夕食

ホームステイ先のマンションはマンション内が公園のように整備されていた。
その中の64号棟がomi達がお世話になるご家庭があるところだ。
全部で80棟、同じようなマンションが並んでいるということだ。
ここは6年前に建設されたらしい。
マンションの敷地の中に学校や幼稚園も整備されていた。

マンションに到着すると、すぐにそれぞれの家庭にはいる。
omiの家庭は本当に本当に模範的な家庭で、omiみたいな、ずぼらな人間がはいりこんで申し訳ないという感じだった。
ドライバーのおにいさんがなぜか一緒に家にはいってくる。
このおにいさんはこの家に住んでいるのか。。。
おにいさんは少し日本語が話せた。
本当に本当にomiは人間の年がわからないし、なぜこのおにいさんがここにいるのか不思議で、聞いてみた。
『ここの息子さんなんですか?』
おにいさんは笑っていた。
笑っているだけじゃ何かわからないでしょ。。。
あとからよ〜〜く考えてみると、初めて中国人の家庭にはいりなにか不便なことがあるといけないということで、日本語がわかるおにいさんが、ここに一緒に来てくれていたみたいんなんだ。
しかしさ。
自分の家のように振舞って、勝手にりんごまで食べていたからよくわからないでしょ。

omiは荷物をほどいて、おみやげをわたす。
家族構成は3人ということだったが、実際には御主人のお母様も同居されていた。
お母様におみやげがありませんでした。
すみませんでした。。。

で、omiの家族の紹介。
このためにわざわざオットの写真を探したんだ。
omi家の次男とここの息子さんは同じ年だ。
一度も息子さんとは会わなかったけど、このご夫婦の息子さんですもん。
きっとすごくいい子なんだろうな。

ここのお宅の御主人は少し日本語を話される。
大学で日本語を勉強したらしい。
御主人はご自分たちのことを紹介してくれた。
『私達はイエスを信じます。』
ああクリスチャンなんだ。
日曜日には教会に行かれるということだ。
『中国にはクリスチャンが1億人います。日本はどのくらいクリスチャンがいますか。』
少なくても1億人のクリスチャンはいないでしょ。
で、言った。
『1憶人もいません。』
だいたい人口が1憶何千万かなんだから!
適当な返事しかできないomi.
どこに行ってもおかしなことを言わないか自分で心配だ。

omiは少しは賛美歌を知っている。
高校の時、3年間もとりあえず毎日、学校の礼拝にでていたんだからね。
で、ひとつ賛美歌を歌った、
すると奥さんが中国語で賛美歌を歌った。
めちゃくちゃじょうずだ!
さらに御主人が歌った。
御主人も歌手のように歌がうまい。
その賛美歌ははじめて聴く賛美歌だった。
そして中国語の賛美歌の本をみてびっくりだった。
楽譜がない。
文字になにか数字がはいっているだけだ。

そういえば、賛美歌は国によって違うみたいなことを聞いたことがあったような気がする。
(うる覚えなんですが)
しかしこんなに歌が違うんだ!!

中国語をマスターするためのホームステイなのに、完全に会話は日本語になっている。
まあ日本語を使ってもらわなければ、まったく意思の疎通ができないからしかたないか。。

この日は歓迎会ということで、それぞれの家族と先生が集まってレストランで食事をする。
omiは4階からみんなが降りてきて合流するとおもっていた。
(というかそう聞いた気がするんだ。)
だけどRさんが4階に来てくださいと迎えにきてくれる。
よくわからないぞ!

4階はTさんのお父様、お母様、そして弟さんのお嬢さんが住んでいる。
ここでなつめをご馳走になる。
生のなつめを食べるのははじめてだ。
このなつめはそろそろ時期が終わりということで、1回でも食べられてラッキーだった。


左がなつめ。右はかなり小さいみかん。下のお皿の模様からどれくらい小さいか推察してみてください。

この時点では、まだ何がなんだかよくわからない。
とにかく言われるままに行動していく。

レストランに行く時間になり、みんなで下におりる。
外は考えていたほど寒くない。
しかし、しっかりダウンコートを着込んでいく。

総勢何人だったかよくわからないけど、車2台でレストランにむかった。

このレストランは生簀(いけす)もあり、お料理の見本がおいてあって、Tさんがそれを選んで注文していく。
麺をうっているコーナーもあり、写真を撮っていた。


なぜかバドワイザーの宣伝をしていた。中国のビール、おいしいものがたくさんあるでしょ!


左は麺を打っているところ。右は生簀で魚を売っているところ。ここで選んで料理をしてもらう。


お料理の見本。ここでお料理を選ぶ。

右、1階のフロアー。左は2階の個室に向かう階段。

かなり写真を撮ってから係りのお姉さんがきて、
『写真は撮らないでください』
と言った。(模様)
Tさんのお母様が何か文句を言っていた。
たぶん、
『旅行者だから撮らせてあげて』
って言ってたんだと思う。
でもお姉さんはだめだと言った模様。
自分のことなのに、全部実況中継みたいなんだ。
言葉がわからないと、何を言われても人事のような感じになる。
Tさんのお母様は怒っていた。
すみません。
でも心配しなくても、上に載せた写真でわかるように、撮りたい写真は全部とってしまいました。。。

2階にある個室で豪華な食事をいただくことになる。
一応私達はお客様なんで、奥の方の席に座る。
こういうところは日本と同じだ。
Sさんのホストファミリーは年配のご夫婦だ。
御主人は昔、お医者様だったという。




これだけの品数を載せたのは、はじめてかもしれない。。。

毎回毎回がそうだったんだけど、とにかくお料理の数も量もすごいんだ。
ここでも海鮮料理がでてきたけど、大連は海の街だから、中華プラス海鮮料理となる。
だからとにかく食べものは
おいしい!!

ここでTさんに私のホストファミリーの呼び方をメイメイとディディにすればいいと習った。
メイメイは妹でディディは弟だ。
よかった。
なんておよびすればいいのかわからなかったんだ。。

ここでわかってしまったこと。
あの車のドライバーはTさんの御主人だったんだ。
いや〜〜息子さんなんですか?
なんて聞いてしまったわ!


Sさんは自分で挿絵いりの本もだしている。
よって名前を覚える時に絵をかいて覚えていた。

ぱっぱとこのように絵が描けるってすごい!!

食事が終わってみんなで記念写真をとった。
撮った写真を見るとなぜか女の人ばかり集まっている。。。。
メイメイは本当にやさしい。
私の手を組んで歩いてくれた。



帰りに飲み物を買いに、コンビニに寄る。
コンビニのドアはあのビニールがはられているドアだった。


夏もこのようになっているのかどうかは不明だけど、冬は寒さ対策でどこのお店も入り口にはこのようなビニールや布が張られている。


帰宅後、シャワーをつかわせてもらう。
omiのホストファミリーのお宅はシャワーだけだった。
他の家も同じかとおもったけど、バスタブがあったようだ。
家の広さは同じだけど、つくりはそれぞれ違うのだということがわかる。
シャワーはトイレと一緒になっていて、トイレにお湯がなるべくかからないように使うのはかなり技術がいる。
このバスルームはなぜかすりガラスになっていて、なんとなく中の様子が分かるのが日本と違うなあとおもった。

シャワーが終わると下のタイルをふく。
omiはものぐさだが、まあそのくらいのことは自分でやる。
でもメイメイはやらなくてもいいからと自分で掃除してくれた。
本当に本当に申し訳ないです。

この日は結局、そのあと、自分の部屋(おそらく息子さんの部屋)で少し写真をプリントして寝た。

中国の家庭では使わない部屋の電気はつけておかない。
リビングも電気がくらめで、誰もいないと電気を消す。
電気を大事にしているのだなあとおもった。

そういえば、外の階段も半分ぐらい登ったりおりたりしたところで電気が自動的につくようになっている。
ただ常に床暖房ははいっている。
寒さに対しての対策は万全だ。

あと日本と違う点といえば、このマンションは5階だてなんだけどエレベーターがない。
はっきりいって、すごく豪華なマンションです。
でもエレベーターをつけてまでという考え方じゃないんだなとおもった。

テレビはケーブルにはいっていて中国全土のテレビが見られるという。
なんと60局も見られる!!
しかしこの家庭が見る時間は夜の少しの時間に限っているようだった。

omiはいろいろなものを持ち込んで電気を使ってしまった。
ひょっとしたらこれはマナー違反だったのかもしれない。
あとネットの回線はまだ一般の家庭にはそんなにないのかな。
滞在先の家庭で、御主人はPCを使ってらしたが回線は普通はありませんという説明だった。


次のページに行く。

トップページに戻る

inserted by FC2 system