山形日帰り旅行
2007年5月19日

去年の角館プチ旅行に続き、今年もJR東日本ジパングの企画、一日乗り放題、6000円で、山形まで行った。
去年は一人だったんだが、今年はご近所のMと一緒だった。
Mとomiはなんとためです。

この企画は約1週間だけのものだ。
しかも土、日曜日はこの週しかない。
2人で、天候を見ながら、金曜日の日にやはり土曜日の決行にしようと決定。
切符は前日までに手にいれなければならないので、金曜日の夕方、最寄のJRの駅に切符を購入に行く。
Mが車をだしてくれたので、駅が近かったわ!!

車の中で旅行の話をして意見をまとめればよかったのに、まったく違う話をしたものだから、車を降りて、VIEWの窓口までの5分ぐらいの時間で、次の日の行動を決める。

行動っていっても、まず仙台に行き、そこから仙山線に乗り、山形に行く。山形から帰ってくる。
これだけのことだ。
どこを見ようというものもないし、勝手きままといえばかなりクールでかっこいいけど、要は
計画性なしのいいかげんな旅というのが正直なところ。

日帰りにするので、仙台までは朝の比較的はやい時間の新幹線にしなければならない。
だいたいの時刻表を見ていったomiは調べた時間が書いてある紙をだして、この時間の新幹線に乗りたいんですと窓口にだした。

VIEWのお兄さんは新人だったのかなあ。
ちょっと頼りなかったけど、それでも対応は丁寧だった。
で、わかったこと!
なんと土曜日の仙台行きの新幹線、朝はやい時間は指定席は全部売り切れだった。


絶対に50歳以上の人が指定席を取ったんだ!!

と思うomi.
(自分もその一人ということにはあまり気づいてない)

因みに帰りはどうか調べてもらう。
帰りの山形からの新幹線は空いていた。

じゃあ行きは自由席に乗り、帰りだけ指定席を取ろうということになる。
Mはなんていったか。
『まあ行きだったら立っていってもいいでしょう。』
これって冗談でしょ!!

たってなんてどこにもいけないわ。
10分バスに乗るんだって座りたいこのごろですもん。

とにかくMの体力はすごい。
彼女についていくのはかなり大変だ!

座ることしか頭にないomiは朝少々、早く家をでて、
座れる新幹線に乗ることを提案した。
自宅の最寄駅に6時半に待ち合わせることにした。

買った切符は大切に、一緒にレシートも持っていくことにする。
(これが旅行の最後に重要な意味を持つことになる)

翌日、朝はやくにも関わらず、ちゃんと時間を守ることができた2人。
omiも起きることができてよかった!!!


ここからJR新橋駅までいき、そこから東京駅へ。
東京駅の東北新幹線の改札口をとおり、一番はやいMAXと次のやまびこの様子を見に、ホームに行く。
ただ、自由席がどこかわからない!
本当に東京駅の表示わかりにくいです。

しかも駅員さんと思ってきいたJRのユニホームを着た人に、自由席がどこか聞くと
『駅員さんに聞いてください』
って言われるし。
あのユニホームを着た人はなんだったんだろう。
運転手か。
でもお客さんの質問なんだからさあ。
答えてくれてもいいんじゃないか??

で、近くにいた駅員さん。
『自由席はどこですか?』
ところがちょうど新幹線が発車するところだったので完全に無視された。
まあ安全第一だからしかたないといえばしかたないけど、駅員さんってたくさんはいないし、表示はわかりにくいし、どうすればいいの!!状態だったことは確かだ。

しつこく新幹線がでていってしまうのを見てまた駅員さんに聞く。
すると駅員さんはポケットから虎の巻をだして、後ろの方だと教えてくれる。
こういう場合も正確に教えないと怒る客もいるからちゃんと見るのかなと思った。
駅員さん
omiの場合はアバウトでいいんです!

で、発車時刻がせまっているMAXの方がはやく仙台に着きますと教えてもらって、一番先頭からほぼ一番後ろまで走る!
朝の東京駅で筋トレがあるとは思わなかった。

なんとか自由席確保してほっとするとすぐに列車は発車した。
サバイバルゲームだな!!

今回の旅行でわかったこと。
指定席がいっぱいでも始発駅からは自由席で座ることができます!!


MAXは二階建てだ!
もちろん二階に席を確保した。
しかしこれだけ話が続くんだったらどこの席でもよかったかもしれない。。。

新幹線の中から見ていると所々で雨が降っていた。
前日にも少し話しはでたんだが、
仙山線の山寺を見ようかと。
Mは去年、山寺まで行ってすごくよかったという。
じゃあ、雨が降ってなかったら山寺で下車。
降っていたら直接、山形に行こうということになっていた。

あいにくの雨模様。
ちょっと山寺は無理かなあ。。

新幹線は仙台に到着。
なんと仙台はどこも見ないで、
走って仙山線のホームに行く。
乗り換え時間は7分でした。
なんで今回の旅行はこんなに走るんだ!!


仙山線はすでにホームにはいっており、乗ったときはほぼ満席だった。
別々でもいいとがんばって2人分の席を確保。
若い人も多いなか、ガイドブックを持った中高年の人もいる。
絶対に6000円だな!!

仙山線は途中、愛子という駅までは仙台のベッドタウンのような場所を通る。
その中の駅には大学があるところもあり、若い人はそういう駅で降りていた。
omiのお隣に座っていらした方は、憲法のコピーを読んでいて、ひょっとすると、この方も大学の駅だ降りるかも。。。という予測は正しかった。
隣があくとでっかい声でMを呼ぶ。
2人が一緒になったところでまた話が続く。

愛子をすぎるとだんだん山の景色になってくる。
トンネルも多くなる。
仙台から山形までは約1時間だ。
その山形よりに山寺はある。
かなり近くに来るまで、雨は降っており、途中下車はあきらめていた。

しかし、山寺に着いた時、なんと雨はあがっていた!!!
で、今度は飛び降りる。

電車を降りると多くの人が駅のプラットフォームから山の方の写真を撮っていた。
omiもあわてて写真をとる。
ここが山の全景を撮るポイントらしい。



山形はこんにゃくの産地なのかなあ。
駅を降りると近くの商店から煮たこんにゃくのいいにおいがしてくる。

仙山線はほぼ一時間に1本と見ていい。
よって約一時間の間に見られるものは見よう!というまたまたアバウトな計画。
Mの案内により、山寺の寺のふもとに来る。
山の奥まで行くコースもあるが、コンパクトに見られる、ふもとコースを選ぶ。
それでも階段あったけど。。

このお寺なにがよかったかというと
新緑だ。
ちょうど雨があがったばかりで、新緑の葉がきらきらしていた。
お寺も木も花も写真、撮れるだけ撮った。
本当にきれいだった!!
お寺には松雄芭蕉と曽良の像もあって、
おお!!奥の細道だ!
とちょっと感動した。
何もなかった時代にこういう山奥にきてこれだけのお寺があったら感動するだろうな。




























このあたりは新幹線の窓からも見えたけど藤の花がたくさん咲いている。
しかも木が大きくて、これが藤の花?ってぐらい豪華だ。



途中、菜の花が咲いているのも見えて、さすがに東北はまだ寒いときがあるんだなあと思う。そういえばMはホカロン持ってきていた。omiだってTシャツの上に長袖シャツを重ねてその上にレインコートを着ていた。

とにかくとにかくここは満足の写真が撮れました。
駅に向かうところにこけしやさんがある。
そうだ!!
ポールにこけし送ろう!
と店にはいる。
この道60年というおじいさんがそこでこけしを作っている。
一番小さなこけしを買った。
手作りなのでひとつひとつ顔が違う。
Mにも見てもらってかわいい顔を選らんだわ。

 

他にこけしに名札をつけてそのまま郵便で送れるというこけしも買ってみた。
こけしの中に通信文がはいるんだわ。
本当にこれって送れるのかなあ。。。



1時間に1本という列車は今回、かなり効率よく使うことができ、ちょうどいい時間に駅に到着。
そしてそのまま山形へ。






上の写真の見晴台にはちゃんと人がいた!
ここまで雨の中を登るのはすごい!


すごいことに山形で何を見るということもない!
ただ、お昼はどこで食べるかということだけを、ネットで調べておいた。
ネットで調べた昔の蔵をレストランにしているという、
香味処まる八という和食やさんに行くことにする。
駅を降りるとすぐに市内100円循環バスというのを見つけたが、ちょうどでてしまったところだった。
そこで歩くことにする。
ちょっとした地図はコピーしてあるんだが、ちょっとしたってだけあって、駅からの正確なものではない。
勘だけを頼りにまる八を探した。





ここは江戸時代の蔵を改造したレストランで、中はかなり雰囲気がある。
Mはこんにゃく煮込み定食。omiはてんぷら定食を食べた。
双方とも1050円。
かなりお得な値段かも。
ここで売られている漬物もついてくる。
朝から何も食べてないので、お味噌汁がおいしい!!


山形ではお昼を食べる!
それだけが山形でやることだった。
よってゆっくりとお昼を食べることができた。

その後、この蔵の写真を撮らせてもらう。
昔のスキーやスキー靴の展示もしてあった。
今の若い人は考えられないだろうけど、昔は滑り止めという紐がスキーにくっついていて、ころんだときにスキーが流れないように、それを靴につけていたんだ。
それでも時々スキーの板は流れてきていた。
なんとomiも一回板を流したことがある。
昔の話だなあ。。
でもそういう懐かしいものがここにはある。
よくこれだけとっておいたなあ。














食事が終わると、繁華街と思われるほうに向かう。
ぶらぶらしながら駅に行こうということだ。
山形はとっても落ち着いた街で、いいなあと思った。
商店街もきれいだし、人ごみというものがない。
こういう街に一度住んでしまうとなかなか離れられないだろうと思った。

途中、デパートがありはいる。
デパ地下に行こうと思っていたら上の方で山形の物産展をやっているという。
もちろん行きました。
すすめられるままに試食をして、口の中が甘くなったり辛くなったりした。
おみやげを少し買って、デパ地下に行く。
こういうところって全国もう同じですね。
東京と同じ御菓子ばかりだったわ!

デパートをでるとそろそろ駅に向かわなければいけない時間になっていた。
なのに、途中ちょっと迷った。
で、最後はまたまた早歩きだった。

コースとしては健脚者向きって感じだわ!


駅ビルで15分か20分あったのでまた少しお店を見て、新幹線の乗り場へ。
山形新幹線は東海道や東北新幹線とは違い、在来線を使っている。
だからホームも東京駅みたいなわかりにくいことはなく、すっきりしていた。
あと発車まで5分というところで、ホームのキオスクにはいり、山形限定、ずんだプリッツと山形限定さくらんぼマーブルチョコを買った。
Mに教えてもらったんだ!

新幹線は発車ベルもなく出発。
なかなか快適だ!


さあ、帰りの新幹線。
福島までは写真をとるぞ!!!
この日、一日中、窓際の席をとってしまったomi.
あまりにも新幹線から写真を撮るので周りの人はあきれていたかも。
でも、角館に行った時にわかったんだけど、
列車の中からの写真っておもしろい!
今回は一人じゃないからちょっと太っ腹にもなれたし。
Mにはご迷惑おかけしました。



途中、新幹線がゆっくり走り出す。
放送がはいって、線路に人がいるという情報がはいったのでゆっくり走りますってことだった。
おかげでますます写真撮れたし。
車掌さんの放送のあと、英語の放送もあったけど、内容はまったく違っていた。
次の駅はどこそこです。。
という放送だったぞ!!

omi的感想は山形新幹線は米沢から福島までがいい。
途中また雨がふったり、ちょっと晴れたりお天気がくるくる変わったので、いろいろな写真が撮れてしまった!



東京に着いたのは6時ちょっと前。
これだけ動いたのに6時には東京に戻ってこれるのもいい!

新幹線が東京駅につき、切符を用意しようと思ったが、
なんと切符がどこにもない!!!
かばんのポケットにもジーンズのポケットにもない!!!!

結局、前日に買った切符の控えを東京駅の改札口近くのおじさんに見せて、
『ご迷惑をおかけしまして申し訳ありません』
と謝りました。

おじさんは気をつけて下さいと言って、なんと新橋までの切符をだしてくれた。
その切符には0円と書かれていた。
これってやはり写真を撮っておくべきだった。
0円なんて切符めったに手にはいらないでしょ!
とにかくMにも迷惑かけたし、本当に情けなかったです。
その後、切符はでてこなかった。
どこかで落とした模様。。。。


いろいろ書くともっと多くの人がこの6000円を使いだすから控えめにしたいんだけど、この企画って本当にうれしい。
最後に失敗したわりには反省もなく、楽しかった旅行ということで書いてしまった!
来年もまたぜひ使って東北の旅をしたいと思う。



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