今週のomi家(Mと講演会に行く) |
2005年12月1日 |
11月の最後の土曜日はMとピーターフランクルの講演会に行った。 この講演会は次男の学校でおこなわれた。 ピーターフランクルの講演はおもしろかったんだが、その前にとにかくMと会えばそりゃ、またomi家がうるおいますわ。 当日、JRG駅で朝9時にMと待ち合わせる。 こんな早い時間に講演会? いえいえもちろん違います。 なんとG駅に近い会場で、バーゲンがあったのです。 くつとアパレルメーカーのバーゲンの二本立てだ。 9時に靴の方に行き、とりあえず並ぶ。 Mはあの超ハンサムな息子と一緒だ。 このバーゲン、毎回並ぶんだけどMと一緒だと時間がはやくすぎる。 要はどこでしゃべっていても同じってことか。 Y君は途中、話まくった母とおばさんのためにお茶を買ってきてくれた。 Y君に受験のポイントを聞く。 でも何を聞いてもomi家の次男にこれからじゃあできないてことばかりだったな。 だいたいセンターでそんなに点数とれないし。。。。 靴のバーゲンははやめにはいったので、レジもすいていた。 ラッキー!! で、アパレルの方に飛ぶ。 ところがこのアパレルのバーゲンはいつもと主催が違っていた。 息子のジャンバーがほしかったomiははがきをよく読んでいなかったために、それをゲットすることができなかった。 どういうことかというと、いつも同じ会場でやるバーゲンよりもワンランク上の商品ばかりでまったく何も買えなかったんですわ。 Mごめん。 こんなに場違いなバーゲン誘って!! (Mは場違いではないか?) Y君は背広の調達にきたのだが、適当なものが見つからず、Mに言われた。 「そのあたりにあるコートどんどんきてごらん」 で、彼は売り場にある安くなって10万円ほどのトレンチコートをどんどん着てみてた。 まあいいものを見る目は養われるかも。 omiはここでは何も買わなかったが、レジをでたところに並んでいた食料品は買った。 もうすぐ賞味期限がきれそうな食品だったけど、普段は食べられないものばかりだったので、がんばって買ったわ。 その後、学校に行く前に、学校の近くのレストランで食事をした。 Y君は学校のそばまで一緒に来てくれた。 食事をしながら時間を確かめるとすでに1時15分。 「えっそろそろいかなければ」 と言ったところで知った。 講演会は1時30分からではない。 Mにわたしたプリントには2時半からひらかれると書いてあったという。 ひぇ〜〜 また時間間違えた。 このごろ時間を間違えても、場所を間違えても、何を間違えても、まったく驚かない(いや、正確には一瞬は驚くけど、まったくその気持ちが持続しないということかな)性格になってしまっている。 いちいち驚いていると身がもたないぐらい、ばらばら間違えるんだわ。 知っている人たちは事前に何回も注意してくれるからいいんだけど、知らない人はなんて人だろうって思うだろうな。 で、じゃあまだ大丈夫なんだと安心した、そのとき、隣の席にお客さんが座った。 誰が隣に座ろうが、関係ないomi. しかし隣の客は奇妙な叫び声を突然あげた。 はっと見ると、なんとそこにはNとKが。。 なんだ!!これは!!!! 信じられない展開だ! なんでこんなところで(といっても学校の近くだからまったく可能性がないわけではない)偶然に会ってしまうんだ。 しかも隣の席だし。。 NとKは学年の仕事で学校に行ってきた帰りだった。 Mはブログで紹介したNをよくよく知っている。 あのケーキただものではないと、omiが学校に行けることを常々うらやましがっていたんだ。 まあ学校はそんないいことばかりではありませんが。。 でNとKを紹介し、反対にMも紹介した。 で、Mの息子も紹介した。 この紹介のときにomiは言いましたね。 「K大学の経済にいっているY君です」 自分の息子に自慢する要素が何ひとつないので、人の息子が一緒のときはおもいっきり自慢したいomi. たとえ血のつながりがなくってもまるで自分の息子のように自慢する。 Y君はちょっととまどっていた。。 で、そこでわかった事実。 なんと講演会は2時からでした。 omiはMも時間を間違えていたことがうれしかった。 なんとなく自分の間違えが半減されるような錯覚に陥る。 KとNとわかれて学校に向かうMとomi. Y君とはレストランをでたところで別れました。 ほっとしたY君!かな。 で、Mが言った。 「みなさんは講演会にいらっしゃらないんですか?」 そうなんだわ。 学校に行っても、講演会はパスする。 omiだって6年で後がないから講演会に来たって感じなんだわ。 今まで一度もこういう催しに来たことはない!! Mはもったいないと言っていた。 ですよね。 考えてみれば。。。 ピーターフランクルはハンガリーからフランスに亡命したユダヤ人だ。 講演の中ではじめて知ったのだが、彼の親戚の多くがアウシュビッツでなくなっているそうだ。 そういう話って生で聞くのははじめてだったので、ちょっとショックだった。 このような経験をしているので、彼のお父様は今の自分が一番大切なものという考えをもっていらっしゃって、彼もそれを受け継いだ。 要するに財産は自分自身ということだ。 しかしそれを頭でわかっていても実践するとなるとかなり大変なんじゃないかと思う。 ピーターフランクルは数学者で勉強が大好きだという。 大道芸人もしている。 自分の人生をかなり楽しんでいることは確かだし、たとえ物質的な財産がなくっても何もこわくはないだろうなと思った。 でも、自分がそうなれるかっていうとできないだろうな。 物質的財産がないところは同じかもしれない。 いや明確に言うとピーターにはなにがしかの物質的財産もあるだろろう。 しかし彼は物質的財産の必要を感じてない。 反対にomi家はそれがない。 で、知的財産は彼にはあって、omiにはない。 どっちもないomi家。 お金がないといつも叫んでいるomi. とてもピーターのようにはいきません。 講演会ではじめて知ったのだが、ハンガリー語は日本語と似ているところがあるらしい。 たとえば他のヨーロッパの言語では名字と名前を言うときに名前が前にくるけど、ハンガリー語では日本語と同じように名前が前に来るそうだ。 講演会のあと、さらにMに教わったんだけど、ハンガリーの人たちは遺伝学的にみて、アジア人と同じDNAを持っているそうだ。 Mはなぜこんなことを知っているんだ?? なるほど、この日一番の収穫。 ピーターフランクルは講演会の途中、大道芸もひろうしてくれた。 失敗しても冗談で場を盛り上げる。 なかなかはなまるでした。 途中で壇上から降りてきて、質問をしたけど、答えた人にはピーター人形をくれた。 あれ、ほしかったなあ。 でもomiのところには来てくれなかった! 人を選ぶのかもしれない。 ピーターは日本は脱アメリカをめざすべきだと言っていた。 これってまさにomiが思っていることだ。 いろいろな国をみていると、omiのように漠然とではなく肌で感じるものがあり、こういう意見となるのかもしれない。 しかしそれってものすごく大切だ。 わざわざあえてこういうことを言葉にしてくれるピーターに感謝。 こういう多少、政治がかったことを平気でぱっと言えるのもこの人の特徴なのかもしれない。 なにも怖いものはありませんからね。 この日の講演、共鳴することもあり、えっそうだったのかと思うこともあり、かなりよかったです。 Mとも話せたし。。 Mに教わった、韓国の行事のことはomi家で書きます。 |