今週のomi家
omi ネットカフェに行く
2004年10月5日
今日はなななんとBBと秋葉原のネットカフェなるものに参上した。ネットカフェという響きを聞くだけで10歳は若返ったような気がする。そこへ参上するのだから、今日だけで20歳は若返るはずだった。でも現実はそう思うようにはいかない。まず今朝起きたら、雨だった。 なぜ今日に限って雨なんだ! 幼稚園児が遠足を楽しみにするように私はネットカフェに行くことを楽しみにしていた。毎日、自分が秋葉原を歩く姿までイメージしていた。しかも頭の中のイメージは青空の中を歩いていた。 でも今日は雨だ。頭の中のイメージがちょっと狂いはじめる。 しかしそんなことを言ってはいけない。ネットカフェはちゃんと屋内に存在しているのだ。なにもパソコンをやっている間に雨にぬれるわけではない。雨ということだけにうろたえている自分をはげました。 最寄駅から地下鉄にのり、JRに乗り継ぐ。今朝は少々涼しかった。そこで長袖のシャツにレインコートを着こんできたのがいけなかった。地下鉄の駅までフーフー歩いたら、もう汗をかいた。車内でレインコートをぬぎ、長袖のシャツを捲り上げて、汗をぬぐった。ふと周りを見ると電車の中でこのような動作をしている人はいくらおばさんでもいない。 みんなはどうして長袖のジャンバーを着ていて暑くないんだ!! こう思ったのは今回だけではないけど、今日はネットカフェに行くんだ。ちょっと若くなるんだと思っていた自分をやっぱりおばさんなんだと感じなければいけない一瞬だった。 地下鉄からJRに乗り換える。JRに飛び乗るとそこは10時までは席がたたんである車両だった。電車に乗って座れない。それは席とり合戦に負けたわけではない。10時までというJRの規定によって秋葉原まで座ることを許されないのだ。電車の中は結構混んでいる。しかしこのような電車に乗りなれている人々は、どのような位置が自分に楽であるかを知っている。それはたたんである椅子のところで窓方向を向いて立つという姿勢だ。背もたれのところに自分の荷物をおいて、ここに立つというのがこの車両での理想像であるらしい。これがわかっただけでもちょっと都会人になった気分だ。 東京駅でかなり人が降りた。ふと見るとなんと隣の後方の車両には椅子がある。この車両よりも前が10時までの規定がある車両だったのだ。目が行くのと足が前にでるのとほぼ同時であった。隣の車両は座れる席が十分残っていて、ここまでなんでこれを知らなかったのかとやはり都会の電車にのりつけていない自分にちょっとひけめを感じなければならなかった。外が涼しいために電車の窓は曇っており車窓を眺めるという楽しみにはかける。せっかく都会に来ているのだからしばし丸の内の新しいビルなども見たかったが、東京駅で座れたという満足感がそれを補ってくれた。 突然気づいた。電車のドアがしまろうとしている。 「えっ?ここはどこの駅なのかな?」 見る暇もなくドアはばたんと閉まった。そしてゆっくりと電車は動きだした。アナウンスが流れる。 「次の停車は御徒町です」 ひゃあ、座ったことにひたすら満足したら秋葉原で降りることを忘れてしまった。まもなく電車からは松坂屋のデパートがみえた。そこから今度は東京方面の電車に乗り換えて、立って秋葉原へ戻った。 BBはすでに改札口に来ていた。 彼女にはいつもいつも本当にパソコンで迷惑をかけている。今回8月にホームページを作成した時は一日に5回も6回もメールのやりとりをさせてもらった。 「大変です。全部消えてしまいました」 「大変です。まったく作動しません」 「大変です。画像が勝手に変わってしまいました」 私のところから彼女のところに行くメールはいつもこの「大変です」という文字がつく。画像が勝手に変わるわけはないんだけど、自分では何故ホームページ上の画像が変わるかわからないし、あくまでも自己弁護をしなければならないのでそういう言い方をする。そして彼女からの返信の言葉も決まっている。 「あわてないでください」 BBはそのたびにメールを返してくれて、私はなんとかホームページを作ることができた。もしこの後方支援がなければ、まだ私のホームページは存在していなかったと断言できる。しかもBBは私の性格をよく知っている。それは大変ですと書きながら、次の行動をしてしまうことだ。この失敗のうわのせのような私の行動のために、omiのホームーページを直すというBBの仕事は倍になった。 そんなパソコン音痴の私のために彼女はネットカフェに行くことを提案してくれた。新し物好きの私はすぐにのった。 「いいじゃない。いいじゃない」 そして今日という日を指折り数えて待っていたのだ。 BBがネットで調べた秋葉原のアイカフェに向かう。外は大雨になっている。 BBはきめ細かい。もちろんちゃんとネットで調べた地図を印刷してきている。ところがさがせど探せどそのカフェはない。ヤマギワ電気の横と地図には書き込まれているがない。 近くで開店の準備をしている電気店の店員さんに尋ねてみた。店員のおにいさんは印刷した地図を見ながら 「このあたりですよねえ」 と大雨の中、通りの真ん中まででて、上を見上げる。 ああ、雨にぬれちゃうと騒いでいるのは私たちで、それでも尚、探し続けるおにいさん。 「ありがとうございます。もうちょっと探してみますから」 とおもわず言ってしまった。 ない。地図ではヤマギワの横だ。でもない。ヤマギワがいくつもあるのか。 大通りをわたり探すがない。その時、私たちは他のネットカフェをみつけた。ここでもいいか。その店にはいる。傘をビニール袋にいれ、エレベーターのボタンをおして、上の階にあるネットカフェを目指す。しかしエレベータは降りてこない。そのちょっとの時間に(本当に何十秒かの時間)にここのネットカフェは会員にならなければならないという説明を読んでしまった。 「えっ?会員にならなければいけないの?もう一回アイカフェさがしてみようか」 要は、会員になる入会金が惜しかった。 また大通りを渡り、他の電気店のおじさんに聞く。おじさんは上をみあげて探してくれた。 この時、気づいた。 秋葉原では目的の場所を探す時には上を見る。 多くの店がビルの中にはいっており、そのひとつを探すことはとても大変なのだ。そこでビルに張り付いている看板を見るのが秋葉原での常識らしい。都会の習慣を習得したようでうれしい。 みんなで上を見ているときにBBは 「あそこだ」 と目的のアイカフェを見つけた。それは地図とはまったく違うところだった。なんでこんな間違った地図をだしているんだろう。(家に帰ってこの地図をネットでみた時にわかりました。地図にはヤマギワの横にアイカフェと書いてあるけど、そこから線がでていて大通りにめんしたところに赤いしるしがあったのです。この赤いしるしが雨で消えてたんです。ーやはりおばさんと雨とは深い関係があるんです。) とにかく見つけた。こんどこそ目的のアイカフェに向かう。ビルの8階がアイカフェの受付になっている。できたばかりできれいだ。ここでわかった。アイカフェも会員にならなければ使えないことを。しかし入会費は無料だった。ほっとする。受付で 「飲み物、食べ物は無料です。」 という説明をうけて(他にも何か言っていたけど、このただというところしか記憶に残っていない)、7階のブースにいく。 このアイカフェにはいろいろなコースがあって、今回は3時間で2人で一緒にパソコンがつかえて、テレビもあるという一人980円のコースを選んだ。カフェの中には雑誌や漫画もあり、自由に読める。シャワー室まである。飲み物も冷たいジュースから暖かいカフェラテまで何種類もそろっている。まだオープンして間がないので、おにぎりなども食べ放題だった。 私たちのブースにはいる。狭いしきりの中だが、パソコンをゆっくり使える。BBはフロッピーがいれられるかチェックしていたが、CDーRのスロットしかなかったようだ。飲み物をもってきてさっそくパソコン教室が開催される。何を教わればいいのかわからないぐらいわからないことばかりだ。 まずはやりはじめたばかりのAutoPageへ。ここは無料ブログでBBが教えてくれた。この日のためにBBはまず自分でここに登録して使いはじめた。BBがやるならと私もあまりよくわかっていなかったけどやりはじめた。BBがいうにはおばさんのパソコンのアプローチは2種類あるそうだ。 なかなかボタンを押せない人と、ボタンを押しまくってこわしてしまう人だそうである。 もちろん私は後者だ。しかし今回はこの日のために、Autopageをはじめておいてよかった。もしはじめていなかったら、また何がわからないのかわからなかっただろう。 今回、一番自分でよくやったと思うのは、人のページを見まくっていたので、こういうことがやりたいというのがある程度わかっていたことだ。わからないかわかっているか、そこがわかっているのが一番大切なのである。一番悲劇的なのは何がわかっていないかわかっていないことだ。 それを私は体験上よく知っている。 BBはまずAutopageの説明をはじめた。 「大文字をいれるときは<span ></span>,ここの><の間に文字を入れるのよ。」 これを聞いた時、私は大文字をどのようにいれるかなんて考えたことがなかったことに気づいた。大文字というのは大文字のボタンをおせば大文字になるだろうなんて簡単に考えていたのでAutopageでこのように複雑な技をしこまなければ、大文字や色文字が作れないなんて思ったこともなかったのだ。 「BBごめんね。omiはなるほどなんて平気でわかったような顔していたけど、実はまだその一歩手前だったんだよ。」 あと、ページの横に写真を入れていく技、ページの外側を写真で飾る技を教えてもらった。この外側を飾るのはすごくやってみたかったので、できたときは超感激した。しかし写真がJPEGで保存されていないのが私のパソコンの保存の特徴だ。これはいつもネガフイルムをスキャンしたときにJPEG保存していなかったせいらしいということを最近気づいたということに理由がある。このJPEG保存をしなかったためにAutopageに写真を載せる時にうまくいかずにBBにまたまたまた迷惑をかけていた。JPEG保存してない空の写真をページの外側に使いたいのだが、またスキャンしてJPEGにしなければ使えないのでちょっとの間、今日の写真でとうしちゃうことにする。(わからないことを書くと複雑な言い方になる) BBはこの説明の時に言った。 「JPEGじゃなければどのように保存していたの?」 そういわれても私も保存方法ってJPEGとGIFしか知らなかった。だから保存するっていうときには、パソコンがちゃんとJPEGにしてくれているものとばかり思っていた。私もなぜ保存形式のボタンが見えなかったのだろうと思った。 Autopageのページの設定の変更のあと、素材やさんの紹介をしてもらった。素材やさんはいろいろな壁紙などをくれるところなんだけど、そういうページがづらりと並んでいてすごかった。BBはここから壁紙を保存してAutopageに使っているそうだ。私はBBの壁紙はAutopageのどこかに潜んでいるものだと思っていた。かなり自分の解釈で物事を判断していることも判明した。 BBはなんでも恐れずにやってしまう私にちゃんと教えてくれた。この壁紙には、作った人にお知らせしなければならないものとか、リンクを貼ってほしいとかたのまれるものとかあるから、使う前にはよく説明を読んでね。 ごもっともです。 それからGOOの無料ブログの紹介。無料ブログっていろいろなところでやっているんだ!!! その後、一番大変な私のホームページへ。 「そもそも何もわからないでことを進めていっているものだから、作り方の基本ができていない」 な〜んてそんなひどいことはBBはいわなかったが、説明をどんどん受けるうちにまあ自分のページつくりは雑なんだなあってよくわかった。一番の基本はワードとホームページビルダーの相性はあまりよくない。よってビルダーで作るときにはワードを使わないほうが無難であるということだ。そういえばワードで作った文章をビルダーにコピーするといろいろなものがいっぱいでてきて、この先もこれを消しながら作業していかなければならないんだと思い込んでいた。 これだけ言われてもよくわからない私のために、BBは作り方が悪いとどれだけ容量が多くいるかという例をだしてくれた。私が作ったページとBBが作ったページをHTMLソースというところでみてみると、私の方がわけのわからない記号ばかりがばんばん並んでいる。それに対して、BBの方はHTMLソースで見ても文章がぱっと読めるほどきれいなのだ。なるほどこれだけ違うのか。そしてBBはアドバイスしてくれた。 「もしビルダーを使うのであれば、直接、ビルダーに作っていくのがベストである。」 (帰宅してこのページを作っているが、このページをコピーしてワードにはりつけてみたら、なるほどHTMLソースとなってワードにコピーされたーはっきりとはわからないが、これも相性が悪いためなんだろうと想像する) これは基本らしいのだが、それも知らなかった。そして表を使うのも基本である。BBのホームページの中に私の旅行記をいれてもらっているが、それも表を使ってきれいに作ったそうだ。 今回、このページはホームページビルダーに直接、表を使って作ってみた。きれいにできているかな?私にははじめての試み(ここにきてはじめて一番最初のところにきたということになる)なのでちょっと新鮮だ。 写真についてのアドバイスをまとめると、 「写真はホームページに載せるには30キロバイトを目安に。右クリックでプロパティをおすと写真の大きさ(容量)をみることができる。画像の保存は右クリックで名前をつけて保存というところでやる。」 今、自分のホームページ上の写真のページが今ひとつ気に入っていない。ここをなんとか直していきたいのだが、そのために新しい無料サイトに旅行記と写真をもっていく相談もした。BBは私のホームページの作成プロセスまで考えなければならないのだ。今のホームページだけでは容量がすくなくってこれ以上、写真をのせていくことはちょっと大変だが、もしあたらしいところにそれを移してしまったら、今後写真の説明をすることもできる。ちょっと夢がふくらむ。それからomi家をブログにしていこうかという計画もでた。こちらはまだわからない。でもブログは楽しそうだし、やってみたい気持ちもある。ますますパソコンにのめりこんでいってしまわないか。まあいいか。 BBはよくDドライブはCドライブよりも安全だという。 もちろん!私にはこれがどういうことかはわからなかった!! (過去形してしまった平気かな) しかし今回Dドライブにいれたファイルはパソコンが壊れても生き残る可能性があると聞いて、むむむと思った。Dドライブにもちゃんとファイルを作って、いざというときのために備えることが必要なんだ!!いきあたりばったり、後先考えない、片付けへたの私にはちょっと大変な作業かもしれないが、このDドライブお引越し作戦を実行しておいたほうがなにかとよさそうだなということはわかった。 3時間というのはあっという間に過ぎていく。時間ぎりぎりまで教えてもらった。最後はリンクのバーナーの張り方。リンクといってもまだ相手がBBとネットつながりののほほさんぐらいしかいないのだが、ちょっと格好がいいかなって思って一応聞いておいた。 BBには申し訳ないが、授業の内容はこのぐらいしか覚えてないんだわ。またすぐに 「大変です」 というメールがいきそうだ。 3時間アイカフェですごした後、近くのインドカレーやにはいり、お昼ご飯を食べた。BBは言った。 「今度は5時間コースにして、お弁当を持っていこう。3時間980円で飲み放題というのは絶対に安い!!」 しかもパソコンの勉強もできる。おすすめおばさんスポットかも。ただネットカフェから見ると私語の多いおばさんがどんどん来るのは好ましくないかもしれない。 せっかく秋葉原に来たのだからとラオックスの中を見てまわる。私はデジカメが欲しいのだが、この資金難のなかやはり買うことはできなかった。BBはなんとかコードを買う予定だったが、なんと3日ぐらい前に自宅のパソコンが壊れてしまって接続コードを買う意味がなくなってしまった。 「パソコンというのはいたわらなくっちゃだめよ。できるということがどんどんやっていいということにはならないからね。」 これはめちゃくちゃ貴重なアドバイスだ。我が家のパソコンも私がテレビをみるはCDは聞くは何時間もいじくっているはと酷使している。このごろそのためか調子が悪い。なるほどいたわらなければならないのだ。 ラオックスのなかでデジカメもノート型パソコンもいじりたいだけいじって帰ってきた。 BBと来月から定例会を持つことに合意する。これは私にとってはパソコン教室に毎月ただで行かせてもらうようなものだ。やったね!! 秋葉原にいるときには気づかなかったが、電車に乗ると目が疲れていることに気づいた。パソコンだけでなくおばさんは自分の体もいたわってあげなければならない。しかしなんという有意義な日だっただろうか。ネットカフェ!! ここは新しいおばさんのたまり場になるかもしれない。 秋葉原、おばさんに注意すべし!! http://akiba.i-cafe.ne.jp/ |