観光とショッピング

ようやく写真が撮れる!!
日本人街はぜひ見てみたい。
どんなところに昔、日本人が住んでいたんだろう。。
omiひとりのわがままのためになんと会社のバンをだしてくれて、ドライバーのおにいさんとリー先生が同行してくれることになった。

いきたいところはリー先生とドライバーのおにいさんがすでに把握してくれている。
リー先生は車の中でものりのりだった。
本当におもしろい。

先生は7ヶ月になる女の子がいるという。
『日本の赤ちゃんは泣く?』
どうも先生のお子さんは今よく泣く時期らしいんだ。
で、さらに、
『私は外国の子供は泣かないと思うんです。』
なわけないっしょ!!

日本の子供もたくさん泣くわよ。
『そういう時はどうすればいいの?』
だっこしたりおんぶしたりして、いい子いい子、するのよ。
『日本人の子供もそうするの?』
そりゃ〜〜omi家の子供達だって大変でしたよ。
(いまだに大変だと思うんだけど。。。)


リー先生は続ける。
『男はいいわよ。男は何もしないでしょ!』
いや〜〜中国って家事は男女平等だと思っていた。
でも例外もあるらしい。

『夜、子供が泣いても男は寝ているよ!』
ちょっとした怒りがこもった話し方だった。
いや〜〜万国共通ですね!
リー先生の話を聞いていたら日本人街に着いた。

ここが日本人街!というところは実はイメージしていた日本人街と違って、すご〜〜〜くきれいに作り直している町並みが続く公園だった。
ちょっとした住宅公園のような感じだ。
『私はこういう新しい家じゃなくって古い家がすきなの。』
と、またomiは勝手なことを言う。


整備されている日本人街

で、このメインとなる日本人街をはずして一本はなれた道を歩いた。
この日本人街のまわりは古い家がたくさんある。
それらの家は雰囲気たっぷりで、ひとつひとつにドラマが潜んでいるような感じだった。
途中からomiの好みを把握したリー先生。
『ここも古そうよ。』
と写真のアドバイスをしてくれた。






この丸井屋根の建物。おそらく寺院だと思うんだけど、近くまで行ってみるべきでした。。





ひとしきり写真を撮ったところで、車に戻る。
あんまり時間をかけていると、時間内に戻れない。

車はまたすぐ次の目的地の靴屋についた。
小さい靴屋の中には昔使われた形の靴も飾られている。
刺繍の靴は本当にかわいかった。
ただ。
omiがはくにはちょっとはでかなあ。
とにかく写真を撮らせてもらう。


真ん中の赤の花模様の黒の靴。赤の花模様がなかったらほしかった!!


左が昔の纏足ようの靴。右は男の人用。

買おうかどうしようか迷っているとリー先生がとりあえず見るだけにしておいて明日買えばいいでしょうと言ってくれた。
この靴屋の場所もこの時点では分からない。

車に戻るとリー先生は言った。
『どんなCDがほしいの?』
前回、瀋陽に行った時に知った
Angelaという歌手。
実はこの歌手はNHKの中国語講座のテーマソングを歌っているんだけど、彼女のCDがほしいんだわ。
あと韓国の歌手のCD。
その時、リー先生の目がきらりと光った。
『韓国のドラマ見るの?』
『みるみる』
『どんなドラマがすき?』
『一番すきなのはキムサムスン!』

リー先生はちょっと考えた。
『御菓子作る人でちょっと太っている人でしょ。』
そうそう。
やっぱ知っているじゃない。
『私はレインが好き。』
『フルハウスでしょ。』

そうそう。

なんでかチベット鉄道でも韓国ドラマで盛り上がったけど、大連でも韓国ドラマで盛り上がった。
しかもレイン(中国語の名前の呼び方がある)はすごい人気みたいだ。

で、リー先生聞いてきた。
『安いCDがいい?』
そりゃ〜〜安いにこしたことはない。
で、リー先生が言うには安いCDはにせものが多いという。
だから、街中じゃなくってちょっと郊外にでたところのCDショップに行こうと。
すごい!!
そうなっているんだ。
そうすると品物はよくって安いところがあるらしいんだ。

『うれしいなあ。郊外まで見られちゃう。』
といったらかなりリー先生にうけていた。
しかしだ。
車は郊外にはいり、どんどん高速道路をはしっているんだけど、お店が見当たらない。
30分ぐらい走ったころにやっと町が見えてきた。
そのメインストリートのような場所に車をつけてもらい、先生と一緒にここだというCDショップにはいる。
そこはかなり小さなCDショップで、あまりCDの数はなかった。
しかし先生が言うように、値段は安かったような気がする。



しかしこんなところまで来てしまって時間は大丈夫か。。。
本屋にも行きたかったけど、本屋はもうパスする。
はやく帰らないといけないでしょ!
CDを買って車に乗り込むと、リー先生は車の外から、
『私はここから帰ります。』
と言った。
えっ!!
帰るって。
ひょっとしてここは自分の家の近くだったのか。。。


ドライバーのお兄さんは
ここで帰ったらまずいんじゃないか!
って言ってるみたいだ。
自分ひとりでomiを連れて帰らなければならなくなってしまうんですもん。
でも、リー先生
大丈夫大丈夫
と言ってるようだった。
それにおされてお兄さんは車をだした。

車に残った2人は
え〜〜〜〜
という感じだった。
でもそれがあんまりいやな気分じゃなかったのはやはり中国だったからかもしれない。

車をだして何秒後かにお兄さんはブックスタンドでとめてくれた。
あそこで本を見たら?
と言ってくれたんだ。
喜んでひとりで車を降りるomi.
しかし小さなブックスタンドには明星などの雑誌はなかった。。。

で、車に乗り込むときに
助手席に座っていい?
と聞いた。
助手席だと写真が撮りやすいでしょ。

おにいさんは
いいよ!
と言ってくれたので、遠慮なく助手席へ。

実はこのおにいさん、日本語がぺらぺらだ。
日本に5年住んでいたらしい。
で、語学を勉強にきたomiはここでも日本語で話す。

お兄さんはシートベルトをしなくていいという。
で、本当に何十年ぶりかでシートベルトをしないで車に乗った。
お兄さんは中国のこと、日本のことをずっと話してくれた。
それがえらい楽しかった。



結局、1時間はドライブになったんだけど、このドライブは今回の旅行の中でも目玉だったかな。
郊外の様子も見られたしラッキーだった。


ハートブリッジ研修センターがはいっているビル。


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