配送所物語1 |
2005年12月 |
今年もやってきました。 お歳暮のシーズン。 そこでまた配送所でアルバイトをすることになった。 毎回、毎回すごすぎるこの仕事!! 前回あたりからブログネタを仕入れにいっているようなところもある。 omiの仕事は電話番。 一度配達したもののお客さんがいないと不在票というのがはいる。 それを見てお客さんが電話してきて、次の配送の日時を受けるという仕事だ。 はっきりいってたったそれだけなのに、電話の客ってすごすぎる人がおおすぎる!! こういうのがあった。 「今日の午前中に持ってきて」 その時点で今日の午前中はあと15分だった。 ミサイルで配達してやるか!! もっとすごいのは 「今日の午前中に持ってきて」 その時点で正午をまわっていた。。。 タイムマシーンも必要だな。 夜7時をすぎて電話がかかってきて、 「今日に配達して」 というのもある。 実際はその日に配達することもできる場合もあるんだが、一応6時をすぎたらその日の配達は断っている。 夜の配達が重なってしまうと配達しきれないことがありますもん。 しかしこういう客に限って 「なんで今日持ってこないか」 って言う。 今日中に持ってきてほしかったらもっと早く電話すればいいじゃない!! 6時以降に配達してくれって言われてその予約をしていたら7時に電話があって 「はやく来ないからお風呂にも入れない」 って言うのもあった。 わるいけどお風呂の心配までして配達はしてないから!! 電話で次の配達はいつ届ければいいかと尋ねると 「でたりはいったりしているからわらかない」 って言うのも必ずある。 要は自分で自分の行動が判断できないんだわ。 だからなんとかしてくれって人に頼んでいる。 でもいくら頼まれたって、自分の行動がわからないのに人にそれがわかるかって。 で、転送しましょうか? って尋ねると 「どこに?」 って怒られる。 だって自分で自分が受け取る時間わからないんだったら転送するしかないでしょ!! どうやって運べばいいんだ!! はっきり本人にもっとしっかりしてくださいっていってやったほうがいいと思うだけど、いつもお客さんにはそういう的確なことを言わないんだわ。 こういうこというと文句言われてややっこしくなるんだわ。 だから客はよけい勘違いして、自分がわからない自分の行動を他の人はわかるんではないかって思ってしまう。 おばあさんで耳が遠い方がいらした。 こういう方って結構多い。 しかし大体のところうまく配達できるっていうのもすごいんだけど。 しかし今回はすごいおばあさんがいた。 配達員が何回行ってもブザーが聞こえなくって玄関にでてこない。 それでしかたなく不在票をいれるでしょ。 そうすると配送所に電話がかかってくるんだわ。 「いたのになんで配達してもらえないの!!」 自分が気がついてないことに気づいてないおばあさん。 どうやって気づかせばいいのか。 配達員が2回目の不在票をいれた時にこの客は依頼主に何回電話しても配達してもらえないって言ったらしい。 で、怒った依頼主は商品を取り扱っているお店に連絡。 で、お店からクレームがはいったって連絡。 でも、どうやって配達すればいいんだ? 結局、このおばあさん電話はなんとか大丈夫だったので、配達員が門のところにきたところで配送所に連絡をしてもらって、配送所からこのおばあさんに電話して門のところにでてもらった。しかしこのおばあさん配達員に怒ったそうだ。 「なんでちゃんと配達できないの!!」 って言われても困るんですけど。 昨日はまだ受け取ってないんですけど。 って電話が何件があった。 こちらの記録では配達済みになっているのに、まだ受け取ってないという。 はっきりいってこういう電話はほとんどお客さんの勘違いです。 で、もうひとつ言わせてもらうとすでに受け取ったって勘違いは絶対にない! 必ず受け取ってないという!! 不在票がはいってすぐに対処すればこういうことはなくなるけど、時間がたつと自分でもどの荷物かわからなくなるんでしょう。 で、さらに客は言う。(お客さんから客になった!) 送り主は誰ですか? そりゃあ調べれば記録は全部残っているからわかります。 でもね。 そのためにこの忙しいさなか伝票をだしてきて調べなければならないんです。 配達済みって記録に残っているときは絶対に配達しているから!! しかし、こういう勘違いって送り主にすぐにお礼状を書かないからこうなるんじゃないか? 品物を受け取ったらお礼の手紙をかくか電話をしてください。 基本だろ!! omiの仕事は電話だけではなくって返品の伝票をきるというのもある。 返品っていってもすごいんですわ。 わけのわからない住所!! 前の住所を書いてくるなんてのは毎日何件も何件もある。 まったく違う住所もある。 これは送り主が行を間違えてうつしているか何かだと思う。 それをひとつづつ調査する。 電話して確認することも毎回だ。 するとこういうのもある。 「その方は毎年、引越し前の住所で送ってくるんですよ」 じゃあ、引越しした住所教えてあげなよ!! あとなぜか知らないけどおこられることもある。 「なんでそんな住所書いてくるんですか!!」 そんなことこっちが聞きたいよ。 送り主に直接言ってよ。 で、ひとつづつこういう理由で届けられないっていうことを調べてセンターに返す。 で、昨日はセンターから電話がかかってきた。 返品理由がわからないと。 この商品はマンションの住所だったんですね。 で、住所に書かれていたマンションはあったんですわ。 ところがその部屋にはその人がいなかった。 ここがむずかしくって本当にいないのか、それとも本当はいるんだけどいつもいなくって表札もだしてないのか。 あとそのマンションがあるのかないのか。 完全にいないんだったらことは簡単なんですけど、なかなかそうはいかない。 で、マンションはあるけどその住人の表札はわからなかったと伝票に書いたわけです。 そしたらその意味がわからないと!! バカじゃないか!! 書いてあるとおりだよ!! まったく日本語で書いてあるんだから理解してよ! 忙しいんだからさあ。 まだ続く。 返品伝票の腹がたつ電話。 届け先が事務所だったんですね。 で、そこに配達員がいったら転居しているという張り紙があったらしい。 自分が実際にいってないのでどのような張り紙だったかはわからない。 しかし、事務所のドアか壁に転居したという張り紙があったら 「ああ、いないんだな」 ってわかるじゃないですか。 で、返品伝票には書いた。 受け取り人たずね当たらず。張り紙あり、転居のもよう。 そしたら電話がかかってきた。 張り紙があったのにどうして返品理由が受け取り人たずね当たらずなのか? 返品理由は転居だったんじゃないんですか? と。 もうはっきりいってバカをとおりこしているでしょ。 でもちゃんと応対しましたよ。 世の中、バカな人ともつきあわなければならないですからね。 「張り紙があったけど、直接会って転居ということを聞かなかったので、受取人尋ね当たらずにしました」 答えるほうもこうなったらバカですわ。 転居しているのにお客さんに直接会うことはないですからね。 でも言い返してきましたね。 「じゃあその張り紙にはこの会社の名前はなかったんですね」 もう答えるのがいやになりましたね。 暇なときだったらいいんですけど、この時期ひっきりなしに電話がかかってくるし、こんな電話にいちいち対応したくないんですわ。 でも、答えた。 それはわかりません。 そりゃそうでしょ。 私が配達したんじゃないから。 この電話うじうじ5分ぐらいかかった。 センターの返品係りって暇なのかなあ? あとセンターから電話があった時に突然、住所を言われた。 で、お客さんかと思ってそれをどんどん控えていった。 お客さんもいろいろで、突然このように住所を言う人もいる。 で、不在票がいつはいっていたか聞いた。 そしたら 「店だよ。店」 って言われたんだわ。 わかるわけないでしょ!! しかも配送所が違っていたし。 今の時期は荷物が多くなるんで、別に倉庫を借りてそこから配送する商品もあるんですわ。 で、センターの方はそれを知っていて、住所によってはそちらに直接電話をしてもらう。 ところがこのおじさんは間違って電話してきたんだ。 店を間違えるなよ。 で、先に自分が誰だか言えっていうの!! 今日の客。 「すぐに持ってきて」 そういわれてもこの時期そんなにどんどん品物を運べるわけない。 少し時間が必要だというと 「ウチの息子は○○運輸に勤めているのよ。○○運輸はすぐにもってくるわよ」 と息子の紹介をしてくれた。 悪いけど○○運輸だってこの時期そんなにすぐには配達できません。 今度から自己紹介をしてくれた人はノートに書くか。 ある区議会議員さん。 どこかから進物品を受け取った。 その場で受け取り拒否にしてくれればいいのに、一度受け取っておいて引き取りにこいと。 しかもそれを区役所に来いと。 なにか違わないか?? しかも秘書の人がえらい剣幕で電話してくるし。 なぜはやく区役所に来ないかと。 いやいや引き取りにお伺いしているのに、区役所ではあっちにいけこっちにいけとたらいまわしにされたんです。 区役所って本来そういう場ではないでしょ!! 本当にこの区議会議員さん区民のことを考えてくれているのかな?? 受け取ってはいけない品物はその場で受け取り拒否にしてください。 あとこういう秘書を使っている区議会議員って大丈夫なのか?? 前半がやっと終わった今期。 後半はもっとすごいことがおこるかも。。 ちょとこわい。 しかし毎日書き溜めておくとこういうことがあったなって記録になっていいわ。 すぐ忘れてしまいますもん。 あまりにすごい電話が多いからね。 今日もまたすごい電話あるかな? |