1日目 香港へ出発−成田空港、機内


前回、家族で香港に行ったのは上の息子が中学2年の時だ。
ということは今回の香港への家族旅行は8年ぶりになる。
8年前はMもKもまだ香港に住んでいて、息子達は彼女達に預けちゃってテニスをさせてもらったり、長男TはK家のY君と一緒にトンローワンに買い物に行ったりした。
まだオットの香港駐在の時の延長がちょっとだけ残っている時でもあった。

今回の旅行は長男が来年就職するために、おそらく最後の海外への家族旅行になると思われる。
あまり気乗りしてない息子達を半ば強制的に連れて行ったのもそのためである。
香港からすっかり離れてしまった息子達と対照的に母はこれもあれもと行く前から事前調査までおこなった。

今回は家族4人の他にomiの両親も一緒に行った。
omiと母がエキサイトしているのに比べクールな男達。
どうしてクールだったかということはだんだんわかってくると思う。


成田空港まで

8月31日。
成田発の全日空NH909便。
今回は高齢の両親が一緒だったので、多少移動しやすいようにした。
まず、成田まではレンタカーを借りた。
この案ってよく浮かんだと思うけど、成田までのタクシー料金とレンタカーの料金はほぼ同じだ。
だったら両親だけタクシーで移動するよりomi家が一緒の方が得だろ。
こういう計算ができるのは家族の中でomiだけ。
オットも息子もなんでもいいと思っている。



よって話はレンタカーやではじまる。
車は予約しておいた。
レンタカーは成田空港の営業所で乗り捨て可能でしかもそこから空港までは送迎してくれる。
しっかり調べておいたomi.
もちろん成田空港の営業所の位置は車を借りた営業所でわかるもんだと思っていた。
しかしだ。
成田空港の営業所の場所がなんとレンタカーやで確認できなかった。
『空港の営業所の地図はないんです。』
と言ってくれる営業所のおじさん。
そんなに簡単に言われても困るだろ!!
どうしようかと思ったomi.
しかしこういう時に何も考えないオットが勝つ。
『だいじょうぶだろう。むこうの電話番号がわかれば』
このひとことで車をだしてしまったomi家!!!


omi家はスーツケースを前日に成田に送ってしまったので荷物がない。
おばあちゃんのところの小さなスーツケースだけが車に積み込まれる。
快適なはずなんだが、なにかomi家って快適って言葉が遠のくんだな。

成田近くなってなんのためらいもなく車を走らせるオット。

で、空港の検問の近くになってこのまま空港にはいっていいのかなとあわてるomi.
営業所に電話している間に車は検問所に来てしまいました。
やはり空港までいったらまずかったです。
で、検問のところでUターンさせてもらった。
Uターンするには係りのおじさんに誘導してもらって鉄の門をあけてもらうんだ。
ここでUターンするなんてなかなかない経験だ!!!
ちょっと目立つし!
このあと長男が成田の営業所の人に電話で説明を聞きながら、ナビをする。
しかしだなあ。
どうしてもう少しはやく電話しようっておもわないかなあ。
とすべて責任をオットに転嫁するomi.


レンタカーはここで返すんだが、ガソリンスタンドがない。
『ほとんどガソリンは使ってないだろ』
というオット。
そんなわけありません。
結局ガソリン代は料金に含めてもらいました。
ここから空港まではレンタカーやさんが送ってくれる。
で、すご〜〜〜くわかったんだが、レンタカーやさんに送ってもらうと検問がない。
おにいさんが手をあげて終わりだった。。
そんなのありか。



全日空の第一ターミナルで車を降りると、もう集合の8時をはるかにこえる8時20分だった。
遅刻しても余裕のomi家。
ずうずうしいです。
で、omiは送っておいた荷物をとりに行く。
今回ツアーをたのんだJTBのカウンターが第一ターミナルのはじっこにあるんだが、なんと荷物の受け取り場所は反対のはじっこにあると紙にかかれてあった。
だが、はじっこにあった荷物引渡し所で聞いてみると、全日空のサービスを使っていたので、本当はJTBのカウンターのすぐ近くで引き渡せてもらえたんだ。
結局、はじからはじまで10分は無駄にしましたね。
なんせ遅刻はしている上に10分も無駄にしたんだ!
しかしこういうことはまったくはじめてじゃない。
昔なんか出発の10分ぐらい前にやっと出国手続きを終えて、バギーを押して空港の中を走ったことがある。
なんて自慢話にならないか。
でもそういう数々の話をもっているomi家。
気持ちにあせりがみえなくっても当然か!


JTBのカウンターでチケットをもらい、現地では
Aの出口からでるように指示がある。
そこに現地の案内の人がいることになっている。
よかったAで。
JとかKだったら忘れるかもしれないけどAだったら覚えておけるかも。

omiはこれをオットの横で聞いていただけだ。
一応こういう時の手続きはオットの役割にはなっている。
息子達が小さい時はその間、omiは息子達があっちこっち走らないように見はっていた。
すごい役割分担なんだが、いまだにそれが継続されている。
ただ息子達はちょっと大きくなってわけもなく走ることはなくなった。(はず。。)

説明を聞いてすぐに搭乗手続きをする。
スーツケースは全部で3つ。
本当は4つあるんだが、ひとつのスーツケースは空でその中に小さなスーツケースがはいっている。
前回の両親との香港旅行では荷物が増えてしまって現地で小さなスーツケースを買った。
今回だって白きくらげとかウォッシャブルのベーバータオルを買いたいと思っているんでこのくらいの備えは必要だと考えたんだ。

オットが搭乗手続きをすると窓際の席があいてても真ん中にしてみたりすることが何回もあった。
そのたびにオットにはりついて窓際確保を言っていたomi.
でも今回はラッキーなことに両親がいるんでビジネスクラスを予約した。
で、omiが事前に座席を確保しておいたんだ。
JTBのカウンターで窓際3列と念を押したomi.
これも事前の準備のうちです。

ビジネスを予約すると出発の時間までラウンジを使うことができる。
はっきりいってomi家の息子達は上品にラウンジを使うことなんかできない。
omiは昔から一度でいいから優雅に飛行機に乗りたいと思っているんだけど、まだそれを実践したことはない!
ただで食べたり飲んだりできると知ったとたん、山のようなお菓子と飲み物のグラスがテーブルに並んだ。
よかった。
出発の時間までが短くて。
短時間でたくさん食べることができる息子達。
食べたらすぐに飛行機に乗った。
おばあちゃんは免税店を見たかったんだが、そんな余裕などはまったくなかった。
とにかく飛行機には乗れた。
それで十分です。



機内で



ANAの香港路線はomi達が香港にいるときにはじまった。
当時はJALに追いつけ、追い越せという感じがあったが、今回、久しぶりに乗ってみて、ANAにしてよかったと思った。
まあomiが評価しても何にも変わらないけど、韓国に行った時のJALのあの対応がまだ頭にしっかりある中、ANAのサービスは100点をあげたかったわ。
特におじいちゃんがトイレに行くときなどエアホステスがさりげなくサボートしてくれたり、食事のサービスも気がきいていた。
ANAはがんばってるぞ!!

座席はomiは次男とオットは長男と隣同士になった。
オットとomiは離れて座るのが無難。

食事の前に飲み物を聞かれる。
すかさず次男は言った。
『オレ一度でいいからシャンバン飲んでみたい!シャンバン頼んでよ。』
なんで酒を飲むんだよ。
合宿のときだけでいいじゃないか!!
といいつつ、一生に一度になるかもしれないシャンバンを頼んでやった母。
母、シャンバン。
次男コーラ。
でもいざ一口シャンバンを飲むと次男は言った。
『おいしくないや』
で、シャンバンはお酒が飲めない母のもとにかえってきた。
だいたいわがままだよ!!
酒を頼んだら最後までのみなよ!





食事は次男が洋食にするというのでomiは和食にした。
そうすれば写真撮れるでしょ。
今回の旅行からは小さなデジカメなんで食事の写真も何もかもどんどん撮る予定。

食事が来るまでさっそく映画を見る。
次男はインサイドマンだったか。。。ー忘れた。
omiはダビンチコードにした。
この機内のビデオがすぐれもので、家と同じように途中でとまるようになっている。
食事のときはビデオを見るのをやめたomi.
結果として短いフライト中、最後までダビンチコードを見ることができませんでした。
しかも息子に聞きながら操作するんだけど、結構むずかしいし。。。


昔はこのようにひとりひとりが好きなビデオを見られるようになるなんて考えられなかった。

次男が頼んだ洋食 omiが頼んだ和食。うなぎだった



アイスクリームは食事の後しばらくしてからだされた。
ころあいを見計らってなかなかサービスがよかった。



飛行機はずっと雲の上だったが、台湾上空で雲がとぎれた。
さっそく写真を撮る。
写真の時、ビジネスクラスでよかったと思った。
窓際の息子の前を抜けて窓の下にある荷物入れの上にこしかけて写真を撮ることができる。
だからって自分ひとりで乗るときはこういう贅沢はできませんが。。


台湾上空


デジカメは飛行機が上空にいるときは使用していいのだが、離着陸のときは使ってはいけない。
この日、香港はものすごくいい天気で着陸するまでにシャッターチャンスが何回もあった。
でも一枚も写真がとれなかった。
普通のカメラだったら使ってもいいのかなあ。
本当に本当に上空写真がとれなかったのが残念だった。

飛行機の中で写真を撮るし、ビデオを見るしと忙しかったのは家族の中でomiひとり。
オットはもちろん食事以外ずっと寝ていたし、長男はデジカメをスーツケースの中にいれたと。
いろいろ考えるとめんどっちいから考えないけど、デジカメは普通手元においておかないか!!


次のベージに行く

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