朱豪
2007年8月12日




韓国ドラマのチュモン(朱豪)とうとう見終わった!!!
81話という大作だった。


チュモンというのは高句麗を建国した王様だ。
このドラマはそのチュモンが漢を破り、
高句麗を建国するという時代背景をもとに作られている。

このドラマを見始めたときはただただこのドラマが35週間も視聴率、
連続1位を撮り続けた驚異的なドラマだったということで見てみたい!!と気持ちが傾いたんだ。
したがってチュモンが高句麗を建国した人物
ということすら最初は知らなかった。


高句麗といわれてすらすらといろいろなことが言える人はそうそうはいないと思う。
omiだって高句麗、新羅、百済、任那という名前は知っているけど、
今となってはどこにどの国があったのかということすらおぼろげだった。
ましてやこの物語で頻繁にでてくる
扶余(プヨ)とかは初めて聞く国だ。

そういう中、この物語を見続けてしまったのは、ストーリーがよくできていたということや、
演技力のある俳優、女優を集めたということがあげられるかもしれない。


チュモンは紀元前58年に誕生したとされている。
日本では弥生時代のことだ。
紀元前2333年から紀元前108年まで続いた古朝鮮国(コジョソン)が滅び、
朝鮮民族は漢の圧力がかけられていた。
その漢の圧制からのがれようとヘモスという人物がタリム軍を率いて戦いをはじめる。
このヘモスはチュモンのお父さんになる。

いろいろ記録を読むとヘモスは神の子で
ジュモンは
卵からうまれた!なんてのもあった。
なんせ日本だと弥生時代でしょ。
記録が神話半分なんじゃないか。。


因みに漢は前漢で、あの劉邦が建てた国だ。
都は長安。
朝鮮を滅ぼし(前108)、楽浪・真番・臨屯・玄菟の4郡を置いている。
玄菟はチュモンの中にでてくるヒョントだ。

高句麗がすごい!
という設定でもちろん物語がすすんでいくのだが、
客観的に見れば、どうみても漢の方がすごいんだわ。
この時代に敦煌とかベトナムにまで力がいっているんだから、信じられない!

都の長安というのは今の西安。
シルクロードの拠点になっている都市だ。
調べれば調べるほど、なにかすごいことになっていく。
ドラマでは長安に行くのがたいへんなことだと描かれているけど、そうでしょう。。
今だって西安まで行くのは大変だ!!


この頃の建造物が何か残っていないか調べてみた。
ないですね。
古墳があるかないかってぐらいです。。

なんでこんなにしつこく調べてみたかというと、
チュモンのあの宮殿すごすぎないか。。という素朴な疑問からです。
チャングムの世界がチュモンの1500年ほどあとの朝鮮王朝時代だ。
なのにチュモンの中であれだけの宮殿が
建てられたかなあああああと思ったのですね。


現存する建物がないからもちろん資料やイマジネーションから
作られていったのだと思うのだけど、
もう少し素朴で質素でもよかったんじゃないかなあ。。

衣装も同じ。
毎回結構楽しんではいたんだけど、当時あれだけのすごい衣装を
みんなが着られるわけがないと思うんですよね。
一般の人は特に食べるのに精一杯だったわけだから、
つぎはぎがあたっていたり破けていたりする着物をきていてしかりじゃないかなあ。。

そのあたりは海神の設定はよくできていたと思う。
まあそう思いながらもどんどん引き込まれていってしまったのは
このドラマがエンターテインメントに徹していたからかな。



チュモンは本当は
(どこまでが本当かわからないけど)兄弟が7人いたらしい。。
しかし7人なんかで描いたら大変な騒ぎになるっしょ。
あの2人の兄だけでも精一杯いろいろなことがあるんだから。
7人の兄弟ということはクムワ王の側室もユファ夫人だけじゃなかったってことかな。

側室1人、王子3人にまとめてくれたライターに感謝だ!

王妃にチェサングンを起用したところはどんぴしゃだ!
キョンミリはチャングムの時にも悪役だったが、今回もまた同じような役だ。

2人の兄は背が高い!!
ソンイルグクは185センチある。
で、テソ役のキムスンスは181センチ。
ヨンポ役のウォンギジュンは180センチ。
3人で話している時なんか、
なにかテソが小さく見えるんだけど、本当は大きいんだわ!

ヘモス役のホジュノも180センチある。
よってクムワ王が173センチで小さく見えてしまうんだ。

すごく背が高いということを感じないのは女優も背が高いからだと思う。
ユファ夫人のオヨンスは165センチ
ソソノのハンヘジンは164センチ。
ヨミウル(チンヒギョン)は174センチある。

これらの俳優、女優が馬に乗って移動するところなんかはものすごく見ごたえある。
本当にドラマというよりも映画の感じなんだわ。
しかもみんな乗馬がうまいし。
ソンイルグクの乗馬の技術は相当なものでしょ。
あそこまで馬に乗れる俳優って日本に現在いるかなあ。。。
(日本のドラマ、映画から遠ざかっているのではっきりしたことはいえないけど)

ソンイルグクだけじゃなくハンヘジンもかなりじょうずだ。
このドラマのためだけに特訓してもあそこまでにはならないと思うわ。
いつも練習しているに違いない!
とにかく乗馬のシーンは見せ場ですね!!


走っている馬にのっている写真がほしかったし。。。

オヨンスは雪だるまではじめて見た女優だ。
その時もきれいだなあと思ったけど、
今回もまた美しい理知的な婦人の役を見事に演じている。
本当にきれいだわ!

このドラマのストーリーが納得できるのは、
いつも思うようにいかないからなんだと思う。

何回も
ああ!!なんでだ!!!
と思わなければならない。

でもそれがきれいごとだけですすんでいかない現実みたいで共感を呼ぶんだな!
特に最後は
半分納得しながらも
どうしてだ!
と思わなければならない。
余韻が残る残る!!

チュモンがその後が決して明るいものじゃないし、
それを踏んでソソノの行動を許すチュモンの心情がぼわ〜〜と
押し寄せてくるあたりは本当にすごい。

偉業を成し遂げた大きな業績とはうらはらに
私生活は複雑な気持ちをいつも持ちながら行き続けなければならなかった
チュモンを最後にもってきているんだ。

一番最後の解説を聞くとじ〜〜〜んとしますね。


なんとチュモン!
フジテレビで13日から毎日放送されるらしい!!!!
まだ見てない方!
絶対におすすめです。
(omiはフジテレビのまわしものか!)

因みにチュモンのテーマパークが韓国にあるらしい。
また行きたいところ増えました。。

韓国の放送局MBCのHP
http://www.imbc.com/broad/tv/drama/jumong/index.html
ウォールペーパー
http://www.imbc.com/broad/tv/drama/jumong/wallpaper/index.html



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