理由があげられると思う。

しかしだ。
HPにもブログにも完全に違ったことを書いてしまったなあ。。。
まあいいか。
知っている人は知っているし、やっと気が付いたかと思う人もいるだろうし、今回、訂正しちゃえば。。。
よ〜〜〜く地図を見ると何々フートンとかかれた道が何本かあったわ!

前置きが長くなったが、今回はシーチャーハイの前海の西側の写真をまとめて載せてみようと思う。
あくまでも自分のためなんだけど(このごろもの忘れガひどすぎで書いていても、どこに書いたか忘れる勢いなんだ!!)、あっちこっちから盗んできた話も載せてしまう。


omiが最初にこの地区を知ったのはNHKの『世界ふれあい街歩き』の放送だった。
http://www.nhk.or.jp/sekaimachi/detail/arukikata/060314.html
ここに行ってみたい!
とその時、思ったのだが、その日が来るとは考えられなかった。

6月にチベットに行った時に北京空港で待ち時間があったのだが、その時、迷わずにここに行こうと思ったのはそういうことがあったからだ。

シーシャーハイは天安門や故宮の北側に位置する。
前海、后海と西湖の3つを合わせた総称のようだ。

伝統的な家屋が並んでいるこの一帯はフートンが張り巡らされている。
フートンとは中国北方で元の時代から使われ始めた言葉らしい。
元の時代のフートンは幅がおよそ9メートルぐらいと決まりがあったらしいが、明や清の時代になるとそれほど厳格なものではなくなったという。
現在北京に残っている胡同のほとんどは明、清代の物らしい。

因みに元は1271年〜1368年。
元で知っていることはチンギスハンと元寇。元寇は1274年と1281年。
明は1368年〜1644年 特記事項なし
清は1644年〜1912年 特記事項なし

特記事項なしっていうのは遠い昔何を勉強したのか、何も覚えてない!!!!
ってことだ。

こんなことを堂々と書いてしまっていいのかどうか。。。。
とりあえずフートンは古い路地なんだ!


この辺り一帯は保存地区になっている。
しかし人々は伝統的な家屋に住みながらも、普通の生活をしている。
フートンめぐりをして何が素敵かというと、現在もまだこの街が生活の場として使われていることだと思う。

写真もたくさん撮ったのだが、よく見ていくと一枚一枚の写真から新しい発見をすることができる。
上の左の写真は住民の日常の写真なんだが、左側の屋根の下の部分に右の写真のような素敵なデザインの飾りをみつけた。
今回、このような発見が多く、ひとりで盛り上がってしまった。



家はみんな建て方が似ている。
まずは入り口は朱色の門とドアだ。
そこから中庭に通じている。

門の脇に置かれた石の彫刻には特徴があって、四角いのは文人、丸いのは武人の家だ。
かつて戦のときに叩いた丸い太鼓から、丸い形が武人の印となったそうだ。



門の上に緑の丸いでっぱりを見かけることがあるが、その数が家柄を表したそうだ。
右上の写真が緑の丸いでっぱりの拡大。
ひとつづつに文字が書かれている。
門から続く敷石がすりへっているのも歴史を感じさせる。



瓦の並べかたもおもしろい。
家の造りは大きなところから細かいところまでデザインされている。



普通の電球なんだが、この傘がすてきだ!
細かいところにも彫刻が施されている。
ぱっとみると気づかないようなところに細かい気配りがされており、伝統家屋を護っている人々の気持ちがわかるようだ。



シーチャーハイといえば人力車。
いたるところで見られる。
これでこの地区をまわる観光客も多いようだ。

omiも乗らないか?と声をかけられたが、すぐに断った!
でも写真は撮る!!!



路地は狭いし、自転車が大活躍をしている。
人力車がすれ違うところはあまり見なかったので、一方通行のところが多いのかもしれない。




これは貸し自転車やさん。(だと思う)
この日はメインの北の方には行かなかったので、自転車で観光している人は目にはいらなかった。
ここのお店は毛沢東の写真も掲げられており、お土産やさんも兼ねていると思われる。


これは偶然に見つけた凧やさん。
左の写真はすごく気に入っている。
横においてあるスクーターも趣がある。
中には鳳凰のような凧もあった。




これがシーチューハイのメインになる銀錠橋。
時間がなくて近くに行くことができなかった。
対岸の北側にはおみやげ物やさんがあるらしい。



湖のほとりはプロムナードになっており、散歩をしている人が多かった。
湖はボートやカヌーで、遊ぶことができる。
NHKのHPを見ていたら、冬ここで泳ぐ人もいるらしい。
ものすごく信じられない!!
右上の写真。対岸のパラソルはレストランだと思う。
湖畔で食事ができたら気持ちがいいと思う。



湖のほとりには群生している蓮が蕾をもっていた。
左上の写真の一部拡大がその下の写真。
この椅子といい周りの雰囲気といい、素敵だ!



上の4枚の写真は左上の写真の家を撮ったもの。
ここは一般の家ではなくレストランかもしれない。
門が閉まっているので詳細はわからなかった。
門の上に書かれている絵(写真左下)は外に面している場所によくこれだけ細かい模様の絵を画いているなあと思った。


少し大きな通りに面している場所ではレストランやバーがあった。
これらの造りも周りの家にマッチするようにように作られており、地域の景観を壊さないようにしている。



今回歩いた辺りの地図と住所?(右)
この地図はよく見るととても見やすくて、これだけはどこかで購入してくればよかった!!

シーチャーハイのしっとりした雰囲気は心地よい。
見所の多い北京でもとりわけ魅力的な地域だ。
フートン(路地)めぐりは地図をもたないで、好きな場所を歩くのがコツかもしれない。



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