インジンガン


電車から降りてみると乗客が改札口の方にむかっている。
次のトラサンまで向かうのかバスツアーかこの時点でもまだわかってなかったが、いったん改札口をでることにした。
できればインジンガンのまわりも見ておきたい。


駅の建物をでるとDMZのツーリストオフィスがあった。
DMZとはdemilitarized zone/非武装地帯のことで、観光客がいけるトンネルとか展望台があることは前にガイドブックで読んでいた。
そこに寄ってバスツアーのことを聞くことにした。
ところがお姉さんがいたのだが、なんと韓国語しかできなかった。
しかもここで申し込みはできないという。
ツアーに関していく場所もわからないし、何もわからない。
それを聞いていると後ろにひとりの青年が並んだ。
するとお姉さんはomiにちょっと待っててといい、その青年にツアーに参加するのかって聞いてた。
で、青年がはいと答えるのを聞いて、ここでは受付をしないんで向こうのオフィスに行ってと言っているみたいだった。
で、窓口のお姉さんはこの人も連れて行ってと半ば強制的にこの青年にomiのことを託した。
omiはこの人についていってと言われた。
何もわからないomi.
この日この後の行動を全部この青年に頼りました。

この人はソ君という。
本当にソ君がいなかったら何もできなかっただろうな!!!
息子と同じぐらいの年に見えたのだが、実際は34歳だった。
ツアーの申し込みのオフィスまでは歩いて7.8分のところだ。
英語も日本語もできない青年と韓国語がほとんどできないomi。
すごい組み合わせだなと思った。

途中写真を撮るomi.
言葉はできなくても行動だけは積極的。
青年はゆっくり写真をとっていいよと言ってくれていたみたいだ。
ツアー申し込みのオフィスに行くとなんとそこは韓国語の表示しかありませんでした!!!!
まったく何もわからないomi.

どれがいいの?
と青年に聞く。
聞くっていったって看板をさしてオディっていうだけなんだけど。
青年はAコースが一番いいという。
(じゃなくってAコースしかない、って言ったのかも。。。)
Aって字がないじゃない!!!
Aコースって何?

まあとにかく一番いいコースってのにいけばいいのかな。
しかしまだこの時点でも一番いいコースがどこに行くのかわからないomi.
青年にチケットを買ってもらいました。
ただご迷惑をかけそうなんで、チケット代は青年の分までomiがだすことにする。
この時いいなあと思ったのは青年が恐縮したようにありがとうございますと言って、すぐに好意(
というか迷惑代なんだけど)を受け取ってくれたことだ。
本当に本当に本当にこのあとずっと思ったんだけど韓国の青年はいいわ!!
息子も一緒につれてきて見せてあげたかったわ!!


画像を処理していてAの文字見つけました。
しかし新たな疑問が。BコースとかCコースってあったんだろうか。。。。

一番いいこのツアーはどこに行くんだろう。
出発までちょっと時間があったのでトイレに行く。
それから自由の橋があるので見てくる。
その間もどきどきしているomi.
出発の時間は聞いたけどどこからどのバスで出発かわからなかったんだわ。


インジンガンの駅の周辺はモニュメントがたくさんある。
中右ー展望台からはトラサン方面を見ることができる。
下ートラサン方面へ向かっている線路。



郊外にでると紅葉した葉が美しかった。

青年を見つけとにかく後をついていく。
バスは赤い目立つバスでこれだといわれて乗り込むとかなりのお客さんがいる。
なんだ!
いっばいお客さんがいるんだ。

と思ったんだが、この時はまだなんでチケットオフィスにこの人たちが並んでなかったのか考えもつかないomi.
よ〜〜く考えたら電車を降りてからこのバス乗り場まで誰も歩いてなかったのがわかるんだけど、この後の行動がどうなっているんだろうということしか考えることができなかった。




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