CDウォークマン結末
2007年1月12日


ブログなどで元旦の日にCDウォークマンの電池ケースが溶けて燃えそうになったことは伝えてきた。
で、その後、この事件はどのようになったか。
一部友達からも
『大丈夫だった?』
というメールをいただいたりして、じゃあ、ご報告しましょうということで記事を書くことにした。

繰り返しになるが、元旦の日、いつものようにCDウォークマンをバッグにいれて外出したomi.
前日、突然使えなくなったということで、バッテリーがきれたかと思い、新しい電池をコンビニで買って、地下鉄の中でそれをセットした。
ところがそれでもこのCDは音がでなかった。
まあずいぶん使いましたからね。
壊れたのかもしれないと、そのままにしたんだ。
地下鉄をおり、そこにあった箱根駅伝のポスターの写真を撮ろうと、バックの中をさわったらなんとバックが熱くなっていた。
さらに詳しく調べたらCDウォークマンの電池ケースが溶けかかっていて、ケースの一部に穴があいていたんだ。
ケースはものすごく熱くて電池をとりだすこともできず、このままじゃ火事をおこしてしまうかもしれないと駅員さんのところにもっていき、コードを抜いてもらったというのが今年最初の事件だったんだ。

今年最初っていても今年最後にしてほしいけど。。

で、こんなことって黙っていられないでしょ。
1月5日にこのCDウォークマンの製造元の品川にあるS○○○のカスタマーセンターにこれをもって言って説明をした。
原因がよくわからないんで、宅急便で現物を送るのも怖かったんだ。
係りのお姉さんが言うにはこの商品は電池ケースに欠陥があったので、取替え対象の商品だったと。
カスタマー登録をしている人には連絡していたし、ホームページでも呼びかけをしていたということがわかった。
しかしですよ。
我が家はパソコンもこの会社のものを使っているんで、パソコンに対してはカスタマー登録をしているんだが、CDウォークマンは登録などしてなかった。

さらにこのCDウォークマンのためにホームページを見ることも一度もなかったんだわ。
しかも後からホームページみたけどどこにそのお知らせがのっているのかわからなかったし。。
で、お姉さんに言った。
『これってまだ全部は回収されてませんよね。』
お姉さんがいうには
『個人情報の問題もあって。。。。』
と説明をしてはくれたが、
要は全部は回収できてないということ。
で、omiは言いましたね。
『自分がそうだったから言いますが、ホームページも見ない場合、これが対象商品だということがわかりませんよね。ぜひ新聞などで呼びかけていただきたいです。私は地下鉄にのっている間にこの電池ケースが溶けたし、間違っていれば地下鉄火災にもなったかもしれないわけですから。』
お姉さんは
『そのことは上司に伝えます。』
と言った。
まあお姉さんをせめてもしかたないんで、自分が言いたいことを言って、提出する直前の壊れたCDウォークマンの写真を撮ってこの日は帰ってきた。
お姉さんによると次の週の水曜日にはこのCDの検査が終わって、結果がでるから、電話をしますということだった。
その水曜日が10日だったんだ。

お昼すぎに電話がかかってきて、かなり丁寧な口調で
『omi様ですか?』
と言われた。
電話がかかってくる時点までこの日が結果がでる日だということを忘れていたomi.
なんでも忘れるけど、内容までは忘れてないでよかった。

電話の先では、先日の女の子が上司と言っていたその人が今回の結果を説明してくれた。
『ごくまれになんですが、扱いかたが悪かったり、古くなったりするとショートをおこし、このようになることがあります。
あとは先日女の子が言ったように取替えの対象商品だったと。
で、新しい商品と取り替えたいと先方は言った。
ごくまれっていうけど、この商品が全部がこんなだったら大変でしょ。
ごくまれにでも起こるってことが問題なんだわ!


今回のこの事件に対してのomiの要求は2つだった。
ひとつは壊れたCDウォークマンの原因をきちんと調べてもらって、今後このようなことがおこらないようにしてもらうこと。
もうひとつは電池ケースを取り替える、もしくは代替品を提供してもらうこと。

この上司はこの2つのうちのひとつである代替品の提供をすぐに言ってくれた。

omiはこの年末の電話のアルバイトでかなり苦情処理とかもやった。
で、わかっているのはこういう場合、なんとかうまくお客さんに納得してもらって丸く収めていくことなんだわ。
それがわかっている中、この上司は決して口にはださないけど、なんとかこれで収めたいというニュアンスがかなり伝わってくる。

新しいCDウォークマンをご用意しました。

とか
同じ色合いのものを見つけました
という文章が会話にはいってくる。
はっきりいってomiとしてはそれはそれで満足だ。
必要なものが戻ってくるんですからね。
それは多いに歓迎だ。
しかし、ここでそれで終わりってわけにいかないんだわ。

考えてもみてください。
このomiがですよ。
地下鉄火災をおこしかねなかったんですよ。
それを考えるとどうしてもこれだけじゃ満足はできないでしょ。

この上司はわかっているかどうかはわからないけど、最後はどのくらいお客さんが受けたことに対して誠意をもって対処してもらえるかってのが客側からのポイントになるんだわ。

受付の女の子に説明したように、これがおこったのは地下鉄の中だったということを再度言った。
すると説明がですねえ、微妙に変わった。
代替品をどうぞって感じから守りの体制にはいっていったんだわ。


電池ケースは熱で熱くなるけど、発火はしないという説明をしだした。
電池に発火するまでの力はないというんだ。
でも実際にCDウォークマンをいれていたケースの一部には穴があいたんだし、電池がとれないほどにケースが変形したのを見て、本当に発火しないのかという疑問は残ってしまった。
omiだって電池ケースのあの熱とか変形の具合を見なかったら火がでるなんて考えなかったと思うけど、本当に発火しないということが証明できるのかと思った。
何よりも大切なのは、やはりこういう危険なことを起こさないようにするために何か対策を考えてほしいということなんだ。

受付の女の子はかなり詳細までこの上司に伝えていたのは確かだ。
omiは新聞広告などに載せてきちんと危ないということを呼びかけてほしいと言った。
それをomi自身が直にこの上司には言ってなかったんだが、上司は
『新聞などに載せるということはその日限りのことなので、、、、』
ということを自ら言った。
なるほど、こういう言葉を用意してきたな。
じゃなくって何回か載せてきちんと呼びかけるのが企業の義務なんじゃないかって思うわけだ。
この上司には言った。
『もし新聞がだめなら、他の対策をたててください。私はまったくこれが対象商品だということを知らなかったわけですから。』
上司は言った。
『このことは通産省のなんとかかんとかに報告します。そこからしかるべき指導は受けると思います。』
ここで、この上司は新聞からぱっと話題を変えた。
新聞ってのがかなりひっかかっていたのは確かだなって感触だ。
ただ、通産省に報告しても取替え対象商品だということをきちんと告知しているので、それほどの指導はこないはずなんだ。
そういう中で、次に同じようなことがおきて、その時もただ電池ケースがとけるだけだったらいいけど、そうじゃなかったらと考えるとやはり最大限のことをしてもらいたいというのが消費者の要求だ。

こういうやり取りの中で、代替のCDウォークマンでなんとかまとめていかなければならない苦情係りの上司も大変だとは思うけど、
『怪我はありませんでしたか?』
と言葉もちょっと引っかかったな。
反対に怪我をした人が過去にいたのかなってかんぐってしまいましたもん。


今回、電話で説明を受けたことを文章にしていただきたいとお願いしたんだが、電池ケースの無償交換のお知らせ、(これは平成16年10月にでているもの)と修理明細書のみが送られてきた。
電話でも文章にしたものを送るということを承諾はしなかった。
ここのあたりの駆け引きがやはり苦情係だと思うんだけど、送らないとは言わずに以前だした説明を送りますと言ってくれた。


まあいろいろ書いてしまうと何かあった時に裁判でもなると困るってことがあるのかもしれないけど、今回の件で申し訳なかったという一筆がほしかったですね。

omiは今回の出来事をこのように記録してネットに流すわけだけど、
新しいCDウォークマンを渡せばそれで終わりっていうことじゃないってことを今回たくさん言いたいですね。
そういう消費者からの声で安全な製品を作っていくのがメーカーの義務だということをはっきりとわかっていただきたい。
なんとなくomiの気持ちと会社との間にづれがあったと感じる今回の事件でした。




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