五愛市場から中街に行く。 タクシーがとまっていたのでそれに乗った。 中街が近くなったところでものすごいアパートがいくつも並んでいた。 『これはいったいなんなの?』 『高級マンション』 え〜〜〜 すごすぎます。 思っていた瀋陽とまったく違う瀋陽がそこにあった。 こういう家に住む人がこんなにたくさんいるんだ!!! 中国はすごいことになっていると実感できた。 中街は一番の繁華街。 タクシーをおりたところに中街のシンボルの赤い門があった。 でもとにかく雪なんだわ。 タクシーを降りるところとかは特に要注意だ。 赤い門の周辺は工事もしている。 この工事は地下鉄を作っているそうだ。 来年の北京オリンピックではサッカーなど一部の試合を瀋陽ですることになっているらしい。 そりゃ〜〜 中国はオリンピック強いですもん!! 力はいるわ。 アジアで一番はやいという陸上の選手の写真を使った広告もあった。 ちょっとピににていたので、写真も撮っておいた。 『ニエ君に何が一番強いの?』 と聞くとすぐに 『卓球です。』 と答えてくれた。 福原愛も知っていた。 ここは歩行者天国になっていて、車の心配はない。 ニエ君は雪がとけて水溜りになっていたりすると 『ここはきたない』 とすごくさけて通るように指示してくれたんだけど、omiはきたなくてもいいから凍ってないところと思ってた。 ニエ君的注意点。 きたない場所をよける スリに気をつける 車に気をつける 雪に気をつける omi的注意点 雪に気をつける 車に気をつける スリに気をつける きたない場所をよける 完全に反対なんだわ。 多少きたなくてもすべらなければ怪我はしませんからね!! 中街には第二百貨商城という昔の建物が残っている。 1925年に建てられた建物だ。 吉順絲房という絹糸のお店だったらしい。 当時、この建築を見に来る人が絶えなかったそうだ。 その向かいは利民商場だ。 こちらは1928に建てられた建物。 今は瀋陽春天といって小さなお店がたくさんはいっている。 そこで、韓国でよくみかけたヴィトンの靴下とか見つけた。 でもなんと韓国よりも高いんだわ!! まあ倍ぐらいの値段を言ってくれたかもしれないけど、ニエ君に、 『韓国よりも高いわ!!』 と言ってしまった。 小さな小物いれを売っているお店があったが、その袋も高かった。 『そんな値段だったら東京の方が安いわ!』 いちいちうるさいおばさん。 でも買わないのを知るとお店の人はすぐに3元もまけた。 なんだ! やはり高く言ってくれてんじゃない! まけてくれたところで袋買いました。 ニエ君にはほしいものリストを最初に行った。 とっても簡単で、お茶とCDそして絵葉書。 なななんと絵葉書はない! と言われた。 前はあったんだが、今はどこにもないと。。 本当か!! いや〜〜絵葉書は必需品でしょ。。 おかしかったのはニエ君にCDといったらディスクじゃなくって本体だと思ったらしく、電気屋さんにつれていかれたこと。 いやいや中国でハードは買いません。 住んでいるわけじゃないから。。。 CDショップは中街にあった。 『このお店はコピーはありません。』 とニエ君が言ってくれる。 だからかなり高い。 といっても秋に韓国で買ったピのCDが韓国よりもかなり安かった。。。 韓国ドラマのDVDとかもあって、昔だったら飛びついたかもしれないんだけど、何度も買っていくうちに日本語字幕、少なくても英語字幕がないとなかなか見るのに大変だということを学んだomi. DVDは買いませんでした。 ただ神出のコンサートのDVDがあったのでそれと韓国ドラマのCD、それから瀋陽ではやっているという歌手2人のCDを買った。 これだけで4500円。 はっきりいって神出のDVDだけでもこの値段で日本で買うことはできないから、凄く安いんだけど、中国にいるとこんなにお金使ってと、心が痛んでしまった。。 中街は大きなデパートもたくさんあり、丸井まであった。 ニエ君は丸井は高いといった。 『日本でも高いわよ。』 というomi なにか日本人がみんなけちな人だという印象になってしまわないか。。 しかしomi的には高い丸井の服を買うことは日本でも決してない。。 歩いているとニエ君が私の方にぴたっとくっついた。 なにかと思ったら、 『うしろの女の子はスリです』 と言った。 『え〜〜 よくわかったねえ!!』 『だって後ろにぴったりいるから』 ははは全然気がつかなかった。。 見ているとその子は歩行者の後ろにぴたっとくっついてポケットに手をいれている。 それがだめだとわかると再びomiの方に来た。 omiはまじまじとその女の子の顔を見ましたね。 女の子がこちらを見てもまだ見てたんで、女の子の方から遠くに行ってしまった。 なぜ見ていたというと、スリだからというよりも、顔立ちが中国人じゃなくて白人の血がまざっているような顔だったからだ。 ひょっとするとロシアの血かもしれないし、イスラムの血かもしれない。 ここは大陸なんだなあと思った。 そういうこととは知らない女の子。 変なおばさんには近づかないほうが無難と思ったのかな。 その直後、となりを歩いていたおばさんが騒いだ。 ニエ君が言った。 『あの人は携帯を盗まれたらしいです。』 ニエ君がトーンを変えないで言ったのがおかしかった。 しかし観光客だからスリにあうわけなんじゃないんだと思った。 そういえばニエ君は市場に行く時にかばんを前にしてくれ といっていたな。 瀋陽のスリはいろいろいるのかもしれないけど、凶悪なものじゃなく、そっと注意してない人のところに近寄る感じのスリだという気がした。 中街には老辺餃子という有名な餃子やさんがある。 そこに行くことをリクエストしたが、ニエ君がすすめてくれたのは、駅の近くにある同じ餃子やさん。 まあどこでもいいんですわ。 どこにいってもおもしろいんだから。 中街から瀋陽駅に向かう。 瀋陽駅は実はホテルからはかなり近い。 この駅も昔のままだ。 昔は奉天駅といった。 東京駅と同じようなつくりの駅だ。 駅の前まではタクシーははいることはできない。 通りでタクシーをおりて地下通路を使って駅まで向かう。 ニエ君はなぜ駅に行きたいのかよくわからなかったみたいだ。 でも駅っておもしろいでしょ。 いろいろな人がいるし、これから旅をするって人や田舎に帰るっていう人もいてそれで商売をする人もいて、いろいろなものが見られるでしょ。 ここでは空港もそうだったが、駅も切符を持ってないと中にはまったくはいれない。 駅の外から中の写真を撮る。 中も昔のままのようだ。 駅の外には売店がたくさん並んでおり、おもしろい。 ひまわりの種も売っていた。 『これ食べるの?』 ときくと 『食べます』 ということだった。 あと茶色い卵も売られていた。 これは茶蛋(チャータ)という。 これを教えてくれたのは帰りの飛行機で友達になったフ−チュエンだ。 因みにひまわりの種は瓜子(ウァーツ)という。
売店に林彪三兄弟と言う雑誌と蒋介石の雑誌があった。 林彪というのはomiもあまり詳しくはないけど、失脚したんじゃなかったんだっけ。。 ニエ君に聞いたんだわ。 『なぜ林彪がこんなに本になっているわけ。』 本の表紙は英雄って感じの絵がかかれているんだわ。 するとニエ君は 『林彪は最後は悪いことをしたけど、国に貢献もしてくれました。』 『だからこういうふうに本になっているんだ。』 『じゃあ蒋介石は?』 蒋介石は国民党でしょ。毛沢東からいえば敵なんじゃないか。。。 『蒋介石は国を建てるときになくてはならない人でした。』 なるほど。 中国の歴史をそれほどしらないことがよくわかります。 ニエ君に 旅行したことはある? と聞いたら、寝台車を使って上海まで行ったことがあると答えてくれた。 いいなあ!! 駅の周りでばしゃばしゃ写真を撮るomi. その間、ニエ君はかなりスリに気を使ってくれていたに違いない。 |