ジョカン寺

夜中に雨の音がした。
朝起きてみると見事に雨だった。
この時期は一年のうちで一番雨が多いらしい。

起きてみてわかったのは部屋の窓は中庭に面していて、表の通りの写真はとれない。
ホテルの窓から外の様子を撮ることができれば儲けものだったんだけど。

とりあえず朝食だ!
朝食はホテルの一階のエベレストというレストランだ。
早めに食事に行ったためか誰にも会わなかった。

高山病の対策として暴飲暴食を避けるというのがある。
それだけは守らなければと、旅行中かなり食事の量をおさえていた。
この日の朝食、数あるビュッフェの選択の中からおかゆとライチのみだった。
お粥があればいいっしょ!

ラサは3600メートルの高地だ。
やはり息切れすることがある。
この日は雨も降っているし、ホテルのまわりをまわることなく、出発の時間まで部屋で過ごした。
というか絵葉書をまた書いていたんだけど。。

プリンターの予備のインクをちょうど交換しなければならなくなっていた。
インクの袋をとりだすとなんと!袋がぱんぱんにふくれあがっていた。
気圧の関係だと思うけど今にも
爆発しそうだ!
こわごわ袋をあけ、インクを交換した。

ラサホテルには冷蔵庫はない。
電気もできれば節約してほしい雰囲気だ。
これだけの高地だからなんでも節約しないと大変なんだろう。
テレビは日本のテレビはうつらなかった。
因みに韓国のテレビもうつらなかった。。

でかける準備をする。
部屋にはセイフティーボックスはない。
よって貴重品はスーツケースの中にいれた。
(こんなんでいいのか?)

この高地でポタラ宮殿までの坂道を登ることができるのか。。。

最後まで不安だ。
なんといっても高地じゃなくっても坂道、階段はきらいなんだ。
前の日まではカメラは小さなデジカメにしようと思っていた。
しかし当日、突然、欲がでた。
やっぱデジイチ持っていこう。

カメラを持っていったところで宮殿の内部は写真をとることはできない。
でもどんな場面が待っているかわからないじゃないですか!

結局あの大きな黒い袋を肩に下げるomi.

バスからラサの街を見る。
他のどこの町にもない独特なムードをもっている街だ。
特に家の窓枠に特徴がある。


ラサは日本人にとっては観光地だが、チベット人にとっては巡礼の場所だ。
最初の見学地、ジョカン寺は観光客と巡礼の人とでごったがえしていた。
巡礼の人はお寺の参観料はいらないらしい。


ジョカン寺の前。











お寺の中はすべての場所で撮影禁止だ。
バッグにカメラをしまう。
つまり写真は外が勝負なんだ!

お寺は外も中も巡礼の人達でごったがえしている。

ガイドさんの説明を簡単にいうと
チベット仏教では過去と現在よりも未来が大切
ということになるかな。
(本当に簡単にしか書くことができないなあ。。)

未来も明日とかじゃなくって
来世なんだ。
息を切らせながら来世のことまで考えられないomi.
一生懸命に説明を聞く集団からはなんとなく遠ざかってしまう。。

ここのお寺、中の階段が急だ。
お寺を見るだけでも息切れがする。

急な階段を登りきると屋上にでた。
天気が今ひとつで雨まじりなんだけど、
屋上は外になるので写真が撮れる。
とにかく撮れる写真は全部とっておく。
ポタラ宮もここから見ることができる。












ジョカン寺から見たポタラ宮殿。
下の2枚は拡大したもの。
最初からこの階段しっかり見ていたらめげていたと思う。。
遠くからの眺めでよかった!







中は写真を撮れないのでまたカメラを大きな袋にしまうomi.
これだけ息をきらすんだったらやはり小さいカメラ使うべきなんじゃないか。。

お寺の外では五体投地でお祈りをしている信者がたくさんいる。
写真を撮っては悪いなあと思いながらやはり撮ってしまった。





雨が降ってもお祈りは続く。


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