今週のomi 家(オットの夏休み)

2005年8月27日
今週はオットが夏休みだった。
一日オットといて思った。
なんでこんなに大変なんだろう!!

オットが帰ってくるにさきだち、omiは布団一式をちゃんとそろえておいた。
(普通だったらこんなにたいそうに書く一行ではないかもしれないけど、なにか書きたくなってしまうんだな)
そしてアルバイトで帰ってきている長男と同じ部屋で寝ることにさせた。
この2人はどこか似ているので、布団を並べてもお互いあまり苦にならないだろうという
配慮だ。(?)
布団を一式そろえてシーツもきちんと置いておいた。
ただひとつ大失敗だったのは布団の敷き方の講習をしなかったことだ。

翌日の朝、どのように寝ているかを
点検するとシーツはきれいにたたまれたままになっていた。
これは起きてからたたんだのではなくって使わなかったということを意味する。

ここでomiはきれた!!
「なんで私が用意しておいたシーツをつかわない!!」
朝からomiの声で起こされたオットはあわててシーツを敷いた。

オットはomiがいくら怒っても自分の方からは怒らないことにしている。
余計な労力はいっさい使わないということに徹しているのは立派だ。
しかしもうすぐ起きるという時になってシーツを敷くかなあ!!
朝から本当に本当にいらいらっとした。

オットと長男のすごいところはこの騒動の後、また心安らかに熟睡できるってことなんだ。
2人には何事も起こらなかった。
ことが起きたのはomiだけだ。

帰還1日目。
omiが仕事から帰ってくると、オットはいなかった。
あれ?買い物でも行ったか?
ぱっとみるとベランダの戸が開いているではないか。
それだけじゃない。
網戸も開いていた。
蝉もごきぶりもいるこのシーズンに網戸をあけっぱなしで外にでてしまうこの神経。

omiは激怒した。
しかもエアコンのスイッチも消してない。
まとめるとエアコンをつけたまま窓も網戸もあけっぱなしででかけた!!!
もう一度言う。
omiは激怒した!!
しかし激怒しただけでそれがオットに伝わることはない。

オットはだれかに会っていたようだ。
omiはこの日の朝はやく、オットが前日、はいてきたジーンズを洗って外にほしておいたのだが、それをオットが自分でとりこもうとして、網戸があけっぱなしになったようだ。
だいたい、出かけることを知らせておいてくれれば、ジーンズを洗濯するのも前の晩にしておいたものを、何も知らせないので、こういう手違いがおこる。
因みにオットは帰還のときは余計な荷物はいっさい持ってこないので、はいてきたジーンズしか着るものがない。
(こういうところも長男とよく似ている)
しかもこれを手違いと思っているのはomiだけだ。

オットがすごいと思うのは
寒いとか暑いとかまったくわからないということだ。
クーラーがききすぎて寒くても、クーラーがついてなくて暑くても大丈夫だ。

あとすごいのは
まったく機械類がわからない
家のパソコンの操作ができないなんて序の口で、カメラはフィルムをいれられないし、ビデオを操作させたら、スイッチを消すのを忘れてずっと地面が写っていたことがある。
見ていて船酔いをおこしそうになった。
今回はDVDの機械が設定されていないほうのテレビでDVDを見ようとした。
これってあまりにすごいから書くほうもかなり勇気がいる。


オットは長男と野球を見ていた。
2人でこの試合はどこの球場でおこなわれるかって話していた。
「こんなに雨が降っているから横浜かな」
なんてオットが言ってたら、長男が
「わかった。これ神宮だ!!」
と父よりもはやくわかったことをちょっと自慢げに言った。
するとオットは言った。
「そうだよ」
これは「そうだよな」という同意ではなくって、前から知っていたという
当然の「そうだよ」だ。
さっきまで横浜だっていっていたあれはなんだ?
長男は父にあきれてた。

オットと長男のコンビもすごいんだが、オットと次男のコンビは超すごい。
オットはおじいちゃんにご挨拶に行くと言いだした。
おじいちゃんというのはomiの父親だ。
挨拶に行くのはいいんだけど、手土産とか礼儀とかいうものは一切省いて考える。
以前はomiが少しアレンジしていたが、今はほっておいている。
omiは仕事に行ってしまった。

オットは電話をしておじいちゃんに会ったようだ。
さすがにひとりで行かせるのはたいそう心配だったのでomiは次男に一緒に行くように命令しておいた。
この2人がコンビに多少の問題があってもオットひとりよりはいいだろうという判断だ。


omiは次男にお小遣いは絶対にもらうなと命令しておいたのに、次男はそれに違反した。
おばあちゃんは
「これでなにかおいしいものでも食べなさい」
と言ってお小遣いをくれたようなんだ。
だいたいお小遣いをもらうなっていって、omiは次男にこの日の食事代として一万円も渡したんだ。
この一万円をオットに渡すべきか次男に渡すべきかかなり苦しんだ。
結局、朝起きている次男に渡したがこれは失敗だったかもしれない。

(でもオットに渡せば成功ということでもないところがむずかしいんだ)


それなのに、2人はこのお小遣いを素直にいただいた。
この2人がコンビになると遠慮という言葉がなくなる。
オットも「ありがとうございます」って言って一切の遠慮なく受け取るんだわ。
こういうささいなことを書くとなんてomiさんって細かいんでしょうって思われるかもしれないけど、
オットはもらう時ももらわない時も、何も考えていない。
自分で渡さなければならないってことも考えたことがない。
相手に悪いなって考えてことはない。

だからomiはこのように安易にいつも誰かれのみさかいなく「ありがとうございます」っていうのが気になるんだわ。

この件は仕事から帰ってきて心配のあまりに実家に電話をいれたomiがおばあちゃんから直接聞いた話だ。
だから当人達はおばあちゃんからお小遣いをいただいたことを母が知っているということを知らない。
で、どう切り出すかって思って待っていた。
オットは何事もなかったようにおばあちゃんからお小遣いもらって次男がそれを全部持っていると伝えてくれた。
そりゃ何も考えてないからomiが再び怒るというのも想定外のことだ。
(まあ怒ったところで何を怒っているのかわからないだろう)

しかし次男は帰宅後もまったくその話題にふれない。
このポーカーフェイスは見事だ。
しかもオットもお小遣いもらったことをきちんと母親にいうようにともいわない。
だから余計次男は平常心を保つことをできるのだ。
(omiは最近次男にもよくだまされている。Bookoffの一件から気は引き締めているつもりなんだが、考えの及ばないところに常に問題が潜んでいるのでたちうちできない)

結局、お小遣いは次男が全面的にもらっているようだ。
omiはいつもこれで次男にだまされてきたのではないかと疑うのもしかたないことか。
しかしその背後にはオットの影がなんとなく見え隠れしているようでならない。

このお小遣い事件の日の午後、夫はスーツがほしいというので、一緒に買いにいくことにした。
一人で行くと子供のように言っていたのだが、あまりにもいろいろな事件がいつもおこるので、
まだしも(こういう時にまだしもって言葉を使うかなあ?とにかく行きたくないけど義務としていくというニュアンスがかなりこめられているのは確か)一緒に行くほうがいいのではないかと判断した。
なるべく一緒には歩きたくないomi。
たぶんオットもそう思っているのだろうが、omiほど苦痛はともなわないらしい。
しかも売り場ではなんで今、これから着る秋冬もののスーツではなくって夏物のスーツを買おうとするのかそれもかなり理解できなかった。
今買ったって出来上がりは9月になってからだろうが!!
オットは夏物のスーツは持ってないという。
じゃあこの夏は何を着ていたんだろう?

しかも夏物と一緒に秋冬ものを買おうと言っているのに
「いらない」
と言うし。
これから南半球にでも行くのかと思うわ!!

帰還3日目。
オットにとっては恵みの台風が来た。
台風が来たから帰るっていうのはものすごく変だと思うんだけど、オットは台風を理由に家を離れられると考えた。


オットにとってはこの家は安住の地ではない。
DVDを見ようとするとDVDの機械はないし、スーツを買おうとするとなぜ秋冬物を買わないかと問われる。
こういうめんどくさいところはオットにとって他にはない!!

オットは紀伊半島に台風が接近する前からそわそわしだした。
今日、ここを離れないと次に離れられるチャンスがいつになるかわからないといった感じだ。

omiが仕事に出かける前からもう帰り支度をはじめた。
仕事にでかけなければならないomiにとってはものすごい迷惑な行動だ。
まだ台風はこの日の午後から夜にかけなければこないっていうのに、仕事に出かけるomiよりも先に家をでそうな雰囲気だ。

長男はアルバイトに行かないことにしているらしくて、寝ているし、次男は自習室に行くのをやめたらしい。
2人ともまったく起きる気配がない。
こういう日に限ってオットがあっちこっちにいる。
帰るなとはいわないからomiの邪魔をするなというのがささやかな願いであったことは言うまでもない。
この日、オットはomiよりも30分ほど後で家をでたらしい。

結局、台風はこの日の夜中にやってきた。
オットはチャンスは逃さない。
それがたとえ関東地方をかするだけの台風であってもだ。
しかしたった3日でこれだけ書けるのだから、きっと毎日だったらすごいことになるだろうな。
毎日だったら、「今週のオット」という題でひとつ書けるかも。。。
ただ考えただけでちょっとぞっとしてしまうけど。。。



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