Mと会う。
2005年4月10日


Mからメールがはいってきた。
東京にいるから会おう。
そうだな。Mと会いたいな。
しかしすごい花粉症だし、今週はアルバイトがはじまったばかりでちょいと疲れているんだな。
Mにはお互いの時間が空いたときにあいましょうなんてメールをだした。
するとすぐにメールが返ってきた。
「韓国でグォンサンウのポスターをもらってきました。」
私もすぐにメールをだした。
「今度の土曜日どうでしょうか?」
なんという変わり身の速さ。
自分でもなさけなかったわ。

そして土曜日、Mと銀座の映画館でイビョンホンの「バンジージャンプをする」を見る約束をした。
美容院を経営している友達からもらったチケットがちょうどあったのだ。
なんでもただですませようとするomi!!
Mは映画がひさしぶりだといっていた。
よかったよ、一緒に行けて。

Mとは2月にも会ったな。こんなに頻繁に会えるなんて香港以来だ。
Mの息子は東京の大学に通うことになったので、彼女もこれからは東京に住む。
ちょっと前までは、また一緒の町にMと住めるようになるなんて思っていなかった。
それが現実となった今、ちょっとエキサイトしている。
受験の時にはMの息子のY君に言った。
「決して京都の大学なんか考えないように。東京をめざせ。」
でもそれってMが東京に来る手段としてomiは考えていた。
恐るべしomi。若者の進路をはばむ。

で、Y君はomiの希望に答えるべくK大學にはいってくれた。
Mも東京に住むことになったしこれからが忙しいぞ。
なんとなくわくわくする。
これもY君のおかげだ!!

約束の土曜日、銀座の伊東屋の前で待ち合わせをする。
香港にいる時は週に何回このようにして会っていただろう。ちょっと懐かしい。
私が伊東屋に着いた時にもうすでにMはそこで待っていた。
しかしMは年をとらないなあ。
おそるべきパワーを持っているのかもしれない。


すぐにテアトル銀座に行く。
今、この映画館の10時からの回は「バンジージャンプをする」だ。
そして映画館の案内板を見たときにMは言った。
「えっ?映画って1800円もするの?」
そうだよ。日本は映画は高いの。だから水曜日のレディースデーを利用する。
omiは知ったかぶりをする。

テアトル銀座は私もはじめてだ。上映の20分前にチケットを売りはじめる。
私達はチケットを見せてそのまま映画館にはいった。
この映画館はこじんまりしててなかなかいい。
前に誰にもこない前があいている席をゲットして、しばし話す。
なんていっても花粉症がひどくって、鼻声だし、この日は朝起きた時、ものすごく喉が痛かった。
途中で鼻をかむかもしれないからよろしくなんて事前に言っておいた。

Mは席に着くとすぐに靴下を私に見せた。
なんとそれはビョン様がらの靴下だった。
この前ソウルに行った時にヨン様とビョン様の靴下があると聴いて、ヨン様だけはゲットできたが、ビョン様ははじめてみる。
「これは娘(あの超超きれいな)がomiさんにって言ってました」
すみません。
omiの韓国マイブームに家族中を巻き込んでしまって。
ビョン様の靴下は
写真バージョンのようになっている。
ひゃあどうしよう。
とここ何日かかなりイビョンホンに傾いているomiはくらっとした。
「私もソウルでヨン様の靴下ゲットしたじゃない。(全部彼女は知っている)
あれまだ大事にしまっているのよ。」
「でもomiさんってヨン様ファンじゃないよね。」
「私は韓国ファンなんだよ。韓流のものは全部宝物なんだ」
このビョン様はご本人には迷惑だろうけど、私の枕元におかれることになる。

映画の前にひとしきり感激してから映画を見る。
「バンジージャンプをする。」は実はVCDを韓国で買ってきて、一度みている。
しかしところどころしか覚えてない。
ということはやっぱ字幕がないとだめなんだということの証明でもある。
特にこの映画は字幕がないと内容が今ひとつつかめないようになっているのが見てからわかった。

「バンジージャンプをする」は魂というものを描いている。
恋人と死に別れた主人公がずっと後になって、自分の教え子がその恋人の生まれ変わりだと気づく。
(気づくというのが適当な表現かどうかはよくわからない)
その教え子と同性愛者に見られてしまうが、実はそれは昔の恋人との愛の延長だったというのがおおまかな筋だ。ところどころにそのキーワードの昔恋人と話された単語がでてくる。
それがわからないとこの映画は理解できないようになっている。

Mは当然だが、字幕を読んでいる私より一歩先に笑う。
いいなあ。
今度は絶対にMにハングル習うぞと強い決意をしている。
ただMはどう思っているかわからない

バンジージャンプをするは思ったよりもずっといい映画だった。
イビョンホンもよかったし、内容もよかった。
美容院の友達とMのおかげでいい映画をゲット!!

映画の後、銀座で食事をする。
BBが以前教えてくれたフレンチレストランへ行った。
フレンチダイニング シェモア
http://www.chezmoi.co.jp
ここはBBのご推薦のとおり、おいしい。しかもこれだけの料理にしては安い。

なんとこの日は二人ともジーンズをはいている。
でもお店の人はいやな顔をせずに席に案内してくれた。
席に座るとメニューをだされるのがはやかったか、MからスルプンヨンガのOSTを渡されたのが早かったかよく覚えてない。
覚えてないけど順序よく書かないと何を書いているかわからなくなるのでまずメニューの方を説明する。
メニューは前菜とメインディッシュを選択できる。
はっきりいってここのメニューはあたりはずれはない。(少なくても今までなかった)
盛り付けがどれもきれいだし、野菜もたくさん使ってあっておいしい。
前菜はMはサーモンだったかな(よく覚えてない)私は生ハム、
メインはMが魚で私がビーフだった。
こんなに簡単に書いてしまうとお店に申し訳ないな。
本当はもっと丁寧な説明が書かれてあってなんのお魚かという説明もしてくれる。

で、このメニューを選びながら、私は必死でこのMにもらったOSTをあけていた。
それをみかねたウェートレスの方が
「お開けしましょうか」
と言ってくれた。
私はこのようなレストランでこのような行動を取っている自分が世の中の流れにのってないなとよくわかっていたが、ウェートレスのお姉さんが親切なので救われた。
お姉さんが開けてきてくれた箱の中には
スルプンヨンガのCDと写真集がはいっていた。
スルプンヨンガのOSTは
3種類でていて、以前に私はひとつ銀座の山野楽器で買った。
その後、もう2種類あると知ったのだが、いくらファンとはいえ、そんなに2つも買うなんて贅沢は許されるわけはなく、あきらめていたのだ。
それをMが買ってきてくれた。
しかしよくomi家にないものを選んでくれたなあと感動してしまう。

釜山ではCDショップよりもウォールマートの方がこういうCDやVCDはたくさんあるそうだ。
釜山に行きたいなあ!!
(本当に行きたいところは山のようにあるのに!!)

このM版(Mが買ってきてくれたボックスをこのように呼ぶことにする)のスルプンヨンガには
ソンスンフンとヨンジョンフンの歌がある。これらの歌が聞きたい人はこのM版のスルプンヨンガがおすすめだ。

キムヒソンの歌をメインに聴きたい人はポップ&オーケストラ版がいい。キムヒソンがバーで歌っているloveやカーペンターのイエスタデーワンスモアもここには載せられている。

そしてMはつぎつぎにおみやげを見せてくれる。

このグォンサンウのポスタはフェイスショップのものだ。
Mはこのポスターをもらうためにフェイスショップで買い物までしてくれた。
「これを買ったらこのポスターくれる?」

とちゃんと確かめてから買い物をしたそうだ。
おそるべしM。
ポスターは2つあって、Mは2種類と思っていたようだが、実は一種類だった。
これを知ったらMは怒るかも。お店には2種類あって、ちゃんと
「この2種類ともほしい」
とまでお店の人に言ったらしいから。でもomiはこのポスターを部屋の右と左にはって、その間で寝ようと思う。
こんなことをしているとひょっとしてグォンサンウがうなされるかもしれない。
Mはこのポスターがくずれないように機内持ち込み手荷物にして、釜山―関西―関東と運んでくれた。本当にありがたいことです!!

竹塩とかかれた歯磨き
もいただいた。竹塩というのは健康にいいということでちょっと前にはこの歯磨きがはやったそうだ。これってはじめてみる。

それから釜山の空港でもらったという
地図とガイドブック
このガイドブックは本当にもらったのかなあ?
内容がかなりあってグルメ100選のとおりお店の紹介がいっぱいしてある。

それからご主人が読んでいた本までいただいてしまった。
題は「妻をめとらば韓国人」
Mも読んだらしい。
私も少し読んだ。
最初に書いてあった「韓国人はあまり他人のことを思いやらない」とあるのはちょっと違うかな。
Mもいつも気を使ってくれるし、実際に韓国に行くと必ず誰にでも親切にしてもらう。
あのわがままな息子でさえそれには驚いていた。
まだこの本のさわりしか読んでいないので、この文章が後半覆るかもしれない。

あとご主人がオーストラリアの出張で買ってきてくださったチョコレート。
ひょっとしてご主人はこのチョコレートがomiの口にはいってしまったことを知らないかもしれない。

それからなななんと
Y君が使った古文の参考書
これをやるとK大學にはいれるぞと息子に渡した。
息子は複雑な顔をした。

などなど、本当に盛りだくさんのおみやげをいただいた。
で、どうぞと渡されたら重かったよ。
こんなに重たいものをMはわざわざ持ってきてくれたんだと思うと本当に申し訳ないやら嬉しいやらだった。

レストランではデザートが終わってからも長居をしてしまったが、本当にMとあえて楽しかったし、おみやげはたくさんだったしご機嫌だった。

これからまたMと何かをやっていけるかもしれないと思うとかなり楽しみだ。
よろしく!!M!!!



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