配送所2
2005年12月


配送所の話はつきない。

電話で夜6時以降の再配達を希望したおばあさん。
6時15分に電話をかけてきた。
「まだ荷物が届かないんですけど。。」
いやいや6時以降だから。
15分ぐらいじゃ、もう少し待ってもらわないとと思ったが、配達の状況を調べた。
で、電話に戻ると電話はきれていた。
なんじゃこれ??
するとすぐに隣の電話にまた同じおばあさんから電話がはいってきた。
「今、きました」
わざわざ電話してきてくれるのは丁寧か。

でもあと5分待っているのが正解だったかも。。。。


同じく6時以降希望のおじさん。
「だいたい何時に来ますか?風呂にはいりたいんだけど
夜になると風呂にはいりたいっていう電話が結構多い。


夜の10時ごろに配達することはまずないから(時々11時ごろだったら家にいますなんていうお客さんもいるけどそんな時間にはいくらなんでもいけないですからね)ちょっと待ってくれればいと思うんですが。
その時はこれから配達に行こうとしている配達員をキャッチ。
「8時半から9時半ですね。」
と配達員に聞く。
このように直接配達員をいつでも見つけて時間を細かく聞けるわけではない。
だからこのお客さんはその1時間の時間を待てばいいという幸運をひきあてたんだわ。
ところがこのおじさん言ってくれました。
「そんなおそい時間じゃ困る」
じゃあ6時以降の配達を頼まないでほしい!!
「6時以降でも早目って言ったんですよ。そんな遅い時間じゃ出かけてしまう」
えっ??
風呂にはいってからでかけるのか??
しかも絶対に受けるときに早めといわれてそれを受けることはないから、このおじさんは勝手に言っておいて勝手におこっているってことが明白なんだわ。
「もっとはやくならないのか?心外だなあ」
心外なのはこっちだって!!

6時以降の希望で配達するのになんでここまで言われるか!!
これからは配達希望を聞く前に簡単な国語のテストを受けてもらうか。

問題1
「以降とはどのような意味ですか?」
@ それからあとの時間
A その時間の直後
B その時間ジャスト
だいたいの人がここでAを選ぶんだろうな。
AとかBを選んだ人には配送しない。

問題をクリアした人だけが配送の権利を得る。

そうでもしない限り配達はできない。
結局このおじさんあまりにも勝手すぎててにおえないので所長に代わってもらった。
この日に配達されたかどうかは不明。

朝一番の電話で怒鳴られた。
「ばかやろういつ来るんだよ」
バカなのは自分だって!!
いつ来るっていったっていける日時を知らせてくれなければ行けないでしょ。
こういう人って日々どのように過ごしているんだろうか??
「今日中にはお伺いしますが」
と答えたら。
ばかやろう11時までしかいねえんだ!!
と返ってきましたね。
この方、ここで
住所と実名を書きたいですわ。
朝9時に電話をかけてきて11時までにもってこいと。
あんたのために地球はまわっているんじゃないわ
って電話で言いたかった。
理解力のなさと身勝手さ。
オール×だな!!



再び返品伝票の話。
返品伝票に書いた字がわからないと注意された。
たしかに転送するときの字がごちゃごちゃしていてわかりにくかった。
で、一応謝ったんですね。
すると、向こうはバージョンアップして返してきた。
「あいているところをいっぱいにして書いていいですから、もっと読みやすく書いてください」
いいたいことはわかるんだけど、語尾があがっていてかなりとげのある言い方なんだわ。
お互い仕事しているんだからここまでとげのある言い方をしないでもと思うけど。。
でもこっちも言い分あるわ。
じゃあ返品伝票をいくつもの欄に区切らないでほしい。
それがあるがためにその欄の中になんとか字を埋め込もうと必死なんだから!!
特に転送という欄をはずてほしい。
転送はしょっちゅうあるんだから。
そっちで作っている返品伝票を使っているんだから、文句言う前に書きやすい用紙を作ってほしいっていうの!

再び返品の係りからの電話。
○○様方でそのあとに会社の名前がはいった転送。
なんでも転送先が個人お宅でそこに送ってほしいとの指示だった。
そうなると個人の名前方で会社の名前がはいってしまうんだと思うんですよね。
会社の名前が一応送り主の指定なんですから。
それがおかしいと返品の係りからの電話だった。
おかしいけど客がそういっているんだから仕方がないでしょ。
でも返品のかかりの人はおかしいと言い張るんですよね。
で、言った。
じゃあ会社の名前はずしますか?
そしたらそれでいいという。
でもそれって違わないか??
もういいわ。
好きなようにすればいいでしょ。


不在票がはいってきて電話をしてきたおばあさん。
最初は何を言っているかわからなかった。
「○○さんに昨日送ったばかりなのにもうお返しがくるなんておかしいと思うんです。」
これをどのように解釈すればいいのか。。
で、よくよく聞いてみると、自分が○○さんにお菓子を送ったんですね。
そしたらどうも送り先の住所に自分の住所を書いてしまったらしい。
おばあさんは言う。
「きっと売り場の人が間違えたんだと思うんです」
いやいや本当か?

さらに続く。
「どうしたらいいんですか?」
もうちょっとで、もう一回送ればいいんじゃないですかって言ってしまうところだった。
さすがにアルバイトのおばさんの手に負えなくて、電話を変わってもらいました。

おばあさんは電話の向こうでその品物を買ったお店の名前を連発しているらしい。
「☆☆やで買ったものなんですけど」
とたぶん言っているんだな。
で、配送所のおにいさんもそのお店の名前を連発している。
そのお店に直接連絡して事情を話してほしいと頼んでいるのはわかるんだけど、どうもお店の名前だけが強調されて聞こえてくる。
会話の中で何回そのお店の名前を聞いたかな。
おばあさんに配送所じゃなんともならないことをわかってもらうのに10分ほどかかりましたね。
この品物その後どうなったかは不明。
おばあさんの家にはお届けしないのかなあ。
おばあさんお店に電話できるかなあ。
いろいろな心配が押し寄せてくる事件でした。


言い方がおかしいのはなにもお年寄りだけではない。
若い人でもすごい人はいっぱいいる。
配達に伺って不在だったら不在票をいれる。
しかし不在票を何回いれても連絡してこない人もかなりいる。
で、連絡がこない場合には2、3回、不在票がはいるんですね。
ところがあるお客さん
「なんで何回も不在票をいれるんですか?」
と怒鳴ってきた。
こっちもいいたいわ。
何でさっさと連絡してこない。
不在票に気づいていないと困るから配達員は何回か不在票をいれるのにそれが迷惑だという。
迷惑なのはこっちだって!!
客はさらに続けた。
「こんなにいれなくてもわかります。」
本当にわかってくれたんか?
「もういいです。こっちからとりに行きますから配達しないでください!」
取りに来るのはOKなんだが、なにもこんなにどらなくってもいいじゃないかって思う。

おまけに超ベテランの配達員に対してこういった。
「この人ってアルバイトなの?」
はっきりいって、この配達員って本当に本当にこまめに動いてくれるんだわ。
電話していてもものすごく助かることばかりなんだ!
その人に向かってこういう言い方するなんて許せないわ。
配送所に来たら写真撮影をしてやろうかと思ったが、omiの外出中に来てしまった!!
これからはこの客には配達してやらないぞ!!

電話ってだいたい1分から2分の応対なんですね。
それで相手が見えてくる。
おそろしい機械だなって思う。

いやな客ばかり書いたけど、やさしい人もいる。
電話をしたけど、そのあと品物が届きましたとわざわざ報告してくださる方。
やはり生活にゆとりがあるんでしょうね。(これは金銭的ということではなくても)

あと寮の舎監の方に配達したところそこの舎監が入院中だったらしいんですね。
で、僕が寮の代表で電話をしているんですけど、という若い男の人からの電話があった。
その舎監さんが次の日、2時間ぐらい外出で帰ってくるという。
こういうのは、絶対にこの2時間でお届けします。
この男の人の心遣いがうれしいですもん。

配達って人間がしているものだから絶対ってことはない。
しかし反対に気持ちがあれば絶対にすることもできる。
配送所は社会の縮図のような場所だなっていつも思う。
人間やっぱ気持ちが大切だなって感じる年の瀬だ。
最後は妙にまじめになってしまった!
あと少しでアルバイトが終わりだ。



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