omi白内障の手術を受ける。
2007年12月5日

なんと白内障の手術をしました!!

2年ぐらい前から何か乱視が強くなってきたなあと思っていたが、ちょっとおかしいので去年の秋に眼科に行った。
すると白内障だといわれた。
omiも年はとっているけど、ちょっと早くないか。

omiの目は小さい時から左がよく、右がわるかった。
その差はなんと0.9ぐらいあった。
眼鏡で完全に矯正することができないぐらいの差があるので、だましだまし使っていた。
ところがいいほうの左の目が疲れたのか、この左目だけが白内障になった。

ということはだ。
左も見えないし、右も見えない!!

omiの趣味はカメラなんだけど、すごいことに見えないのに写真を写していた。
今のカメラって本当にすごいですよね。
自分でなんでもやってくれる!!

しかしこれも限界にきて、とうとう手術を受けることにした。

何人かの友達には白内障の手術をすると言った。
そりゃomiの友達ですもん。
心配する人は
いなかった
Mに言ったときなんかは自分の御主人がやはり白内障の手術をなさって、それにいくらかかったかと言われた。
それはomi家の財政を心配しているんじゃなくって、単に御主人の手術にそんなにお金をかけたくなかったって気持ちがこもった話かただった。
Yはもっとすごい。
Yとお化粧ごっこをやった話はどこかに書いたけど、まつげを上にくるっとさせる道具を使ったときに、
『まぶたをはさんじゃいけないよ〜〜!!
と注意してさらに
『白内障の手術の練習だと思えばいい!!』
と言ってくれたんだ。
まあ世間の反応はそのぐらいだった。


手術の前にはいろいろな検査をする。
眼科にはいろいろな検査の機械がある。
基本的な検査は眼圧。
これは片方づつの目に軽く風をあてて
、目の強さを調べるものだ。
(目の強さって説明はしなかったけどそうなんじゃないかってomiはかってに思っている)
あと片方の目づつ機械に目をあてて、まっくらな画面に光がひかったら、手元のリモコンを押すもの。
これは見える範囲を測定しているらしい。
何回もリモコンを押したり押さなかったりしたんだけど。。。
どちらかと言うと、見える範囲の測定っていうよりも運動神経のテストのような気がしてならない。

あと心電図とか血液検査とか麻酔が使えるかどうかも検査した。
麻酔がつかえるかどうかは腕に3種類の薬を軽く注射する。
それが変化しなかったらいいというもの。
血を採っていた看護婦さんは言った。
『きれいな血ね。』
『え?血にきれいとかきたないとかあるんですか?』
『さらさらしたような血とか色がきれいとかは人によって違いますよ。』

なるほど。
omiは血液美人だ!!

これらの検査をして最終的にどのようにレンズを作っていくかを決めていく。

検査の結果がでたのは手術の3日前。
先生に言われました。
『コレステロール値が高すぎます。まあ手術は大丈夫ですけど。。』
まさかここでコレステロール値がでてくるとは思わなかった。


omiの目は左右でかなり度が違う。
これって本当は左の目を多少近眼にしていって、眼鏡で矯正するらしい。
しかしだ。
両方ともが悪くなったらカメラが使いにくいでしょ。
しかも今まで差があったまま過ごしてきてしまったのに、急にちゃんとしたら、くらくらしちゃうんじゃないか。。。

なんて先生には言えないので、とにかくカメラが使いやすいようにしたいということだけを言った。
先生はコンタクトを使うのであればそれで大丈夫ですと言った。
よってこれからはコンタクトになりそうだ。

そういう話をしてわかったこと。
白内障の治療ってレンズを新しくいれるわけなんだけど、そのレンズはいろいろ作っていけるみたいなんだ。
ということは望遠レンズとかにもできるのかなあああ。
片方を望遠レンズにして片方を広角レンズにするといろいろなものが見えるかもしれないとひとりで想像するomi.
あとリモコン操作にしてオートフォーカスにするとか。。

まあこんな話は先生にはできなかったけど。。

先生はいろいろな話をしてくれた。
で、わかった驚愕の事実。
普通だったら、omiのような視力に差がありすぎる目には物が二重に映るらしい。
初めて知った!!
しかしとりあえず、omiはものが二重に見えるってことは今までなかった。
ということは脳がちゃんと自分で調節していたんだ。
でもこれってよく考えたら、もし仮にちゃんと普通になおしてしまったら、脳はそれについていかないんじゃないか。。。

脳のピントがいろいろなところでずれていることが、より明確に判明された検査結果となった。

最終の検査の日、目に強い光をあてて検査をした。
その前に瞳孔を広げる目薬をさした。
検査の時はわからなかったんだけど、瞳孔を広げると光が多くはいってくるんだ。
カメラでいうと絞りをひらいた状態かな。
そうなるとどうなるか。
外に出た時に普通にしていてもまぶしい。
曇り空の日でもかなりまぶしかった。
人間の体はいろいろな調節ができるようになっているんだ。

白内障の手術は手術の3日前から目薬をさす。
それは瞳孔を広げる役割をするらしい。
そして当日は2時間前から5種類の目薬を30分のローテーションでさしていく。
抗生剤とかもはいっているらしい。

前日までに手術の日の説明を受ける。
で、同意書をいうのを書かなければならなかった。
で、家族のサインも必要だ。
オットはいないし、長男もいないでしょ。
必然的に次男がそのサインをすることになる。
その次男も当日はスノボに行くと。

はっきりいってだ。
手術の日なんかゆっくりしたいから、みんな元気で外出の方がomiにとっては好都合だ。
ところがよく読んでいくと、付き添いの方も来てくださいと書いてある。
思わず想像しましたね。
オットが来てしまったりしたらどうなるか。。。
余計に患者の気をもませるでしょ。
で、これは知らなかったことにして、病院に行くことにした。

2時間前に到着して目薬を差し始める。
5種類の目薬を3分間隔で差していって、30分のローテーションを4回やるんだ。
ところが目薬をさそうとしていると看護婦さんがきて、ひとりキャンセルがでたから時間がはやくなりますと。。。
で、言われた。
3回でも大丈夫です。
結構、万全には万全を期しているから、ちょっと違っても大丈夫って感じだったな。
omiはこの日の手術の最後の患者だった。
11番目から10番目になる。
ということは終わった人がどんどんでてくるんだわ。
で、どんどん帰っていく。
雰囲気が目の手術って感じよりも歯医者さんって感じなんだ。
目薬を差しながら、差し迫った中国旅行のために中国語を勉強するomi.
電車の中とかこういう場所でし勉強しないのでなかなかはかどらない。
しかし2時間弱ありましたもんね。
かなりいい具合だったわ。
最後はひとりでテーブル独占して、目薬を並べ、中国語のテキストを見ていた。


一番最後に呼ばれたomi
まず手術室の前で着替えをする。
着替えは上だけで、シャツの上にガウンを着ることになる。
それから名前の札を首からさげる。
カードにはomi様 
Lとかかれていた。
omiはこのLはガウンのサイズかと思った。
ガウンのサイズを間違えないようにLとわざわざ書いておくんだ。
と考えていたんだけど、しばらくして、

ひょっとしてこれは手術する左目のLeftのことじゃないか。。

と思った。
でしょうね。
わざわざガウンのサイズをSとかMとかLとか書かないでしょ!!
脳のピントがずれているんで、こういう働き方しかしないんだ。

で、あと帽子をかぶる。
髪の毛がはいらないようにするためらしい。
それから止血と抗生剤がはいった点滴をする。
これは手術のあとまでずっとやっていた。
omiの前の人はこの点滴がはいらなくて、お医者さんがわざわざ見にきて、10分ぐらいだからやらなくてもいいでしょうと言ってた。
結構なんでもありって感じだ。

ここの待合室で看護婦さんが3回、麻酔の目薬をさした。
なんとこの目薬だけの麻酔で手術はできるんだ。
なんでも40分ぐらいだとこの目薬の麻酔でOKだそうだ。
しかし、麻酔がかかっているという自覚はない。
目は見えるし、しびれた感覚もない。

omiの名前が呼ばれて、手術室にはいる。
なんと先生は勢揃いしていた。
3人の先生に看護婦さんが2人もいる。
やっぱり手術なんだ!!
歯医者さんの椅子のように座った椅子が水平になる。
手術中にまばたきをしたらどうしよう。。なんて思っていたんだけど、そういうことがないように枠が目のまわりに固定される(というかたぶんされてたんだと思う)
そして左目だけが開いた紙で顔を覆う。
先生は言った。
『omiさん。今日はどちらの目の手術ですか?』
なるほどこういう風に聞くんだ。
『左です。』
それから目のまわりをたぶん消毒して(これも自分で見ているわけじゃなくって先生が説明していた)左側を向いて目をじゃばじゃば洗う。
よくできているんだ。
そして目の上に強い黄色いライトが当てられて、両目でそれを見るように指示がある。
両目っていったって右の目は隠れているんだけど。
ライトが当てられてすぐになにか目がぐいって感じになった。
ぐいって感じというと非常におおげさだけど、ひょっとしてなにかしているんじゃないかって感じられた。
先生達はだまってなにかしている。
すると一人の先生が
『もうはじまってますよ。』
え〜〜〜〜!
やっぱりはじまっているのか!!

そのくらい痛みもなくて何もわからないままなんだ。
そりゃ〜〜目の手術なんてはじめてだからomiも緊張してますよ。
それを察した先生。
『緊張してますか?』
わるいけど、ここでリラックスできる人がいたらかなりの大物だと思う。
『はい』
と答えるomi.
すると一人の先生が手をにぎってくれた。
男の人に手を握られる経験などないomi.
緊張が倍増した。
普通はみんなここでリラックスするんだろうな。
ひとりの先生が
ぜんきょくはくないしょうか。』
と言った。
なんだそのぜんきょくってのは!
手術中に質問しても的確な答えを把握することなんかできないでしょ。
あとで聞くとこの前極白内障というのはレンズの前の部分が白内障になってしまって、老人には少ないものらしい。
ということは
omiは若い!!
ということか。。

緊張が改善されないomiだったが、途中からこのライトの色が変化した。
黄色だったライトがものすごくきれいな水色にかわって、宇宙のような映像になった。
そのころ先生がまた言った。
『あと2分ぐらいです。』
あとから聞いたんだけど、この水色のきれいなライトが本来の色らしい。
これは新しいレンズがはいったのでこのようになるということだ。

そして
『はい、終わりました。』
と目にガーゼとあてがねがはられる。
このあてがねは夜寝るときにもしばらくつけておくらしい。
無意識に手でさわったりするのを防ぐためだそうだ。
あてがねはハマグリ型をしていて穴がたくさんあいている。
なんでハマグリ型なんだろう。。

正確な時間をはかったわけじゃなかったが、手術室にはいったのは6時を少しすぎていて、なんとブログのコメントの返信の時間は6時40分だった。
ということは逆算してたぶん手術は5分から10分だったと思う。

その日はテレビなんか見ちゃだめだぞ!!
パソコンも無理と思っていたけど、考えてみるとその2つがないと何もすることがない。
はやばやと寝た。
こんなに寝たのはひさしぶりだ!!
世の中にパソコンとテレビがないと人間、健康的な生活になれるって感じだな!

説明書には家事は翌日から大丈夫なんて書いてった。
家事だけは一週間禁止にしてほしい!!

次の日に病院にいって目のガーゼをはずしてもらった。
ちゃんと昔のように視力がもどっていた。

この日は10人の手術だったが、手術にかかる時間もその後の痛みも人によって違ったようだ。
大体の人は術後の痛みはなかったようだ。
あと手術に30分ぐらいかかった人もいたみたいだ。
自分がこうだったからといって、他の人にそれが当てはまるわけじゃないんだと思った。
しかしだ。
もし白内障の手術をどうしようと思っていたら、たぶんomiはいうな。
手術中にきれいな宇宙のような映像をゲットできますよ!!
ってね。

手術の次の日にこんなことやっていていいのかなあ。。
暇なんです。
しかもやることないから食べてばかりいるし。
絶対に太るぞ!!



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