韓国ミュージカル「ギャンブラー」
「アンニョン!韓流ミュージカル」公開イベント

2005年3月5日


前の週にはいってきた韓国ミュージカル、ギャンブラーの、「アンニョン!韓流ミュージカル」公開イベントに行った。突然のメールでもうイベントは来週だということだったが、なんといっても
無料だからすぐに申し込んだ。

土曜日は前日が雪だったためか寒かった。
ご近所のKさんと一緒にでかける。
私達が到着した開演の1時間前には恵比寿の
ガーデンホールにはすでにたくさんの人が並んでおり、現在の韓流ブームを肌で感じることになる。
開演は2時からだったが1時間前に整理券を配られる。
あんなに人が並んでいたのに、私達の席は
前から3番目だった。

会場にはいると前列に並べられた椅子には大方の人が座っており、その次の列からABCとなっている。なんで私達が前から3番目の席をゲットできたかわからないが、
とにかく舞台がこんなに近くに見られてラッキーだ。

この日のゲストはギャンブラーの出演者達、主な登場人物5人が出演した。
その中でも映画シルミド、ドラマ、オールイン、ホテリアに出演している
ホジュノが舞台にあがるというのでちょっとわくわくする。

ギャンブラーはもともとドイツで成功をおさめたミュージカルで、韓国では1999年
シンシミュージカルカンパニーが翻訳上演された。
日本では2002年に初演されている。
神市(シンシ)ミュージカルカンパニーは1987年に設立、韓国のミュージカル界をリードしている劇団だ。

ギャンブラーの題名のとおり、この物語の舞台は
カジノだ。カジノのボス(ホジュノ)はある青年(イゴンミョオン)をギャンブラーにしようとする。青年がショーガール(チョンソナ)に興味があることに気づいたボスは青年をショーガールに紹介する。恋に陥る2人をショーガールのパトロンの伯爵夫人(ソジヨン)はよく思わない。カジノのボスはショーガールを手にいれるにはすべてのゲームで必ず勝つ秘密が隠された「黄金の鍵」が必要だという。伯爵夫人から「黄金の鍵」を渡されたショーガールはその鍵の存在に苦しむが、青年は彼女からそれを強引に取り上げてしまう。「黄金の鍵」のおかげでギャンブラーとして成功した青年は次第に欲望の渦に巻き込まれる、ついには全財産を賭けたゲームに挑んでしまう。

イベントの最初に放映されたビデオはここまでのシーンの紹介だった。韓国語のミュージカルを聞くのは、初めてだったけど、NHKのテレビ韓国語講座では韓国のミュージカルは楽しいと紹介していたことがある。

そしていよいよゲスト登場。
ホジュノ以外は初めてみる顔だ。
ひとりひとりが紹介される。
この日来ていた
ホジュノ、イゴンミョン、ソジヨンは韓国ですでにいくつかの賞を受けている。その中にまじって、1984年生まれのチョンソナと日本がはじめてという1983年生まれの現役の大学生、キムホヨンがひけをとらなかったのには感激してしまった。
特にキムホヨンは何か
隠しだまのような存在だという感じがした。
舞台ではジジという女装の役で登場する。

このゲストの登場とともに一列目に並んでいた人達がにわかに動きだす。大きなカメラがいつ用意されていたのかわからないが、ゲストの前に陣取り、バシバシフラッシュがたかれる。座席Aよりも前に座っていたこの人たちは報道陣だった。
明日の朝鮮日報にこのイベントの様子がのるなと思った。

ホジュノはもう貫禄だ。
彼は1964年生まれだ。
私が想像していたよりもずっと若い。
しかも、もともとミュージカルスターだったというのも始めて知る。歌を聴くとさらに驚く。
「えっ?ホジュノってこんなに歌がうまかったの?」
ドラマでも映画でも歌うシーンを今まで見たことがなかったので、
たぶん韓国ドラマファンもこの事実を知らない人って多いのではないかと思う。

ホジュノはこの日はイゴンミョンと一緒に歌った。2人の男性の声が調和して会場に広がった。ホジュノのこの歌声は想像していなかったので、すごいの一言だった。

チョンソナソジヨンは2人で舞台に並ぶとなんてかわいい女の子なんだろうと思ったが、よくパンフレットを読めば、ソジヨンの方がチョンソナよりも10歳以上年上だ。それを感じなかったのはジョンソナが堂々と舞台で挨拶をしたためか、ソジヨンがはつらつとしていて若く見えたためかはわからない。
ただ2人が歌った時にその違いがあった。

チョンソナはこの日ピンク色のドレスを着ていて、本当にかわいかった。
歌う時もソプラノの美しい歌声で私達を魅了させてくれた。
それに比べ
ソジヨンは「キャバレー」を歌ったのだが、ものすごい迫力のある説得力を持った歌い方、歌声だった。これが経験なのかもしれないなと思う。
ただどちらの歌も本当によかった。

最後に抽選会があったが、もちろん私達ははずれた
何人かが舞台で賞品をもらっていたが、その中に小さな女の子が混じっていた。
その女の子を見つけるとホジュノがにこにこと女の子の横に行き、一緒に写真を撮ってもらった。
これを見ていいなあと思った。
ホジュノのファンになったわ。

この日、会場でミュージカルのチケットの販売をした。
もし知っていれば先行予約のチケットを買わずに、ここで席を選んで買えたのにとこれだけはかなり
残念だった。

ギャンブラーの東京公演は5月11日から15日まで東京厚生年金会館で行われる。
紹介のアドレスは
http://www.min-on.or.jp/gambler05/



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