パンテオン
突然広場がでてくる。
馬車がとまっていて大勢の人がいる。
パンテオンだ。



まずは広場にある噴水に行く。
この顔を見て、次男は
おもしろい!
と何回も写真を撮った。。。。。
この芸術の都のローマでですよ。
こんな幼稚な発言、行動をしてもいいのか。。。。
もしローマに行くのにテストがあったら絶対に落ちるわ!!


なぜか若かりしころ、ここに来た覚えがない。
しかし記録を読んでみると

このパンテオンは普通の旅行者なら通り越してしまうほどわかりにくい。
扉は20センチほどしかあいておらず、勝手にはいっていいのかととまどっていると、
中から人がでてきたのでおそるおそるはいってみた。
するとそこはすばらしいドームがあった。
真ん中は青空天井でうす暗いドームの中に光が差し込むようになっている。
もちろん描かれている絵もすばらしい。
一歩足を踏み入れると感じるひんやりした空気。
そして静けさ。
ローマなんだとまた思った。


とあった。
記録って書いておくものだなあ。
扉が20センチしかあいてないなんて信じられないでしょ。
きっとこの混み合っている広場にも誰もいなかったんだと思う。。。

昔の記録にもあったように、パンテオンは中心の天井がひらいている。
それはどういうことかというと、雨の日、中央部分の床はぬれていて、ぬれた床の周りをロープで囲っておかないとすべったり、雨にぬれてしまうってことだ。。
このくらいの雨だったらともかく、嵐とかになったら、壁にかざってある絵画とかに影響はないのかなあ。。

今のパンテオンは125年に建った。
125年とは西暦のこと。
ってことは、もう1900年弱ここに建っているってことだ!!!
すごすぎません。
この石造り。
もちろん鉄筋ではない。



壁にはたくさんの絵画、彫刻がある。
で、なによりもここはお墓でもある。
お墓を忘れてみんな写真を撮っている。
omiもそのひとりだ!!


ローマ帝国が滅んでもパンテオンが残ったのはキリスト教会として使われていたためらしい。
よって中には宗教画がたくさんある。




上の絵の右側の人、黒人でしょ。
宗教画ではめずらしいのではないか。。。。


パイプオルガンもある。
音色を聞きたかったなあ。

そして次男が見つけた。

『これがあったよ。』
楽譜が書かれた紙をどこからか母のもとにもってくる。
母はその時はよくわからないままバックにしまった!!


で、帰国してからわかった。
この曲。
グレゴリオ聖歌のサンクトゥスでした!!!!
次男のお手柄。
この曲は高校の時、音楽の時間に習った。
なんと今でもうたえちゃう!!
ただ最後の何小節かがわからないんだけど、この楽譜なんで読むことができない。。。
わかった時はかなりエキサイトした!!!

内部が丸いというのは外側からもわかる。

このような立派な建物が人々が住んでいる隣にあるんだ!!
そこがローマの町のすごいところなんだな!


これはパンテオンから前の広場を見たところ。
真ん中の噴水のオベリスクにはヒエログリフが書かれていた。
その時は気づかなかったんだけど、どうしてヒエログリフの写真!撮ってこなかったんだ!!!!

ローマは12月はオフシーズンだ。
だからどこもあまり並ばないではいっていけるんだけど、パンテオンの前の広場の人をみていると、シーズン中だったらどんなことになっているんだろう。。と思ってしまう。


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