秀水市場

ホテルに着いたのはもう3時をすぎていた。
オットと長男は部屋で休むと。

妹達一家はこれからどうするかを決めると。
で、omiでしょ。
絶対にどこかに行く!!!!
って思っているのは。
フロントで手続きをしているとおばあちゃん達が到着した。

大人数だが、なかなか添乗員の手際がいい。
omi達が終わると同時におばあちゃん達も鍵をもらっていた。
下の方の階だったら、部屋をかえてもいいと思っていたが、なんと21階をキープしていた。

このホテルは19階以上がエグゼクティブになっている。
ラッキー!!
やっぱハローツアーは高いだけあるのかも。。。

おばあちゃん達も夕食まで休むと。
フロントで夕食の予約をして、6時半までは自由行動とする。
自由行動です!
ホテルの部屋にはいるとすぐに次男を連れて飛び出したomi.
目的地は
秀水市場だ。
できれば今回、もう一回、中国結びの紐がほしい。
日本でえらく紐が高いことを確認したomi.
そりゃ〜〜
10分の1の値段で手にはいるんだったら紐がほしいです!
そういうものがありそうなにおいがこの秀水市場にはあった。

比較的ホテルの近くで、車で10分ぐらいでいけるんじゃないかと思った。
ホテルからタクシーに乗る。
結構、無愛想な運転手だった!
チベットに行った時に2回、北京でタクシーに乗ったomi.
その時の運転手さんがいい方だったので、まあ運転手にもいろいろいるんだなあと思う。
車は日壇公園の南の道路を西から東に走った。
この周囲は大使館が多い。
警備の人のコートも分厚くて本当に寒そうだ。
アメリカの国旗がある建物はたぶんアメリカ大使館なのかな。
日本大使館もあるはずなんだが、日本の国旗が目につかなかった。。。
道の左手に日壇商務楼が見えた。
ホテルの近くにあるアウトレットのお店として一応マークしているところだ。
そこを通りぬけて秀水市場に向かう。
地図ではすぐのはずなんだけど、さすがに北京は広い。

タクシーが到着することに気づいた。
10元札をオットや妹の主人に渡してしまったんだ!
ということは100元しかない。

タクシーが着くと、100元を渡すが、運転手は
知らぬ顔をする
でお財布を見せたんだ。
なのに知らん顔をする。
どうすればいいんだ。。。
で、1元札やコインを集めてめちゃくちゃ細かい、10元を作った。
運転手はもしこれができなかったらどうするつもりだったんだろう。。

いや〜〜〜
結構大変だなあ。
しかもおりたとたんに女の人の物乞いに狙われた。
物乞いの女の人はただ手をだすだけじゃなくって、腕をつかんできた。

結構、アグレッシブだ!
ものごいの人がどれだけ生活が大変なのかそういうこともわかるといいんだけど、さすがにそこまでの余裕はない。
瀋陽でも物乞いは見たし、中には本当にかわいそうな人もいるらしい。
しかし以前に聞いた話では本当にかわいそうじゃない人は、omiの方がかわいそうなぐらい潤っているらしいんだ。
今回は本当にかわいそうか、それほどでもないかよくわからないでしょ。

で、女の人の手を振り切って、市場の建物の中にはいっていく。

この秀水市場は小さいお店がいっぱいテナントとしてはいっている。
瀋陽の五愛市場に少し似ている。
白人も多いが、今回はロシア人をよくみかけた。

息子にはスリに気をつけるように言う。
実はomiもここへは手ぶらで行った。
コートの下に小さなポシェットを首からさげてしまいこんでいる。
しかもお金もそれほど持ってない!
スリもこういう人はいやになってしまうかも。。。。

あまりにも人が多く、ごちゃごちゃとしていて、何がどうなっているやらよくわからないのがこういう市場の特徴だ。
omiはそれが好きだ!
omiは目的の中国結びの首飾りがあるお店を探す。
過去の経験からいってそういうお店は上の方の階にある。
息子は何がなにやらわからない状態で母についてくる。

エスカレーターに乗っているときに息子は言った。
『みんなオレの靴を見る。振り返ってみている!!!』
息子は白い運動靴をはいていた。
ただそれがかなり高さのある運動靴で、ブーツでもない運動靴でもないという摩訶不思議な靴をはいているんだ。
それが暖かいので北京にもこの靴で来た。
それを通りがかりの人がみんな見るというんだ。
で、観察するとなるほど、みんな振り向いて息子の靴を見る。
靴をみてからついでに息子の顔まで見る人もいる!

こういう靴って北京ではきっとないんだろうな。
(まあ日本でもこういう靴をはいている人は少ないです。。。)

4階か5階にアクセサリーのお店が集中してあった。
ここです!!!
ただ瀋陽や大連のようにこっちがいいかあっちがいいか?という感じではない。
数限りなくお店があって、そこの中で選んでいかなければならないんだ。。。
しかもひとつひとつのお店が小さいので、商品のすべてを陳列してない。
してみると大連や瀋陽のお店はよかったなあ。。。

その中のひとつに寄った。
だいたいの相場はわかっているつもりのomi.
大連で買ったようなひすい(もどき)の花がついている首飾りを見た。
おねえさんに聞く。
『トウオシャオチエン?』(いくらですか)
おねえさんは言った。
60元。
バカいっちゃいけない!!
これは30元でも高いでしょ!


で、omiは手作りの中国結びの首飾りを見せる。
『ウオツオハオラ』(私が作りました)
お姉さんの顔がちょっと変わる。

で、omiは言った。
『サンシーユアン』(三十元)
お姉さんは花が小さいのをだして言った。
『これだったら30元です。』
そんなクオリティーをさげるんだったら、もっと安くしてもらわないと。。。
『アールシーユアン』(20元)
お姉さんは25元だと言った。
で、omiは20元だったら3つ買うといった。
これでもクオリティーからいうと大連の方がずっとよかったんだけど。。。
お姉さんはブレスレットは?
と言ってきた。
ブレスレットはいろいろな石がついていた。
で、結局それもまけさせて買うことにした。

こういうお店は瀋陽、大連、北京と来たけど、瀋陽が一番安かった!
買い物は瀋陽ですね!


ここのお店にチャンスがあったら明日もう一度来ようと思うomi.
『ミンティエン、チーティエンカイシー』
(明日は何時にはじまるのと言ったつもりなんだけど、これが自分でも間違っているということは最初からわかっていた。でも何か言えば情報が得られるかもしれないでしょ)
まったく通じない。
でもそのうちミンティエン(明日)ってことで9時から9時までやっているということをちらっといってくれた。
それをなぜかまったく中国語がわからない次男がわかったんだな。
日本語もどきでお姉さんが言ったらしい。。。
よくわからないけど、とにかく明日も営業はしているんだ!!!

あまりにもお店がたくさんあって、目的の紐までたどりつかない。
6時半には夕食だし、時間に遅れてはまずいでしょ。
1Fに行くと、次男はシャツを買おうかなあといいはじめた。
で、一軒のお店に行ってみる。
見始めるか見始めないうちにお姉さんが寄ってきた。
一応値段を聞く。
シャツに80元といってくれた。
まさか80元じゃ買うわけないでしょ!
じゃあいいとその場を離れようとした。
するとお姉さんが60元と言った。
それも無視したら50元と言った。

それでも離れたら後ろから40元と叫んだ。

そこで次男と一緒にそのお店に戻った。
そしてまた交渉がはじまる。
これが40元だったらこっちのシャツはいくら?
と別のシャツの値段も聞く。
こっちは
60元するという。
じゃあ買わない!
するとお姉さんは55元がラストプライスだと言った。
それを50元にした。
このあたりでお姉さんの顔がちょっと険しくなった。
これで買わないなんていったら怒るかも。。。。
で、息子はその50元のシャツを買った!
交渉としてはちょっとへただったかな。
でも簡単に半額まではなるんだということを知らないとえらいソンをするのがこういう市場だ!

外にでるとあたりは暗くなりはじめている。
タクシーはとれるんだろうか。。。。

心配いりませんでした。
目の前にタクシーはいました!
おばさんのドライバーだ。
ホテルの名前を言うけど通じない。
で、ホテルの名前がはいっているシールをもらってきたので、それを見せる。
わかってくれたみたいだ。
北京の町でタクシーに乗っていると一方通行があったり左折ができなかったりで、タクシーの運転手がいい人なのか結構ボル人なのかがよくわからない。
ただ初のりが10元なので、多く払ったとしても1元、2元プラス程度で心がひどく痛まないのが幸いだ。


次のページにいく

トップページに戻る

inserted by FC2 system