地下鉄に乗る

朝、6時に目が覚める。
さっそく支度だ。
前日そのままで寝ているので、荷物の整理。
息子は6時半ぐらいまでは寝ていた。
7時には朝食が始まるので起きるように言う。
この朝食の時間からずれこむとどこにいっても長蛇の列に巻き込まれるはずだ。
この日はイタリアは休日だった。
マリア様の日らしいんだけど、何回読んでもそれが理解できない。
もちろん日本語でだ。

ただわかったのは毎年、この日にはスペイン広場にローマ法王がきてミサをひらくらしい。
よって、2時ぐらいからはスペイン広場は閉鎖される。
宗教のための休日なのでバチカン美術館も休館。
サンピエトロ寺院は午後からひらいているらしいが、よくわからないので、この日まわるのはコロッセオ、真実の口、それからトレビの泉など街の中心にある場所にする。

コロッセオは入場するのにやはりかなり並ぶらしい。
8時半には開かれるので、7時の朝食、そして朝食後にすぐにでかけないと朝の早い時間、(それが比較的混んでないということだ)に間に合わなくなる。

食堂はホテルの地下にあった。
7時ジャストにはいるが、もう2組が食事をしていた。
2組とも日本人だ。
ここの食事は3回食べたのだが、毎回同じで、ハムとサラミ、チーズ、パンが3種類。
コーンフレークとフルーツポンチ。それに飲み物だ。
飲み物はオレンジとキャロットのジュースなどがありおいしかった。
食事も悪くない。
簡単に朝ごはんをすますのだったらこれで十分だったし、ハムはなかなかおいしかった。
朝からどんどん食べる息子。
家にいるよりも食べる。
(というか、家にいるときは母がちゃんと朝食を作らない!!)

はいったのは3番目だったけど、食堂を出るのは一番はやかった。
そしてすぐに出発。
外は薄暗いが日の出の時間が遅いのだろうと思っていたので気にしない。


ジオットホテル。


ホテルの近くのお花やさんはもう開いていた。


イタリアの家の窓は緑の枠が多い。
右は公衆電話。上に英語で電話のかけ方の説明が書いてある。


地下鉄の駅まではバスで3つ目らしい。
ホテルの近くのタバッキ(キオスク)で地下鉄とバスの一日乗車券を買えると、昨日ガイドさんに聞いていたので、さっそくよる。
地球の歩きかたに書いてある一日乗車券をイタリア語でいってみる。
するとタバッキのおにいさんは
『ここにはない!!』
という。
omiは自分が言っているイタリア語が通じてないと思って、もう一度同じことを言った。
するとおにいさんは
『意味はわかっているけど、ここにはない。』
と英語で答えてくれた。

なにか話しが違うなあ。
しかたがないので、地下鉄の駅まで歩くことにする。
駅までは一本道だ。
イタリアは治安が悪いと聞いていたんだけど、さすがにホテル近くの郊外は大丈夫だ。
しばらく歩くとちょっとした広場が見えてきた。
地下鉄の駅はこのあたりだな!
ってわかるような広場だ。
バスもたくさんとまっている。

バスの案内

ガソリンスタンド。この日は休日。


駅までの道はこのような木がたくさんある公園に沿っていた。
毎回ここの公園の中を通らなかったことを最終日に後悔する。。。。。。。


地下鉄はMという表示があるので、すぐにわかる。
15分ぐらい歩いたが、地下鉄コルネリア駅に無事到着。


コルネリア駅近くのバスロータリー


駅の近くの商店街。
クリスマスのイルミネーションが夜はきれいだった。


駅の近くのタバッキ。
ここにも一日乗車券はなかった。。。。


階段をおりて、長いエスカレーターで地下にはいっていく。
改札口の横に切符売り場があった。
そこでまた地球の歩き方をだして、ドゥエ○×□と地球の歩き方通りの単語をいう。
すると切符売り場のおねえさんはone day ticketですね。
って英語で言ってくれた。
なんだ!!英語でいいんじゃない!!!
ってたいしてしゃべれない英語が通じることでなんとなく安心する。


1 マクドナルドのようなMのマークが地下鉄の印。
2 まず階段をおりる。
3 次は長いエスカレーター(この時点で何枚も写真を撮っているomi親子)
4 改札口
5 地下鉄
6 車内。(ドアのところにある緑のボタンは扉があかないときに押すらしい。−ただ一度もこのボタンを使わないでよかった)


一日乗車券は4ユーロでバスにも乗れる。
いちいち切符を買わなくていいので便利だ。

コルネリア駅からテルミニ駅までいきそこで地下鉄を乗り換える。
ローマの地下鉄は現在2路線だ。
omiがはじめてローマに来たときはもちろん地下鉄はなかった。
今回、ローマに行くことになってガイドブックをみて驚いたのは地下鉄があったこと。それと見学地の多くで何時間も待つことがあるということだった。
またガイドブックによると、街にはジプシーが出没してひったくりなどがよくあるっていうことだ。
現に友達のお母様も被害にあっている。
で、この日のomiの格好は厚いコートのしたに肩から小さなポシェットをかけていて、その中に貴重品をいれていた。
貴重品っていったって、200ユーロぐらいしかはいってないおさいふのみだ。
あとすごすぎたのが、笛をもっていて、首からかけていた。
もし被害にあったら、この笛を吹いてやる!!
息子はそれだけはやめてくれ!!
と言った。
でも母は断固としてピ〜〜〜と町なかで笛を吹く覚悟だった。
それをコートにかくして、あとはカメラバックだ。
一番の貴重品はこのカメラだけど、もし盗まれたら被害届をだして、もっといいカメラにかえてやるぞ!!とこれも固く決意していた。

コルネリア駅は地下鉄の終点から2つ目にある。
車内は、はじめは空いていた。
テルミニに近づくにつれて少しづつ混み始める。
テルミニ駅からコロッセオまでは地下鉄の中でも一番危ないといわれている地区だ。
テルミニ駅で降りたときに日本人の男の子2人をみかけた。
同じツアーの人たちだ。
ところがこの人たちは地上の方にいってしまった。
コロッセオに行くのかなあと思っていたんだけど、それは違ったみたいだ。

コロッセオまでテルミニ駅から2駅だ。
列車が到着するまであと1分とか表示がでる。
そしてきた列車は昔のニューヨークを思い出した。
ここまで力をこめて落書きをしなくてもいいんじゃない?
って感じの車体だった。

乗客は日本だとドア付近に縦に並ぶでしょ。
でもローマの地下鉄は横に並ぶんだ。
どういうことかというと、乗車合戦をする。
でも不思議とむか〜〜し来たローマでバス合戦の経験があるomi.
すぐにこれになじんだ。
負けないぞ!!
年をとるってこういうことなんだろうか。。
しかし車内はすでに混んでいて座る場所はなかった。
地下鉄はジプシーがいるわけでもなく、ごくごく普通の地下鉄で、すぐにコロッセオにつく。


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