灣仔へ

そうこうしているうちに無事に5時間がすぎ、香港に到着する。
飛行機から降りると、不思議だったんだけど、
ぱっと香港モードに変わった。
香港から帰国してもう20年以上たっているのに、
こういう感覚っていつまでも覚えているんだなあと思う。

空港にはいったとたん、暑かった。
この時季に暑い??
冷房をするほどじゃなかったけど、香港のあの特有の気候になっている。
思っている以上に暖かい?暑い?


入国審査はいつものように、香港市民に手厚く、外国人はたくさん並ばされる。
しかも、どこに並ばされるかはかかりのおばさんのさじ加減なので、
後からいっても先に終わるなんてことはごくごく普通のことだ。
そして、このときomiはめったにないことなんだけどラッキーな方にまわった。
ちょっとでもはやくこの列から抜けられるというのがすごくうれしい状態なんだ。
こういうのを見ていると日本ってすごいなあと、いつも思う。


手続きが終わると荷物のターンテーブルだ。
いつものように、まだ前の便の荷物がまわっているところがANAの到着便の荷物の場所にもなった。
ひとりだとこういうときは楽で、とにかく荷物がでてくるまで待てばいい。


無事、荷物をゲット。
今回は空港からワンチャイまで路線バスを使うことにしていた。
バス乗り場でA11の乗り場を確認。
すでにかなりの人が並んでいる。
前の人に料金を聞くとオクトパスで乗るので料金はわからないといわれた。
オクトバスを買う場所を聞くとチケットオフィスを教えてくれた。
しかしそこのチケットオフィスではオクトバスは買えず、チケットのみをゲット。



再び、乗り場に行くとさらなる列ができていて、
そうだ!!!
だからいつもタクシーを使っていた!!

と大切なことを思い出した。
しかし、ひとりで物価の高くなった香港でタクシーを、空港からなんて使えない!
混んでいるバスに乗る覚悟をする。


空港から路線バスを使うとほぼ全地域に行くことができるんだと思う。



A11に並んだけど、別のバスが来たときにそちらに行っている若者がいたので
香港島内に行く方法はいろいろあるのかもしれない。。

二階建てのバスが到着した。
一階のかなりの部分を荷物置き場にしている。
しかしなんせ最後のほうでのったので、荷物をおく場所がない。
あったんだけど、一番上の棚までおもい荷物をのせることができないんだ。。。

するとテニス選手のアガシ風の男の人が助けてくれて、
一番上にスーツケースをおいてくれた。
にこりともせず、前の人の荷物の置き方が悪いといっていた。。。。


一階の一番後ろにあいている席をみつけ、座ることができる。
向かい合いの席で前には若い男の子がいた。
そして隣には韓国人の女の子たちが座る。

要は体力がある子がこのバスに乗るんだあ。。

空港内は暑かったし、空港をでると本格的に暑かった。
そしてバスの中は冷房だ。
これを繰り返すと疲れる。。
しかしとにかくワンチャイまでがんばっていかなければ!!

バスは郊外を通り抜け
香港島にわたるトンネルを過ぎて、上環にでてきた。
マカオフェリーの乗り場でバスが停まると
向かいあいの前の席で寝ていた男の子がぱっと降りて。

「ここはどこ?」
と聞く。
「マカオフェリー」
というとあわてて降りていった。


マカオフェリーで降りる人は多かったが、香港島にはいって、このバスに乗る人はいなかった。
というのは空港からきているバスは島内だけを走るバスよりも値段が高いんだ。

バスは中環、金鐘をすぎて、ワンチャイにはいった。
どこでもいいから降りなければ!!
ワンチャイ駅で降りる人がいたので、一緒にそこで降りる。

なんとなく方向はわかるのでホテルに向かって歩く。
ホテルはノボテルセンチュリーホテル。
なんせ香港一人旅は初めてなので、このホテルもはじめてだ。
大きなバス通りをひとつはいった道にあるはずだ。

歩いていてわかったこと。
バス停はもうひとつ先でもよかった?
といっても降りてから10分後にはホテルについていた。



ここのホテルのリサーチはネットのみだったが、
ロビーを見ると、なかなか大きくてしっかりしてそうだ。
受付で、予約している旨を伝える。
女の子はてきぱきと手配してくれ、ツインがいいかダブルがいいか?−それはこだわらない。。
バスタブがあったほうがいいか?−それはお願いします
ーーと希望をのべ、7階の部屋になる。
部屋からの眺めは期待はないと聞いていたので、まあこんなものかな?という感じだ。

部屋にはいる。
電気がつかないんだ。
え??
故障?


あわてて、フロントに行き、部屋の電気がつかないというと、
フロントのおにいさんは係りのものがすぐに行きますといってくれた。
で、
すぐに?と念を押し、部屋で待っているが、おもったとおりに係りの人はこない。
ここでこんなものかなって思えるのは香港を知っているから??
しかしとなりの部屋でベッドメーキングをしているメイドさんがいたので、聞いてみる。
簡単でした。
ドアの横の小さなボックスにかぎをさしこめば大丈夫だった。。。
んなこともわからずに一人旅ってできてしまうのがちょっとこわい。
そういえば、ソウルのホテルでも同じことをしたなってこのとき、思った。


部屋の外はビルで囲まれているんだけど、ビルとビルの隙間からちょっと海が見える。
海が見えるだけで得した気分だ。







さて、今回の任務のひとつはWiHiの設定だ。
で、携帯を触ってみるけど、さっぱりできない。。
で、またまたフロントに行く。
日本語ができる人はいますか?
と聞くと片言の日本語ができるおにいさんがでてきた。
WiHiの設定のやり方をきく。
するとヤフーをだしてと言われる。
?????
よくわからないままヤフーをだす。
すると、ノボテルホテルのページがでてきて、そこから自分の名前と部屋の番号をいれる。
すると、ページが変わった。
おにいさんはこれで設定はできたという。
本当にこれで大丈夫?
と聞いたら
大丈夫
と答えて、これ以上の面倒はさけたいなあって感じでおにいさんは奥にひっこんだ。
本当にこれでただで通信できる???
とまたまた最後まで不安のまますすむことになる。


このときまで、この日の予定をまったく決めていなかったけど、とりあえずトンローワンに行こうと思った。
オクトパスも購入しなければならない。
実はSに音楽会に誘われていたんだけど、
さすがにこの日、音楽会に行ったら寝てしまいそうなので、それはパスすることにする。 



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