北京

とにかく、タクシーに乗る。
瀋陽と同じように助手席に座る。
ドライバーのお兄さんは何か言った。
で、omiは得意とするフレーズというか、それしか知らないっていうか文を言った。
『ウォーシーリーベンレン(私は日本人です)』
この一言で、おにいさんは何も通じないということを理解しなければならない。

で、おにいさんは言ってきた。
『イングリッシュ?』
えっ!!
英語できるの?
ラッキー

てことで英語で話したら、そこまでできるって感じじゃなかった。
まあomiだってそんなにできるわけじゃないからおあいこかな!

空港からでるとすぐにジャッキーチェンの大きな広告があった。
あ!
ジャッキーだ!

と写真を撮るomi.


左の人もよく見かけたけど、誰だか知らない。。

しばらくするとありました!
ヒョンビンの例の写真!
高速道路の横にある一連の大きな広告のひとつがヒョンビンだったんだ!
すごい!!

いちいち声をあげるomi.
ドライバーのおにいさん。
日本人がみんなこんなってわけじゃありません。

しかしやっぱりヒョンビンは瀋陽だったな。
広告の数が違いましたモン!
あとヒョンビンが見られたのは成都の空港だ。
ヒョンビンで知る都会度みたいなかんじだ!

途中、高速の料金所がある。
それが中国風の飾りになっていてきれいだった。
そこででました。
『ハンビャオリャン』

私は日本人です。
おいしいです。
きれいです。

これは言えるだわ。

もちろんここでは
きれいです!ってことだ。
ドライバーもハンピャオリャンといっていた。

高速道路のまわりは白樺の木があったり郊外の風景が続く。
途中、新しい高速道路の建設も見た。
たぶん来年の北京オリンピックのためだろう。
高速道路が終わりになってくると、高いビルが見えはじめる。
大きな道の両脇には近代的なビルが並ぶ。

酒店と書いてあるところはホテルだ。
おにいさんに
『ホテル?』
と聞くとそうだという。


瀋陽の時もそうだったけど、タクシーのドライバーがみんな親切なんだわ。
omiは中国語ができないのに、なにか一生懸命説明してくれている。
で、omiがお願いしたのは、
帰りのタクシーがつかまらないと困るから、すこし料金払うのでまっていてくれない?
ということだった。
でも通じなかった。

まあしかたないか。

で、ありました!!!
ピの広告がついているバス!!
『あれだ、あれだ!!』
と写真を撮るomi.
おにいさんはさすがに何の写真を撮っているのかと思ったらしい。
撮った写真を見せたら納得していたけど。。。
この写真、この日絵葉書にしてAzuさんに送った。



お菓子やさんの予想は大幅にはずれ、タクシーはまったく渋滞に巻き込まれることなく、なんとフートンまで来てしまった。
おにいさんが
『ここがフートン』
と言ったときにはあんまし早くついたのでおさいふを探すのに手間取ってしまった。
ここまで80元弱。プラス高速代10元。
チップを含めて100元にした。
おにいさん、親切だったので、気持ちです。


フートンは昔の建物が保存されている地区だ。
写真が撮れれば嬉しいなあと思った。
タクシーを降りるちょっと前に花市場というのが見えた。
ということは降りた場所はかなり南の方だと思う。

それしかわからずに歩きだす。
途中ひとりのおじさんに声をかけられる。
たぶん三輪車に乗らないか
ってことだと思う。
プーヤオ
という。
これがもう一つ知っているフレーズ。
必要ありません
ってことだ。
でも声をかけられたのはこれだけだ。
なにか厄介な人オーラを放っているのかもしれない。。。。

ブートンは湖のまわりに古い家が広がっているので、あまり道に迷うことはない。
で、適当に歩く。
途中、何台も三輪車が通り過ぎていく。
自分は乗らないって言っているのに、写真だけは撮らせてもらう。


細い道を歩いていると凧やさんを見つけた。
大きな凧が並べられている。
日本にはないお店だと思う。



歩きながらもお菓子やさんの
渋滞の声が聞こえてくる。
あまりゆっくりすることはできない。
湖にでたら、遠くに銀錠橋が見えた。
北京のガイドブックは持ってこなかったけど、ここは観光のポイントだ。
で、写真をとり、そこから湖をもと来た方向に引き返す。
湖の周りは素敵な散歩コースになっている。
古い建物がレストランやバーになっていて、独特な雰囲気だ。
北京についてから、何時間もたっていないのにすっかり北京ファンになってしまった。

フートン地区は本当は広いけどそれを全部見るには一日は必要だなというのが感想だ。


帰りのタクシーを探す。
もときた道に戻る。
おまわりさんがいる。
どこでタクシーがとれるか聞いてみよう!
しかし英語が通じませんでした。。。
まあいいか。

タクシーを降りた場所でしばらくまっていると反対側に空のタクシーがきた。
これだ!!!
と大きく手をあげる。
止まってくれた。

あらかじめ書いておいた
北京首都空港
という文字を見せる。
空港という中国語。
ラジオコースのテキストにのっていたことは覚えているんだけど、肝心の単語は忘れたんだ。。。
エアポート
と言ったらわかってくれたんでよかった。

またタクシーから写真を撮る。
フートンの近くに鐘楼がある。
地図でみると近いんだが、実際はそんなに近くないことがわかった。
しかもこの鐘楼、すごく大きくて立派なものだというのもわかった。
運転手のおにいさんが
『チョンロ』(だったと思うーメモしなかったので正確じゃない)
と言って教えてくれた。
で、鐘楼がまだ半分木で隠れている時から
写真を撮れ
ってアドバイスしてくれた。
しかし早めのアドバイスで、鐘楼の写真、ちゃんと撮れた。
(右の写真の人の大きさからするとこの鐘楼がどれだけ大きいかわかる!!)



高速に乗る前に立派な宮殿のような建物が見えた。
ドライバーが
あれ見て!
といっている。
なにか故宮のようだ。
で、
クークン?
と聞いた。
するとおにいさんは
なんとかクークンと言った。
よくわからなかったけど、とりあえずそれも写真を撮った。



高速は来たときよりも幾分混んでいる感じがした。
香港もそうだけど、渋滞に巻き込まれると動きがとれないというのは致命的だ。
しかもはじめての都市でわけがわからない。
とにかく、空港に戻る
これだけを考える。

おにいさんは空港の近くで何か言った。
たぶん第一ターミナルとか第二ターミナルとか聞いているんだろう。
と思って、第二と書いてわたした。
するとこれが通じなかった!
そんなバカな。
お菓子やさんはここは第二ターミナル。
間違えないでください
と言ってたじゃない!!


ドライバーはトンキンに帰るのか?
という。
じゃなくって来たばかりなんだって!!
帰国のほうのターミナルとかに連れていかれたら大変じゃない。

で、omiも必死でしたね。
友達が来るって言えばいいんだわ。
そうすれば到着ターミナルに行くでしょ!!

で言った。
ウォタパンヤオライ
これが中国語かどうかは不明。
その後はパンヤオパンヤオといいまくった。

おにいさんはわかったようなわからないような。。。

お菓子やさんはなんで第二ターミナルの中国語を教えてくれなかったんだ??
ただタクシーは見覚えのある場所へ。
なんとかたどり着いた。
行きも帰りもまったくタクシー代は一緒だったし、ドライバーのお兄さん達は2人ともとても親切だった。
短い時間だったのに北京が大好きになれたのはこのお兄さん達のおかげだったかもしれない。
感謝です。

4時半までには空港に戻ってきてくださいといわれたのだが、結局、3時ぐらいにはもうカフェにはいった。
添乗員のTさんに戻ってきたことを報告。
このグループを離れるときに一応、帰りの航空券を渡されていた。
もしはぐれてしまったらそれを使って日本に帰るという航空券だ。
それをまたTさんに返す。


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