2日目
中街


10時を少しまわっていたけど、ふたりともホテルで休むというので、一人で中街に行くことにする。
再びホテルの前からタクシーに乗る。
フロントの人は朝から何回もでたりはいったりするomiを不審に思っていたかもしれない。。

瀋陽でタクシーに乗るときはドライバーの横に乗るのが普通だ。

母が乗るときは一緒に後ろに乗るけど、ひとりの時はドライバーの横に座った。
そのほうが写真も撮りやすいし。
この時の運転手さんはえらいおもしろい人だった。

まずシートベルトが壊れていた。
運転手さんは
『不要(プーヤオ)』
という。
いや〜〜必要でしょ。
みんなスピードだすんだから。

しかし壊れているのでシートベルトをすることはできなかった。
ドライバーのおじさんはomiが写真をとっていると、いろいろ説明してくれた。
(といっても何もわからないんだけど)
しかしおじさんはかまわず、あれを撮れこれを撮れってすすめてくれる。
ある時なんか、
なんでこのホテルを撮らなければならないんだ?
ってホテルの写真まで撮れ撮れいわれて撮らされた。

で、さらに、車のフロントガラスについているシールがじゃまだろ。
と言い出して、
窓から顔をだして撮れという。
そんなバカな!!!
そんなことできっこないっしょ!

クラクション鳴らしっぱなしで走っているのに、顔なんかだせるわけないじゃない!

しかし思わず笑いましたね。

上の段 左:三角のビルは瀋陽日報(瀋陽のメイン紙)のビル。中&右 古そうな建物なので撮っておいた。


中街で車をおり、メインストリートは向こうの方と運転手さんにアドバイスをもらった。
で、その通りに信号のないめっちゃ怖い道路を横断してメインストリートの方に向かう。
前回ははじめてだったということもあるし、なんといってもあの大雪だったこともあってこの中街をどのように歩いたのかまったく覚えてない。
断片的に昔の建物や丸井があったことだけはわかるが、どちら側からタクシーを降りたのかさえわからなかった。。

l今回は自分でノートを作り、事前に調べておいた。
中街のメインストリートは平日なのにすごい人だ。



歩きはじめるとすぐに石頭記があった。
太平街でものぞいたが、ここでもちょっと立ち寄った。
やっぱり高いと思う。。。
ここでは前回、女の子のスリがいた。
これだけ人がいるんだからスリには気をつけなければと思う。
が、カメラなんかどうどうとだしているんですもん。
目立つわ。

(なのにスリにもみはなされてラッキーだった)

今回は利民商場のテラスから対面の二百商場の写真をとることだ。
利民商場はすぐに見つかった。



建物の2階に行く。
で、テラスへの出口を見つけた。
通りはあれだけ混んでいるし、この建物の中もものすごく混んでいるのに、このテラスは誰もいない。
そこで写真撮り始めました。
テラスはぐるっとまわっているようだ。
いろいろ写真を撮って、テラスの途中まで来たときに、警備員のおじさんみたいな人に中から声をかけられた。
『トイムチー(すみません)』
だけはわかったけど、そのあとは怒鳴ってた。
写真なんか撮ってるんじゃない!!!
あっちいけ!!
ぐらいの勢いだった。

でもあのトイムチーはなんだったんだ。
言葉とあの態度から考えて、おじさんがどのくらい怒っているのかはよくわからなかった。

しかたないので、
(といってもテラスから通りに面しての写真は撮り終わっていたんだけど)建物の中にはいる。
この建物は古いだけに窓枠だの手すりだの本当にレトロな雰囲気だ。
床はタイルばりだ。
今どきなかなかこういう感じの建物は見られない。

結構気に入った写真が撮れた。





ここから通りに面して、写真を取り捲る。
もうスリだのなんだの言っている場合じゃない。



そして朝陽街までくる。
ここの角のあたりに北方茶場というお茶屋さんの問屋がある。
それを見つけたい。
通りは確かに朝陽街と書いてあるが、それらしい建物がない。
ただ、なんといってもこの情報はネットに書かれていたものを自分で勝手に解釈して、その上で作った地図に基づいたものだ。
どこまで信じていいのかとなると、なんとも言いがたいものがある。


通りをへだててふとみると丸井があった。
丸井は前回来たときに前を通った。
ということは、まだ先なのか。。
とにかく朝陽街をとおりこして、中街をさらにすすむ。
すると譚木匠があった。
これは太平街にあった柘植のくしやさんだ。、

北方茶場はちょっとおいておいて、柘植の櫛を見る。
う〜〜んやはり本物は高いわ!
でもかわいい櫛があったので、本物ではないけど買った。
箱が中国っぽくなくってちゃんとしたものだった。
説明も中にはいっていて、おみやげものの老舗なのかなって思った。

そこのお姉さんに瀋陽ノートを見せて、小商品大世界の建物の写真をみせる。
これはネットに写真がでていたものをお借りしてノートに貼らせてもらった。

瀋陽ノートというのは自分で作ったガイドブックだ
たいそうに聞こえるが、なんといっても瀋陽ってちゃんとしたガイドブックがない!!

ネットでいろいろな情報をひろったり、グーグルアースの投稿写真を見て、どこにだいたいどういうものがあるのかを調べた。
前回はここまでは調べてなかったんだけど、きっとこのノートを作ろうと思ったのは、瀋陽の街がすごく気に入ったからだと思う。
で、このノートを作ったのは正解だった。

おねえさんは写真を見ると、すぐにあっちにあると、さらに先の方をさした。


ということは、北方茶場は東順城街にあった。
中街とのクロッシングポイントでまたちょっと迷ったが、なんとちゃんと建物の上の方に大きく北方茶場と書かれていた。
建物は通りに面したところから一歩中にはいる。

ここは東行市場というらしい。
その北側にお茶問屋がある。
しかしだ!!
めざす福建省福州茉莉王茶と言うお店が見つからなかった。。。

ただ見つけても、ちょっと買うのは難しいのかも。。
慣れれば宝のお店なんだろうけど、ちょっといってちょっと買うって感じではなかった。

この北方茶場の真向かいに、小商品大世界はある。
ネットの説明では文房具の卸問屋とあったが、まさに文房具やだった。
がほしい人は行く価値があるかもしれない。。
体育館のようなひろ〜〜い場所にいろいろな文房具やがはいっている。
薄暗くて、そういう意味ではローカルの味がする。


今回作った中街の地図

建物からでて、でたところからタクシーをひろう。
タクシーはどこでも拾える。
本当に便利だ!!

左。タクシーにあった中国結びの飾り、中。古そうな建物なので撮っておいた。



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