今週のomi家(omi窮地にたつ) |
2005年5月14日 |
一緒に仕事をしている方で、常々こういう風に年をとっていきたいなあと思う方がいらっしゃる。てきぱきしているし、棚の整理なども完璧、子供と遊ぶのも上手だし、誰にでも話しかけて気さくである。 今年は一応、私が保育の手伝いをするので、その方がいろいろな準備などをしてくださることになっている。食事のテーブルを設定したり、外から帰ってくる子供の足拭き用のタオルをそろえておいたり、山のようにでる洗濯物をつぎつぎと洗濯していったり、ものすごいパワフルな仕事をこなしていく。しかもお年は私よりかなり上だ。 あまりにも仕事がたいへんそうなので、今回の仕事がはじまった時に洗濯を手伝ったら、どうも人に手伝ってもらうのは苦手らしい。まあ私もこのずぼら、不完璧主義なのでどうやっても気に入るような手伝いはできないだろうなと思って、おまかせしていた。 (というか園長先生にそうしてくださいって言われたんだよね) で、保育の手伝いを今日という日までやってきた。 ところがだ。 今日、突然、その方がきれた。 はじめ、なんのことだがわからなかったが、先生に 「外に行く時は片付けをしていってください」 と言ったのが、そもそものはじめの一言だったかな。 先生達も 「えっ」 て感じだったが、どうも運動器具の一部として部屋においてある道具がそうじの時にじゃまだから、それを片付けて遊びにいけということのようだった。 これはよ〜〜く考えると、お掃除の方が別にいらして、その方がいろいろなものをどかせながらお掃除をするので、あんまり言っている本人には関係ないような感じなんだが、なんせ完璧主義だから、ちょっとがまんできなかったらしい。 そして、なんとこともあろうに私の名前があがった。 「去年はきちんとそういうことはやっていたんです。 今年はomiさんもいるんだからちゃんとやってください。」 おいおい私かよ。 でも長年生きているとこういう時の返事って 「すみません」 というのが正解だということがなんとなくわかっている。 で、Iちゃんという園児のようにあんまり考えもせずに言った。 「どうもすみません」 でも言ってから、よ〜〜く考えてみると、お散歩などの保育から抜けているときは私はいつもこれ、やっているじゃない!! どうもIちゃんと一緒で頭と口が分離してしまっているもので、自分の行動についてきちんと述べることができない。 しかもお昼ねのおふとんをひく時はどんな場合でも遊具を片付けをするのは私だ。 じゃあやっぱり私がやっているじゃない。 でもね。 そういうことをいうとややっこしくなるので、黙っていた。 しかし先生はこれには結構納得がいかないようなところもある。 その年、その年によって体制は変わるし、やり方も変わってくるわけだ。 で、ひとりの先生が 「今年はこういう体制でやっているんです」 と説明したけど、それがより一層事を複雑にさせてしまった。 「去年はもっときちんとしてましたよ。 それでこちらにこんなに負担がきちゃたいへんでしかたない。 それなのにomiさんは写真を撮っているじゃない。」 いやいや私は毎日写真を撮っているわけではなく、しかも昨日、写真を撮っているときは雑務がなくって保育の手がたりている時で、しかも先生に頼まれていた時だ。この日も先生がデジカメを持っていらして、それで撮ってほしいと頼まれたので、何枚かおやつの様子を先生のカメラにいれていたのだ。それは次の日の保護者会の準備でもあったのだ。 私は仕事の範囲で撮っているから。 今回は。 (時々、仕事が終わりに近づくときにすこし記念に写真を撮らせていただいていることもあるので、ここを強くいえないのが弱いんだが) ありゃ。なにか火がとんでもない方向に広がっている感じだなあ。 ひゃ〜〜。どなんしましょ!! で一人の先生が付け加えてしまった。 「これは私がお願いしたことなんです」 このへんでもう完全に私が見る限りでは彼女はぶちきれていましたね。 雰囲気が変に重たくなって、なにか私が悪いことをしているような感じで、あれあれなぜこうなってしまうんだろうとくらくらしましたね。 いつの間にか私が写真を撮って仕事をしないような感じになっているじゃない! まあそう思っていたのは約1名なんだけど。 なんでこんなになってしまうのでしょう??? で、重いおやつが終わり、子供たちが外に遊びに行ったので、 もう一度、ちょっと押してみることにした。 「本当にどうもすみませんでした」 これも実はIちゃん方式だったのだが。 でも怒りが頂点にきているようで、 「今年のクラスは======」 とがーっとひとしきり言ってましたね。 私なんか気を使って、この日は自分の仕事ではないおしぼりを下に持っていくということもやってしまった。 しかもおしぼりを入れる箱にははごきぶりがはいっているし。 大声で園長先生を呼びましたよ。 「園長先生、ごきぶりです。」 そしてなんと驚いたことに園長先生はゴキブリをティッシュでつかんだ。 スリッパとかではない。 ティッシュで手づかみだ。 さすがだな! この日のことをさらに詳しく述べると私は外の保育についていかなかったので、教室の拭きそうじをした。 そういえば、外の保育の手伝いがない時や時間がある時はいつも窓のさんとか網戸とかそうじしているなっとこの時も思った。 ということは私は働いているじゃない。 写真ばかり撮ってないぞ!! で、窓のさんをそうじしていたら、 「そんなことをしてないで、こっちを手伝って!!」 と呼ばれた。 完全にぶちきれてるな。 「はいはいはいはい」 と飛んでいきましたよ。 「給食の用意してちょうだい。間に合わないから」 「はいわかりました」 でもよ〜〜く見ると、まだ給食は配膳室にあがってきてなかった。 子供も帰ってきてなかった。 いやいや間に合わないことはないって。 まだことは何も始まってないんだから。 なんて言うと大変なので、とにかくエプロンをつけてみた。 すると外から子供の声が。。。 やっぱ子供が帰ってくるほうが先じゃない!! で、急いで、子供が教室にはいるのを手伝う。 で、また急いで、配膳室にいく。 なぜ私はこんなに走っているんだ? 配膳室にいくと給食が用意されており、 「これが小さい子のクラスだからお願いしますね」 「はいわかりました」 で、まかされたのかと思ったら、自分でお味噌汁を注ぎ始めた。 私は何をお願いされたのだろう?? 思わず任されたのに聞いた。 「ごはんよそっていいですか?」 ごはんのお椀とおつゆのお椀はほとんど同じ形で、なにか微妙な隊形で配置されていた。これはどちらにどのように盛り付けすればいいんだ? でも聞くのがちょっとだけ恐ろしかったから、少しづつついだ。 ごはんとお味噌汁をセットして教室に運ぶ。 結局、みんなが緊張してしまっているので、なんとなく完璧をめざしていた。 よって給食が運ばれているときには子供たちは席についていた。 子供たちは何のことかわからないだろうな。もちろん。 でも、先生は席につかすことに全精力を使わなければならなかったので、 いつもやっている足ふきを小さな子たちに対してはカットした。 給食がつつがなく終わり、片付ける。 このあたりは普段もやっていることだし、なにも気を使うことはないんだが、なんとなくぴりぴりとして、ことが運ぶ。 給食ではおしぼりが使用される。 これはレンタルなのだが、軽くすすいで返すほうが衛生上いいので、一応、小さいクラスの子達が使ったおしぼりは軽くすすぐ。 それも考えてみればほとんど私がやっていたなあ。 私って結構仕事やっているじゃない! と軽く感動する。 この時間の片付けや洗濯は結構忙しいので、ごく最初は全精力を使って取り組んだが、それはやっぱり迷惑だったようなので、最近はあまり手伝わなかった。 しかしこの日、それをまた全精力を使って臨んだ。 いつもだったら、 「私がやるからいいのよ」 と明るく言われるのだが、この時は何も言葉がなかった。 だからいつも私がやるようにしたほうがいいんじゃないかと思うんだけど、それは規則違反なんだなあ。 かなりむずかしい。 このあと、子供が汚した服をいくつか干して、(これはいつもない仕事なんでここでまた事態が深刻になるとまずいと思って全神経を集中して洗濯しました)乾いた洗濯ものをいくつかとりこんで、教室の前を通ると例のSちゃんが隣近所に聞こえる声で泣いていた。 思わず教室にはいって先生と一緒になだめてしまった。 その後、Sちゃんは私と一緒に寝た。 (まあ私は本当には寝ませんがー当たり前か!!) 孫と一緒のようで至福のときであります。 お昼にはいる時、先生に言われた。 「omiさん、大丈夫ですか?」 なわけないだろ。 こんなに走り回ってしまったんだよ。 今日一日でさあ。 でもやさしく聞いてくださる先生にまさかそんな馬鹿なことは言えない。 しかもその時、この記事のことがすでに頭の中にあって、今週のomi家が潤うぞなんと思っていたんだから、文句は決していえない。 午後、なんとなく言ってしまったなあ。 「まるで嵐のようでしたねえ」 なんでこんなに人ごとなんだ。 当分の間、今日の嵐のことは伝説になるだろうな。 これってomi家特番で行くか? 題は何にしよう? いろいろ考えることが多い日だな。 今日は占いで12星座中1番だったからこんなにいろいろな出来事が体験できたのかなあと思った。 |