配送所の引越し
2006年8月19日

いよいよ配送所がおしまいになる。
配送所が終わりだ、終わりだと言ってきたんだが、詳細は書いてこなかったような気がする。
終わりだというのは実は正しい表現ではないかもしれない。
正確に言うと配送所は移転するんだ。
omi家の近くからはなくなるということになる。

現在、配送所にはNとSと大ちゃんの3人のおにいさんとドライバーのおじさん達がいるんだが、移転先に行くのは大ちゃんとドライバーのおじさん達だけだ。
NとSは他の配送所に転属される。

ここまで書くとだいたいのところが見えると思うんだが、
要は配送所はお引越しをする。
よって引越しの
準備をしなければならない。
引越しの移動はもちろん1回でば〜〜んと終わるわけではなく、たくさんの荷物があるんで、何回かにわけて運んでいく。
それほど大変なことが明日からおこるというのに、NもSも大ちゃんものんびりしている。
彼らは引越しだってわかっているんだろうか。。
伝票など業務に関するものからロッカーとか机とか全部運び出さなければならないんだ。


今朝、omiは9時に配送所に行った。
昨日が公休日だった大ちゃんが早番ですでに来ていた。
一番にomiに聞いたこと。
『昨日って忙しかったの。。』
いや〜〜今はまったく忙しくない。
だからお引越しだってできるんだろうが。。
『いや。なんで。。』
大ちゃんが答える。
『いや〜〜昨日の仕事が終わってないからさ。』
お引越しの準備をしないどころか普通の業務もしてないんだ!!!

まあ品物が動くのが少ないときだから、仕事を明日の朝に回してしまおう!!
って時もあるんだが、さすがに今はそれはまずいだろ!!

仕事をしているとNがやってきた。
眠たそうだ。
『どんなに寝てもねむいや!!』
まあomiは息子達で鍛えられているんで、このくらいじゃ驚かない体質を持ち合わせている。

一応、Nはここのチーフになっている。
こんなにのんびりしちゃ〜〜まずいんじゃないか。。

そしてSがやってきた。
この日一番働いていたのはSなんだが、うわさによると自分の私物が多いんで、その片付けに追われているらしい。。。
途中、洗濯までしていた。。

これはSが先日、omiにくれた風邪薬。
私物を整理していたらでてきたらしい。

風邪気味のomiに薬をくれたのはありがたかったけど、なんとなくいらないからくれたって感じがしないわけでもない。


で、3人がそろったところでみんな事務室に腰をおろす。
なんとなくゆったりとした時間だ。
事務室の中だってとても明日がお引越しという状態ではない。

さすがにomiは少しづつ片付けはじめた。
Nに
『これどうする』
と聞くとワンハンドレッドバーセント
捨てていいという。
いや〜〜使ってない伝票は配送所の名前を変えればまだ使えるだろうが!!
使えそうな伝票は何百枚もあるんだ。

一応、Nには
『まだ使えるんじゃない。。』
と聞いたんだが、Nは
『きりがないから』
と、こともなくいってくれた。
きりがないって、まだ何もしてないじゃないか!!!

ブラスティックの箱など、もういらないかなって思った。
するとNは本部に送るカートにいれてほしいと。
ごみは全部、本部に送るつもりらしい。。
本部の状況も見にいってみたいもんだな。

黄色い伝票を片付けていたNが他の用事を思い出してバソコンの上に伝票をほうっておいている状態を激写!!

はっきりいって一事が万事。
片付けているのか散らかしているのかわからない!!


omiは言った。
『私はものすごく無精者でえっ。。何やっているのってよく思われるんだけど、Nと一緒だと楽だわ。』
ちょっとでも働いているomiはNの上にたつ。
omiは配送所では働き者連鎖の頂点にたっている。
するとSが言った。
『N君、omiさんに褒められたじゃないか!!』
いや〜〜決して褒めているわけじゃないから。

のんびりした時間を過ごしていると本部から課長が来た。
課長はさすがにあせっている。
いろいろ指示をだしている。
『いっべんにはできないからどんどんまとめて』
と言っているのが聞こえる。

この課長は時々配送所に来るんだけど、みんなはいろいろな決定はこの課長がさいころを振って決めているんじゃないかって言っている。
(本当はそんなことは決してないんだけど。)
転属先が発表になった時、Sは言った。
『5がでた。5番です。そうやって自分の転属先が決められたんですよ。』
きりきりしている課長が来たときもみんなは
『さいころをふりにきたのかな』
なんて言っていた。

課長はどんどん早口で指示をだしていく。
しかしそれをみんなが聞いているのかどうかは不明。
一応、返事はしているんだけど。

来週の半ばには完全に建物を閉めてしまう。
その閉鎖の日が公休日だと言い出したN。
なんで平気で公休日だといえるんかが不思議なんだが、そういうところはものおじしない。
課長もさすがにその日は休めないだろうとNに言い聞かせていた。
なんとなく不満そうなN。
課長が帰ったあと、業務用の黒板を見たら配送所が閉まってからの自分の休みを書き込んでいた。
『なんで休み書くの。。』
N曰く、
『一応、アビールしておこうと思って!!』
やっばおかしいわ!

一応、本人の名誉のために名前は伏せたけど、白く塗られているところに自分の名前を書き込んだN。

今朝までは名前がはいっていなかった。
公休日がとれないということであわてて書き込んでいた。


もう配送所はないっていうの!


で、さらに見ると、この引越しの一番忙しい明日からSは4日連休をとっている。
なんでも福島に釣りに行くそうだ。
S曰く、
『いや〜〜最初は今月末が引越しだって聞いていたんでそこに休みをいれたんですよ。』
それは間違えではない。
しかしだ。
お引越しの日が変わったのに自分の休みを確保するところはすごいわ。

課長が帰ったあと、みんなは椅子に座った。
課長は一日、配送所にいたほうがいいと思う。

しかも課長は資料を配送所に忘れていった。
引越しのための資料だし手元になければ困るだろう。。
なんて誰も思わない。

誰も連絡もしなかったんだが、課長の方かられんらくがあった。
資料は送ってくれと。


この課長、過労で倒れるんじゃないだろうか。。
仕事は進まないんだけど、打ち上げの話だけは盛り上がる。
日曜日は一応、配送所が終わりになるんで軽く盛り上がろうと。月曜日は飲みにいって、火曜日は花火でもやろうかと言っていた。
課長が聞いたらひっくり返るだろうな。


この忙しすぎた日々も明日でおしまい。
おにいさんたちに会えなくなるのは寂しいけど、終わりということでかなりほっとしている。
月曜日からは少しまともな生活に戻るな!!





   

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