清里 2006 Spring
2006年4月4日





ご近所のMとMの娘のSちゃんと一緒に清里までドライブに行った。
このような長距離を一緒にドライブするのは始めてだ。
M家はよくドライブに行くし、スキーにも行く。
そこで中央高速道路の仕組みをよく知っているんだ。

春休み中の土曜日なので混まないかなあ
というomiの心配は
むしろ3月の末の方が混むわよ。
というMの一言で片付いた。

4月1日、朝、7時半に家まで迎えに来てくれる。
同乗の3人はみんな
一応、免許を持っているが、運転するのはMひとり
Sちゃんはまだとって間もないということがあるかもしれないが、
omiは完全なペーパードライバーなんだ
免許も30年前にとったままで、なにかあっても車の動かし方も知らない。
Mはそういう心配もまったくせんと、きちんと段取りをしてくれた。


途中環七が少々混んだのを除けば、清里まではいたってスムースなドライブだった。
最初の休憩は談合坂だ。
談合坂のサービスエリアにはいるのはomiは何年ぶりだろう?
驚いたことにトイレが最新式になっていた。
なんと便座が暖かい。
それに手を洗うのも
お湯だ。
しかも入り口にトイレの見取り図があり、どこがあいているかランプでわかるようになっている。
こういうことに感激しなければならないんで大変なんだわ。

韓国でドライブインにはいった時、日本よりもすすんでいるんじゃないかと思ったんだが、日本もひさしぶりにサービスエリアによるとかなりすすんでいたということがわかる。

まるで浦島太郎状態だ。

サービスエリアではなんと
宝くじまで売っていた。  
軒下から鳥がさっと飛んでいった。
よくみると
ツバメの巣があった。
なんでもある談合坂サービスエリア。

談合坂をすぎるあたりから郊外の景色になる。
山に桜が咲いていてきれいだ。
きれいだ、きれいだ。
と叫んでいるomi.
Mごめん。
運転してあまり見られなかったのよね。


須玉で高速をおりる。
141号線を北上。
カーナビがついているんだが、Mはよく道を知っている。
清里までは何回も行っているらしい。

清里手前で、
南八ヶ岳花の森公園による。
この公園は
道の駅とよばれている休憩所のひとつになる。

道の駅というのはMに聞いたんだけど、観光地の道路につくってある休憩所で、無料のトイレがあり、物産品などがおいてある。


ここはしば桜が有名らしいが、まだその季節にははやかった。


そのためか観光客がまばらでかえって快適だ。
物産品もおいてあり、
すみれが売られていた。
150円だったのでひとつ買ってみる。
野菜もだいこん、ねぎなどが超おかいどくな値段で売られていたので買った。
ここの大根は丸ダイコンだ。
ねぎは何本あっただろう。
100円だった。
信じられないわ。

販売所のおばさんが
「昨日はが降ったんです」
と言っていたので、びっくりした!!
やはり東京とかなり温度さがある。
そういえばこのあたりはまだ桜も咲いてないし、そもそも花をつけている植物がない

ロープーウェーで公園の上に行くこともできるらしいが、まだ清里に行く前だったので先をいそぐ。


  


清里といえば清泉寮。

清泉寮には大昔に来たことがある。
ソフトクリームのイメージしかなかったんだが、ここはもともとアメリカ人の
ポール・ラッシュ博士Kiyosato Educational Experiment Project(清里教育実験計画)というものをはじめたところらしい。
これはキリスト教に基づいた「他者への奉仕」の理念と、「日米は常に友人でなければならない」との思想のもとに、博士が50有余年の歳月を費やして築きあげた青少年教育・農村振興などを目的とする教育実験プロジェクトだ。
(ここだけ書き写して書いたのでやたら文章がむずかしいわ)

要はすごい理想をもって開発されたはずの清里なんだが、駅付近はまったくこれと関係なく竹下通りのようになっている。
清泉寮は昔、清里の駅から行ったときは誰もいない一本道を友達と二人で霧の中を歩いた。
途中、どこからかミルクの缶を持った少年がでてきてまた霧の中に消えていった。
作り話のようだが、現実のことだった。
清泉寮は混んではいたものの、今の混みかたとはわけが違う。
駐車場も広く完備されている現代の姿をその当時は想像することはできなかった。



Mの案内で、メインの建物にはいる。
なんと雪が残っているんだが、それよりももっと驚いたことに、大きなつららがさがっていた。
こんなに寒いんだ!!






お店を一回りして、自然教育をメインとしている建物に向かう。
建物の入り口には雪をはらう道具がおかれている。
これがどういう意味であるかはこのあとすぐにわかった!!

       

自然観察路を歩こうと外にでた。
係りの人に
雪で道がぬかるんでないか聞くと、
「大丈夫ですよ」
ということだったけどそれは
清里としては大丈夫ということだった。
はっきりいって道はまだ雪道だった
どんなにがんばってもちょっと危ないということで歩くことは断念する。

  


車道は雪はまったくなく、この日は暖かかったので、近くのパンやさんまで歩く。
大好きなクィニーアマンがあったのでトマトのパンと一緒に買った。
これがおいしかった!!


窓にはオレンジの輪切りをワックスでかためた飾りがかけてあった。
おもしろいので写真をとる。









このあたりで12時だった。
清泉寮の中のレストランキープファームレストランへ行く。




ここでカレーを食べたあと、例の
ソフトクリームを食べた。
一番したまでアイスクリームがはいっており、ずっしりと重いソフトクリームはおいしかったです!

食べるのに夢中で写真をとらなかった!!

このあたりには牛が多くみられるが、初夏から夏に比べると数がすくないようだ。
夏は放牧しているらしい。
それでも写真をとろうとすると寄ってくる。
Sちゃんは動物大好きなんで、牛もわかるんだな。
omiのところによってきた牛ははずれでした。




お昼も食べてここからが駐車場までの
のぼり道
といってもそんなにすごいんじゃない。
なのに、
かなり苦しかったんだわ!
運動不足丸見え状態だった。
この坂を上っていると正面に南アルプスが見える。
雪の山はものすごくきれいで、おいしい空気をすいながら、やっぱり来てよかったなあと実感する瞬間だ。

途中道端には花のつぼみがでていた。

Mの案内で
「美しの森」へ。
もちろん車です。
ここまでの距離を歩いたらそれだけで一日が終わりそう。
標高1473メートルにある美しの森はまだシーズン前だった。


見てください。
売店の裏に積もっている!!

しかし遊歩道の雪はとけていて、見晴台まで上ることができた
ここもかなり息がきれた。。




一番上までくると南アルプスがより近くなる。
眼下には高原が広がり、ぼんやりとした色使いはこれから春になるという感じだ。
息を整えたところでまた写真をとりまくった。



これでもっと空の色がきれいだったらすごい写真になっていたかも。。
ここの見晴台の売店は4月15日からオープンするようだ。
花を求めないのだったら、すいている今がチャンスです。
山は美しい!!




のぼりもきつかったが下りもこけないように細心の注意をはらっておりてくる。
余計なところにも注意しなければならないようになってきているこのごろだ。

MとSちゃんがこの後の計画を練る。
そしてまきば公園に行くことになった。



まきば公園は売店はあいているものの、まだ公園はオープンされておらず、よく物産展をやっているらしいテントもなかった。
しかし広々とした景色はなかなかよかった。

空を大きく旋回している鳥がいて、おもわず
「鷹か!」
と騒いだomi.
Sちゃんが
「とんびでしょう」
とまともな答えをだしてくれました。



清里の空気をいっぱいすって、そろそろ帰り道につくことにする。
帰りは韮崎から高速にのる。
高速にのるちょっと手前でまた
道の駅があったので寄る。

ここの近くの川岸に黄色いなずながあった。

Sちゃんが調べてくれた。

道の駅で見た小さな黄色い花は、イヌナズナ・イヌガラシ.黄色いナズナなどと呼ばれるみたいです。草丈がナズナより低く10〜20cmで、果実が平たくて、ナズナに似ている。とでていたので、合っていると思います。

このなずなとてもかわいかった。

この川原の景色も早春ぽくってよかった。


帰りの高速はMが運転しているのに寝てしまった。
ごめんM!!

東京に戻ってくると桜が満開で、春もたけなわだ。
しかしあの清里のピーンとした空気は早春の東京にはなかったな。
清里はこれから花がきれいな時期になるんだろう。
でもそのシーズンを前にしたすいた清里。
最高によかったです。

ひさしぶりのドライブ。
気持ちよかったし、楽しかったし、M、感謝!!
何もしないomiに懲りずまた遊んでね。



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