長男の結婚
2011年1月吉日

長男は昨年結婚した。
お相手は同じ職場のお嬢さん(いや、今ではomi家のインポータントパーソンです)で、一昨年、長男が家につれてきたときからひょっとしたら結婚するんだろうなあと思っていた。
昨年、また一緒に家に来るといったので、電話ごしに
『結婚するの?』
と聞くと、そうだという。
それで、家に来るという前日までは今でも忘れない
大掃除をした。。。
(ほとんど寝込みそうになる。−自分がどれだけ掃除に弱いかを実感した。。)

お嫁さんをつれてきたこの日は長男はでれでれ状態。
で、いろいろなことはほとんど娘(お嫁さんなので娘なのです)から聞いた。
しっかりした子でよかったよ!!

その後、娘‘s家族とomi家家族の会食があった。
友達には
『そういう席で鳥の話ばかりしないように!!』
といわれ
息子には
『きちんとした格好で来いよ!!』
と念をおされた。
娘‘s家族もとってもいい方たちで息子は幸せだと思う。


そして、なんとほぼ同時に結婚式の予定が決まり、またほぼ同時に長男達は入籍した。
omiはただ長男から電話で状況を聞くのみだったんだけど、めまぐるしい展開にほとんどついていってなかった。


そして2011年になり結婚式がせまる。
omiはひさしぶりに
ナーバスという言葉を使った。
大体の時にナーバスになることなんかないこのomiが、
なんと
どきどきしはじめた。
それと同時にomi母はいろいろな注文をいいだす。

まずomiの服装は母がとりしきった。
50歳をすぎている娘の服を80歳の母がとりしきる。
これってある意味すごいでしょ。
今回は、娘‘s母がドレスにしたいと言ってくださったので、ラッキー!!と喜ぶ。
着物をきて歩く自信がないomi!
これで歩けるわ!
よってロングスカートを買った。

omiの服装は上着+ロングスカート+装飾品という感じだ。

で、その格好を見た母が、
花がいる!!っていいだしたんだわ。
花っていうのは胸につけるコサージュのこと。
コサージュっているのか??
(これは式場に行ってわかったんだけど、みんなコサージュをつけていたー世の中こうなっていたんだああ)
で、式の4,5日前、コサージュを買う。
(この日も母が同行―というか、コサージュをつけなかったら、母に何を言われるか。。ってぐらいの勢いになっていた)

式の4,5日前には美容院にも行った。
友達が経営している美容院だ。
ここは楽なんだ。
友達がいろいろ決めてくれるので、omiは椅子に座っていればいい。

この日は2時に美容院に行ったのに6時に
終わらなかった。
なぜ終わらなったかといえば、友達があれこれやってくれちゃってたからだ。
まず式の当日は時間がないから、どのようにセットすればいいのか、なんとおりかの方法をためしてみていた。
友達はほとんど自分の世界にはいっていた
やってもらうままに座っているomi
なにか友達が結婚式にでるかんじだ。。

しかも友達は言った。
『まゆもなんとかしたほうがいい。』
ほとんどいつも素のままの状態のomi
まゆをいじったことなどない。
で言った。
『いや、それはやらなくていい』
しかし友達はあきらめきれずに、
『後悔はさせないわ!!』
とまゆの手入れをはじめた。
そこまで力をいれなくっていいんだけどなあ。。。
新郎の母よりも母のまわりの力が回転している感じだ。

前日までに当日持っていくものをそろえる。
こういう時には忘れ物をしがちだ。
なんどもチェックする!!
その中にはもちろんカメラもあった!!
今回は母なので、新郎新婦に近寄って写真を撮ったり、会場を走り回って写真を撮ったりできない。。
それだけがひたすら残念な母。
                                            
前日の夜になって、次男が赴任先から戻ってきた。
実は次男はこの日、お昼ごろには東京に戻ってきたらしい。
が、そのまま友達と会い、帰ってきたのは夜だ。
長男は直接、次男には手伝ってもらうことを頼んでいるらしいんだけど、そこまでチェックできるようなキャパシティーを持ち合わせてない母。
それは自分でやってください。

今回の結婚式は息子達が全部しきっていた。
よって何もすることがないんだけど、それでもそわそわする。

当日の朝。
おきてみると天気予報のとおりいいお天気だ。
朝日がのぼるところの写真をまずゲット!!


朝から美容院に行くのであまり時間がない。
用意しながら次男を起こし、美容院に向かう。
次男はomi母を迎えにいき、タクシーをひろいそのままomiをひろう係になっている。

友達はなんといっても力がはいっていたので、朝はやくから美容院をあけてくれた!
4,5日前の成果があってか、この日は15分でセット完了!
時間よりもはやく終わったが、次男がおばあちゃんの家に到着する時間になっていたので、電話をしてみる。
するとなんと!!
次男は来ていなかった!!!
また寝てしまったのか。。。。
次男に電話するがでない。
よって、途中でタクシーにひろってもらうはずのomiは実家に向かった。
こういうことってomi家ではよくあることなんだ。
今回はオットが仕事で前の日に戻ってこられなかったから、これですんでいるんだけど、オットが一緒だったら、もっと数々の困難があったに違いない!!

途中、やっと次男に電話が通じる!
『タクシーをひろおうと思っているんだけど、タクシーが来ないんだよ。』
それはあんたがおくれたからよ!!
歩いていたら、空のタクシーが何台も通っていたよ!!

遠くの方から一台のタクシーが来たのが見えた。
それをとめる次男が見える。
そうなんです!
結局、omiは途中でひろわれることなく、歩いて実家の近くまで戻ってきてしまった。
ただ、時間的には当初予定していた時間と同じだったので、次男は何事もないような顔をしている。
(だんだんオットに似てきたわ!)

次男は前の席に座り、母とomiが後ろの席に座る。
前の席からたえまなく話す次男。
本当によく話すわ。
次男は2月か3月まで今の場所で研修を続けるんだけど、仕事の話はまったくなく遊ぶ話しばかりだった。
なんの研修に行っているんだろう。。。。。。

式場は皇居のお堀が見える場所だ。
日曜日で、道がすいていたので、車は30分ほどで到着した。

式場にはいるとまずオットがいた。
なんでこんなに早くからいるんだ。
『1時間前に到着しちゃったよ。』
1時間後じゃなくってよかったわ!!

オットと次男は式服を着ているので、母とomiは着替えにいく。
まだ新郎新婦いがいは他には誰もきていないようだ。


着替える部屋の隣の部屋ではすでに新婦が用意をしているようだ。
母はさっさと着替えをした。
omiはなんとすでにストッキングが伝線していた。
そこで予備のストッキングにかえるところからはじまる。
で、最後にネックレスをしたら、なんとネックレスのくさりがきれた!!!
なんで、こういうことになるんだろう。。
ネックレスも、もう一本もってこようかと思ったんだけど、まさか二本はいらないでしょ!というのでおいてきてしまったんだ。。。。

『ネックレスがきれちゃったわ!』
花嫁さんが隣にいるのに
切れる!!なんて縁起でもない言葉をばんばん言うomi!
母は
『糸があればなんとかなるんじゃない?』
と言ってはくれるんだけど、なかなかしたくができないomiに若干腹をたてている感じもある。

かかりのおねえさんにお裁縫箱をかり(針の数をチェックしてましたーなるほど。。)糸で応急処置をしようとしていると、母が
私がやるわ!と言ってきた。
本当だったらこういうことは器用な母の方がずっとうまい。
よってネックレスを渡した。
ところが80歳をすぎている母にはその作業は細かかったんだわ。
で、見えないと怒り出した。
だから!!
最初からomiにやらせればいいんだよ!!
なんとかネックレスをなおし、着替えを終え、荷物をフロントに預ける。
ここまでで、一苦労だ。

最初から全部おまかせにしてもらえると助かるんだけど、必ず母の
『こうやったほうがいいんじゃない?』
という一言がはいり、時間がかかっていく。
omiもこの日はなにかと忙しかったので、やはり母のアテンド係がほしかったわ!!

控え室の方にいくと新郎が着替えおわってうろうろしていた。
花嫁と違って時間をもてあます新郎。
しかもなぜか
顔が赤い
白いタキシードをきて顔が赤いとなんとなく七五三のようなんだわ。
緊張しているのか。。。
じゃなくって、
『ヒートテックのシャツをきたら暑いんだよ!!』
なるほど単に暑かったんだ!!
控え室では桜茶がだされた。

その写真を撮るように次男に命じる母。
この日、母は最初から300ミリのレンズをつけていた。
よって近くのものは写せない!!
(30ミリから500ミリぐらいまでの調節がきくレンズを作ってほしい!)
お茶を飲んでいると親族が次々とやってきた。
今回は、オットの妹夫婦、オットの弟、omiの妹家族。
これがomi家のオールメンバーだ。
新婦側も数的には同じぐらいで、あとはほとんど全員が。。。
なんと職場の人だった!

新婦のしたくができた。
ここで写真タイムになる。

結婚式場の人はここで撮ったらいい、あそこで撮ったらいいとアドバイスをしてくれる。
どんどんばしばし撮るomi親子。
実は次男はかなりいいカメラを購入している。
よってこの日はカメラ係となっている。
式場の人はそのたびに新婦のドレスをきれいに見せるようにすそをなおしたりしてくれる。
いや〜〜
これだけのポーズをこんなにしてくれる結婚式場ってなかなかないでしょ。

娘‘sファミリーがやってきた。
はじめて会う娘のお兄さんご夫婦。
とってもいい方でした。
そして、会場の人に呼ばれる。
家族の写真を撮るんだ。
それはカメラマンが写す写真じゃなくって、記念になる写真ということで、こちらのカメラを使っていいんだわ。
そうこうしているうちに結婚式の時間になった。
結婚式は式場についているチャペルでおこなう。
牧師さんがご挨拶をしてくださった。
結婚行進曲にあわせて、新婦と新婦父が入場。
かなり感激のシーンだ。
なのに、写真がない!!!
写真を撮れと指示するのを忘れている。。。。
一生の不覚だわ!!
まさか母が後ろに走っていって写真を撮ることができないでしょ。
次男はそれに気づかないし。。
最初に賛美歌だ。
おお!!
ひさしぶりの賛美歌だ!!
賛美歌はカラオケじゃない!!
なのに歌えるってことに喜んでしまうomi!
こういう神聖な場でパカっとスイッチがはいってしまった。

聖歌隊の方がいるのにでっかい声で歌いました。
あとは次々と結婚指輪の交換とかベールを上にあげたり牧師さんのお話があったり、で、最後にお祈りと賛美歌。
新郎新婦ともににこにこ顔で退場となった。

そのあと、すぐに写真を撮る。
親族も一緒に撮る。
ああ。
こういう写真は本当に苦手だ。
だれよりも無骨ものに写る自信があるんだわ!!!
しかも前列で座らなければならないし。
新郎の母が後列の一番すみっていうのはおかしなものでしょ。
本当に撮っているカメラマンがうらやましかった。
写真を撮るとすぐに披露宴だ。
係の人がどんどん案内してくれる。
控えの間はもうお客さんでいっぱいになっている。
もちろん知らない人ばかりだ。
なんていっても会社の人ばっかりなので、黒っぽい式服なんだわ。

最近韓国ドラマを見ているから、お客さんは新郎と両親がならんで、中にはいってもらうのかと勝手に思っているomi
そういうことはありませんでした。
ドラマみすぎだし!!
どんどん中にはいって自分のテーブルに腰をかける。
そこまでをすればいいんだ。
全員が座ると、新郎新婦がはいってくる。
まあふたりともにこにこ顔。
緊張感がない。
今のカップルってみんなこんななのかなあ。。
それぞれのテーブルにまわりながら、あいさつをしていくんだけど、カメラを向けられるとピースサインまでだしているし。。。
メインのテーブルに新郎新婦がつくと、まずは新郎のあいさつ。
できるだろうか。。。。
長男は無難な挨拶をした。
要は簡潔。
要は短い。

悪いとことを見せる前に終わるという大切なポイントをちゃんとおさえた。

祝辞などを会社の上司からいただく。
こういう時って必ず、新郎新婦って褒められるのよね。
まあこういう失敗もああいう失敗もしましたとはいえないわね。
祝杯。
それから食事にはいる。
がつがつと高級フランス料理を隣で食べる次男。
食べるのがはやいからカメラマンの仕事もちゃんとできるんだわ。
牛肉が出てきたときはつけあわせのエリンギがおいしいというし。。。


この日の披露宴はほとんどが職場の人たちだったので、新郎新婦のもとには輪ができる。
と同時に、上司に挨拶にいく同僚達。
次男がえらくそれを感激していた。。
新郎新婦はウエディングケーキのカットというのがある。
この写真を撮りたかったomi!!
でも何度も言うけど新郎の母が走ってケーキの前の場所を陣取ることはできないでしょ。
次男を走らせました。

それでも300ミリで無理してケーキカットの写真を撮る。
カットしたケーキは2人がお互いに食べさせるんだわ。
これも本人達はとっても楽しんでいて、
こんなに緊張感がないカップルも珍しいんじゃないか!!
ってちょっと感動した。



途中、お色直しというものがある。
新婦がお兄さんと一緒に退場する。
ビデオをまわしながら、退場するおにいさん。
おにいさんも緊張感がない。
ここでひょっとしたら!!
と思っていたらやっぱりそうでした。
新郎は母と手をつないで、退場するんだわ。
これを同僚から聞いていたomi
聞いておいてよかった!!
え!!
って思うことがありませんでしたもん。

普段だったら、絶対に手なんかつながない長男はみんなの前なので手をつないだ!!
こういうこともあるんだ。
(本当はここは別の意味で感動する場面らしい)


テーブルをねってドアに向かう。
ドアではみんなに挨拶する。
これがお決まりらしい。

ドアをでると係りのおねえさんがよってきて、お二人でお写真を撮りましょう。といってくれる。
そのために呼ばれる次男。
母との2ショットのあと、次男との2ショットは母がとる。
長男はお色直しにいく。
その時に聞いた話。
キティーちゃん人形がたくさんあったんだけど、あれは電報らしい。
今はキティーちゃん人形の電報なんだああ。。。
(何も知らない母)

再び2人で入ってきたときはキャンドルサービスだった。
あっちこっちでフラッシュがたかれる。
母は席をたつこともできず、またがまんしている。。。
最後に正面のキャンドルに来たときにまた次男を走らせる。
次男はいいなあ。。。
と思う母。



次男のカメラで写した
キャンドル

ちゃんと炎のまわりに輪ができていて
それをうつすことができている。

やはり新しいカメラはいいなあ。

この結婚式は3時間だったけど、あっと言う間に時がたった。
係りの人がきた。
この後、ドアのところに並んでもらいます。
その後はもうこちらにはこられませんので用意してきてください。
すごいなあ。
用意周到というのはこのことなり!

で、係りの案内によってドアのところにオットと並ぶ。
娘‘s父と母も並んだ。
ここで息子から両親への言葉。
ここは本当に感激する場面なはずだった。
息子は言った。
『おとうさん。これまでありがとうございました。』とかなんとか。。
はっきりいってomiはお父さんじゃないからなんていったのかよく覚えてない。

で、次に言った。
『おかあさん。これからは鳥の写真のために鳥ばかり追わずにお父さんも追ってください。』
感激の場面で大爆笑の会場。

なんでこうなるのかなあ。
なんで私がオットを追わなければならない!!
と思う。。。。
隣では娘‘s父が笑いながら
『言われてしまいましたね』
という。
なにかいつもこうなってしまうのよね。

娘は両親に涙しながらお礼の言葉をいっていた。
ふと見ると娘‘s母も泣いていた。
なんでこんなに違ってしまうんだろう!!!!!

そのあと2人から記念品をもらった。
喜んで記念品をもらう母。
なんと写真たてでした。
オットを追えといったわりには写真たてをくれたじゃない!!
やっぱ写真はとった方がいいってこと??

そのまま会場の入り口に並ぶ。
上司からまず退場するので、お礼を言う。
泣いてくださった上司もいた。
いや〜〜〜息子がそんなに大変なんじゃないでしょうねえ。。
とちょっと心配する。。


同僚がでてくると息子は胴上げをされた。
それを見て、家をでて5年たつ息子が大きく成長して、いい人に恵まれているなあと嬉しかった。
これを書いている今、息子達は新婚旅行にヨーロッパに行っているはずだ。
(日程を正確に把握してない母。あくまでもはずです)
ナーバスになるはずの結婚式は楽しかったし、いい娘はできたし、息子の結婚というのはなかなかいいものだなあと思った。

記事は書いたけど投稿するのは遅くなってしまった。。。。



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